柔道部

2018.09.05

東京学生体重別選手権 9月2日 日本武道館

5選手が全日本学生の舞台へ

 東京学生体重別選手権(東京学生)が開催された。東京学生の上位選手は、9月末に行われる全日本学生体重別選手権(全日本学生)への出場権を得ることができる。早大からは、男子18名、女子7名と多数の選手が出場した。試合の結果、男子は加藤眞也(社3=三重・四日市中央工)と柳川昴平(社2=三重・四日市中央工)、空辰乃輔(スポ2=広島・崇徳)、女子は小野華菜恵(スポ4=長野・松商学園)と中野愛巳(社1=福岡・南筑)の計5人が全日本学生への出場を決めた。

 18名もの選手が出場した男子部。昨年、東京学生と全日本学生で上位に入り、講道館杯まで出場した伊藤悦輝(スポ4=福井・藤島)がまさかの初戦で敗退。他の選手も多くが1回戦、2回戦で敗れていく。そんな中、今大会に向けて対策を練ってきたという加藤が順調に勝ち進みベスト16入り。さらに「昨年2位だった3回戦の相手に挑戦」していく。結果は3回戦敗退となったものの、全日本学生への出場権を得た。柳川は1回戦から抑え込みで一本をとり、好調な滑り出し。相手に主導権を握らせずに、2回戦はGSで指導3に追い詰め、3回戦でも一本勝ちを決めた。空も難なく1回戦を勝ち進むと、全日本学生の枠をかけた2回戦。序盤から両者は動きを見せるがポイントには繋がらずGSへ。最後は空が裏投で優勢勝ち。その後、柳川は4回戦、空は3回戦での敗退とはなったが、ともに全日本学生への出場を決めた。

全日本学生への出場を決めた柳川

 女子部では、小野と中野がそれぞれ3位となり全日本学生への切符をつかんだ。小野は1回戦の相手からGSの長丁場となったが、指導で徐々に相手を追い詰め勝利する。次の準々決勝では序盤の技ありで得たポイントを守り抜く。準決勝では相手の抑え込みから脱することができずに敗退となった。中野は、準々決勝までを一本勝ちと反則勝ちで決める。自身の柔道の強みである「粘り強いところ」が結果に繋がり準決勝にまで進出した。準決勝では惜しくも抑え込まれ敗退してしまったものの、1年生ながら全日本学生への進出を決める奮闘をみせた。

「自分の柔道の長所」を出せたという中野

 今回の東京学生で全日本学生への出場を決めた5名に加え、渡邉聖未(スポ4=山梨・富士学苑)も全日本学生に出場する。全日本学生では、全国の大学から精鋭が集まり、さらに講道館杯という大舞台にも繋がる。選手のさらなる活躍が楽しみだ。

(記事 赤根歩、写真 高橋里沙)

結果

▽男子60kg級

伊藤史弥(スポ1=神奈川・桐蔭学園) 2回戦敗退

仲島聖悟(スポ1=東京・修徳) 2回戦敗退

▽男子66kg級

加藤 ベスト16

佐藤虎太郎(スポ1=神奈川・桐蔭学園) 1回戦敗退

▽男子73kg級

伊藤悦 1回戦敗退
佐藤竜(スポ3=東京・修徳)2回戦敗退

柳川 ベスト16

坂上伶(社1=長崎南山) 2回戦敗退

▽男子81kg級

佐野安広(社4=静岡学園) 2回戦敗退

間瀬勇希(スポ3=神奈川・相洋) 2回戦敗退

百瀬敦也(社1=長野・松本第一) 1回戦敗退

▽男子90kg級

田中大勝主将(社4=青森北) 2回戦敗退

高波勁佑(社3=富山・小杉) 2回戦敗退

空 ベスト16

▽男子100kg級

平沼義浩(スポ4=埼玉・早大本庄) 1回戦敗退

瀨川勇気(スポ3=北海道・東海大四) 1回戦敗退

▽男子100kg超級

坂田豊志(スポ4=富山・小杉) 1回戦敗退

伊藤哲(スポ3=秋田) 1回戦敗退

▽女子48kg級

上領悠月(社4=山口・高川学園) 2回戦敗退

中野 3位

▽女子57kg級

藤原七海(文構2=福岡・修猷館) 2回戦敗退

▽女子70kg級

滝澤美咲(社4=群馬・前橋育英) 2回戦敗退

小野 3位

▽女子78kg級

岡田蛍(スポ2=愛知・大成) 2回戦敗退

▽女子78kg超級

佐藤美裕(スポ3=千葉・八千代) 3位

コメント

 

