庭球部

2018.09.11

関東大学リーグ 9月10・11日 神奈川・慶大日吉蝮谷コート

亜大との全勝対決制し、リーグ3連勝!/女子亜大戦

 関東大学リーグ(リーグ)は第3戦を迎え、女子部は今季最大のヤマ場・亜大戦を迎えた。亜大は多くの選手が全日本学生選手権(インカレ)で好成績を収め、今季のリーグでも慶大、筑波大を相次いで破ってきた今最も勢いのあるチーム。試合前の予想通り、多くの試合が手に汗握る接戦となった。悪天候の影響で2日にまたがっての試合となったが、集中力を切らさずに接戦をものにした早大が4-3で勝利。全勝対決を制し、リーグ3連勝で単独首位に立った。

 早大ダブルスは3戦連続で同じペアを起用。対する亜大は第1、2戦からオーダーを組み替えて臨んできたが、「動揺はなかった」(大矢)と早大ペアは冷静に試合に入った。この日もチームの最初の勝ち星を持ち帰ったのは大矢希女子主将(スポ4=愛知・名経大高蔵)・上唯希副将(スポ4=兵庫・園田学園)組。立ち上がりはキープキープの展開となったが、第5ゲームでブレークに成功すると、そのまま一気に6-2でファーストセットを奪う。その後も上の鋭いストローク、大矢のボレーで相手を攻め立て、結局相手に一度もブレークを許さない完勝でチームを勢いづけた。隣のコートに入っていたダブルス2の清水映里(スポ2=埼玉・山村学園)・下地奈緒(社2=沖縄尚学)組も、大矢・上組と同じくファーストセットは難なく奪う。しかし、セカンドセットからは相手ペアの正確なリターンや積極的なポーチボレーに苦しめられ、勝負の行方はファイナルセットへ持ち越された。ファイナルセットは早大ペアが先にブレークに成功するが、直後の第8ゲームでは不運なネットインなどもありすぐにブレークバックされてしまう。そのまま食らい付きたいところだったが、4-5で迎えた清水のサービスゲームでは勝負所でミスが続き、4-6でゲームセット。ダブルスで勝ち越しとはならず、1-1で勝負はシングルスに突入した。

チームに1勝目を届けた大矢(右)・上組

 シングルスは試合開始から1時間足らずで激しい雨が降ってきたため、翌日に順延。仕切り直して迎えた2日目にまず勝利を挙げたのが田中李佳(スポ1=兵庫・相生学院)だった。セカンドセット1-4とリードされた状況からのスタートだったが、「やることを決めて結構集中して入れた」とエンジン全開で臨んだ田中李が怒涛の5ゲーム連取。ルーキーの活躍でスコアを2-1とする。続いて大きな1勝を挙げたのは大矢。先月のインカレでシングルスベスト4に入った中沢夏帆(4年)との4年生対決は、レベルの高いラリー戦となった。フォア、バック共に安定したストロークを備える相手に、「高さを使ったり遅いボールを使ったりして相手を崩そう」(大矢)と対策して試合に臨み、これが功を奏す。お互いに鋭いショットの打ち合いとなった中で、ラリーに緩急をつけて相手のミスを誘った。ファースト、セカンドセット共に勝負所でポイントを奪い、7-5、6-2のストレート勝ち。これで残り3本中1本取れば早大の勝利が決定する状況になった。シングルス2、3は共にあと一歩及ばず亜大に勝ち星を献上したが、シングルス1の清水はエースらしい圧倒的なプレーを披露。団体戦で清水に勝敗が委ねられる状況は初めてだったが、緊張感のある場面でも攻めるテニスを貫き、6-0、6-2の完勝でチームの勝利を決めた。

相手のストロークに食らい付く大矢

 天王山となった亜大戦に勝利し、全日本大学対抗王座決定試合(王座)出場に一歩近づいた女子部。しかし、「次は(シングルス)5-0をつけられるように」(大矢)とチームに油断はない。次なる戦いは早慶戦。5月の早慶対抗庭球試合では5-2で勝利を収めたが、1勝2敗と後がない状態で向かってくる次戦は簡単には勝たせてくれないだろう。王座出場に向け、ライバルを圧倒して最終戦に弾みをつけていきたい

(記事 松澤勇人、写真 石﨑開、松澤勇人)

結果

○早大4-3亜大



ダブルス1
〇大矢希女子主将・上唯希副将6-2、6-2高橋玲奈・南文乃
ダブルス2
●清水映里・下地奈緒6-2、3-6、4-6中沢夏帆・松田美咲


シングルス1
〇清水映里6-0、6-2山口真琴
シングルス2
●上唯希副将5-7、5-7松田美咲
シングルス3
○大矢希女子主将7-5、6-2中沢夏帆
シングルス4
●大河真由6(4)7、6(2)7高橋玲奈
シングルス5
○田中李佳6-3、6-4朝倉菜月

コメント

大矢希女子主将(スポ4=愛知・名経大高蔵)※1日目終了時

――きょうの対戦相手は亜大ということでヤマ場だったと思うのですが、どのような気持ちで臨みましたか

全員明大戦を終えて、2本取られてしまったというところで次は7-0で取るぞという強い気持ちがあったと思いますし、円陣の時に2-0取るぞとか、全部ワセダが取るという声が聞こえたので、全員が7-0目指してますね。

