準硬式野球部

2018.09.01

清瀬杯第50回全日本大学選抜 8月28~30日 北海道・円山球場ほか

チームワセダで挑んだ清瀬杯

  先月30日に優勝が決まった清瀬杯全日本大学選抜(清瀬杯)。優勝に貢献したのは、もちろんマウンドで好投した投手陣であり、その投手陣を守備で助け、たくさんの安打で得点し、試合を決めた野手陣である。しかし、優勝に寄与したのはグラウンドで活躍した選手たちだけではない。スタンドで全力応援を見せた選手たち、他大の情報を集めてきた選手たち、そして様々な形で支えてきたマネージャー、トレーナーの方々も大きな貢献をしてきた。試合後、出場した選手たちから、その事を知って欲しい、という声が多く上がったことからも、その貢献度の高さが伺えるだろう。

  東京で行われる公式戦には、応援部が駆けつけることも多い。応援部のリーダーが指揮をとって応援が行われ、『準硬名物』の『Viva WASEDA』などでの応援がよく見られる。もちろんその時も素晴らしいのだが、応援部が来ない日の応援には、また違った魅力がある。プロ野球や甲子園で聞かれるような応援歌を用いての応援は圧巻だ。今大会1番打者として活躍した今駒顕二郎(教4=東京・早大学院)の時には千葉ロッテマリーンズ時代の西岡剛選手(阪神タイガース)の『スピードスター』という応援歌を、4番打者の中村大輔(商4=東京・早大学院)の打席では『ルパン三世のテーマ』を歌うなど、選手それぞれに合わせて応援歌を用意してきた。また、普段の試合からよく見られるのだが、徳島有樹(スポ4)など早稲田佐賀高出身の選手が打席に入る時には、早稲田佐賀高の応援歌が流れる。選手の特徴に合わせた曲選が行われていることも魅力の一つだ。そして、今回はメガホンの他にダンボール製の太鼓での応援を行っていた。雨の日は使用が難しいが、これもワセダカラーがとても良くでている点である。この応援に関して、「力強い応援をしてくれたからこそ、勢いに乗って優勝することができた」(杉山周平、教3=神奈川・山手学院)と言う声が聞かれたように、グラウンドの選手たちにとっては本当に心強かっただろう。

スタンドで応援する選手たち

 また、相手校を知ることも大事なことだ。どんなバッターがいるのか、投手はどのようなタイプなのか、など、事前に知っていた方が良いことは多い。こういった情報を集め、伝えているのが偵察舞台の部員たちだ。中村が「今回はとても偵察に助けられました」と語ったように、その功績は大きいだろう。準決勝の相手校日大は東都リーグ所属であり、対戦機会の少ない相手であるので、偵察により知った情報の量は多かっただろう。また、決勝戦の相手となった立大は、東京六大学春季リーグ戦でワセダが連敗を喫した相手だ。この敗因のひとつに、しっかりとした対策をねることができなかったことがある、と夏季対談で首脳陣は語っている。今回立大に勝ち優勝を果たすことができたのは、事前にしっかりと立大の情報を得られた、ということも本当に大きいだろう。

優勝決定直後の様子

  最後に忘れてほしくないのはマネージャー、トレーナーの方々の活躍だ。男子部のマネージャー、トレーナーと言うと華やかな印象があるかもしれない。ただ、当然のことだがそれだけではない。また、女子部員だけでなく男子部員も活躍中だ。試合後の選手のケアや、記録などを初めとした多くの仕事があり、普段の試合から、試合前後にはグラウンド周辺でたくさんの仕事をこなすマネージャー、トレーナーの方々の姿が見られる。今回も豪雨の中でも記録撮影を続けるなど、献身的なサポートをしていた。これらは、あまり表に出ることはないが、選手たちが活躍していく上で欠かせない人たちである。マネージャー、トレーナーの方々は、たしかに陰で支える存在なのかもしれない。しかし、それだけではなく、選手たちと共に同じ目線で戦い、時間を積み重ねてきたということを試合後の涙が物語っていた。

 優勝の歓喜に酔いしれる間もなく、すぐに東京六大学秋季リーグ戦が始まる。もちろん、その中心になっていくのは今大会ベンチ入りしたメンバーたちだろう。しかし、スタンドにも十分な力を持った選手がいるのがワセダだ。秋のヒーローは今回スタンドにいた選手の中から出るかもしれない。

(記事 金澤麻由、写真 藤本壮汰)

コメント

森田達貴主将(スポ4=埼玉・県浦和)

(今大会は)データ班や応援してくれた選手も合わせたチーム全員でつかんだ優勝かな、と思います。

池上倫平副将(政経4=東京・早実)

今回の優勝は、ベンチに入れなかったけれどスタンドで大声援を送って一緒に戦ってくれた仲間の力が大きかったです。中でも直前でメンバーから外れてしまった5人がスタンドを引っ張ってくれたのをグラウンドから見たとき、とても力を貰えました。特にこの夏一緒に頑張って来た竹下(直輝、スポ3=東京・小山台)と宮崎(翔、商2=埼玉・早大本庄)の声はよく聞こえていました。本当は一緒にユニホームを来て喜びたかったのが本音です。秋リーグに向けては、
僕はやはり4年間一緒に頑張ってきた同期はもちろん、いつも付いて来てくれる後輩たちみんなが大好きなので、このメンバー全員で優勝をつかみたいと思います

今駒顕二郎(教4=東京・早大学院)

(今大会チームの打撃が良かった要因を聞かれて)偵察の情報や実際に感じた投手の印象などを全員で共有できたことがより大きいかと思います。そういった情報を集めてくれたメンバー外の選手には感謝しかないです。

中村大輔(商4=東京・早大学院)

今回はとても偵察に助けられました。田中優(教2=神奈川・桐光学園)や吉ヶ江(輝、スポ2=兵庫・明石)、藤ノ木(祐真、人4=千葉・市川)などが偵察をしてくれて、その情報がとても役に立ったので。その事は言っておきたかったです。

永井隆太(スポ4=石川・七尾)

ベンチ外の選手の応援は本当に支えになりました。特に今大会では、メンバーになれなかった竹下直輝が僕に何度も声を掛けてくれるなど、ベンチの選手の声援はチームの勝利に欠かせないものでした。

杉山周平(教4=神奈川・山手学院)

メンバー外の選手が相手チームの分析をしてくれたり、力強い応援をしてくれたからこそ、勢いに乗って優勝することができたと思っています。