バスケットボール部

2018.09.22

関東大学リーグ戦 9月19日 神奈川・とどろきアリーナ

首位・白鷗大を撃破し、6試合ぶりの勝利!

 早大がやっと本来の力を取り戻した。連敗が続く中で復調の兆しは見せたものの、惜しくも敗北を喫した前節から1週間、早大は現在首位を走る白鷗大との対戦を迎えた。第1Q(クオーター)こそ互いの攻守が光り、ロースコアの試合展開となる。しかし第2Qから試合の様相は一変し、激しい走り合いへ。最終Qまで勝負の行方が分からない接戦となったが、見事に走り勝ち79-69で勝利を収めた。ついに連敗の長いトンネルから脱出し、リーグ戦3つ目の白星をつかみ取った。

 第1Q、白鷗大の速いトランジションに翻弄(ほんろう)され、思うように得点を重ねることができない。しかし「点が入らないことはあらかじめ分かっていた」(C富田頼、スポ4=京都・洛南)と浮足立つことはなかった。ディフェンスから試合をつくる本来の早大のバスケットを体現し、相手に攻めのリズムをつかむ隙を与えない。13-16とロースコアで第1Qを終える。第2Q開始早々にG長谷川暢副将(スポ4=秋田・能代工)の連続得点で逆転に成功する。関東大学リーグ戦(リーグ戦)では、いまひとつ調子が上がらず本来の力を発揮できていなかったエースが、「シュートが入って気持よくプレーできた」と復活した姿を見せた。第2Qは序盤とは打って変わって、激しい走り合い、点の取り合いとなる。G森定隼吾(商4=岡山・倉敷青陵)、F濱田健太主将(社4=福岡第一)が、巧みなスティールでターンオーバーを生み出し、速攻のレイアップを沈める。しかし白鷗大のガード陣も負けじと、猛攻を仕掛けてくる。逆転はしたものの点差を離すことはできず36-33と3点リードで前半を折り返す。

勝負所に強い富田

 第3Qも拮抗した戦いは続く。それでも富田、C小室悠太郎(社2=石川・北陸学院)らインサイド陣が、白鷗大の外国人選手に対し果敢にゴール下でアタックし、ゴール下シュートで得点を稼ぐ。2点リードで第4Qを迎え、ついに白鷗大にも疲れが見え始める。そしてここで濱田、富田が値千金のスリーポイントを連続で沈め、一気に流れを引き寄せる。富田はその後もレイアップシュートなどで得点を重ね、早大ベンチは大いに沸き上がる。白鷗大がタイムアウトを取るも、選手たちは気持ちを切らさなかった。相手の反撃を封じ、残り約1分、長谷川暢のダメ押しのスリーポイントがネットを揺らす。完全に優位にゲームを進めることができた最終Qで勝負を決め、79―69でゲームセット。試合終了のブザーが鳴ると、選手たちは6試合ぶりの勝利の味を噛み締めた。

巧みなディフェンスを見せた濱田

 5連敗の重い空気を払拭(ふっしょく)するような、思い切りの良いプレーの連続で、首位を走っていた白鷗大に2つ目の黒星をつけた早大。この日は4年生がチームをけん引し、さらにはディフェンスから走る早大のバスケットが体現でき、充実した試合内容となった。連敗を脱出し、試合後、選手たちは安堵の表情を浮かべた。11チームと2回の対戦を繰り広げるリーグ戦。1周目も残すところ3試合、落とせないカードが続く。「自分たちの本来のプレーを取り戻したと思うのでここから連敗しないように、謙虚な気持ちで一試合一試合必死に頑張っていきたい」(富田)との言葉通り、気を引き締め勝利に向かってほしい。

(記事 小林理沙子、写真 阿部かれん)

※掲載が遅くなり、申し訳ありません

第94回関東大学リーグ戦 9月19日(vs9白鷗大)
   1Q 2Q 3Q 4Q 合計

早大

13 23 18 25 79
白鷗大 16 17 19 17 69
◇早大スターティングメンバー◇
F#27 濱田健太(社4=福岡第一)
G#13 長谷川暢(スポ4=秋田・能代工)
C#26 富田頼(スポ4=京都・洛南)
C#7 宮本一樹(スポ1=神奈川・桐光学園)
F#8 津田誠人(スポ1=京都・洛南)
コメント

C富田頼(スポ4=京都・洛南)

――敗戦続きの中の勝利でしたが今のお気持ちはいかがですか

ホッとしているというのが一番なんですけれどもきょう勝てたのは今まで通りのワセダが出せたというところで、ここから連敗しないように頑張って行けたらなと思います。

――第1ピリオドではロースコアな戦いとなりましたが振り返っていかがですか

向こうの高さにまだ合わせきれていなかったというところとまだまだ自分たちがやるべきこと、向こうのトランジションの守りであったりこっちのオフェンスだったり、点が入らないことはあらかじめ分かっていたことなのでそこらへんは気にせずにやっていました。

