スケート部

2018.09.09

関東大学リーグ戦 対慶大 9月8日 東京・ダイドードリンコアイスアリーナ

関東大学リーグ戦が開幕!逆転で慶大にリベンジを果たす

 今日、9月8日に開幕を迎えた関東大学リーグ戦(リーグ戦)。初戦の相手は今年三度目の対戦となる慶大だ。ここまでの対戦成績は一勝一敗と五分。幸先の良いスタートを切り、今年から始まった上位リーグに進出するためにも、互いに譲れない一戦となった。先制を許し追いかける展開になったが、5-3で早大が勝利。今後の戦いに向けて弾みをつけた。

 立ち上がりは慶大にペースを握られる。試合開始直後から自陣深い位置で厳しいプレスを仕掛けてくる慶大に対し、早大は攻め手を見つけられない。開始51秒で、パスカットからあっさりと先制を許した。その後もパスが上手くかみ合わない場面が目立ち、1Pは見せ場を作ることは出来なかった。さらに2P開始5秒で追加点を許し、早慶戦の苦い思い出が頭をよぎる。しかし、2P開始13分で杉本華唯(スポ1=北海道・駒大苫小牧)がハーフライン付近から持ち上がり、そのままドリブル突破。「これでみんなが冷静になった」と内藤正樹監督(平4二文卒=北海道・釧路湖陵)が話すこの日初得点を奪った。すると約3分後、課題であったPP(※1)から澤出仁(スポ2=北海道・武修館)が同点ゴール。一気に試合を振り出しに戻した。

反撃ののろしを上げるゴールを決めた杉本

 3Pに入ると早大の攻撃陣が徐々にかみ合いだす。一時は勝ち越しを許したが、53分に青木孝史朗(スポ3=埼玉栄)の復帰後初ゴールで再び追いついた。さらに55分には高橋寛伎(国教4=東京インタハイスクール)が、ゴール前でポジションを取り、パスを受けるとそのままゴールに叩き込む。5分を残し、ついに早大がリードを奪った。終了間際、タイムアウト後の慶大の6人攻撃を抑え、坂本之麿(社3=青森・八戸工大一)がだめ押しゴールを挙げる。そのまま5-3で試合を終え、逆転勝利を収めた。

同点ゴールを挙げて喜ぶ青木(右)とアシストの澤出

 立ち上がりは良くなかった早大だが、徐々に足が動き始めると夏の鍛錬の成果を発揮し始めた。次戦の相手である法大は、初戦で東洋大を下して勢いに乗っているチームだ。「法大は最後に順位を争う相手になってくる」(青木)とリーグ序盤にして、一つ目の山場といえるだろう。

※1 ペナルティーによる退場で相手チームより人数が多く、数的有利な状態をパワープレーと呼ぶ。

※2 ペナルティーによる退場で相手チームより人数が少なく、数的不利な状態をキルプレーと呼ぶ。

(記事 佐々木一款、写真 糸賀日向子、小林理沙子)

※( )内はシュート数

結果
早大 ピリオド 慶大
0(10) 1st 1(8)
2(11) 2st 1(6)
3(14) 3st 1(10)
5(35) 3(24)
得点経過
チーム 時間 ゴール アシスト1 アシスト2 PK/PP
慶大 00:51 15リック 1長谷川 14永田
慶大 20:05 21滝 10田中
早大 32:57 19杉本
早大 35:35 1澤出 19杉本 29ハリデー PP
慶大 51:20 9運上 21滝
早大 53:15 8青木 1澤出
早大 55:56 17高橋 33坂本 34谷口 PP
早大 59:43 33坂本
※PKはキルプレー、PPはパワープレー、PSはペナルティショットを指す
 なお、PK/PPの表記は早大にとってPKに当たるかPPに当たるかを表記するものとする
早大メンバー
セット FW FW FW DF DF
21矢島 17高橋 2北村 33坂本 25篠田
19杉本 8青木 1澤出 29ハリデー 18羽場
12飛田 9生江 24河田 31大崎 13吉野
15伊東 16鈴木 11加賀美 23草島 10住友
GK34谷口
コメント

内藤正樹監督(平3二文卒=北海道・釧路湖陵)

――今日はリーグ初戦ということで、選手にはどのような声をかけられましたか

チャレンジしなさいと話しました。8月から氷に乗って、スタンディングパスやスケーティングといった今までやらなかった基礎の部分からやっているので、自信を持ってプレーしてほしい。基礎をしっかり使ってチャレンジしてほしいと話しました。

