バドミントン部

2018.09.16

関東大学秋季リーグ戦 9月15日 神奈川・日体大健志台キャンパス

秋リーグが開幕!初日は男女共に厳しい結果に…

 ついに関東大学秋季リーグ戦(秋季リーグ)が開幕した。今大会は日本代表メンバーが海外遠征のため欠場。男女共に主力の不在で厳しい戦いが予想された。早大のストロングポイントである総合力でこの予想を覆したかったが苦戦を強いられ、男子は2ー3、女子は1ー4でどちらも筑波大に完敗。初戦を白星で飾ることはできなかった。

  チームの柱であり主将としてチームを牽引する古賀穂(スポ4=福島・富岡)が試合の流れを左右する重要な初戦、シングルス1を任される。序盤は優位に試合を進めていたものの、インターバル後に勢いやスピードが速くなった相手のプレーに古賀は対応することができない。また、高身長の相手から繰り広げられる角度とスピードのあるスマッシュやカットに苦しめられる場面が何度もあり、一時は7点あった点差を安易に逆転されこのゲームを落としてしまう。しかし、先日行われた東日本学生選手権のシングスで史上初の4連覇を成し遂げた王者・古賀は冷静さを失わなかった。自分が決めることしか考えていなかった第1ゲームに対し、第2ゲーム以降では相手をしっかり崩してから決めることを意識し始める。このゲームメークが功を奏し、第2ゲームでは15点、ファイナルゲームでは12点で相手を抑え、チームに貴重な白星をもたらした。シングス2の吉村徳仁(スポ3=富山・高岡第一)も主将の勝利に続きたかったが、ストレート負け。その後のダブルス2ペアも共にファイナルゲームの末惜敗し、初日は悔しい結果となった。

シングルス1で白星を獲得した古賀

 確かな手応えをつかんだ。関東学生春季リーグ、東日本学生選手権(東日本)ともに団体優勝し勢いに乗っている筑波大と対戦した女子部は、結果こそ1−4と完敗してしまったものの、「思っている以上には戦えた」と中村幸女子主将(スポ4=富山国際大付)は振り返る。エース鈴木ゆうき(社1=宮城・聖ウルスラ学院英智)の不在、吾妻咲弥(スポ2=福島・富岡)のケガ、とベストメンバーではなかったが、手応えが顕著に現れたのはダブルス2の桃井伶実(スポ3=石川・金沢向陽)・平野紗妃(スポ1=福岡・九州国際大付)組だ。東日本ベスト8の相手に21−16でリズムよく1セット目を先取すると、2セット目は12−21とあっさり取られたものの、ファイナルは19−21と接戦。長いラリーの末に粘って相手からポイントを奪うなど、次につながる試合となった。

桃井・平野組は「春より噛み合っている」と話す

 「最終目標はやっぱりインカレ(全日本学生選手権)」(中村)。先日開催された東日本で、男女ともに多くの選手がインカレへの出場権を獲得した早大バドミントン部。団体アベック優勝へ——。いい流れでこの秋リーグをインカレへとつなぎたい。

(記事 佐藤菜々、石名遥、写真 佐鳥萌美、石名遥)

結果

▽男子団体●2ー3筑波大

シングルス1 古賀穂主将(スポ4=福島・富岡)〇2-1(18-21、21-16、21−13)

シングルス2 吉村徳仁(スポ3=富山・高岡第一)●0-2(10-21、17−21)

ダブルス1 渡辺俊和(スポ3=埼玉栄)、鈴木朋弥(商3=宮城・聖ウルスラ学院英智)●1-2(14-21、22−20、18−21)

ダブルス2 浅原大輔(スポ3=宮城・聖ウルスラ学院英智)、吉村●1-2(21-19、14−21、18−21)

シングルス3 渡辺●2-0(22−20、21―12)

▽女子団体●1-4筑波大

シングルス1 中村幸女子主将(スポ4=富山国際大付)●1-2(21−14、12-21、13−21)

シングルス2 平野紗妃(スポ1=福岡・九州国際大付)●0-2(12-21、18-21)

