庭球部

2018.08.14

全日本学生選手権 8月14日 岐阜メモリアルセンター

本戦2日目は厳しい結果に

 全日本学生選手権(インカレ)は本戦2日目を迎えた。この日は天候にも恵まれ、予定されていた全試合を消化。男子シングルス、男子ダブルス、女子ダブルスの1回戦が行われ、早大からは5人の選手が出場した。全員が初戦を突破した昨日から一転、この日の早大勢は苦しい戦いが続く。接戦となったものの勝ち切れず、全選手が1回戦で姿を消す結果となった。明日は男子シングルス、女子シングルス、女子ダブルスの2回戦が行われる。シード選手も続々と登場し、一層盛り上がること間違いなしだ。

(記事 松澤勇人)

★『攻めのテニス』存分に発揮できず。夏関での挽回に期待。

フォアハンドで攻める町田

 雨天順延の影響により、大会2日目から登場した町田亮副将(スポ4=福岡・柳川)。前回大会では第1シードを破る快進撃を起こした町田であるが、今大会は苦戦を強いられる。1回戦の相手は、関東学生トーナメント(春関)で敗北を喫している慶大のルーキー成耀韓(1年)だ。試合の主導権を握りたいファーストセット、成の力強いサーブや伸びのあるストロークに対応しきれず、自分のリズムをつくり出せない。さらには相手の見事なリターンエースもあり、2度のブレークを許してしまう。そのまま成の勢いを止められず1-6でセットを奪われてしまった。しかし、町田はセカンドセットから意地を見せる。第1ゲームこそブレークされてしまったものの、それ以降町田らしい『攻めのテニス』を体現。積極的に前に飛び出し、浮いた球をボレーで仕留める強気のプレーで徐々に流れを引き寄せる。2-3で迎えた第6ゲームでついにブレークバックに成功。その後は両者一歩も譲らないシーソーゲームが展開され、勝負の行方はタイブレークにまでもつれ込んだ。1ポイント目を自らのミスで献上すると、その後も立て続けにミスを連発。「焦って打ってしまったのを引きずってしまった」(町田)。結局タイブレークでは1ポイントも奪うことができず、悔しくも6-7で敗北。春関での雪辱を果たすことはかなわなかった。

 今大会は勝負の行方を左右する重要な場面で得意のサーブが決まらなかった。町田にとって個人戦最後の舞台となるのが来週に控える関東学生選手権(夏関)だ。インカレでの課題を克服し、有終の美を飾りたい。

(記事 中澤紅里、写真 平松史帆)

★関西ペアに力負け。課題が明確に

ポイント間にグータッチをする佐藤(左)・武藤組

 佐藤祥次(スポ3=大分舞鶴)・武藤洸希(スポ1=東京・大成)組が本戦1回戦に臨んだ。関西学生トーナメントベスト8の強豪ペア岡崎大倭(2年)・藤永大真(3年)組(甲南大)を相手に、早大ペアのサービスブレークから試合はスタート。しかし、続く佐藤のサービスゲームですぐにブレークバックを許すと、その後は相手ペースに。このセットを4-6で奪われ、セカンドセットに突入した。「相手の方がダブルスとして一枚上手だった」(武藤)。佐藤、武藤も得意のストロークで食らい付いたが、ボレー戦になるとミスが続き、なかなか流れをつかめない。逆に相手は効率よくネットプレーでポイントを重ね、徐々に差をつけられてしまった。最後は3-3から3連続失ゲームでゲームセット。惜しくも初戦敗退となり、試合後は、「ボレーが武器になっていないので、ボレーが武器と言えるようにならないと」(武藤)と課題を口にした。

 佐藤・武藤組の特徴として挙げられるのが、『声』。ポイントを取ったときも、取られたときも二人で大きな声を出してお互いを盛り上げるのだ。予選は、「声を出して、気合いで押し切って勝った」(武藤)と振り返るほど。インカレ会場でも、ひと際目立つ声で存在感を見せていた。武藤の入学以来ペアを組んでいる佐藤・武藤組は、来週からの夏関でも引き続き同じペアで参戦する。インカレで明確になった課題を克服し、上位進出へ――会場に一層大きな声を響かせてくれるに違いない。