――相手のダブルスのオーダーが変わっていましたが、その辺に関してはいかがですか

あんまり動揺はなかったというか、むしろやってやるかという風に少し燃えました。あんまり気にはならなかったです。

――ご自身のダブルスの試合を振り返っていただけますか

高橋さん(玲奈)はインカレで負けた相手だったんですけど、きょうはロブを使ってきたりだとか、スライスを使ったりだとかいつもとは違った攻撃を仕掛けてきました。そのせいで少しペースを乱されることはありましたが、二人でしっかりと話しあってせめていけたので。南さん(文乃)もすごいボレーが上手い選手ですが私たちもしっかりとストロークを打っていけたので、ストレート勝ちを収められたかな。

――ダブルスが1-1でシングルスを迎えることになりましたがその点に関してはいかがでしたか

1本取られはしましたが、本当に紙一重の試合でした。清水・下地組もよく最後まで頑張って、取られはしましたが相手をよく削って体力的に追い込んでくれました。中澤さん(夏帆)と松田さん(美咲)は2人が削ってくれた分、松田さんと当たる上(唯希副将、スポ4=兵庫・園田学園)が勝ちたいなと気持ちがあります。

――あすへの意気込みをお願いします

欲しいポイント、ゲームで雨が降ってしまい中断してしまいましたが、あすは出だしから声出してみんなで意地を見せる戦いにしたいなと思います。

大矢希女子主将(スポ4=愛知・名経大高蔵)※2日目終了時

――ヤマ場となった亜大戦で4-3の勝利です。結果についてはどう捉えていますか

日をまたいでの試合になったんですけど、全員集中して試合に臨めたとは思います。でもきょうはシングルスだけで5-0を目標にしていて、上も大河も本当に惜しい試合だったので、結果だけ見るとシングルス3-2ではあったんですけど5-0にできた試合だったなと思います。次は5-0をつけられるように力を発揮していきたいなと思います。

――きょうの相手は中沢夏帆選手でした。対策などはありましたか

インカレも3位に入賞していて、すごくショットのうまい選手だというのは同学年ですし分かっていたので、自分はそれに対してしつこく食らい付いて相手の嫌がるプレーをすることが大事だなと思っていました。高さを使ったり遅いボールを使ったりして相手を崩していこうと思ってました。

――長いラリー戦は想定内だったのでしょうか

思ったよりも中沢さんもしつこいテニスをしてきて、途中何度か数分間続くラリーとかもあったんですけど、そこで自分がミスせずしぶとくできたのがよかったなと思います。

――チームにとっても大きな1勝だったと思います

清水は取ってくれると信じていましたし、田中もしっかり取ってくれたので、シングルス2、3、4がカギになると思っていました。全員取るつもりで入っていたんですけど、ファーストセット私がリードしていたのもあってコーチ陣からもここの試合取るぞという思いが伝わってきて、それもあってもっと自分が勝たなきゃっていう気持ちは強まりましたね。

――最後は3本中1本取れば勝ちという状況になりました。見ていていかがでしたか

上はすごい接戦で、ちょっとのところで取れなかったです。でも相手はインカレ準優勝の選手ですし、上のプレーも悪くなかったので、高低差を使ってとかは好きなプレーじゃなかったと思うんですけど、しっかり対策を立ててプレーしてくれていたと思います。大河の試合は勝負所で相手の方が一枚上手だったかなと思いますけど、全然勝てる試合だったので、次はタイブレークまで競っても勝てるように、応援・サポートから盛り上げていきたいと思います。清水は自分のテニスを貫いてくれました。最後勝敗が清水に懸かるっていうのは初めてだったんですけど、そこでも自分のプレーができるというのを本人も実感できたと思うので、今後への自信にしてほしいなと思います。

――次戦は早慶戦です。意気込みをお願いします

慶應はきょうも負けてしまって後がない状態で、早稲田にすごく向かってくると思うんですけど、私たちもそれに負けないように、チャレンジャー精神を持って、またチーム一丸となって頑張っていきたいです!

田中李佳(スポ1=兵庫・相生学院 )

――昨日の試合はセカンドセットで雨で中断しました。昨日の時点でセカンドセットは劣勢だったと思うのですが、雨はどう影響したとお考えですか

終わってみての話なんですけど、いい雨だったのかなと思っていて、昨日も雨で中止になって時間が出来たので、どうすればいいかとか考えたりして、それで試合に臨むことが出来たので、自分的には良かったのかなと思います。

――今日の試合は集中して試合に入ることが出来ましたか

はい、やること決めて出来たので、結構集中して入れたし、出来たかなと思います。

――田中選手の勝利はチームを勢いづける勝利になったと思うのですが、どう思いますか

いつもそうなんですけどシングルス5って大事というか、取ればチームも勢いに乗れるというのは結構自分の中でも思っていることなので、自分が勝ってチームに勢いをつけられたらいいなっていうことを一番に考えていたので、勝てたので良かったのかなと思います。

――最後に今後の意気込みをお願いします

次出させてもらえるか分からないんですけど、次の試合も出させてもらえたら1ポイント1ポイント、チームのために頑張って試合して、勝ちを早稲田に持ってこられたらいいかなと思います。