メニュー

野球部

2018.09.10

東京六大学秋季リーグ戦 9月9日 神宮球場

3連覇狙う王者、連勝で東大から勝ち点を奪う/東大2回戦

東大2回戦
慶 大 10
東 大
(慶)森田晃、津留﨑、太田、石井、髙橋佑-郡司
◇(本塁打)中村2号2ラン(二塁打)柳町、小原

 東京六大学リーグ戦3連覇に向けて、東大戦で勝ち点を奪うことは必要条件であった。前日に苦戦を強いられ、不安の残る中で臨んだ2回戦。3回に、小原和樹(3年)の右前適時打で先制点を奪うが、その裏、2死三塁の場面で森田晃介(1年)が反則投球を宣告され、1点を献上してしまう。その後は両チーム走者を出すものの、無得点が続く。しかし、6回に柳町達(3年)の適時二塁打など6安打の猛攻で一挙6点を奪った。さらに9回。中村の2試合連続となる2点本塁打でリードを大きく広げ、中盤以降意地を見せた慶大が勝利を収めた。

 2回まで東大先発の有坂望(4年)に抑えられる展開であったが、3回に中村がチーム初安打を放ち出塁する。その後、犠打、三ゴロにより2死二塁としたところで、1番・小原が外角の直球を捉えると、これが右前適時打となり先制点を奪うことに成功した。しかし、直後の東大の攻撃。先頭打者に中前打を許すと、2つの犠打で走者を三塁にまで進められた。すると次打者に投じた2球目、森田昂が反則投球を宣告され、三塁走者が生還し同点とされてしまう。その後も中村の失策もあり2死三塁のピンチを迎えたが、後続を空振り三振に仕留め、最少失点でしのいだ。すると5回。先頭の橋本昂樹(3年)が遊撃内野安打で出塁し、死球、犠打で1死二、三塁の好機をつくる。ここで、遊ゴロの間に橋本昂が果敢に本塁突入を図ったが、遊撃手の好返球により本塁タッチアウト。勝ち越すことはできなかった。

リーグ戦初先発のマウンドで好投を見せた森田晃(左)

 4、5回と好機をつくるものの、相手先発に抑えられていた両チームであったが、均衡を破ったのは慶大であった。6回に先頭の渡部遼人(1年)が左前打で出塁すると、3番・柳町が2球目の高めの球を捉えた打球は左中間を破る適時二塁打となり、ついに勝ち越しに成功。その後も連打で満塁とし、押し出しの死球で3点目を奪うことに成功した。ケイオーの破竹の攻撃は止まらず、有坂に代わった相手投手をも捉える。中村の中前適時打で2点、小原の左中間への適時二塁打でさらに2点を奪い、この回だけで6得点を奪った。直後の東大の攻撃で2番手・津留﨑大成(3年)が3点を返されたものの、最終回に中村が甘く入った初球を捉え、2試合連続となる左越え2点本塁打を放つ。再びリードを6点に広げ、勝利をものにした。

2試合連続の本塁打を放った中村

 中盤以降大量リードを奪い勝利した慶大。序盤は有坂に抑えられていたが、6回に一挙6得点を奪ったことで、攻撃陣の粘り強さを示すことができたのではないか。また、前日に負傷した河合大樹主将(4年)に代わって出場した中村が、4打数3安打と結果を残した。投手陣が不安定である中、攻撃陣の選手層の厚さをどう利用していくかが3連覇のカギになるはずだ。同時に、ブルペン状況が厳しい中で安定感のある投手が出てくるかどうか。これも優勝への道筋が見えてくるきっかけとなるに違いない。

(記事 久保茉里奈 、写真 池田有輝、柴田侑佳)

関連記事

王者慶大、三連覇に向けて課題の残る船出/東大1回戦