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水泳部

2018.09.19

第94回日本選手権最終予選会 9月17日 早大所沢アクアアリーナ

無念の敗北。日本選手権出場ならず

TEAM 1P 2P 3P 4P
健志台クラブ 16
早大 10
▽得点者
中安3、眞板2、田中2、樋爪2、吉村1
 

 日本選手権最終予選会3日目。前日には土橋玄(教2=埼玉・秀明英光)が「最後だと思って全力で臨みたい」と意気込んだ。早大の対戦相手は健志台クラブ。第1ピリオドを1点のビハインドを追う形で終え、巻き返しを図りたい第2ピリオドだったがそこでまさかの6失点。第3ピリオドで立て直すも形勢逆転とはならず、10-16で敗れた。この結果により、日本選手権本戦への出場はかなわなかった。

試合直前、円陣を組む早大

 第1ピリオド開始後、しばらく続いたこう着状態の末に先制点を奪ったのは健志台クラブだった。その後も1点を加えられ、反撃に転じたい早大。1点目をもたらしたのは、中安正己(スポ4=静岡・磐田南)が相手選手2人のディフェンスをかわして放ったシュートだった。さらに相手が退水(※)者を出し早大がタイムアウトを取ると、直後に田中要(スポ2=埼玉・秀明英光)が放ったシュートが相手のゴールネットを揺らし同点に追いついた。この流れで点差をつけていきたいところだったが、残り30秒というところで得点を許し、1点差で第2ピリオドへ突入。巻き返しを図りたいところだったが、相手の守備に阻まれなかなか得点できない。さらには相手のカウンターにより4連続失点。タイムアウトを取り一呼吸置くと吉村崇主将(スポ4=大分商)や田中が得点を入れたものの、第2ピリオドでの早大の得点はこの2点に留まった。

ディフェンスをかわし得点を決めた中安

 4-9で迎えた後半戦。強固なディフェンスで、前半とは一転して失点を防ぐ早大。さらには中安や樋爪がシュートチャンスをものにし3得点。失点も2点に抑え、第3ピリオドを制した。しかし最終ピリオドが始まると、早大のディフェンスをかいくぐり得点を重ねてくる相手。早大も最後まで粘ったが10-16で敗戦となった。

早大ゴールを守る米山基樹(創理4=千葉・芝浦工大柏)

 4年生4名はこの試合で引退を迎える。「僕が監督になった中では1番きつかった」と中嶋孝行監督(平13教卒=福岡工)も振り返ったように、今シーズンは苦しい試合も多かった。入れ替え戦までもつれ込み1部8位となった関東学生リーグ戦や、1点差で27連覇を逃した早慶戦。悔しい思いもたくさんしてきたが、最後にはチームとして立ち直り、形となった。吉村は「チームを最上級生2人で作り上げて、またそれに後輩がついていくというワセダカラーを濃くしていってくれれば嬉しい」と後輩へメッセージを残した。先輩のバトンを受け継ぎ、新チームは歩み始める。

 ※重大なファウルを犯した選手は、20秒間ディフェンスに参加できない。

(記事 池田春花、写真 馬塲貴子)

コメント

中嶋孝行監督(平13教卒=福岡工)

――インカレが終わってからの1週間、チームの様子はいかがでしたか

少し疲れもあったので、休みも取りつつ、雰囲気としては良かったと思います。

――試合前のミーティングではどのようなお話をされましたか

さっきの試合勝てばもう1試合だったんですけど、次の試合のことを考えてもしょうがないので、しっかり力出し切って勝ちにいきましょうと、気持ち的なところはそういったことを話しました。

――第2ピリオドでの失点をどう振り返りますか

ほとんどカウンターでやられての連続失点で2ピリオド目ほとんどやられてしまったので、そこでもっと切り替えられれば良かったんですけど。そこは最初から警戒はしていたんですけどちょっと悔やまれるピリオドだったと思います。

