バレーボール部

2018.09.16

秋季関東大学リーグ戦 9月15日 埼玉・大東文化大東松山キャンパス

白星発進も課題散見 手放しで喜べず…

 「1部にいたら勝負にならない状態だと思う」。森佳央理主将(スポ4=群馬・高崎女)はチームの現状に眉をひそめた。涙の2部降格から3カ月半。この日秋季関東大学2部リーグ戦(秋季リーグ戦)が開幕し、早大は3部から昇格を果たした神奈川大と対戦した。元1部と元3部。実力差は歴然かと思われたが、開始直後から連続得点ができない場面が続く。森や斎藤友里(社1=千葉・敬愛学園)の活躍でなんとか勝利したものの、セットカウント3-1(28-26、25-23、23-25、28-26)と、手放しでは喜べない結果となってしまった。

 滑り出しは上々だった。開幕直前にメンバー変更があり、ベストメンバーでの戦いではなかったものの、森や斎藤のスパイクに相手のミスも加わり、いきなり10-4と点差を6点に広げる。しかしその後は相手のライトからの攻撃に苦しめられ、リードをじわじわと詰められてしまう。連続得点で点差を広げたい早大だったが、10-4の場面から早大サーブで得点したのはジュースに突入してからの2回のみ。つまり連続得点した場面はほぼ皆無であった。第2セットに突入してもその流れは断ち切れない。要所でのサーブミスが響き、勢いに乗り切れないまま試合を進めてしまう。最後は普段はあまりスパイクを打たない植松知里(文構2=香川・高松第一)、井上裕利恵(スポ2=岡山・就実)が1本ずつブロックアウトを決めてセットを奪ったものの、選手たちの表情には陰りが見えていた。

ラストシーズンにかける森主将のスパイク

 そして迎えた第3セット。5-5の同点の場面からまたもライトからの攻撃を防ぎきれず、6連続失点を喫する。その後も梨本未央(社2=東京・駒場)をピンチサーバーとして投入し、一時は逆転するも流れをつかみ切れず。最後はブロックミスでこのセットを落とすこととなった。手痛い失セットを喫し突入した第4セット。ここでも森が課題として挙げたブロックとレシーブの関係が実現できず、早大は追う展開に。ミスも重なり動揺が見られた早大だったが、ここで気を吐いたのは森だった。1枚でブロックに付かなくてはならない場面でも、しっかりとシャットアウト。呼応するように斎藤もスパイクを決め、ジュースにもつれ込む。最後は森がスパイクを叩き込み、ホイッスル。選手たちはほっとした表情を浮かべた。圧勝とは言い難いが、なんとか白星発進を果たすこととなった。

秋季リーグ戦も早大の笑顔は健在だ

 今季の女子部の目標は、全勝優勝1部昇格だ。しかし、ベストメンバーではなかったとはいえきょうの試合内容は目標達成できる理想形からは程遠い。選手たちもそのことを痛感しており、それに初戦で気付けたことは行幸だったかもしれない。勝負の秋はまだ始まったばかり。きょうの反省を生かして『全勝優勝』に向けて突き進んで欲しいところだ。

(記事 坂巻晃乃介、写真 遠藤伶)

セットカウント
早大 28-26
25-23
23-25
28-26

神奈川大
スタメン
レフト 森佳央理(スポ4=群馬・高崎女)
レフト 植松知里(文構2=香川・高松第一)
センター 村山果菜(教2=東京・国際)
センター 斎藤友里(スポ1=千葉・敬愛学園)
ライト 井上裕利恵(スポ2=岡山・就実)
セッター 橋本美久(社1=福島・郡山女大附)
リベロ 河治えみり(社2=北海道・旭川実業)
コメント

森佳央理主将(スポ4=群馬・高崎女)

――秋リーグ初戦を終えてみていかがですか

ベストメンバーじゃない中で、でも勝ち切らなきゃいけないって場面でした。急なメンバー変更もあって初戦を迎えて、やっぱり普段ベストメンバーで臨んでる試合の中ではそんなに打たない、レシーブ中心の選手とかが打たなきゃいけない場面だったりとか、自分たちがやっていることより一つ上のことをやらなきゃいけない試合だったんですけど、それが出た部分もあったし、出ない部分もあったし。そこをもっと詰めていかないといけないということをきょう気付けたのは良かったです。

