ラグビー部

2018.08.16

ジュニア夏季オープン戦 対大東大B 8月15日 長野・早大菅平グラウンド

後半4トライで大東大Bを圧倒

 突然の大雨から一転、晴れ間がのぞき、無事早大B対大東大Bの試合が開始された。前半はかなり実力が拮抗(きっこう)し、10-5と接戦になる。後半は一転、「『アタックをコンパクトにする』と『ディフェンスの横のつながりを切らさない』をテーマにした」とフランカー佐藤真吾主将(スポ4=東京・本郷)が言っていたように、早大Bが接点の部分で攻守ともに押し勝ち、大東大Bに得点を許すことなく試合が進み、36-5と快勝を収めた。

 前半、両者ともに決定打を見いだせないまましばらく一進一退の攻防が続くが、18分、大東大Bに流れを変えられてしまう。自陣ゴールライン前でのスクラムからディフェンスをかいくぐられ、トライを献上する。追う早大Bは21分、ハーフウェーライン近くのラインアウトから相手のディフェンスのギャップを突き外側に展開し、トライを挙げる。さらに26分、大東大Bのペナルティーから早大Bは一気にゲインし、ゴール際でのラインアウトモールでも早大Bが押しきり、フッカー森島大智(教3=東京・早実)が豪快にグラウンディング。そのまま前半を10-5で終えた。

俊足で相手ディフェンスを翻弄(ほんろう)する佐々木尚

 早大Bのキックオフで始まった後半戦。前半とは打って変わって動きの激しい試合運びになった。後半3分、敵陣ゴール前ラインアウトから、早大BはFWがフェーズを重ねてトライを奪うと。10分、中央のディフェンスを突破しNO・8沖野玄(商3=北海道・函館ラサール)がトライを決め、さらに得点差を広げる。このまま早大Bが完全に勢いに乗るかと思ったが、大東大Bも負けじと反撃。自陣ゴール前まで追い込まれ、あわや失点かというところで早大Bが粘りを見せ、相手のペナルティーを誘う。その後しばらく膠着(こうちゃく)状態になるが、27分には早大Bが均衡を破り、31対5に。さらに6分後、敵陣ゴール前で早大BのFWがシェイプで繋いでとどめの一撃をインゴールに叩き込み、そのまま試合終了となった。

持ち前のパワーでトライを決める井上

 「自分たちのやることは最初からエリア取りと決めていた。どんどんキックで前に出て敵陣で楽にプレイすることを変わらず意識しました。」とSO加藤皓己(創理3=北海道・函館ラサール)が振り返るように、終始ボールが動き、陣地が二転三転する試合だった。その一方で、スクラムでは相手に圧倒される場面が何度か見受けられたが、カギを握るゴールライン際のモールではしっかりボールを維持出来たことが勝利の要因だろう。次戦の帝京大B戦ではスクラムでも押し負けない強固なFWが見れることに期待したい。

(記事 岡本雷太、写真 池田春花、湯口尊)

ジュニア夏季オープン戦
早大B スコア 大東大B
前半 後半 得点 前半 後半
10 26
36 合計
【得点】▽トライ 沖野、伊藤、森島、峨家、井上、認定トライ  ▽ゴール 加藤(2G)
※得点者は早大のみ記載
早大メンバー
背番号 名前 学部学年 出身校
千野 健斗 人4 東京・成蹊
後半0分交代→16井上
森島 大智 教3 東京・早実
後半10分交代→17峨家
武田 雄多 文3 東京・早実
後半0分交代→18阿部
三浦 駿平 スポ3 秋田中央
後半0分交代→19大崎
松井 丈典 スポ4 愛知・旭野
後半33分交代→20中野幸
◎佐藤 真吾 スポ4 東京・本郷
後半21分交代→22田中
西田 強平 スポ4 神奈川・桐蔭学園
後半33分交代→21小柳
後半36分交代→20板垣
沖野 玄 商3 北海道・函館ラサール
貝塚 陸 スポ4 東京・本郷
後半0分交代→23河村
10 加藤 皓己 創理3 北海道・函館ラサール
11 佐々木 尚 社4 神奈川・桐蔭学園
後半0分交代→24緒形
12 船越 明義 社4 東京・早大学院
後半33分交代→26平井
13 伊藤 大貴 スポ4 愛知・春日丘
後半0分交代→25中西
14 桑山 聖生 スポ4 鹿児島実業
後半0分交代→27安部
15 南 徹哉 文2 福岡・修猷館
後半33分交代→28堀尾
リザーブ
16 井上 大二郎 スポ4 愛知・千種
17 峨家 直也 商4 兵庫・報徳学園
18 阿部 対我 社1 東京・早実
19 大崎 哲徳 文構1 東京・国学院久我山
20 中野 幸英 文構3 東京・本郷
21 小柳 圭輝 社1 東京・国学院久我山
22 田中 智幸 政経1 東京・早大学院
23 河村 謙尚 社1 大阪・常翔学園
24 緒方 岳 スポ4 新潟・新発田
25 中西 亮太朗 商1 東京・早実
26 平井 亮佑 スポ2 福岡・修猷館
27 安部 勇佑 スポ2 東京・国学院久我山
28 堀尾 健太 スポ1 茨城・茗溪学園
29 小澤 祐仁 法4 東京・早大学院
※◎はゲームキャプテン、監督は相良南海夫(平4政経卒=東京・早大学院)
コメント