――第2ピリオド以降は点の取り合いとなりましたが

2ピリはお互い走れたとこだったんですけどそこでこっちの方が走り勝てたのかなという部分で向こうの方が結構疲れているなというのが見て感じ取れたので、そういった部分でこっちも向こうに合わせてそこで負けてしまうと意味ないと思うので、向こうに負けないように意識できたので良かったかなと思います。

――ご自身のプレーを振り返っていかがでしたか

最初向こうの留学生の高さに慣れていなくて簡単なミスとかも多く出してしまったのでそこの入りの部分をもう少し修正できれば全体としてもう少し良かったのかなと思います。自分も簡単にやられてしまう場面が何回かあったのでそういった部分はもっと詰めなければいけないなと思いました。

――第4ピリオドで立て続けに得点されていましたがそのときはどのようなお気持ちでしたか

ガードがしっかりと自分のディフェンスを引き寄せてくれてノーマークを作ってもらったので自分はただ落ち着いて打つということだけを意識して特にそんな気負うっていうことはなかったので入ってよかったかなと思います。

――次は明大と対戦しますが意気込みをお願いします

今日せっかく勝てて自分たちの本来のプレーを取り戻したと思うのでここから連敗しないように謙虚な気持ちで一試合一試合必死に頑張っていきたいと思います。

G長谷川暢副将(スポ4=秋田・能代工)

――6試合ぶりの勝利となりました、今の率直なお気持ちをお聞かせください

素直に嬉しい気持ちと、今まで負けが続いてしまったんですけど、みんなやっぱりブレずに勝ちを目指してずっと腐らずにやってきたので、上位のチームに勝つという結果が生まれたのかなと思います。練習もずっと一生懸命やってきたので、それが結果に現れたこと個人としても嬉しいし、チームとしても良い雰囲気がまた戻ってきたと思います。

――敗戦が続く中、どのような練習をしてきましたか

やっぱり自分たちのやっているバスケを見直そうということを口すっぱくキャプテンを中心に言い続けてきたので、相手どうこうじゃなくてどこも自分たちより大きいチームばかりだし、外国人選手も他のチームにはたくさんいる中で、自分たちのやってきたことを一生懸命やろうというのをずっと言い続けてきて、練習の中で自分たちを見直す良い機会になったかなと思います。

――リーグ戦首位の白鷗大にはどのような対策をしていましたか

相手はすごくトランジションが速くて、走ってくるチームだと聞いて、サイズも大きいですしディフェンスリバウンドを自分たちが獲得することをまず第一においていました。自分たちも走り合いをして、小さいからこそ走り合いでは負けないように、という気持ちはずっと出しきれて、40分間我慢して、完全に勝てる相手ではないのでそこはずっと我慢して走り続けて、勝つことができたのかなと思います。

――第1Qはロースコアの展開となりました

出だしはずっと我慢の時間が続くかな、と思っていてディフェンスが機能していて自分たちが点数を取れないのは分かっていたのでそこは我慢して、できました。第4Qの勝負だと思っていたので、前半はすごく良いディフェンスでしたし相手にリズムを与えなかったというのが良かったと思います。

――激しい点数の取り合いとなりました、試合全体を振り返っていかがですか

みんなが自信持ってプレーできたのが得点につながりましたし、スリーポイントもみんな入らない試合もあったんですけど、自主練でもスリーポイントをたくさん練習してきてますし、そういった意味では思い切り打つことができれば決められる選手たちだと思うので、レイアップにしてもブロックショットを何回されても、もがい続けて向かっていくことが大事なのだな、と改めて感じました。ワセダらしく良いゲームができたのかな、と思います。

――強気のプレーなども見られましたが、ご自身のプレーを振り返っていかがですか

個人としてはシュートが入ったのが気持ちよくプレーできましたし、落ち着いてプレーしようと思っていたんですけど、少しミスが出て、ターンオーバーになってしまって、僕がそういうプレーをしてしまうとチームも切れちゃう場面があったので、そこはこれからも反省だな、と思いました。最後まで良い顔をして笑顔でプレーすることはやっぱり面白いですし自分がスリーポイントを決めた時もみんな駆け寄ってくれるので嬉しいし、チームとしてベンチにいるメンバーもそうですけど、Bチームの子たちもしっかり応援に来てくれるので、そういった声援もすごく力になったかな、と今回は思いました。チーム一丸となって戦い抜くこと、もちろん自分のパフォーマンスもそうですけど、チームの勝利につながったのが何より嬉しいです。

――きょうの勝因は、ワセダらしいバスケットができたことでしょうか

ディフェンスから走るっていうのを40分間我慢して、やっとそれが結果として現れたなと思います。

――次の明大戦に向けて意気込みをお願いします

リーグ戦1周目があと3試合で終わって、11チーム全部のチームと当たるわけなんですけど、どこのチームも油断はできますし自分たちより格上だっていうのは、正直自分たちの中でもあるので、きょうみたいなチャレンジャーの気持ちで、勝率は関係なく目の前のゲームを、次だったら土曜日の試合に向けて2日間良い準備ができると思うので、みんな自信を持ってプレーできると思うのでそこは4年生が最後に引っ張っていって声を掛け続けていって濱田キャプテンも共にまたチームの勝利に貢献できればいいな、と思います。