漕艇部

2018.09.07

第45回全日本大学選手権 9月6~9日 埼玉・戸田ボートコース

男子2艇が姿を消し、9艇であす以降へ

 やや風の強い中行われた2日目。初日の予選で敗者復活戦へと回った5艇と、きょう予選が行われた2艇の計7艇が出場。ほとんどのクルーが準決勝進出を決めた一方で、男子の2艇が今大会から姿を消すことになったのに加え期待の新種目・女子舵手付きフォアがあすの敗者復活戦に回るなど、男女通じて決して楽観視はできない結果となった。

(記事 石塚ひなの)

★準決勝、決勝へそれぞれ1艇進出。しかし…(男子部)

 男子部で最初に出艇したのは、昨日の予選で4着に終わった舵手なしペア。敗者復活戦からの巻き返しを図るレースとなった。スタートダッシュに成功し、500メートル地点でトップに躍り出るが、その後は徐々に失速。富山国際大にリードを許すと、日大と激しい2位争いを演じる。しかし、ここで思わぬ出来事が起こる。練習中のアクシデントによりレース2日前に船を変えざるを得なくなり、慣れない船の漕ぎにくさからか船が進行方向右へと寄っていくと、1750メートルを超えたあたりでオールのブレード部分がブイに接触。藻の影響もありそのままバランスを崩してまさかの転覆となった。準決勝進出も見えたレース展開だっただけに、非常に悔やまれる結果となってしまった。

 続いて行われたのは舵手付きペアの予選。瀧川尚歩(法2=香川・高松)が「最初の500メートルで2位以下と差を広げられて良かった」と振り返る通り、スタートダッシュで一気に他の艇との差をつけると、その差を維持したままゴールイン。明後日の決勝へ順当に駒を進めた。また、きのうの予選で4着に終わり、敗者復活戦に回った岩松賢仁(スポ1=熊本学園大付)と、船木豪太(スポ1=静岡・浜松北)の1年生コンビのダブルスカルは、昨日のレースでの反省を生かしスタートからハイレートでの漕ぎを見せるが、1500メートル以降で失速。3位に終わり、レース終盤の戦い方に課題を残す結果となった。

余裕のあるレース展開を見せた男子舵手付きペア

 そして、本日最後に登場したのはきのう0.45秒差に泣いた男子エイト。強風の影響でスタートが出遅れ、スタートダッシュをかけることはできなかったが、約1艇身差でトップに躍り出ると、徐々にその差を広げていき、1着でフィニッシュ。しかし、タイムについては「もう少し出したかった」(飯尾健太郎副将、教4=愛媛・今治西)と振り返る通り、納得のいくタイムではなかったことも事実。準決勝は明大、中大、仙台大といった強豪校と同じ組ではあるが、臆することなく堂々とした漕ぎを見せたい。

 きょうは4艇が出艇し、1艇ずつが準決勝、決勝進出を果たした一方で2艇が予選敗退という結果に終わった。あすは準決勝に3艇が出艇する。『ONE WASEDA』で一丸となって戦いに臨みたい。

(記事 新開滉倫、写真 秦絵里香)

★新種目の舵手付きフォアが敗者復活戦へ…。2艇は準決勝進出を決める(女子部)

 女子部からは3艇が出場。きのうの予選に出場し、敗者復活戦に回った2艇は無事に準決勝へと駒を進めた。一方で、今年からの新種目である女子舵手付きフォアは予選が行われ、優勝が期待される早大だが、まさかの3着でのゴール。あしたの敗者復活戦へ回った。

 舵手なしペアの宇都宮沙紀(商2=愛媛・今治西)と尾嶋歩美(スポ2=埼玉・南稜)は、隣のレーンの富山国際大と終始競る展開となったが、ラストスパートで約1艇身差を付けてゴール。「前半から飛ばし過ぎた」(尾嶋)というきのうの反省を生かして落ち着いたレース運びを見せ、準決勝に進んだ。また、予選では1着の大学に大きな差を付けられた女子ダブルスカルの大崎未稀(スポ1=福井・美方)と南菜月(教3=新潟南)。敗者復活戦ではスタートから飛び出ると、そのまま後続を引き離し、2着に20秒以上の差を付けてゴールした。