――第3ピリオドでは点差を縮めることができましたが、前半と何か変えた点はありましたか

どうしてもがっちり1対1で守られて、そこからカウンターでいかれて失点というのが2ピリオド目の大きな流れだったので、あまりセットで無理に攻めるということではなくて、しっかりカウンターで得点を重ねつつ、ディフェンスで守っていこうと。カウンターでやられるのではなくてセットでしっかり守ってチームの流れを持っていこうという話はしました。

――今シーズンの総括をお願いします

僕が監督になった中では1番きつかったですね。メンバーのところもそうですけど、ゴールキーパーもいない状況だったので、どうなっていくかなと思っていたんですけど新しい部員も入ってきてなんとか形になってチームとして機能できたので、そこは満足しています。流れでいうとリーグ戦、早慶戦、インカレという形なんですけど、途中で悔しいことはたくさんあったんですけど最後はチームとして形がしっかりできあがってくれたのでもう少し時間があればもっといいチームになったかなと思います。

――監督からご覧になってことしのチームのカラーは

チーム内の仲はいいなと思いました。(人数が)少ないから特にそうだったのかもしれないですけど、本当に仲いいなという感じでした。

――吉村主将のチーム作りはいかがでしたか

的確にやってくれたので、いろいろチーム内での個人個人の思いはあったと思うんですけど、うまくまとめてくれたので、本当にキャプテンシーを発揮してくれてありがたかったな、と。感謝ですね。

――新チームにはどのようなことを期待されますか

優勝目指します。

吉村崇主将(スポ4=大分商)

――試合前に意識していたことは何かありますか

相手は日体大の若手チームということで、カウンターであったり1対1であったり、そういった強みを持ったチームなのでそういったところのカバーとディフェンスの意識、守ってからカウンターってことをチームとして意識していました。

――第2ピリオドでの失点をどう振り返りますか

パスミスやシュートミス、そういったところからのカウンターからの失点が連続失点としてありましたが、チームのオフェンスとして人数を増やして攻めに徹していた部分があるので、仕方ない部分ではありますがもうちょっとカバーができたのかなと思います。また失点が重なった中で、途中で切り替えができればこの失点は減ったのではないかなと思います。

――第3ピリオドでは点差を縮めましたが、前半から何か変えたところはありますか

2ピリオド目で6失点してしまったので、次は守りに徹して少ない人数で攻める、3対3であったり4対4であったりディフェンスを2人おいたまま少ない人数で攻めて相手のカウンターをカバーするという形で攻めとディフェンスを行いました。その中で樋爪(吾朗、スポ1=埼玉栄)が2得点であったり中安(正己、スポ4=静岡・磐田南)のカウンターであったり、点を取ってくれるメンバーが点を取ってくれたおかげだと思っています。

――今大会で引退となりますが、今のお気持ちをお聞かせください

正直、終わってしまったなという気持ちが大きくて、この1年間なかなかメンバーが揃わず、練習ができない中で冬場乗り越えて、5月の学生リーグで人数がギリギリ揃った中で8位、また早慶戦で負けてしまったり、その中で強豪と戦えるまでに立て直せたことは良かったなと思っています。ですがその強豪相手に勝てないチームであったことが最終的な僕らの実力だなと思っています。このチームで良かったと思いますし同期、後輩、監督、コーチ、多くの人に支えられたなと思っています。すごく楽しかったと思います。

――ことしのチーム作りで主将として心がけていたことはありますか

勝つための準備をするということを常に自分自身として、また部員には常に伝えてきました。水球というスポーツは運に左右される部分もあるのでそういったところも含めて常日頃、今これが試合にどう影響するかであったり、そういったところを選手に考えさせて主将としても行動してきたつもりです。

――後輩に向けてメッセージをお願いします

来年は来年で良いチームがあると思いますし、ことしは決して良いチームではないと思っているので、僕らを反面教師として、チームを最上級生2人で作り上げて、またそれに後輩がついていくというワセダカラーを濃くしていってくれれば嬉しいなと思います。応援にはたくさん行くつもりなので是非とも来年も頑張っていただきたいと思います。ありがとうございました。