ダブルス1 中村、片桐悠夏(人3=西武台千葉)●0-2(14-21、16-21)

ダブルス2 桃井伶実(スポ3=石川・金沢向陽)、平野●1−2(16−21、21−12、19-21)

シングルス3 松本茜(社3=福岡・九州国際大付)○2-0(21-11、21-17)

コメント

古賀穂主将(スポ4=福島・富岡)

――先日行われた東日本学生選手権(東日本インカレ)についてお伺いします。まず、シングルスは史上初の4連覇を成し遂げましたがいかがでしたか。

4連覇できたことは素直にうれしいです。東日本インカレの後はこの秋リーグや全日本学生選手権(インカレ)といったイベントがたくさんあるのでそこでも自分の力を出し切って優勝を目指して頑張ります。

――ダブルスではルーキーの友金選手(利玖斗、スポ1=兵庫・神戸村野工)と出場し、ベスト4まで勝ち進んでいました

自分が思っていたよりも良い成績が残せたのでインカレでも上位を目指して頑張ります。

――団体では2連覇を果たしましたが、チーム状況などいかがでしたか

自分が主将になってから初めて団体で優勝したのですごくうれしかったです。ですが、そこで1回気持ちが切れてしまいました。インカレでは優勝しても気持ちを切らさないで個人戦を迎えることができるようにやっていきたいです。

――次にきょうの試合についてお伺いします。第1ゲームでは序盤優勢に試合を進めていたのにもかかわらずら後半失速しました。要因は何ですか

相手の勢いやスピードが増してきたことへ対応することができなかったことだと思います。

――第2、3ゲームでは相手との点差をつけて勝利しましたが、第1ゲームと比べてプレー等で変えた部分はありますか

開き直って相手を揺さぶることです。それまでは自分が決めることしか考えていなかったのですが相手をしっかり崩してから決めることを意識し始めたらうまくいったのでそれは良かったです。

――きょうのゲームではバック側にくる相手のドロップやスマッシュに苦しめられる場面が多く見られました

相手は身長も高くて、威力のあるスマッシュやカットを打ってきました。普段、相手選手のような高身長の人のスマッシュなどを受ける機会がないので対応できなかったかなと思います。

――あす以降に向けて意気込みを教えてください

きょう一敗しましたが、あす以降全勝すれば優勝できる可能性はあると思うので優勝目指して頑張ります。

中村幸女子主将(スポ4=富山国際大付)

――きょうのオーダーについては

エースの鈴木(ゆうき、社1=宮城・聖ウルスラ学院英知)が海外遠征で不在というのと、もう一人の吾妻(咲弥、スポ2=福島・富岡)もケガで出られない状況になっていました。人数が元々少なく9人しかいない中で、ほとんどみんな出なければいけなかったので、わたしや平野(紗妃、スポ1=福岡・九州国際大付)も(シングルスとダブルスを)兼ねなければならず、このオーダーにせざるを得なかったという感じです。

――シングルス1でした

考えていた相手のオーダーとは結局違ったので想定していた相手ではなかったのですが、こういう状況だからこそわたしから先陣切っていくべきかなと。シングルでリーグに出たのも2年ぶりくらいなので、今までトップで出たことはなくて。こういう状況だからこそ、勝ち負け関係なく、プレーで後につなげていけたらなと思っていました。

――ガッツポーズするシーンが見られました

でも1ゲーム取った時点で、相手は絶対にスピードを上げてくるなと思いましたし、ここから簡単には勝てないと思っていました。1ゲーム目は相手の体が全体的に動いていなかったので取れたのですが、やはり2ゲーム目、3ゲーム目の出だし、特に2ゲーム目の出だしで置いていかれてしまいました。ファイナルも途中まではよかったのですが、向こうの方が最後までスピードが落ちなかったですね。そこに対応できなかったのが今回負けた原因かなと思います。