予選の反省を生かした漕ぎを見せた女子舵手なしペア

 早慶レガッタの経験からスイープ種目では優位に立つと考えられる舵手付きフォアだったが、序盤から立命大にリードを許し、その後差を広げられてしまう。第3クォーターには富山国際大にも後れを取ってしまい、粘りを見せるもその差を詰められることができず、3着でフィニッシュ。早大は優勝を目標としているだけに悔しいレースとなった。しかし強豪が揃う組であったため、全体でのタイムは3番目。コックスを務める奈良岡寛子(教2=青森)も「絶対に勝てる自信はある」と士気が高まっている。2年ぶりの女子総合優勝に向けて、敗者復活戦では着実に決勝進出を決め、初代女王の座を必ずや勝ち取りたい。

(記事 加藤千咲、写真 石井尚紀)

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結果

【予選】

▽男子部

【舵手付きペア】

C:山田侯太(商2=東京・早大学院)
S:菅原諒馬(商3=東京・早大学院)
B:瀧川尚歩(法2=香川・高松)
7分38秒03 【1着 決勝進出】

▽女子部

【舵手付きフォア】

C:奈良岡寛子(教2=青森)
S:木下弥桜(スポ3=和歌山北)
3:三浦彩朱佳(文2=青森)
2:青木華弥(教4=東京・本所)
B:北村綾香(スポ4=滋賀・膳所)

7分45秒22 【3着 敗者復活戦へ】

【敗者復活戦】

▽男子部

【エイト】

C:徐銘辰(政経3=カナダ・St.Andrew’s highschool)
S:田中海靖(スポ2=愛媛・今治西)
7:飯尾健太郎副将(教4=愛媛・今治西)
6:鈴木大雅(スポ4=埼玉・県浦和)
5:伊藤大生主将(スポ4=埼玉・南稜)
4:金子怜生(社4=東京・早大学院)
3:坂本英皓(スポ3=静岡・浜松北)
2:藤井拓弥(社3=山梨・吉田)
B:尾崎光(スポ4=愛媛・今治西)

6分13秒54 【1着 準決勝進出】

【ダブルスカル】

S:岩松賢仁(スポ1=熊本学園大付)
B:船木豪太(スポ1=静岡・浜松北)

7分08秒93 【3着 敗者復活戦敗退】

【舵手なしペア】

S:川田諒(社3=愛媛・松山東)
B:伊藤光(文構4=東京・神代)

記録なし 【失格 敗者復活戦敗退】

▽女子部

【舵手なしペア】

S:宇都宮沙紀(商2=愛媛・今治西)
B:尾嶋歩美(スポ2=埼玉・南稜)

7分56秒91 【1着 準決勝進出】

【ダブルスカル】

S:大崎未稀(スポ1=福井・美方)
B:南菜月(教3=新潟南)

7分44秒54 【1着 準決勝進出】

コメント

【男子エイト】

7:飯尾健太郎副将(教4=愛媛・今治西)

――本日のレースを振り返っていかがでしょうか

スタートに課題が残ったのですが、スタート以降はきのうよりいいリズムで漕げたかなと思います。ただ、まだまだ課題はあるので、あしたの準決勝へ向けて改善できるところまで改善して臨みたいです。

――スタートの出遅れてしまった原因は何でしょうか

突風が横から吹いていて、それを考慮したつもりだったんですけど、予想以上に影響を受けてしまって、大きく崩してしまいました。風に対するケアが足りなかったです。

――きのうのレースと比べて感触などで違いはありましたか

きのうよりは大きく長く漕ぐ本数は増えたかなと思います。

――きょうのタイムについてはどのように感じていますか

あまりよくないですね。コンディション込みでも、もう少し出したかったなという思いはあります。

――きのうのレースは終盤に余力が残ってしまって、スパートがかけられなかったといお聞きしましたが、きょうはラストの部分についてはいかがでしょうか

きのうと展開が違ったので比較しにくいんですけど、(相手が)見えていた分、精神的に余裕あって、この大会二本目ということで体も慣れてきて、トータル余裕があったのかなと思います。