――前半はチームがうまくかみ合っていないような印象を受けました

足が動いてなかったね。準備が悪かったんでしょう。1Pがウォームアップになってしまいました。3Pになってやっとエンジンがかかったかなという感じです。まずは一生懸命走る、パックを取るということをしなければ1Pのようにズルズル持ってかれることになります。

――杉本選手が状況を打開する1点目を決めました

一生懸命走らないで点を入れたがるからゴールキーパーの近くで打ちたがる、でもそうするとキーパーが大きくなるから当然入らないんです。ハイスロットから打った今日最初のシュートを決めてくれたので、あれでみんなの目が覚めたかなと思います。あのシュート以降遠くからシュートが打てるようになりましたから、それを最初からやるということですね。

――パックの行き先に人がいないと感じることがありました

それが1Pの結果につながりましたね。足が動いていない、反応も悪い。相手の動きを見てから追いかける形になっていた。それでは自分のボールにはできませんよね。まずパックがどこにあってどこに行くのかきちんと予想しながら、そこに自分の体を持っていくということですね。

――明日は東洋大に勝って勢いのある法大との対戦になりますね

同じ勝ちでもウチは何とか慶応に勝ちをもらって、法大は頑張って東洋大に勝っているので内容が全然違います。当然、法大は強いですからもっとチャレンジしないと、今日のような試合をしていては勝つことはできないでしょう。まずは今から明日までの時間を大事に使って、しっかりダウンをして栄養を取って休んで、朝起きてしっかりアップをして、今日みたいな1Pにならないように体を動かしてから氷に上がりなさいと指示しました。

DF坂本之麿(社4=青森・八戸工大一)

――早慶戦で敗北した慶大との開幕戦、意気込みはどのようなものでしたか

同じ相手二度負けられないと思っていたので、早慶戦の借りを返すつもりで、 絶対に勝ちにいくつもりで、いきました。

――第1P、第2Pは出だしに得点されてしまいました

僕もどちらもアイスタイムがあったので、すごく責任を感じていてチームに迷惑をかけたと思いますし、最初はすごく劣勢だっと思うんですけど、結果的に勝てて良かったと思います。

――巻き返した後半は振り返っていかがですか

後輩たちが点を取ってくれたので、なんとか4年生で点を取らないといけないな、と思っていましたし、結果的に4年生で勝ち越せたので、良かったと思います。

――ご自身のプレーを振り返っていかがですか

本当に守りに課題にあって、ゴールには絡めていると思うんですけど、ディフェンスとして守りの意識をもっと高めていかないとな、と思います。

――サマーカップなどありましたが、夏は練習を積めましたか

どちらかというと基礎をしっかりするというのをテーマとして練習してきたので、それが試合に生かせたかどうかはわからないですけど、すごくいい練習ができたと思います。

――あすの法政大戦への意気込みをお願いします

相手はどこであれワセダのホッケーをしっかりして、絶対に勝ち点3を取りに行きたいと思います。

――4年生として最後のリーグ戦の目標は

全試合勝利するつもりで、絶対優勝します。

FW青木孝史朗(スポ3=埼玉栄)

―― きょうの試合を振り返っていかがでしたか

試合全体の流れはチームとして良くなかったと思うんですけど、最後の最後に早大に流れを持ってきて、最終的に勝ち点3を取れたことは良かったなと思います。

――ご自身は久しぶりのリーグ戦出場でしたが、その点についてはいかがでしたか

自分自身も公式戦半年以上ぶりで緊張していました。でも足を動かしてゴールに向かうということを意識した結果、得点を決めることができたというのが良かったと思います。

――ゴールを振り返っていかがでしたか

仁(澤出、スポ2=北海道・武修館)がシュートを打つのが分かったのでとりあえずゴール前に向かって、キーパーがこぼしたのを決めることができました。だからゴールに向かった結果かな、と思います。

――試合の前半と後半で意識して変えたことはありますか

前半はどちらかというと慶大のペースに合わせて足も動かさず皆止まった状態でプレーしていました。でも2ピリ以降は足を動かして簡単なプレーでゴールに向かうということを意識した結果、流れが早大に来たのかなと思います。

――サマーカップは結果を振り返っていかがでしたか

サマーカップは合宿でやってきたことをチャレンジするという大会だったので、結果としては4位だったんですけど、4位だからリーグ戦チャンスないかというと全然そんなことはないです。サマーカップはチャレンジした結果4位だったので納得のいく4位だったのかなと思います。

――それでは明日に向けての意気込みを最後にお願いします

法大とは順位を争うにあたって最後の方で勝負となると思うので、明日は勝ち点3を取れるように最初から足を動かしてチーム全員で頑張りたいと思います。