フランカー佐藤真吾主将(スポ4=東京・本郷)

――夏シーズンの初戦ということでしたが、どのような意気込みで臨まれましたか

僕の役割がフォワードとBKのつなぎ目をやるという役割だったので、そこを整備しながらターンオーバーできるところは攻めた姿勢でタックルに入って、きっかけをつくれればと考えていました。

――Aチーム、Bチーム通してチームに話したことはありますか

テーマは『アタックをコンパクトにする』ということと、ディフェンスであれば『横とのつながりを切らない』ということですね。特にAチームであれば外国人選手が強いので、外国人選手に対して2の矢、3の矢と刺さる。オフロードもあるので、それに対してしっかり詰めていくディフェンスですね。あと最近はペナルティーが多かったので、ディシプリンのところも意識しました。

――前半は押される時間帯が続きました

相手のディフェンスに対してアタックのところでキャリアー一人一人が受けてしまったかなというのと、サポートがおろそかになっていたので、Aチームに比べてそこが上手くいかなかったかなと思います。

――ちなみに、ご自身はAチームのスタメンから外れてしまう形となりましたが、そこについてはどのように感じていますか

ここ最近Bチームで練習もしていて。自分の実力不足で、パフォーマンスも上がっていないのが原因かなと思います。ポジティブに言えば自分のことを見つめ直す機会なんですけど、春シーズンを通しても自分の足りないところがたくさんあったので、キャプテンという立場もあるのでBチームにずっといるわけにもいきませんし、実力でAチームに上がれるように頑張りたいと思います。

――具体的に課題とは何でしょうか

フランカーとしての仕事は常にボールに絡み続けるということ、今年のテーマの『Moving』ということで、走り続ける部分が少し足りないかなと思います。また、個人的にはタックルの質の部分でよくないかなと思っています。

――次戦は帝京大戦となります

今までやってきたことをぶらすことは全くないので、ディシプリンであったり、横とのつながり、ブレイクダウン周りのフォワードの配置などですね。この合宿はコミュニケーションと連動というのをテーマにしているので、ワンチームでディフェンスできればと思います。

フッカー森島大智(教3=東京・早実)

――今回の試合の意気込みは何でしたか

前回の試合では、ペナルティーが多すぎて規律ができていなかったので、規律と自分たちがやろうとしていたことを徹底しようとしました。

―怪我明けで久しぶりの試合でしたが、その点についてはどうですか

怪我のことは気にしないで、自分のできることをしっかりやろうと考えました。

――前半は、相手に攻め込まれ続けましたが、その要因は何ですか

自分たちのペナルティーから相手ゴールに繋がっていたことが要因ですかね。

――それに対して後半は攻めることができましたが、その要因は何ですか

最初のスクラムのペナルティーから流れが作れたのが大きかったです。ペナルティーが減ったのもあります。

――きょうのディフェンスの印象はどうでしたか

ゴール前で守りきれました。あとは、テーマであったマスト3の徹底も守れました。

――トライも決めましたが、どうでしたか

あれは、前のフォワードのおかげですね。

―セットプレー、特にスクラムについてはどうでしたか

前半は、相手の突き上げてくるところに対応できませんでした。しかし、後半は前3人が開かずに強く押してくれたことで、修正することができました。

――夏の個人的な目標を教えてください。

Aチームで出ることです。あとは、セットプレーを完璧にすることですかね。

――次戦の帝京戦に向けての意気込みをお願いします

自分たちのやることは決まってくるので、しっかりと規律を守って勝利することができればいいです。

NO・8沖野 玄(商3=北海道・函館ラサール)