――あすの準決勝へ向けて意気込みをお願いします

A決勝にいかないと優勝という目標には届かないので。あした同じ組は格上ばかりですが、受け身に回らず、挑戦者の気持ちで漕いでいきたいと思います。

【男子舵手なしペア】

B:伊藤光(文構4=東京・神代)

――今の率直なお気持ちを聞かせてください

 正直心の整理がついていないです。こういう結果になってしまったんですけど、実は2日前に艇ぶつけを起こしていて、船が変わったんですね。そのショックも大きくて、2カ月間ずっと同じ船でやって来たのに、レース2日前に違う船になって感覚が変わってしまって。それに運悪く、台風の影響で乗艇できなくて、心の整理が大変で。それで試合に臨んで、こういう形になってしまって、ずっと心が乱れたまま終わってしまったなというのが率直な感想です。川田(諒、社3=愛媛・松山東)と長い間やってきて、川田の方が1つ学年は下なんですけど、僕よりも競技歴は長くて、ボート漕ぐのも上手いので、川田がストロークになって、ずっと川田の漕ぎを信じて合わせていけば、上位も狙えるなっていうのもずっと思っていたので、川田の漕ぎに合わせることをずっとやってきました。ストロークが川田じゃなかったら、ここまでいいものを出すことはできなかったかな、というのが率直な感想です。

――レース中段々と船が片側に寄っていましたが、その原因などはありますか

 おそらく考えられるのは、レンジの長さの違いだったと思います。川田の方がレンジが長くて、僕の方がフィニッシュで最後まで押しきれずにレンジの長さが短くなってしまったのが、少しづつ積み重なって、曲がってしまったのかなと思います。あとは船が変わって、喫水(きっすい:船と水面までの高さ)が前よりも低くなって、僕のブレードが前よりも深く入りやすくなったことで、ロスしている感覚を1日目に感じていました。なので、なるべくブレード1枚で漕ぐことを意識していたんですけど、若干まだブレードが深くて無駄な所を漕いでいたのかなという気がしています。

――風の影響などもあったのでしょうか

 荒川方面から横風が順風寄りに吹いていたので、その風が船を前に押して良いタイムが出やすくなっていました。でも、しっかりフィニッシュを押して行かないと抜けちゃう風だったので、難しくはあったんですけど、そこはあまり気にしていませんでしたね。

――どんなレース展開を練っていたのでしょうか

 きのうときょうで、かなりレース展開が変わっていて。昨日はひたすらコンスタントを一定に刻んで、レートを上げていく感じだったんですけど、スタートで引き離されてしまって。小艇になると、他の艇も見えず作戦が立てづらく、相手の艇を見ながら進める方が有利になるなので、きょうはスタートで食らいついて、1、2クオーター集中して1位を取るくらいの勢いで行こうという感じでした。実際それが上手く行って、750~1000メートル付近で、富山国際大が追ってきている中、日大と横並びのレースでした。

――隣のレーンの富山国際大学が後半猛追をみせていましたが、焦りなどはありましたか

 ありませんでした。想像通りのレース展開だったなと川田とレース後に話しました。おそらく日大もスタートから上げてくるだろうなと思っていて、富山国際大学はそんなに初めからは上げてこないだろうという話をしていて。だけど、富山国際大学が800メートルくらいで急にスパートを入れ始めて、そこからぐいぐい来て。すごい所でスパートを入れるな、と思ったんですけど、その後1500メートルくらいでばてていたのが、わかって。ここで詰めれば、焦ってペース上げて自滅するかもしれないなと思って、レースを進めていたんですけど、その後は上手く行けませんでした

――最後に疲れが出てしまったわけではなく、慣れない船での出場が影響したのでしょうか

 それはさっきも言った通りで、フィニッシュのレンジの長さがずれてしまって、うまく抜けなくてしまって。ブイに当たった時に、オールが水面に対して鋭角に入ってしまったことで、そのまま抜け出せなくなってしまったのかなと思います。あと少し藻の影響もあったのかなと思います。普通、抜けなくなっても持ち直せるんですけど、すごい絡みついてそのまま入ってしまったので。でも、一番は僕のフィニッシュが合っていなかったことだと思います。