 

(記事 松澤勇人、写真 中澤紅里)

★藤原・米原組、初戦突破ならず

セカンドセット以降は藤原(左)・米原組らしい「楽しむ」ダブルスを見せた

 女子ダブルス初戦、関東学生新進選手権優勝の2年生コンビ藤原早気(社2=大阪・城南学園)・米原さくら(スポ2=埼玉・秀明英光)組は筑波大の岩井真優(3年)・千村もも花(2年)組と対戦した。開始直後から藤原・米原組がミスを連発し、相手ペースで試合が進む。5連続でゲームを奪われるなど終始相手に圧倒され、1-6でファーストセットを終えた。「楽しもう」と二人で話し、迎えたセカンドセット。藤原のフォアショットが決まると、米原もボレーで果敢に攻める。拮抗(きっこう)した展開となり6-6でタイブレークにもつれ込んだ。最初に藤原がサービスエースを決め、勢いに乗った二人は7-4でセカンドセットをものにした。しかし、ファイナルタイブレークでは力が入りすぎたか、なかなかポイントを奪えず。連続ポイントで流れは相手ペアに傾き、2-10で敗北となった。

 相手が筑波大のレギュラーペアということもあり、リーグ戦に向けて勝ちを収めたかった藤原・米原組。次に挑むのは夏関(関東学生選手権)となる。そこでは持ち前の明るさを武器に大暴れしてみせる。

(記事 平松史帆、写真 松澤勇人)

結果

▽男子シングルス1回戦

●町田亮副将1-6、6(0)7成耀韓(慶大)


▽男子ダブルス1回戦

●佐藤祥次・武藤洸希4-6、3-6岡崎大倭・藤永大真(甲南大)


▽女子ダブルス1回戦

●藤原早気・米原さくら1-6、7-6(4)、2-10岩井真優・千村もも花(筑波大)


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コメント

町田亮副将(スポ4=福岡・柳川)

ーー最後のインカレとなりましたが、どの様な気持ちで臨まれましたか

当たり前のことなんですけど、負けたらそこで終わりだったので、1試合1試合目を悔いの残らないようにやろうと思って臨みました。

――予選からの出場でしたが、調子はいかがですか

正直調子は全然良くなくて、予選の1回戦もストロークの感覚とかうまく合わなくて、2回戦でも多少修正はできましたが思ったようなボールは打てていないなと感じていました。それでも調子は良くなくても、試合には関係ないかなと思って大会に臨んではいました。

ーー本来は大会1日目で出場予定でしたが、雨の影響で試合日程がきょうになりました。その点についてはいかがでしたか

きのうは僕の試合はインドアに予定されていました。早大にもインドアがあって個人的には好きだったので、インドアでプレーしたかったんですけど、それに関しては仕方ないですね。

ーーきょうの試合の入りはいかがでしたか

相手は春関のダブルスで対戦していてその時も負けてしまったんですけど、サーブもストロークもしっかりしているな、という印象がありました。それが思った以上に伸びてきていて、いいファーストサーブが入ってもリターンで思いっきり叩かれる感じでした。それに驚いてしまったところがあって、ファーストセットはリズムがつかめずにそのままいってしまいました。

ーーその中で気持ちをどのように切り替えてセカンドセットに臨みましたか

まずはトイレットブレークとって落ち着いて、僕のテニスは攻めるテニスでそれを相手にやられてしまっていたので、多少強引になっても自分から強打してボレーをするような展開をつくろうと思ってセカンドセットに入りました。

――セカンドセットを振り返っていかがですか

先にブレークされてしまって、でもそこから追いついて5-5までいったんですけど、そこで自分がダブルフォルトを2回してしまって落としてしまいました。次にブレークできたんですけど、5-5までいった場面でサーブを決めてキープ出来ていれば違う流れになっていたのかなと思います。自分の得意なサーブで崩れてしまったのが悔しいです。

――タイブレークはいかがでしたか

1ポイント目でバックハンドダウンザラインを打ってミスしてしまいました。5、6ゲームは相手に打たせてミスを誘ってプレーしていたのですが、それが出来ずに焦って打ってしまって、それを引きずってしまったのがありましたね。