――きょうの試合はブロックやレシーブなどの守りの部分が弱かったように見受けられましたが

そうですよね。特にライト方向からの攻撃に対してのレシーブが全然駄目だったと思います。一概にレシーブのせいだけじゃなくて、ブロックの位置取りと、レシーブの関係が全然できてなくて。ちょっと特徴的なライトから打つ人がいたんですけど、その人を最後まで攻略できなかったなというのはあります。一本やられたボールに対して、同じボールで何本もやられてしまったので、試合中に一本でやられたのを防げるように、二度三度繰り返さないようにチームの中でしっかり確認していきたいと思います。

――攻撃面では連続得点ができていないように見えましたが、サーブに課題があるということでしょうか

はい。ここでブレークを取りたい、ここで稼ごうという場面でのサーブミスとか、競った場面、タイムアウト明けのここ一本入れていこうという場面でのサーブミスでどうしてもチームが勢いに乗り切れないところがあって。これ多分1部にいたら試合にならない状態だと思うので。今回は相手がミスしてくれたから助かった部分もあったと思うんですけど、そこをもっと自分たちの中で「ここ大事だから」とか声をかけてやっていかなきゃいけないし、相手のミスを待たないで自分たちでしっかり取り切るんだって意識を付けていかないといけないと思います。

――きょうは橋本さん(美久、社1=福島・郡山女大附)が初のスタメン出場となりましたが、連携などは

橋本は春からもちょこちょこ出てたんですけど、フルでの出場は初めてで。1年生には思い切りやってほしいと思ってますし、自分が1年生
時もそうしてきたので、失敗してもいいから思いっきりやるくらいの気持ちでやってほしいです。橋本の持ち味はコンビバレーなんですけど、どうしてもきょうはトスワークが偏ってしまって。点数も厳しかったので1年生の友里(齋藤、社1=千葉・敬愛学園)だったり、私が前の時は私だったりに偏ったトスをしてしまっていたので、そこはもっと分散して、いい意味でもっと美久の持ち味が出せるようなバレーができたらいいなと思います。

――きょうの第1、第2セットでは序盤のリードを詰められてしまいましたが、どのような要因があるとお考えですか

6ローテの中で厳しいローテがあると思うんですけど、前衛が2枚だったり、攻撃が薄いとかだったり。そういう時の連続失点がきょうは多くて。元々そこでブレークを取るつもりは無くて、いかに1本取って回せるかというのを考えているので、そこできょうは4、5点止まってしまう部分があって。選手たちもどうしていいか分からなくなって、ミスを恐れて受け身になってしまう部分があったので、そこでいかに打ち切れるかが勝負だと思います。

――きょう最後の得点を決めたのも森選手でしたが、その時はどう思いましたか

もう、はぁ〜という感じでした(笑)。安心しましたね。

――ここから秋リーグが始まっていくわけですが、抱負をお願いします

目標は全勝優勝1部昇格なんですけど、やっぱり難しい目標だと思ってて。目標ばっかりに囚われると、どうしようどうしようって焦っちゃうと思うので、皆には11試合あるうちの1試合1試合をしっかり勝つことだけを考えて戦い切る、そうすれば結果的に入れ替え戦に行って勝つことにつながると思うって言ってます。なので1部昇格っていうのを変に意識しないというか、気楽に自分たちが練習でやっていることを試合でも100パーセントいつもの通りできるようにやりたいです。

橋本美久(社1=福島・郡山女大附)

――きょうの試合を振り返っていただけますか

春リーグ(春季関東大学リーグ戦)はセッターとして出ていなくて、きょうの試合で初めて出たんですけど、チームとしても個人としても自分のプレーができなかったので悔しいです。

――全日本インカレから三ヶ月、どういった練習をされてきましたか

チームとして徹底してレシーブやサーブを強化して、個人としてもレシーブの精度を上げようとしてきたんですけど、それが試合に生きたかはわからないので、悔いが残りました。

――秋季リーグ初戦、スタートからフルでの出場となりました

フルで出場できたことはもちろん嬉しいですけど、まだまだやれたことがセッターとしても一年生としてもあるので、きょうの反省をしっかりして、明日の試合に生かしたいと思います。

――ご自身のトスワークについて振り返っていただけますか

身長がある人が少ない分、偏ったトスワークになっていたので、もっと色んな人が打てるようにふっていきたいと思います。

――リーグ戦の目標をお願いします

チームとしては、全勝優勝で一部昇格を目標としているので、それがしっかりと達成できるように、セッターとしても一年生としてもできることをやっていきたいと思います。

――明日以降に向けての意気込みをお願いします

まずきょうできなかったトスワークやレシーブ面をできるようにして、一年生らしく声を出して笑顔でやっていこうと思います。