――川田さんはよいペアでしたか

 そうですね。僕の技術力が足りなかったのかな。やはりペアは難しいなと思いました。自分のサイドに100%責任が乗っているので、難しかったですね。でもペアが川田じゃなかったら、2カ月間やってこれなかったと思いますし、感謝と同時に申し訳なく思っています。

――レース後はお互いにどんな言葉をかけられたのでしょうか

 沈没したことは置いておいて、最初の500メートルまではいい感じに漕げていたことは、お互いに思っていて。監督からも、「沈がなかったら95点くらいあげたい。レースプラン通りだったと思うし、全力をみせてくれたと思う」って言われて。逆にその言葉を聞いて余計悔しくなって。本当になんであの時オール抜けなかったのかなって。僕の実力不足です。

――今後はどう関わっていきたいですか

 3,4日目とインカレはまだ続くんですけどきょうでレースが終わったので、川田とワセダが掲げる目標に向けて、しっかりとサポートに回っていこうという話をしました。全日本(全日本選手権)はどうなるかわからないですけど、川田を含め3年はクロアチア合宿に行って、僕は一度オフを貰えるので、そこで整理しながら、最後の全日本に向けて技術面や体力面をしっかり整えてやれることをやっていきたいと思います。

【男子舵手付きペア】

B:瀧川尚歩(法2=香川・高松)

――きょうのレースプランはクルーで話し合われましたか

オーソドックスなものなんですけど、最初の500メートルでスタートダッシュを決めて、他の艇を一気に離して、第2、3クオーターでその艇差を維持して、ラストクオーターでまた伸ばして、ゴールするというレースプランでした。

――レースをしてみて感触はいかがでしたか

思った以上にスタートスパートが決まって、最初の500メートルで2位以下と差を広げられて良かったんですけど、最初がうまくいきすぎた分、コンスタントのところで一本長くできなくて、勢いだけでいってしまったので、いまいち伸び切れなかったのかなと思います。

――きょうのクルーの漕ぎの合わせ具合はいかがでしたか

三人でしっかりと練習をしてきて、しっかりと合った漕ぎができるようになってきたんですけど、本番で後半になってくると、二人のユニホーミティーが欠けてくるシーンがあったので、次の決勝への課題かなと思います。

――日大のタイムについてはどのように思われていますか

日大が7分34秒で、僕たちが7分38秒で4秒差というところで、正直射程圏内だと思っています。第3クオーターまでは僕たちの方がタイムは速くて、僕たちのクルーはどちらかというとスタートで出る感じなんですけど、日大は対照的に後からくるタイプだと思うので、僕たちのスタイルを崩すことなく先に出て、後から日大がきても、焦らずに詰められることなくゴールできればと思います。

――最後に決勝への意気込みをお願いします

優勝しか見ていないので、なんとしてでもあさって死ぬ気で優勝します!

【男子ダブルスカル】

B:船木豪太(スポ1=静岡・浜松北)

――きのうの予選を受けてきょうのレースプランはどういったものを想定していましたか

きのうはスタートから低レートで入ってしまってそこでリズムが重くなってしまったというのが僕たちの改善点だと思ったので、きょうはスタートからハイレートで軽いリズムで漕いでいこうと二人で話し合って、きょうはそのように漕いでいきました。

――実際の展開をきのうの予選ときょうの敗者復活戦を振り返っていかがでしたか

きのうは重いリズムで後半1250(メートル)過ぎからどんどん離されてしまったんですけど、きょうは1500メートルくらいまでは比較的軽いリズムで漕げて、いいのかなと思ったんですけど、それでも1500を過ぎたらどうしてもリズムが重くなってしまってキャッチの入りもどんどん鈍くなってしまって。また1500過ぎから差されてしまうという、展開としてはきのうと同じなんですけど、結局負けてしまったという感じです。

