バレーボール部

2018.09.09

秋季関東大学リーグ戦 9月8日 東京・駒沢体育館

開幕戦ストレート勝利、幸先の良いスタートを切る

 秋季関東大学リーグ戦(秋季リーグ戦)が開幕した。初日のきょう、早大は春季関東大学リーグ戦(春季リーグ戦)で12位の学芸大と対戦した。第1セットを危なげなく先取すると、第2セットは序盤にレセプションが乱されてしまうものの終盤まで付けられていた5点差を一気にひっくり返し逆転で奪取。第3セットは勢いそのままに早大ペースで試合を進め、12点もの大差をつけて勝ち取り、セットカウント3-0(25-18、25-23、25-13)、大事な初戦でストレート勝利を収めた。

 小林光輝副将(スポ4=長野・創造学園)のサーブで相手を崩すと、いきなり宮浦健人(スポ2=熊本・鎮西)のキレのあるスパイクでブレークに成功。ネット際での積極的な攻めも功を奏し、点差をどんどん広げていく。小林の正確なトスワークも冴え渡り、25-18でこのセットを先取。このペースのまま試合を優位に進めたい第2セットは、リベロの北川諒(教1=東京・早実)に学芸大のフローターサーブが集中し、レセプションを乱されてしまう。1-6と5点差をつけられてしまったところでたまらずタイムアウトを要求。ベンチメンバーとも密なコミュニケーションを取りながら巻き返しを図り、宮浦や鵜野幸也(スポ4=東京・早実)のスパイクで猛追を見せた。しかし試合終盤、学芸大のエース吉田のサーブが効果的に決まり、またも相手に連続得点を与えてしまい、点差はみるみる開き、17-22と5点差になってしまう。選手が揃って口にしていた「硬さ」から、連続失点の悪い流れをなかなか切ることができず、苦しい時間が続いた。相手にセットを与えてしまうかと思われたが、ここで諦めず1点ずつ重ねていくのが『ワセダバレー』だ。

 まず鵜野のジャンプサーブで相手を揺さぶり、そこから藤中優斗主将(スポ4=山口・宇部商)が相手コートの穴をねらったスパイクを2本決めて17-20とすると、村山のブロック、宮浦のスパイクと立て続けに得点。一気に23-22とついにリードを奪い返した。この気迫と勢いのままで最後まで押し切り、最後は相手のスパイクがサイドラインを割りアウトの判定。25-23で終盤の5点差をひっくり返す見事な大逆転を見せた。第3セットは第2セットの流れをそのまま引き継ぎ終始早大が主導権を握る展開となった。藤中、鵜野、北川の3人のレシーブの位置取りもしっかりとはまり、連続得点を着実に重ねていく。終盤は宮浦のサーブで相手のミスを誘い一気に10点以上点差をつけた。セット終盤は中野博貴(教4=東京・早実)や村本涼平(法3=京都・洛南)、中村駿介(スポ2=大阪・大塚)、吉田悠眞(スポ1=京都・洛南)らが揃って交代出場。25点を取り切るまでに相手に13点しか取らせない圧巻のバレーで勝利を収めた。

トスを丁寧に上げる小林

 きょう行われた6試合のうち、半分がフルセットまでもつれ込む混戦となった。秋季リーグ戦は全日本大学選手権(全日本インカレ)のシード権の順番に大きく関係するため、どの大学も必死で勝利をつかみに来るだろう。セット率、さらには得点率まで争われる可能性が非常に高いこの秋季リーグ戦の初戦でストレート勝利を飾ることができたことは、とても価値のあることだ。硬さは見られたかもしれないが、ブロックや繋ぎの精度は前半戦よりも格段に向上している。コートでは、選手がボールを繋ごうとする必死さの証であるスニーカーの摩擦音がよく響いている。あすの日大戦も、早大らしいひたむきさを前面に押し出してほしい。

(記事、写真 松谷果林)​​​​​​​​​​​​ ​​​​​​ ​​​​ ​​​

セットカウント
早大 25-18
25-23
25-13 ​
学芸大
スタメン
レフト 藤中優斗(スポ4=山口・宇部商)
レフト 鵜野幸也(スポ4=東京・早実)
センター 武藤鉄也(スポ3=東京・東亜学園)
センター 村山豪(スポ2=東京・駿台学園)
ライト 宮浦健人(スポ2=熊本・鎮西)
セッター 小林光輝(スポ4=長野・創造学園)
リベロ 北川諒(教1=東京・早実)
コメント

藤中優斗主将(スポ4=山口・宇部商)

