庭球部

2018.09.05

関東大学リーグ 9月5日 神奈川・慶大日吉蝮谷コート

接戦ものにし、リーグは全勝スタート/女子山学大戦

 全日本大学対抗王座決定試合(王座)出場校を決める戦い、関東大学リーグ(リーグ)がついにスタート。開幕戦で早大は山学大と対戦した。初めにコートに入ったダブルスでは2ペア共に2時間かからずストレート勝ちを収め、いい流れでシングルスにつなげる。シングルスでは接戦が繰り広げられたが、終わってみれば5人全勝。合計スコア7-0の快勝で、リーグ初戦を白星で飾った。

 ダブルス1に起用されたのは早大が誇るエースペア大矢希女子主将(スポ4=愛知・名経大高蔵)・上唯希副将(スポ4=兵庫・園田学園)組。全日本学生選手権(インカレ)ではまさかのベスト4に終わり、「私たちがカギとなるプレーをしたい」(大矢)と並々ならぬ思いでリーグに臨んでいた。その意気込み通り、大矢・上組はチームを勢いづけるプレーを披露する。ファーストセットを2-3から一気に4ゲーム連取で奪うと、セカンドセットでは相手に一度もブレークを許さず。熟練ペアのコンビネーションが冴え渡り、6-3、6-2の快勝でチームに最初の勝ち星を届けた。隣のコートに入っていた清水映里(スポ2=埼玉・山村学園)・下地奈緒(社2=沖縄尚学)組も先輩ペアに続く。ファーストセットは中盤からブレーク合戦になるが、大事なポイントで勝負強さを発揮し7-5で奪取。セカンドセットでは相手を寄せつけず、こちらもストレート勝ちを収めた。これでダブルスは2-0。続くシングルスの戦いへ勢いをもたらした。

大矢・上(左)組はチームに最初の勝ち星を届けた

 シングルスで最初に勝利を挙げたのは大矢。セカンドセットではやや苦しんだが、主導権を渡すことはなく、しっかりとストレート勝ちでチームを勢いづけた。早大の勝利を決めたのは倉持美穂(商2=東京・早実)。試合はお互いがベースライン付近で打ち合うストローク戦となる。お互い1セットずつを取り合い、迎えたファイナルセット。ここでも長いラリー戦が続いたが、2-3の相手サービスゲームをブレークした倉持がここから一気に突き放した。ゲームセットの瞬間、大きくガッツポーズを見せた倉持。個人にとってもチームにとっても大きな勝利となったことだろう。シングルス5には団体戦初出場となった松本妃那(スポ1=福岡・柳川)が登場。序盤から緊張をものともせず、安定したストロークで相手のミスを誘いファーストセットを奪った。しかし、その後は相手の力強いショットに押されセカンドセットを落とすと、ファイナルセットも先にブレークを許す苦しい展開に。それでも、「アドバイスとか励ましがあったことで、キツいところでも頑張れた」(松本)とチームの応援を力にした松本妃がここから奮起する。とにかく相手のショットに食らい付く粘り強いテニスですぐにブレークバックすると、第7ゲームでも再びブレークに成功。そのまま逃げ切り、フルセットの接戦をものにした。シングルス1、2も勝利し、これでシングルスは5-0。合計7-0で王座出場に向け最高のスタートを切った。

早大の勝利を決めた倉持

 「ファイナルセットまでもつれた試合を全員がものにできた結果の7-0というのがすごくうれしい」(大矢)。シングルスでは3試合がファイナルセットまでもつれたが、全員が接戦を勝ち切った。この結果は今後の自信につながるだろう。次戦の相手は明大。インカレ、関東学生選手権と立て続けに早大勢が明大の選手に敗れているだけに、リーグでのリベンジに懸ける思いは強い。「次も7-0目指してチーム一丸となって頑張る」(大矢)。初戦の勢いそのままに、早大は伝統のチーム力でリーグ戦を突き進む。

(記事、写真 松澤勇人)

結果

○早大7-0山学大



ダブルス1
〇大矢希女子主将・上唯希副将6-3、6-2大嶺真緒・西里夏子
ダブルス2
〇清水映里・下地奈緒7-5、6-1鈴木沙弥加・松本安莉


シングルス1
〇清水映里3-6、7-6(5)、6-2松本安莉
シングルス2
〇上唯希副将6-3、6-2西里夏子
シングルス3
○大矢希女子主将6-0、6-4原口沙絵
シングルス4
〇倉持美穂6-3、2-6、6-4横川仁美
シングルス5
○松本妃那7-5、4-6、6-4安部有紗

コメント

大矢希女子主将(スポ4=愛知・名経大高蔵)

――開幕戦は7-0です。結果についてはいかがですか

7-0でいいスタートが切れたと思います。でもそれよりもファイナルセットまでもつれた試合を全員がものにできた結果の7-0というのがすごくうれしいなと思います。

――きょうのオーダーはどのような意図で組まれましたか

松本は初めての団体戦出場になったんですけど、ポテンシャルの高い選手ですし、今後もリーグ戦で使っていきたい選手だなという思いがコーチ陣にも4年生にもあったので、松本を(オーダーに)入れようということになりました。倉持は実力のある選手ですし、きっと勝ってくれるだろうと信じて送り出しました。あとはいつも通りですね。

――ダブルスは2ペア共にストレート勝ちでいい流れで奪いました。振り返っていかがですか

後から聞いたんですけど、私たちが2-0から2-3にされた時に隣のコートも流れがよくなかったらしくて、でもそこから私たちが巻き返してセットを取れたら隣もいい雰囲気になってきたそうなので、本当に団体戦だと隣のコートの試合の影響力は強いんだなって改めて感じました。

――ご自身のシングルスの試合を振り返って

相手の分析をしていて苦手な部分を突いたらファーストは6-0で取れたんですけど、セカンドからは相手も改善してきてちょっと私も退いてしまった部分もあったんですけど、ベンチコーチや応援もついてるので、みんなの声をしっかり聞いてプレーするだけだと思ってやってました。

――シングルスも全勝となりましたが

この試合は倉持と松本がすごく頑張ったと思います。ずっと日向のコートで体力的にもキツい中で、そこで勝ち切れたのは自信にしてほしいです。清水は早稲田のエースとして戦ってくれていて、勝たなきゃという思いは強いと思うんですけど、相手も簡単には勝たせてくれないですし、その中でセカンド追いついて取って、ファイナルもしっかり押さえて取れたというのは今後も続けていってほしいなと思います。

――次の明大戦への意気込みをお願いします

明治はインカレで早稲田の選手が負けているので、その敵打ちができるように、次も7-0目指してチーム一丸となって頑張ります!

松本妃那(スポ1=福岡・柳川)

――初めての団体戦出場となりました。緊張しましたか

はい、すごく緊張しました。

――シングルス5での起用でしたが、どんな意気込みで試合に入りましたか

まずダブルスで2-0になった時点で、思い切りやって、楽しんでやろうと思って試合に入りました。

――試合を振り返って

大事なところとか緊張する場面もあったんですけど、チームの支えや応援のおかげで思い切ってできたかなと思います。

――接戦でしたが試合中意識していたことは

最後まで追いかけて、勝ちにこだわって一生懸命やろうって思いながらやってました。

――ベンチコーチやチームの応援は力になりましたか

だいぶありました。アドバイスとか励ましがあったことで、キツいところでも頑張れたかなと思います。

――次戦以降への意気込みをお願いします

もっと自分から攻めるプレーで、守るだけじゃなくて攻めるプレーで確実に一本取れるようにしたいです。