――2つのレースで違う点を挙げるとすれば

先行して最後に差されてしまうという展開は一緒だったんですけど、きょうのレースの方が1500ぐらいまではいいリズムで漕げたというか、割とプラン通りに行けたのかなと思います。そこはきのうの終始重いリズムで漕いでいたところとは違う点ですね。

――途中でクルーの変更があり急造クルーだったと思いますが、練習で意識していた点はありますか

練習期間が8月の中頃に本栖湖で合宿を行ったんですけどその時からのスタートだったので短い時間の中で何ができるかというところで。僕はもともとスイープ種目で出場する予定だったので、いきなりスカルになって最初はそこで使い分けがまだうまくできなくて戸惑ってしまってうまくいかなかったんですけど、練習を重ねているうちにだんだんスカルの勘を取り戻して、合宿が終わるころには結構いい精度では来ていました。

――お花見レガッタでも同じクルーでしたが、その時と比べて成長したと言える点はありますか

まずタイムを見てもらってもそうなんですけど、お花見レガッタは1000メートルのレースで今回は2000メートルで、コンディションの違いもあるので一概には比較できないんですがその時の1000メートルのレースよりもこのインカレ(全日本大学選手権)の1000のラップの方がタイムが全然速いので、当たり前なんですけど確実に成長はしていると思います。お花見の時は僕がストロークで、相方の岩松(賢仁、スポ1=熊本学園大付)がバウだったんですけど、今回は逆で。僕は高校時代あんまりバウを漕いだ経験がなかったので、最初はうまくいかなかったんですけど、この3週間くらいで慣れてきたので今回いい経験になりました。

――今大会を振り返っての感想と次回以降への意気込みをお願いします

敗者復活戦で負けてしまったことは本当に悔しいことで、1年生の2人だからということもあるんですがそれでも僕たちは一つでも上のレベルで戦いたかったですし、大学生として、ワセダの一員としても成績を残したかったんですけど、今回このような形で終わってしまったというのが一つ結果なので、そこ結果をしっかりと受け止めたいです。まだまだ自分たちには足りないところとして一つはフィジカル面ですね。2回のレース共に1500以降後半出られてしまったのでしっかりと2000メートル漕ぎきれるように体力をつけることと、もう一つは船のリズムを軽くずっと通し続けられる技術というのも課題となったので、そこを今後のレースに生かしていきたいと思います。今後どのレースに出場するかはまだわからないんですけど、自分の与えられたポジションをしっかりと全うしてやっていけるようにしたいと思います。

【女子舵手なしペア】

B:尾嶋歩美(スポ2=埼玉・南稜)

――どのようなレースプランで臨まれましたか

予選で前半から飛ばしすぎてしまって後半に思うようなレース展開ができなかったというのがあったので、今回はペース配分を意識して、前半は溜めてラストで勝負ができるような展開にしました。

――ラストスパートのタイミングはどの辺りを狙っていましたか

本当のプランではレースよりもう少し遅めにかける予定だったんですけど、レース展開的にずっと競っているレースで(相手を)離したいなというのがあったので、ちょっと早めに仕掛けるコールを入れてそういう展開になりました。

――隣のレーンの富山国際大とずっと競る展開でしたが、相手が見える中でどのようなことを意識しましたか

途中1回相手に出られたときもあったんですけど、私は漕ぎながら絶対後半でいくと思っていて実際そういう展開になったんですけど、レース終わってストロークの宇都宮にも聞いたら私も絶対いけると思ってたから(中盤は)我慢してたと言ってました。

――風の影響はありましたか

アップしてるときはちょっと風あるかなと思ったんですけど、レース始まったらとくに感じませんでした。

――明日の準決勝はどういうレースにしていきたいですか

きょうのレースで結構いい感覚がお互いにつかめたので、決勝を見据えて自分たちがやりたいレース展開をしていきたいです。決勝に行くために順位にこだわって勝負してきたいと思います。

【女子舵手付きフォア】

奈良岡寛子(教2=青森)

