軟式庭球部

2018.08.13

全日本学生シングルス選手権 8月10・11日 岡山・浦安総合公園テニスコート

船水がシングルス3連覇!笑顔でインカレを終える

インカレ最終日にはシングルスが行われ、上松俊貴(スポ2=岡山理大付)、船水颯人主将(スポ4=宮城・東北)が勝ち上がり、決勝はこの二人の同ペア対決となった。見事制し、3連覇を果たしたのは船水。これまで4年間、ワセダを第一線で引っ張ってきた男は、団体戦、ダブルスと苦しい期間を仲間と自らの力で乗り越え、最後は笑顔で大会を終えた。

 ワセダからは5組が出場し、高倉和毅(社1=東京・早実)は4回戦で同大のルーキー・上岡俊介と対戦し、接戦を繰り広げるも上岡の前後の揺さぶりに翻弄(ほんろう)され、敗戦。ダブルスで頂点に立った安藤優作(社4=岐阜・中京)は5回戦で本倉健太郎(明大)と対戦するも、連戦による疲労や本倉のストロークに応戦できず2−4で敗北を喫した。内本隆文(スポ3=大阪・上宮)も永井宏典(日体大)との5回戦、なんとかファイナルに持ち込むも疲れからか永井が放つボールに足が追いつかず、惜しくも敗れた。上松俊貴(スポ2=岡山理大付)は準決勝の星野雄慈(日体大)に苦戦を強いられるが、なんとかファイナルで競り勝ち、船水との決勝戦に駒を進めた。

最後まで攻めた上松

 団体戦、ダブルスと苦しんできた二人が、決勝の舞台で顔を合わせる。序盤は上松が積極的に前で勝負を仕掛け2ゲームを連取するも、その後船水が威力あるストロークで反撃し2ゲームを連取。流れを変えようと上松がスマッシュを放つも、船水の持ち前のカバー力で得点に変える。その後も船水の攻撃は強まり、最後は船水のストロークを上松がアウトし試合終了。大会中、厳しい表情が多かった船水だが、優勝が決まった瞬間、両手を挙げて喜びを爆発させた。「優勝したのも嬉しいけど、二人とも決勝まで行けて二人ともいい試合ができたのが何よりも嬉しかった」(船水)とインカレ最終日を笑顔で締めくくった。

優勝を決め、喜ぶ船水

 団体戦の結果を受け、各々が奮起し持てる力を出し切って最高の結果を残したダブルス。その結果は今まで大将としてチームに貢献してきた船水や上松に届き、シングルスで同ペア対決を実現させることができた。個人戦もチーム全員の力で乗り越え、強さを見せつけたワセダ。最高のチームワークに「共に戦えたことを僕は誇りに思っています」と船水も主将としてチームメートに感謝した。このメンバーでの残す大会は9月の早関戦のみ。最後まで全員で優勝を目指し、戦う。

(記事・写真 栗林桜子)

結果

船水颯人 優勝

上松俊貴 2位

コメント

船水颯人主将(スポ4=宮城・東北)

――優勝おめでとうございます。率直な気持ちを聞かせてください

自分的にはあまり状態も良くなかったので、まさかでした。二人とも団体戦では負けましたし、ダブルスでも負けて、上松は地元でもあったので申し訳ないなと思っていました。最後上松と決勝で試合ができて優勝したのも嬉しいですけど、二人とも決勝まで行けて二人ともいい試合ができたのが何よりも嬉しかったです。

――決勝であたろうという話は、上松選手としていたのですか

いや、してはないですけど、お互い思ってることは一緒だったと思います。正直僕自身は優勝を狙ってなかったですけど、いいところまでいけたらなと思っていました。

――団体戦、ダブルスと苦しい期間が続きました、シングルスに臨むにあたって気持ちの切り替えはどこでできたのでしょうか

いや、切り替えはできてなかったですね、正直。できてなかったですけど、昨日のシングルスの初日に1回戦だけやって今日もやれるところまで頑張ろうと思ってました。最後同じ4年生の安藤(優作、社4=岐阜・中京)や田口(将、社4=宮城・東北、)佐々木(一輝、人4=埼玉・本庄)が残ってくれて、最後まで応援してくれました。団体戦は負けてしまいましたが、なんとか今大会自分の手で締めくくりたいなと思って最後は頑張りました。

