バレーボール部

2018.09.11

秋季関東大学リーグ戦 9月9日 東京・駒沢体育館

2連勝するも、サーブレシーブに課題

 秋季関東大学リーグ戦(秋季リーグ戦)2日目のきょう、早大は日大と対戦した。第1セットを土壇場の勝負強さを見せつけて先取するも、第2セットを接戦の末に落としてしまう。小林光輝副将(スポ4=長野・創造学園)を中心にコート内でコミュニケーション量を増やすなどして雰囲気を大きく変えることに成功し、第3、4セットを大差で連取。セットカウント3-1(25-23、24-26、25-16、25-17)で勝利し、開幕2連勝。暫定1位で第1週を終えることとなった。

 第1セット序盤は早大の良さである繋ぎが生きる。鵜野幸也(スポ4=東京・早実)らを中心に体育館の端までボールを追いかけ、どんなボールでも相手コートにしっかり返すことでプレッシャーをかけ、相手のミスを誘い連続得点を重ねていくと、9-6と3点差をつけた。しかし、中盤にかけて日大の速いフローターサーブに苦しみ、なかなかセッターにきっちりボールを返すことができない。十分な体勢で打たれなかったスパイクが何度も日大の壁に阻まれてしまい、ついに11-12と逆転を許す。ここからはサイドアウトの応酬が長く続き、両者一歩も譲らない展開に。デュースまでもつれ込むかと思われたこのセットの終盤で、早大はこれまで何度もチームの流れを変えてきた宮下諒大(社4=東京・早実)をピンチサーバーとして投入。宮下の放ったサーブは空中で軌道を変化させながら相手のコートへ。サーブレシーブを乱した結果、相手のスパイクがサイドラインを割りアウトに。貴重なブレークポイントで勢いに乗った早大は次のサーバーである宮浦健人(スポ2=熊本・鎮西)のサーブで再度相手を乱す。北川諒(教1=東京・早実)がスパイクを決死のダイビングレシーブでセッター小林になんとか返すと、小林がトスを上げた先はなんとセンターの村山豪(スポ2=東京・駿台学園)。鋭いクイックを全力で相手コートに叩きつけて25点目を奪取した。

スパイクを打つ村山(左)と小林

 第2セットも第1セット同様の展開を見せる。武藤鉄也(スポ3=東京・東亜学園)がクイックを3本連続で決めたことで勢いに乗り、宮浦や鵜野のサーブで得点を重ねていく。一進一退の攻防が続くものの、22-20の2点リードで迎えた終盤、早大の連携がかみ合わずに3度の連続失点を許し、最後は鵜野のスパイクが日大のブロックにかかり24-26。このセットを惜しくも落としてしまった。「第3セットでスイッチが入った」と武藤が言うように、第3セットは第1、2セットとは打って変わって早大が主導権を握る。藤中優斗主将(スポ4=山口・宇部商)と武藤のブロックなどで10-5とし、点差が離れたことで余裕を持ったサーブレシーブが徐々に見られるようになる。試合終盤は焦りからか日大がミスを連発し、22-13とリードを9点に広げた。ここでも北川がナイスレシーブを見せ、切り返しで鵜野がバックアタックを決めた瞬間は会場も一気に盛り上がった。第3セットを9点差でものにすると、この勢いのままに第4セットも序盤から大量リードを奪って早大ペースへと持ち込む。イエローカードや注意などで試合が止まる場面も多くあったが、鵜野のサーブから7連続得点するなど流れは渡さない。ネット際でのボールも的確に処理。最後はベンチメンバーも揃って出場し、全員で勝利をつかんだ。

宮浦のサーブで何度も相手を崩した

 春季関東大学リーグ戦(春季リーグ戦)で日大と対戦したときと同様、今回も日大のサーブと多彩な攻撃に苦しんだ。普段は7割近いサーブレシーブ成功率を残す早大だが、この日はまさかの51%止まり。サーブレシーブだけでなくスパイクレシーブもなかなか思った通りに返球することができず、もどかしさやいらだちが表情に出ている場面が多かった。レシーブの安定さを向上させることで、より余裕を持ったバレーが展開できるだろう。来週は、今年の東日本大学選手権準優勝の中大をストレートで下した駒大との試合が控えている。気を引き締めて臨みたいところだ。

(記事、写真 松谷果林)

セットカウント
早大 25-23
24-26
25-16
25-17

日大
スタメン
レフト 藤中優斗(スポ4=山口・宇部商)
レフト 鵜野幸也(スポ4=東京・早実)
センター 武藤鉄也(スポ3=東京・東亜学園)
センター 村山豪(スポ2=東京・駿台学園)
ライト 宮浦健人(スポ2=熊本・鎮西)
セッター 小林光輝(スポ4=長野・創造学園)
リベロ 北川諒(教1=東京・早実)
コメント

藤中優斗主将(スポ4=山口・宇部商)

――きょうの試合を振り返っていただけますか

3-0で勝てる相手だったので、価値はしましたが、自分たちのバレーができず情けない試合になってしまいました。

――きょうはイエローカードや注意などで何度もプレーが止まりましたが集中力はしっかり保てましたか

切らしてないつもりでしたが、点差を離すことができなかったり、ずるずるいってしまったりする部分がありました。振り返ってみると集中できていなかったかなと感じています。