ーー関東学生選手権(夏関)へ克服すべき課題と意気込みをお願いします

ファーストセットで中途半端なプレーをしてしまったので、攻めるということを決めて、どんな相手でも1回戦から自分の攻撃的なテニスが出来るようにしたいです。

藤原早気(社2=大阪・城南学園)・米原さくら(スポ2=埼玉・秀明英光)

――今回の作戦は決まっていましたか

米原  細かいことは気にせずに楽しんでやることをモットーとしていました。

藤原  目標がインカレ(全日本学生選手権)だったので、最初から思い切っていこうと話していました。

――ファーストセットは緊張されていましたか

藤原  二人とも固まってしまいました。本領発揮とはならずに、ただ終わったという感じです。

米原  リターンが通らなくて。相手にポイントを与える感じになってしまって、自分たちのプレーができなくて。そこで固くなったと思います。

――ファーストセットとセカンドセットの間に何かお話をされましたか

米原  楽しもうと。やるしかないと言っていました。

藤原  目標がインカレ(全日本学生選手権)だったので、最初から思い切っていこうと話していました。

――セカンドセットはいかがでしたか

藤原  セカンドからやっと自分たちのテニスができているかなと思いました。

米原  私はそれでポーチに出れたので、良かったかなと。

藤原  いいかなと思ったんですが、負けてしまいました。

米原  とても悔しいですけど、楽しかったので。この悔しさをばねにインカレインドア(全日本学生室内選手権)に出れるように夏関(関東学生選手権)頑張ります。

――セカンドで息が合ってきたという感じでしょうか

米原  藤原のサーブがどんどん入ったので、自分は前に出て積極的にできたし、リターンも思いっきりいってくれたので積極的にできました。

――セカンドセットのタイブレークは終始早大ペースでした

藤原  タイブレークに入るときに二人で決めていることがあって、ノリと勢いということで。そこで取れたので。最初の方に取れたので、良かったです。10タイブレークのときは最初に取られてしまってダメでした。

――相手は筑波大のペアということで、リーグ(関東大学リーグ)や王座(全日本大学対抗王座決定試合)を意識することはありましたか

藤原  意識はしました。本当に勝ちたかったです。早大の皆さんもそう思っていたと思うんですけど、今回は負けてしまいました。

――今大会、予選も含めて振り返っていかがですか

米原  いろいろと大変だったんですけど、その中でこのプレーができたのはペアのおかげです。その分、去年を経験していたので、もう少し楽しくプレーして、気持ちよく終わってほしいと思っていました。インカレは楽しいと伝えたかったんですけど、悔しい思いで終わってしまったのは少し残念です。

藤原  私は初めてで。楽しみもありつつ、緊張もあって。でも全体を通して楽しかったです。

米原  楽しいって言ってくれて幸せだよ。

――夏関への意気込みをお願いします

米原  シードなので、思いっきりプレーして、インカレインドアに出れるように頑張ります。

藤原  思いっきりやって悔いを残さないようにやりたいと思います。

武藤洸希(スポ1=東京・大成)

――初めてのインカレはいかがでしたか

関東より気温が高いというのもあるんですけど、長い試合が多いなという印象です。今回はシングルスが出れなかったのが一番悔しくて、来年はシングルスでも挑戦したいと思いました。

――予選を振り返って

2試合目の服部未蘭・松田広人組(青学大)戦は相手が熟練のダブルスで、かなり苦戦したんですけど、最後は声をだして、気合いで押し切って勝ったという感じでしたね。

――きょうの相手は対戦してみていかがでしたか

相手の方がダブルスとして一枚上手だったなと思います。シングルスで試合したら勝てる相手でも、ダブルスでは全然勝てないってことは全然あるので、ペアとしての完成度を高めていかないといけないと思いました。

――具体的にはどんな課題がありますか

お互いにボレーが武器になっていくて、ストロークの堅さで戦っているという感じなので、ボレーが武器と言えるくらいのダブルスになりたいですね。

――来週から始まる夏関への意気込みをお願いします

シングルスは1回勝ったら田中優之介くん(スポ2=埼玉・秀明英光)と当たるので、どれくらい通用するか試したいです。ダブルスは今回見つかった課題を生かして、いけるところまでいきたいです。