――ダブルスではワセダの選手が奮闘しました。見ていていかがでしたか

まあみんな、それだけ悔しい思いをしたんだなって思いましたし、それだけ悔しい思いをしたのはそれだけ一生懸命取り組んできたことだと思います。団体戦メンバー以外の髙橋圭介(基理3=埼玉・松山)・奥村健太郎(基理3=茨城・竜ヶ崎第一高)組が頑張ってくれて、安藤・内田組と長尾・松本組は勝ち上がることも難しいですけど、しっかり実力通り勝ち上がってくれました。ワセダの誰かが優勝しようと団体戦が終わった後言っていました。みんな頑張ってくれて僕は安心しました。できれば僕が優勝できればよかったんですけど、自分の甘さや弱さが出てしまいました。

――インカレ全体を振り返っていかがですか

今までの3年間団体戦で優勝してから個人戦に入っていました。リーグ戦にしても東インカレにしてもそうで、4年間ずっと勝ち続けてきました。今回いつもと違う状況になって、先輩たちから大事な役目を引き継いだわけなんですけど、チームが負けたことに関しては僕の責任です。でも、結果はでなかったですけど取り組んできたことに、チームとして後悔はないです。もっと練習していたら優勝していたかと言われればそうではないです。やはりチームとしては去年の秋からやってきて後悔はないし、一緒に戦えてよかったです。優勝してたらよかったですけど、負けてしまったけど、共に戦えたことを僕は誇りに思っています。

上松俊貴(スポ2=岡山理大付)

――決勝は船水さんとの対戦でしたが、あたることは予想していたのでしょうか

途中から勝ち上がれば決勝でやれるだろうなと思ってました。

――船水さんとの対戦は何度もやられてますが、何か対策したことなどありましたか

特に変えた部分はないんですけど、普通に打ち込んで、前でやろうかなと思ったんですけど、(途中で)足を怪我してしまって、どういう風にしたらいいかなと定まらなかった部分もありました。でも身体がきてる中で、先行で点が取れたところや決めきれたところもあったので良かったと思います。もう少し決めきれれば流れが変わったのでもったいなかったです。

――準決勝の星野雄慈選手(日体大)との対戦を振り返っていかがですか

今回、自分自身あんまり勝ち進めると思ってなかったです。星野さんとは競るだろうなとは思っていて、けっこう打ち込んでくる選手なのでカウンターとか気を付けてその中でも打ち込んでいこうと思っていました。それが通用してずっとファイナルまでシーソーゲームだったんですけど最後向こうのミスが出てきたので粘りを見せることが出来てよかったなと思います。

――ダブルスからの気持ちの切り替えはどうしてましたか

はっきり言うとシングルスは棄権しようかなという考えでした。気持ちの切り替えが難しかったので。でも安藤さん(優作、社4=岐阜・中京)に「それは出よう」といわれたので出ることを決意しました。出たからにはちゃんとやれるだけのことはやろうと思って挑みました。身体の状態もあんまりよくなくてここまで勝ち上がれると思ってなかったのでベスト8くらいに入れればいいなと思ってたんですけど(このような結果になり)ラッキーな部分もありましたし実力がついたのかなと思いました。

――早大は個人戦は良い結果を残すことが出来ました、応援してる側として他のペアの戦いぶりいかがでしたか

上の番手が残ってくれて決勝で戦ってくれたのが嬉しかったです。その中でもベスト8に内本隆文(スポ3=大阪・上宮)・星野慎平(スポ4=奈良・高田商)組が残ってくれたり、他の下の番手がいい成績を残してくれたので(早大の)層の厚さというかワセダは強いんだということを思い知らせることが出来たのがよかったです。他の選手が代わりに雪辱を晴らしてくれたのがとても嬉しかったです。

――インカレの総括をお願いします

地元開催のインカレで勝たなきゃいけないとずっと思ってました。結果を見れば負けが多いので悔しい結果ですが継続して勝ち続けることの難しさがわかりました。そういう経験をしないと上にはいけないと思い知らされたのでこの経験を生かせればなと思います。この屈辱を胸に来年のインカレで優勝できるようにチーム一丸となって頑張りたいです。