弓道部

2018.08.17

第66回全日本学生選手権 8月13日 愛知 日本ガイシスポーツプラザ日本ガイシホール

3日間のインカレが終幕。個人戦は実力を発揮できず

 あまりにも早い敗退だった。インカレ最終日に行われた個人戦決勝。個人戦は各地区での予選を勝ち抜いた精鋭のみが、本戦に出場することができる。早大からは男女合わせて6人が出場したが、いずれも一手(2本)を通過することはできず。善戦した団体戦とは一転、不完全燃焼に終わった。

 個人戦はまず一手(2本)を行い、その両方を的中した者のみが射詰(1本)に進み、順位を決定する。まさに一発勝負の戦いだ。女子部からは、渋谷有希乃(文構1=東京・早実)と福島遥華(文1=埼玉・所沢北)の1年生2人が出場した。特に団体戦のメンバーとして、既に活躍する渋谷には期待が寄せられたが、放たれた1本目の矢は的の下へ。続く福島も◯を刻むことはできず、残りの矢を残して2人の決勝敗退が決定。1年目のインカレは、悔しい結果に終わることとなった。その後行われた男子個人戦では、出場した4人のうち初矢を決めることができたのは牧山千莉(スポ3=千葉)ただ1人。しかしその牧山の放った2本目の矢も、鈍い音とともに的の僅かに右下に逸れる。射詰に進むことはできなかった。

男子個人戦に参加したメンバー4人

 今季の主要3大会を終えて、確実に成果をあげた早大。男子部団体は全関(全関東学生選手権)でベスト8、選抜(全国大学選抜)で2位入賞、そして今回のインカレでは2013年以来5年ぶりに予選通過を果たし、トーナメントでもアリーナの大舞台で貴重な勝利を挙げた。女子部団体は底力をみせ、高的中で予選を突破した。しかし、個人戦では脆さが浮き彫りになってしまう結果となってしまった。通常の定期戦やリーグ戦(東京都学生連盟リーグ戦)とは異なり、アリーナは周りを観客に囲まれているので独特の緊張感がある。したがってこの結果が、一概に個々の持つ力であると言い切ることはできないが、実力を測ることはできる。9月から始まるリーグ戦では、男子は今大会で団体ベスト4に入った大学のうち、3校と戦うことになる。それだけ東京都にはレベルの高い大学が集中している。また、リーグ戦では8人の選手が必要になる。しかし、今季の定期戦では未だ同じ一部校から白星を奪えていない。したがって、今回の団体戦で活躍した選手たちが、更に安定して的中を重ねていく必要があるだけでなく、全体のレベルアップが必須となる。残された期間で、どれだけ精度を高めていけるかが大きなカギになるだろう。

女子個人戦に出場したメンバー2人

 男女ともにリーグ戦の初戦は9月9日。男子部は日本一、女子部は一部への昇格をかけた戦いが幕をあける。まずは初戦を突破し、勢いに乗りたいところだ。

(記事 秦絵里香、写真 廣瀨智優)

結果

▽男子個人

牧山千莉(スポ3=千葉)     〇×
関口優崇(先理2=東京・早大学院)×〇
二宮健 (法1=愛媛・愛光)   ××
長沼俊太郎(社1=東京・早大学院)××

▽女子個人

渋谷有希乃(文構1=東京・早実) ××
武藤遥華(文1=埼玉・所沢北)  ××

コメント

牧山千莉(スポ3=千葉)

——個人戦を終えて感想は

一年生のインカレ以来の個人戦ということで、久しぶりということもあったのですが、日本一を目指してやってきたので、正直抜いてしまって悔しいです。

——個人戦で得たものと課題は

まだこういう大きな舞台になると、自分の引きたい弓というものがうまく表現できないということが、今日引いていて感じたので、これからの課題だと思います。ここで引くことが出来た経験というものが、1つの自信にはなるのかなと思います。

——男子個人戦には早大からは1年生が二人出場しました

本当はもっと出られる実力のある1年生は多かったんですけど、今回出た2人はこの全国のアリーナの舞台で引けたので、すごく良い経験になったと思います。

——大会を通して、チームとして得たものと課題は

団体として久しぶりの予選通過ということで、しっかり全関、選抜から通じて僕たちがやろうと思っていたことが、しっかりこの場の大きな舞台でも的中として出せたことは、すごく収穫だと思います。足りない場所は、やっぱりどこかしらで崩れてしまう部分があって、そこを仲間同士でフォローし合うのが1番なんですが、そこをもっとより良いものにして行きたいなと思います。

——試合後主将からどんな言葉がありましたか

これから日本一に向かっていくにあたって、僕たちがやってきたことをしっかりぶらさずに、これからもしっかりやっていこうという事を言われました。

渋谷有希乃(文構1=東京・早実)

——団体メンバーとして臨んだ初めてのインカレの感想は

もうすこし頑張れたかなという感じではいたんですけど、ケガだったり不調だったりが
続いていて、インカレメンバーに入ってから努力はしたつもりです。それが予選突破と、同中競射に出たのかなと思いますが、でも本戦ではちょっと悔しかったです。もう少し努力して頑張りたいです。

——団体戦の同中競射では全員が皆中を出しました。何か心がけたことはありましたか

あまり何も意識せずに、自分がやれることをやってついてきた結果なので、そんなに
特別なことはしていないです。終わった結果で6射全部中っていたので、それは良かった
なと思います。何か特別なことはそんなに何もないです。

——団体3人の雰囲気は

私が1年生なので、すごく頼っていて、練習の時は一人が危うくなったらほかの二人で
カバーするっていうのがすごくあったので、チーム的には良いのかなと思います。

——個人戦の前に先輩方や周りの方からどのような言葉をかけられましたか

射術的な面で指導を頂いて、あとは本戦の時に私が一中を出してしまったので、その点でものすごく先輩には謝ったんですけど、全体的に温かい感じで声をかけていただきました。

——個人戦の感想を聞かせて下さい

もっと本当に頑張れたと思うので、また個人戦のあるインカレと全関でまた来年頑張っていきたいと思います。