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庭球部

2018.08.17

全日本学生選手権 8月16日 岐阜メモリアルセンター

苦戦続きの女子部。6人が2回戦で姿を消す・・・

 学生女王・早大の様子がおかしい。全日本学生選手権(インカレ)本戦4日目。この日は女子シングルス2回戦の前日から順延になった試合が行われた。早大からは上唯希副将(スポ4=兵庫・園田学園)、大河真由(スポ3=千葉・秀明八千代)の二人が登場したが、お互いフルセットの接戦の末に敗北。これで前日の結果と合わせて女子シングルスは本戦出場者8人のうち6人が2回戦で姿を消すこととなった。優勝候補に挙げられていた前年度チャンピオンで第1シードの清水映里(スポ2=埼玉・山村学園)、そして第2シードの上が共に初戦敗退。さらには期待の2、3年生も続々と敗退し、チームには嫌な雰囲気が漂い始めた。その暗雲を取り払うべく、明日は大矢希女子主将(スポ4=愛知・名経大高蔵)、辻紘子(教4=東京・早実)がベスト16入りを懸けた戦いに臨む。女子ダブルス2回戦にも4組が出場予定。シングルスでのうっぷんを晴らすべく、ダブルスでは軒並み上位進出を狙いたい。

(記事 松澤勇人)

★「自分に負けた」――涙の初戦敗退

ゲームセットの瞬間、肩を落とす上

 「自分に負けた」――上は、試合を振り返って何度もこの言葉を口にした。アクシデントもありながら懸命にボールを追いかけ続けた上。それでも最後は力及ばず。初戦敗退となったこの試合は、悔やんでも悔やみ切れない一戦となった

 前日に日没のため順延していた上の試合は、4-2のワンブレークアップの状況でインドアコートで試合再開。いきなりファーストセットを6-3で奪い、この日は幸先の良いスタートを切ったかに見えた。しかし、セカンドセット途中から上が脱水症状に見舞われ、思うように体を動かすことができなくなってしまう。連日の雨の影響で試合の延期・中断が相次ぎ練習時間が取れなかったこと、前日のファーストセットからこの日のセカンドセットまでの時間が短く十分な休息がとれなかったことなどが要因に挙げられるが、上は「与えられた条件はみな同じ」と一蹴した。その隙を見逃さなかった相手はミスの少ない正確なショットで上を揺さぶる。苦しい時間帯が続き、4-6でこのセットを落とした。ファイナルセットも先にブレークを許すが、上も執念で食らい付く。「自分らしさが出せた」と振り返るように勝負所での駆け引きは見事で、4-5で迎えた相手のサービスゲームでは相手に3本のマッチポイントを許すも、ここをしのぎ切りスコアをイーブンに戻した。第12ゲームでは逆に上がマッチポイントを握ったが、ここは相手の好プレーに阻まれタイブレークに突入。しかし最後は「自分が動けていなかった」と力尽き、タイブレーク2-6で敗戦となった。

 「学生としてだけじゃなくてテニス人生としても最後の大舞台だったので、悔しい思いは大きい」。長年のテニス人生の集大成となる舞台で、相手ではなく、『自分』に負けた。この悔しさは計り知れないだろう。シングルスの戦いを終え、残すは大矢女子主将とのダブルスのみとなった。今大会第1シードとして臨む大矢・上組は、「自分たちらしさを出せれば勝てると思う」と意気込みを語る。互いにとって最後の個人戦、有終の美を飾りたいという思いは強いだろう。二人らしいプレーをすれば、結果はおのずとついてくるはず。ダブルスでのタイトル獲得で、チームに明るい話題を取り戻したい。

(記事、写真 松澤勇人)

結果

▽女子シングルス2回戦

●上唯希副将6-3、4-6、6(2)7斉藤佳帆(明大)

●大河真由0-6、6-3、2-6浦上喜帆(大教大)


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コメント

上唯希副将(スポ4=兵庫・園田学園)

――試合を終えての率直なお気持ちは

そうですね・・・自分がセカンドの途中から脱水症状になってしまって、足に力が入らなくて自分の攻めるテニスがなかなかできなくて、相手と戦っていたというよりは自分との戦いで。試合を振り返れば、もう少し早くMTO取ってれば、とか早いうちにもっと攻めとけばとか後悔はあるんですけど・・・自分に負けた、という感じですね。

――日をまたいでの試合となったのも影響したのでしょうか

昨日夜遅くまで試合だったのもありますけど、試合にベストのコンディションを持っていかないといけないのは選手として当たり前のことで、今回はかなり早い段階で脱水症状になってしまって、自分に負けた、というのが本当に大きいです。思い切ってテニスができてない時間が続いて、そこでいきなりバンバン打っていた分、脱水症状になってしまった部分もあったと思うんですけど、それはシード選手は皆同じ条件ですし、その中で勝ち上がってる選手もいるので、情けないな、というのが大きいですね。

――終盤は相手のマッチポイントを防ぐ粘りも見せました

自分のテニス人生で最後の個人戦シングルスだったので、ここで終わるわけにはいかないなと思いもあって、マッチポイントしのげたのは自分らしさが出せたのかな、とも思います。でもいざ自分のマッチポイントでは、攻めようと思ってはいても足に力が入らない分攻められなかったのがあって・・・タイブレークは自分が動けてなかったのも分かっていて・・・自分に負けました、今回は。

――シングルスの個人戦はこれが最後となりましたが、4年間を振り返っていかがですか

インカレはあまり縁のない大会で、最後の最後まで縁がなかったなと思います。学生としてだけじゃなくてテニス人生としても最後の大舞台だったので、悔しい思いは大きいです。まあこれも自分の実力で、苦手なコート、サーフェスで戦えるだけの実力はなかったのかなと思いました。

――まだダブルスが残っています。意気込みをお聞かせください

去年はダブルス3連覇かかっている状態で気負ってしまってテニスも楽しくなくて、シングルスも第1シードとしてのプレッシャーで、今年は気負っていたわけじゃないんですけど負けてしまって。個人戦もあとはこのダブルスだけなんで、4年生同士、お互いテニス人生最後の個人戦ですし、自分たちらしさを出せればダブルスは勝てると思うので、二人で頑張っていきたいと思います。