――初戦を振り返っていかがでしたか

全体的にちょっと硬かったなと思います。

――レセプションのフォローについてはいかがでしたか

僕たちが北川(諒、教1=東京・早実)をサポートできなかったことが原因だと思うので、もう少し4年生を中心に諒をサポートしていければ、と思っています。

――第2セット逆転できた要因はどのようなところだと思いますか

チーム全体として簡単にセットを落としたくないという思いがありました。点差が離れても1つずつファストブレークを切っていくこと、チャンスがあればラリーをしっかり取り切ってブレークを重ねていこうということの声掛けが良くできていました。相手のミスもありましたが、1点ずつ詰めていくことができたのが良かったのかなと思います。

――先ほどの「硬かった」というのどのような点でしょうか

初戦からの緊張というよりは、初めての体育館ということや、久々の試合だったということもあってゲーム感が無かったという感じかなと思います。

――あすの日大戦に向けて

きょう出た課題を試合の中でしっかり克服していけるように、リーグ戦を通して成長していく大会にしたいと思っています。あすも相手は向かってくると思いますが、僕らも挑戦者のつもりで向かっていき、全力で、勝てるように頑張ります。

鵜野幸也(スポ4=東京・早実)

――久しぶりのリーグ戦はいかがでしたか

初戦ということで個人的にも少し緊張している部分がありました。1年生の北川が入っているので、自分と藤中(優斗主将、スポ4=山口・宇部商)でキャッチなどを支えていかなければならなかったのですが、そういった面で試合中に自分自分という感じになってしまったので、そこをもう少し次の試合で改善していければいいなと思っています。

――きょうはスパイクも好調でしたが調子はいかがですか

バックアタックに関してはきょうはちょっとタイミングが合わなかった部分と相手に取られてしまう部分があったので、そこに関しては光輝(小林副将、スポ4=長野・創造学園)と合わせていこうと思っています。フロントに関しては春リーグ(春季リーグ戦)でできていたのに東日本インカレ(東日本大学選手権)でできていなかったコースの幅について、きょうは少し上手くいきました。夏合宿で取り組んでいて、それがいい方向に繋がったかなと思います。

――個人としての秋季リーグ戦の目標はありますか

自分たちが目標にするのは秋季リーグ戦というよりかは全日本インカレの優勝なので、そこに向けてもっと自分が引っ張っていけるように、4年生として頑張っていきたいと思っています。

――あすに向けての改善点はどのようなところでしょうか

1本目の部分で乱してしまう部分が多かったので、もっと自分が取る範囲などもきっちり確認して、サーブレシーブをする3人でもっと声をかけていけたら落ちるボールも減ると思っています。

宮浦健人(スポ2=熊本・鎮西)

――初戦の入りはいかがでしたか

最初はやっぱりみんな硬かった部分がありましたが、まずは1セット目を取ることができて良かったと思います。

――2セット目は最後まで苦しい状況が続きました

かなり点差がついてしまいましたが、1点ずつ返していけば最終的には勝てるかなと思っていました。そんなに焦りとかはなかったです。

――3セット目はサーブが好調でした

夏合宿でサーブを意識して練習しました。3セット目は点差も開いていたので、会場に慣れるためにもサーブを攻めてみようという気持ちでいました。その結果しっかり攻められたのかなと思います。

――スパイクの調子はいかがですか

きょうは良かった部分もありますが、課題も見つかりました。ハイボールの処理とかですかね。

――個人としての秋季リーグ戦の目標は何かありますか

1試合1試合常に安定したプレーができるように心がけたいと思っています。

――あすに向けて

あすもやることは変わらず、自分たちの持っているものを全て出すだけかなと思っています。

北川諒(教1=東京・早実)

――きょうの試合を振り返って

すごく疲れました(笑)。先輩たちがフォローしてくれたことはとても有難かったです。強い相手になるにつれ、劣勢になったり競ったりする場面が多くなると思うので、そういう時に先輩に頼らず、自分の力でできるような力をつけていきたいなと思っています。

――堀江友裕選手(スポ3=和歌山・開智)とはタイムアウト中にどのようなお話をされましたか

同じリベロなので、リベロとしていろいろな声をかけてくれました。こういう時はこうしたらいい、とか。戦術のことなど細かいところも教えていただきました。

――北川選手自身の秋季リーグ戦中の目標はありますか

夏合宿で堀江(友裕)さんがいない中で企業さんとやらせていただきました。その成果をしっかり出せることがまず目標です。そして、リベロとしてどういう声をかけたらいいか、そして松井さん(泰二監督、平3人卒=千葉・八千代)から指示を出されたことを自分が的確に伝えられるか、というところを頑張りたいと思っています。

――あすの日大戦に向けて

今日の調子というものを最低ラインにして、あす以降もどんどんその調子を上げていけたらと思っています。