――きょうの試合にどのような意気込みで臨まれましたか

チームとして決めていたことをしっかり出し切るということを、個人としては意識しました。

―前半中盤に相手に攻め込まれてしまったのはどのような原因があったと思われますか

ペナルティーがどうしても増えてしまって、そこが原因で攻められたのかなと思います。

――逆に、後半攻め続けることが出来た原因は何ですか

しっかりと、チームとしてやろうと決めていたことをできたということが大きいのではないかなと思います。

――きょうの試合でのディフェンスについて教えてください

ペナルティーは全体として増えてしまったんですけど、しっかり最後はチームとしていい声掛けができて、我慢した良いディフェンスができたのではないかなと思います。

――試合中のアタックについてはいかがですか

チームとしてはアタックラインを狭めにして攻めようというところを意識していたのですが、全部が全部上手くいった訳では無いので、そこはまた次に向けての修正点だと思います。それから、個人としてはボールを落としてしまったりしたので修正すべきところはまだたくさんあるなという感じです。

――個人としてのこの夏を通しての目標を教えてください

最後しっかり対抗戦でAチームに残れるようにいいアピールができるように頑張りたいです。

――次の帝京大戦にむけての意気込みをお願いします

もう1回チームとしての決め事を徹底するということと、個人としての意気込みは帝京大はフィジカルが強い相手なので、そこは負けないように頑張りたいなと思います。

SO加藤皓己(創理3=北海道・函館ラサール)

――きょうの試合への意気込みを教えてください

自分がSOとして一年くらい経つので。去年のこの合宿でもSOだったので、1年の成長を発揮したいと思いました。

――きょうはどのようなプランで臨まれましたか

試合開始前に雨がすごかったのでキックがすごく多くなって。エリア取りの試合になるだろうと思ったので、僕としてはキックで敵陣に入って有利に進めようというプランでいきました。

――きょうの試合では中盤以降攻められる展開でしたが、その要因は何でしょうか

自分たちの反則が。反則するとキックで深くまで入られるので。ペナルティーをしてしまったことによって自分たちで苦しくしてしまったのかなと思います。

――後半、プランの変更はありましたか

自分たちのやることは最初からエリア取りと決めていたので。取られてもなるべく自陣で苦しい思いをするんじゃなくて、どんどんキックで前に出て敵陣で楽にプレーをするということを変わらず意識しました。

――夏を通しての個人的な目標を教えてください

きょう、自分のキックミスのせいで自陣でのプレーする時間が長くなってしまったのでキックの使い方だったりとか。キックを使いながらも攻めれる時は攻めるというような柔軟なプレーをしていきたいと思います。

――次戦の帝京大戦へ向けて、意気込みをお願いします

自分たちはチャレンジャーなので、しっかりとディフェンスからまたきょうと同じように身体張って勝ちたいと思います。

WTB桑山聖生(スポ4=鹿児島実)

――試合への意気込みは何でしたか

Bチームということで、この夏合宿で選抜戦に向けて、多分選抜とかのメンバーが固まってくる中でレギュラー争いをするために、この試合で良いプレーをしようという気持ちで、この試合に臨みました。

―中盤以降、攻め込まれ続けました。要因は何でしょうか

僕もやってしまったんですけど、ペナルティーで、相手のキックで一気にゴール前自陣だったりとか、せっかく攻めているのに、ミスで相手にボールを渡してしまって、しっかり相手のエリアに入ることが中盤以降できなかったというのが後半自陣で戦うことになったのかなという風に思います。

――後半は前半に比べて攻め続けましたがその点に関してはいかがでしょうか

それは今、前半の反省した通り、後半しっかりエリアで、敵陣に入っていった、ということと、逆に相手がペナルティーを多くし始めて、こちらが敵陣でしっかり戦えた、というのがあると思います。

――今試合のディフェンスを振り返ってみていかがですか

きょうはしっかり自分たちから相手にプレッシャーをかけてプレーすることができたので、自陣ゴール前何度も攻め込まれたんですけど、最初の1トライのみで、あとはすべて相手の反則を誘ったりできたので、良い意識でできたと思います。

――キックを外す場面が見受けられましたが、いかがですか

1本目を外して、2本目も外して、2分の0ということだったんですけど、この合宿入って練習ではすごく調子が良かったので、試合で決められなかったのはちょっと残念なんですけど、キックが当たってない感覚はないので、あとは細かいところを修正して、蹴る機会があればしっかりとやりたいなと思います。

――夏を通しての目標は何でしょうか

最初も言ったんですけど、個人としても全体としても、対抗戦1試合目9月9日にあるので、そこを目標に、この夏はしっかりレギュラー取りにいきたいと思っています。

――帝京大戦に向けて一言お願いします

チャンピオンチームである帝京大に対して、どんどんチャレンジして、勝つという気持ちで全チームいくと思うので、本当に勝ちたいですね。