――セットを落とした後の切り替えについては

1、2セット目よりは声をかけたり走り回ったりしてできたかなと思います。

――サーブレシーブについてはいかがでしたか

全部短くて、セッターにいい形で返すことができませんでした。(小林選手に)すごくストレスにさせてしまって、申し訳なかったです。

――来週の修正点は

秋ということで、チームを完成させていかなくてはなりません。今週の2戦のような形では今後勝てる試合も落としてしまうと思うので、練習の中から雰囲気、サーブレシーブやレシーブなど基礎の細かい部分をもう少し詰めていき、それをチーム全体で1つ1つ繋げ、もう1度チームを立て直していきたいと思っています。

小林光輝副将(スポ4=長野・創造学園)

――きょうの試合はいかがでしたか

自分たちのバレーボールができなかったと思います。

――1、2セットの雰囲気が悪かった点については

うかがいながらだったり、後輩たちがあまり思い切ってプレーできていない状況だったりしました。秋でチームを完成させないといけない中で、決めなきゃいけないだとか、なかなか歯車が合わなくてこのような結果になってしまったと思います。

――トスで気をつけたことはありますか

1本目が崩れていたので、自分が修正したかったのですが、それでスパイカーとも合わなくなってしまって。結果的にあんまりよくなかったです。

――来週の目標はありますか

来週はきょう出た反省を生かして、完成度の高いバレーをしていきたいと思っています。

鵜野幸也(スポ4=東京・早実)

――きょうの試合を振り返っていただけますか

きのう頑張らなければいけないと感じた1本目については、自分の所はそこまで崩れなかったかなと思っていますが、自分たちの中でのミスがすごく目立った試合だったかなと思います。

――日大のサーブの印象はいかがですか

打ってくるコースとかは分かっていたので、自分がここを取るというところまで認識できていました。ですが、厳しいところに打たれたコースに関しては、個人的なことになってしまいますが、足が出せなかった部分があったので、まだまだそこを詰めていかなければならないなと感じました。

――ご自身のサーブの調子は

相手の苦手なローテーションでもあったと思うので、自分はなるべくミスが出ないように、そして相手のレフトスパイカーに対して少しでもプレッシャーがかかればいいなという風に思っていました。強く打つ、というよりかはコントロールしようということを心がけました。

――きのうはバックアタックを修正したいとおっしゃっていました

1、2セット目は特に大事な場面で合わなかったり、ミスしてしまったりしたので、光輝(小林副将、スポ4=長野・創造学園)も(トスを)自分に上げづらいというのがあったかなと。3、4セット目のような感じで、どんな体勢でも打ちに行けるように出来たらいいなと思います。

――来週への意気込みをお願いします

自分たちのバレーが今できていないという状況なので、まずは何をすべきか、相手の後手に回らないように、相手に関係なく自分たちのバレーができるようにしていきたいと思っています。

武藤鉄也(スポ3=東京・東亜学園)

――きょうの試合はいかがでしたか

全体的に相手のミスで勝てた試合で、特に僕たちが良かったわけではなく、課題が多かったかなと思います。

――夏の間に重点的に取り組んできたことはありますか

夏は何人か主力メンバーがいない中で、チームをまとめるというか、引っ張っていかなければいけない立場でした。しっかりいい練習をつくるとか、後輩を教育するとかそういうところを意識しました。また、プレー面ではケガもあったので、まずはフィジカルを鍛えて、それプラスもう少し技術を磨くということをやってきました。それは、このリーグ(秋季リーグ戦)に生かせているのではないかと思います。

――3、4セットの雰囲気は1、2セットに比べて良かったのではないでしょうか

単純にスイッチはいるのが遅い、というのもありますね。夏合宿の間も出だしが良くなくて、3セット目から良くなったとはいえ1、2セット目のあのような競ったゲームは別にするゲームじゃないので、あんまりよくなかったかなと思います。

――来週に向けて

今週は1本目の精度がものすごく悪かったので、そこの精度をしっかり上げるということと、そうすることによって2本目3本目の質が良くなってくると思っています。あとはサーブをもう少し攻めて、ブロックとディグの関係を細かくやっていけば、いいゲームができるかなと思っています。

村山豪(スポ2=東京・駿台学園)

――きょうの試合を振り返って

序盤から、自分もそうなんですがみんな雰囲気が硬くて。相手の流れに行かれてしまって、自分たちでうまくリズムが取れないようなゲームでした。

――第1セット最後のクイックについては

1セット目は2本目(のスパイク)を止められてしまって、その分取り返そうという気持ちで思い切り打ちました。

――夏の間はどのようなことに取り組んできましたか

スパイク面では相手にコミットされることを想定してそれをかわす練習をやりました。ブロックでは流れないでまっすぐ跳ぶということを意識して夏は重点的に練習しました。

――ご自身の調子はいかがですか

まだ最初の週なので何とも言えないですが、ここから徐々に上げていっていい形で終われればいいなと思っています。

――来週への目標をお願いします

今週はいい形で終われたかといわれるとそうではないかもしれませんが、今週の反省点を来週でしっかり克服して、いい試合にしていきたいです。