――きょうはどういったレースプランで臨みましたか

きょうは当たりが決勝のような当たりだったので、きょうここを抑えて1着で行けたら、という気持ちで臨んだんですけど。監督やコーチなどにも言われたんですけど、きょうのレースは一言で言えば自滅という感じでした。

――具体的にはどういうふうにレースを展開していこうと考えていましたか

競る展開になるとは思っていたので、スタートで私たちが出たとしても油断はできないと考えていました。意識していたのは立命大と富山国際大だったので、その二艇は第2クオーター、第3クオーターでしっかり船を伸ばしてくる大学なので、そこでスタートで出たにしても出られたにしても第2クオーター、第3クオーターでしっかりこらえてコンスタントにしっかり伸ばしていく、それでラストクオーターにつなげていくようなイメージではありました。

――レースではそのプランは実際にはどうでしたか

自分たちの感触としてはスタートも結構良くて、スタートスパートからコンスタント、長いリズムでの漕ぎに変えるところもうまくリズムを落とせて良い感じにはまってはいたんですけど、そこで立命大にコンスタントに入ったところで出られてしまって。そのあと風の影響も受けてバタバタっと崩れたところから、うまい具合に自分たちで修正できずに、切り替えられずにそのままずるずるいってしまったかなというところです。

――舵手付きフォアは新種目でしたが、ここまではどういった取り組みをしてきましたか

ワセダの女子は早慶戦でエイトの種目があるので、他の大学に比べるとスイープに掛ける時間とかも長かったと思いますし、今回の舵手付きフォアも東日本選手権でペアに出たメンバーから選んでいるので、スカルでもスイープでもやることは一緒だったので、みんなで話し合いながら。普段通りに、スイープだからと言って特に気をつける部分はなかったと思います。

――中盤までは1着の立命館大と競っていたわけですが、その部分での収穫などはありますか

正直、きょうはあまりうまくいったところはないかなといった感じで。風が強い中でオールが舞ってしまってスムーズにキャッチが入らなかったりだとか、入れてから素早く反応するところとか、挙げたら色々出てきてしまうんですけど、普段の練習で意識して、良いかたちで今まで積み上げてきたものがきょうは少し出せなかったというところです。あと、漕いでるところの切り替えの3本とかでコールを入れたりするんですけど、その3本への反応がきょうはいまいち鈍かったというか、まとまりきれずにそのまま悪いリズムのままずるずるいってしまったかなと思います。

――敗因としては色々あると思いますが、いちばんの敗因はどこにあると思いますか

いちばんうまくいかなかったのは私たちが目指していた、漕いでいる1本のオールのうちのセカンドパートっていうところで。しっかり体重を使って後ろに船を進めていく部分を特に意識して練習していたんですけど、きょうはそれがいまいちはまらなかったというところで、私たちがテーマにしていた、船がしっかり沈んで、起き上がってというピッチングのところがうまくできなかったのがいちばんの敗因なのかなと思います。

――実際に漕いでみて、立命大へはどういう印象を受けましたか

実際漕いでみて、終わってみるとタイム差はあるんですけど、こんなに差が開くはずはないと本当に思いますし、自分たちがやってきたことをしっかり、いつも通り出せればあの差は覆して絶対に勝てるという自信はあるので、その点において弱気になっているということはないです。

――厳しい組でしたが、実力のあるクルーと対戦して手応えを感じる部分はありましたか

きょうは自分たちの漕ぎができなかったっていうところが一番の敗因だと思うので、やっぱり自分たちがやってきた漕ぎをしっかり出せれば勝てる相手だと思います。きょう富山国際大と立命大に挟まれてのレースになって、漕手はそれで近くに競っている相手がいるのでちょっと気になって焦ってしまったという感想があったんですけど、予選でタイムが近いクルーとやれたので、決勝ではそこはあんまり気にせずにできるかなとは思います。

――あすの敗者復活戦、そしてそれ以降に向けて、どういった部分を意識して取り組んでいきたいですか

自分たちがこれから新たにどこを直すとかはないので、確実に今までやってきたことをもう1回確認して、いつも通りリラックスしてメリハリのある漕ぎでできれば全く問題はないと思います。