加藤眞也(社3=三重・四日市中央工) 

 

――今回の目標はどこでしたか

 

1年生2年生で全日本学生に出られていないので、全日本学生を出ることを目標にしていました。また、結果負けてしまったのですが、昨年2位だった3回戦の相手に挑戦して自分がどれだけ戦えるのかというところを目標にしていました。

 

――実際に戦っていかがでしたか

 

自分なりに対策を立てて、自分の柔道スタイルと違うスタイルで挑戦したのですが、ファーストコンタクトは手応えがあったものの、相手の方が一枚上手で、対応されてしまった、という感じでした。

 

――2回戦までは順調に進まれているように見えたのですが、どう振り返りますか

 

1回戦の相手が国体の栃木県代表の選手だったので、山場でした。その選手に対する対策は積み重ねて試合に臨みました。

 

――今回の大会に向けてはどのようなトレーニングを積んできたのですか

 

軽くなのですが、減量を行いながら、筋肉量を落とさないようにトレーナーから支持されるメニューを行なっていました。それにプラスして自主的にランニングを行なっていました。ウェイトトレーニングをトレーナーに支持されたものにプラスして自主的にも行なっていました。

 

――トレーナーから支持されるメニューというのは具体的にはどのようなものですか

 

筋肥大と筋力維持などのなかで、腕の日、足の日、背中の日と分かれていて、そのメニューをトレーナーから渡されるので、それを自分なりにトレーニングに組み込んでいくかたちになります。

 

――昨年60kg級から66kg級に転向されたと思うのですが、変えてからの違いはありますか

 

精密に体重を測った時に、体脂肪を取り除いた体重が63kgでした。それだと60kg級に落とすには筋力を落とさないといけないということで、66kg級に上げました。食べながら減量ができるということで、動きもよくなり力も出るよつになりました。

 
 

――最後に次の全日本学生や尼崎、早慶戦に向けての意気込みをお願いします。

 

全日本学生ではきょう負けた選手にリベンジできるようにそこまで勝ちあがれるように頑張っていきたいと思っています。早慶戦は4年生が優勝で終われるようにしたいです。尼崎では今まであまりチームに貢献できていないので、貢献して早慶戦にいい流れを作りたいです。

 

中野愛巳(社1=福岡・南筑)

 

――全日本学生進出おめでとうございます。今のお気持ちをお聞かせください。

 

私自身、全国大会に出場したことがなかったので、1つの目標である全国大会出場を達成できたことはすごくうれしいです

 

――準々決勝までは反則勝ちを含めて全て一本勝ちでしたが、どう振り返りますか。

 

自分の柔道の長所は粘り強いところだと思っているので、そこをいかしたしつこい柔道が最期までできたと思います。

 

――たとえば、準々決勝でのゴールデンスコアでの一本勝ちはそういった柔道が出ていたということですかね

 

そうですね。気持ちで負けないというところで前に前にやるところで自分の柔道ができたんじゃないかなとおもいます。

 

――ワセダに来てからもうすぐで半年になると思うのですが、慣れてきましたか

 

最初は寮暮らしから初めてだったので、不安が多かったのですが、半年やってみると慣れてきました。責任感等が出てきて成長を感じられています。

 

――大変だったこととかはありますか

 

環境に慣れるまでが大変でした

 

――大学に入ってから高校までとは違うところはありますか

 

自分が九州出身なので、全く知らない相手の方が多いので勝つのが難しいと思うのですが、きょうは勝つことができてよかったです。

 

――他にフィジカル面などで違うところはありますか

 

色々な面が専門的になっています。トレーナーさんがいて色々なバックアップがあるので、そこの変化があると思います。

 

――最後に、全日本学生に向けての意気込みをお願いします

 

準々決勝まではしつこい柔道ができていたのですが、準決勝では自分のペースが全然掴めず相手のペースで負けてしまったので、全日本学生では自分のペースでしつこい柔道をできるようにやっていけたらいいなとおもいます。