――筑波大は、関東学生秋季リーグ、東日本学生選手権ともに団体優勝しています

鈴木や吾妻がいる状態でも勝てていないので。筑波大も人が少ないのですが、その中で本当に仕上げてきているなと思っていて。インカレでも順当にいけば準決勝で当たると思うのですが、なかなか簡単には崩れない相手ですし、勝たしてくれる相手ではないなと思っています。でも、今の状況でも、わたしが思っている以上には戦えたので、そこはみんなに自信を持ってやってもらいたいなと思います。

――それを一番感じたのはどの試合でしょうか

ダブルスは自分たちもそうですし、桃井(伶実、スポ3=石川・金沢向陽)平野(紗妃、スポ1=福岡・九州国際大付)ペアもですけど、正直もっと圧倒的な展開になってしまうのかなと思っていたのですが、思ったよりも自分たちのプレーとかもラリーとかもできていました。特にダブルス2は一番いい試合をしてくれたなと思いますね。

――チームメイトからの声援もすごかったですね

人が少なくて、一人一人が盛り上げていかないといけないので(笑)。そこは昔から変わらないところだと思います。

――リーグ戦が開幕しましたが、ポイントとなるところはどこでしょうか

全て厳しい状況ではあるんですけど、もちろんやるからには勝ちたいですし、みんながそういう気持ちを持ってやってくれていると思います。私たちは今回は挑戦者なので、ポイントというよりは、すべての試合で、みんなが挑戦者という気持ちで戦えればなと思います。最終目標はやっぱりインカレなので、そこに向けていい弾みになるように、出る選手出ない選手関係なくやっていけたらいいなと思います。

――東日本学生選手権(東日本)はどうでしたか

団体は3年ぶりにベスト4に入れて、準決勝では日体大に負けてしまったんですけど、それも全然圧倒的に負けたわけではなかったです。自分たちが思っている以上に実は戦えているんだなというのはみんなが思っているのかなと。それを自信に変えて、人数が少ない中で全員でインカレにつなげていくことのできた大会だったのではないかと思います。

桃井伶実(スポ3=石川・金沢向陽)・平野紗妃(スポ1=福岡・九州国際大付)

――コンビネーションが良くなっている印象を受けました

桃井 そうですね(笑)。確かに春よりは噛み合っていたというか。

平野 東がきっかけで、ちょっと自信もついてきて、お互いが言い合えるようになりました。

桃井 それが結構いいですね。

平野 やれるんだ、っていう自信ができたから、自分たちになかった「どんどん引かずに思いっきりやる」というのができて、良くなったと思います。

――東日本のベスト8のペアとの試合でした

桃井・平野 勝ち切りたかったです。

桃井 それが一番です。でも、そこまでやれたっていうのも自信になりました。

――試合中に声を掛け合う場面が多々ありました

桃井 相手の特徴だったり、気をつけることを言っていました。

平野 きょうだったら、相手はハーフの球でもバンバン打ちたがって来るから、準備を早くしようとかっていうこととか。

桃井 相手がどう入ってきているから、そこでクロスとかに打ったらどう、とかも話しました。

――すごく楽しそうでした

桃井・平野 めちゃくちゃ楽しかったです。

――一番自分たちができたと思う部分は

桃井 ラリーですね。ラリーは、相手もいつもより粘ってくる相手だったので、最初はすごい単発で行って、2ゲーム目からはラリーを意識していました。きょうはそこで我慢ができた場面が多かったかなと思います。

平野 自分は強い球があるわけではないので、とりあえず崩すことができていたと思います。あと、守りの時にしっかり上げて、球を作れば桃井さんが打ってくれるというパターンを多く作ることができたので、攻めと守りをはっきりやれたのはよかったと思います。

――残りの4日間に向けて

桃井 ナショナルとかケガしている人がいる中で、自分たちがやらなければチームとして勝てないから、しっかり自覚を持って、いい雰囲気づくりを大事に考えて勝ちに貢献したいなと思います。

平野 今回はシングルスも出させていただいているので、トップの人とやれる機会でもあるし、それを少しでも自分のものにできるように向かっていって、勝ちを目標に頑張りたいです。