米山基樹(創理4=千葉・芝浦工大柏)

――試合前はどのようなことを意識されていましたか

負けたらおしまいの試合だったので、次の試合のことは考えずにその試合に集中しようということでやりました。

――第2ピリオドの失点はどのように振り返りますか

ディフェンスがマークを空けてしまったというのがありまして、それを自分が指示しておけば良かったという後悔が尽きますね。チームディフェンスがうまくカウンターで崩されて機能していなかったというのがありました。

――きょうの試合を全体的に振り返っていかがですか

前半、特に1ピリオドはいい流れで試合は入れたんですけど、2ピリオドでカウンターが来るって分かってたんですけど、カウンターで崩されて、それに対応できなかったというのがありました。最後は後輩が決めるところで決めてくれたり、同期のフローターもしっかりシュートを決めて、そして昨日ペナルティー(シュート)を外した恐らく次期キャプテンになるエースの眞板(晃生、スポ3=東京・明大中野)がシュートを決めて終わってくれたので、次の代につながるような試合だったかなとは思いました。

――これで引退となりますが、今の気持ちは

自分はキーパーを始めて7カ月もないんですけど、その中で最初は本当に勝てなくてチームに迷惑を掛けてばかりだったんですけど、それでも最後まで練習に付き合ってくれたり支えてくれたチームメイトと、いつも試合会場に来てくれて応援してくださった保護者の方々への感謝、そして監督ですね。コーチ、スタッフ陣への感謝が尽きないなという気持ちでいっぱいです。

――後輩に一言あればお願いします

とにかく勝つことですね。学生リーグ(関東学生リーグ戦)、早慶戦、インカレ(日本学生選手権)。自分らの結果を超えてそれ以上、そして日本選手権に出場してベスト4以上に残って引退してほしいなと思いますね。

中安正己(スポ4=静岡・磐田南)

――試合前に意識したことを教えてください。

相手チームはカウンターで攻撃してくるので、そこをしっかり守れるような攻め方をしようというふうに意識していました。

――第2ピリオドで失点が目立ちましたが、どのように振り返られますか。

最初言っていたポイントがみんなあまりできていなくて、攻め方としては少人数で攻めてカウンターを食らわないようにするという戦術を取ったんですが、流れで大人数で攻めてしまって少人数のカウンターでアウトになるというシーンが多かったので、そこが原因だと思います

――第3ピリオドでは第2ピリオドの失点を挽回できたように思います。前半から変更、追加した戦術はありますか

監督の方から、「前の方に出てしまっているから戻して、自分たちの攻め方をもう一度確認して」という言葉を頂いたので、その点に注意して第3ピリオドに臨みました。

――本大会で引退となります。今のお気持ちを聞かせて下さい

うーん、まだ特に何もという感じですね。実感が湧きません。

――後輩に向けてメッセージをお願いします

来年は僕たちの成績を超えてほしい。簡単に行けると思うので、頑張って下さい

寶田皓貴(人4=東京・城北)

――試合前はどのようなことを意識されていましたか

負けたらもう次はないので、この1試合取りあえず勝つっていうのをチームの目標としてやっていました。

――ミーティングではどのようなことを話されましたか

相手がカウンターの速いチームなので、そこにどう対応していくかっていうのが1番(話したこと)でしたね。

――第4ピリオドから試合に出られましたが、その時の気持ちは

大差で負けていたので、ここで1点を取るってつもりでやっていました。

――ここで引退となりますが、同期に向けてのメッセージはありますか

4年間同じ暮らしをして過ごしてきたので、本当に感謝しかないですね。

――4年間のご自身のプレーを振り返っていかがですか

あまり試合に出れていないのでチームに貢献できたかというとそうじゃないんですけど、この少数精鋭でできたことは良かったんじゃないかなと思ってます。

――後輩に向けてのメッセージをお願いします

来年はもっと強いチームになれると思っているので、是非頑張ってほしいです。僕もサポートできるところはしたいと思ってます。