ア式蹴球部

2018.08.13

第7回早関定期戦 8月12日 早大東伏見サッカー場

7発完勝、実力差を見せつける

  第7回早関定期戦が、早大東伏見サッカー場で行われた。ア式蹴球部女子(ア女)は過去6回全て勝利しているため、結果以上に試合内容が重要な意味を持つ試合である。メンバーを大きく入れ替えて臨んだものの、今年も圧倒的な実力差を見せ、7-0と大量得点で勝利。関東大学女子リーグ戦(関カレ)に向けて弾みのつく結果となった。

 4-1-4-1のフォーメーションを敷いたア女。試合開始早々、いきなり見せ場をつくる。まずは4分、中央でボールを持ったMF松本茉奈加(スポ2=東京・十文字)が持ち込むと、左サイドを走っていたMF熊谷汐華主将(スポ4=東京・十文字)にパス。熊谷がそのまま落ち着いて決め、先制点を挙げた。「ケガをしていた時期があったので、ここで結果を出したいと思っていた」(熊谷)。ケガから復帰した頼れる主将の先制点を皮切りに、圧巻のゴールショーが始まる。5分、MF高瀬はな(スポ3=ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU18)が、右サイドの松本にスルーパス。1対1を制し、豪快に足を振り抜いた。スコアを2-0としてから決定機を決めきれない時間が続くが、再びチャンスが訪れたのは30分。相手のミスを見逃さずにカットすると、MF安部由希子(スポ4=宮城・聖和学園)がミドルシュートを放つ。これが見事に決まり、3-0とした。45分、相手にミドルシュートを打たれたものの、GK木付優衣(スポ4=ジェフユナイテッド市原・千葉レディース)がファインセーブ。3-0で前半を終えた。

ケガから復帰した熊谷。先制点を挙げた

 後半も、ア女は攻撃の手を緩めない。47分、熊谷が左サイドでボールを懸命にキープし、クロスを供給。松本がこれに頭で合わせて4-0とした。70分、ア女はDF渡部那月(社4=兵庫・日ノ本学園)、GK川端涼朱(スポ2=東京・十文字)を投入。その渡部が、チャンスを演出する。73分、右サイドを駆け抜けてクロスを供給。このボールをFW山田彩未(スポ4=ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU18)が倒れこみながらも押し込み、追加点を挙げた。そして76分には、一挙に3人の選手を入れ替え、攻撃の活性化を図る。79分には、途中交代のMF田中実夏(スポ3=セレッソ大阪堺レディース)のペナルティエリア外からの強烈なシュートが決まり、6-0。さらに試合終了間際、相手GKが大きく出ていたところを、再び田中が落ち着いてこぼれ球を押し込み、今試合2点目を決めた。結果7-0の圧勝で、今年も早関定期戦を制した。

スタメンで出場し、2得点と活躍した松本

 ベンチメンバーも全員出場し、圧勝したア女。目標としていた無失点での勝利を達成し、試合を通してア女らしいサッカーを展開した。また、松本と田中が2点ずつ得点を決めるなど、明るい材料も見られる。課題の守備を修正すれば、より『チーム力』(熊谷)は上がってくるだろう。関カレは、全日本大学女子選手権の出場枠を争う非常に重要な戦いとなる。優勝できなかった昨年の悔しさを晴らすために、鍛錬の夏が始まる。

(記事 下長根沙羅、写真 守屋郁宏)

試合後の集合写真

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第7回早関定期戦
早大 3-0
4-0
関学大
【得点】
(早大)4’熊谷汐華、5’、47’松本茉奈加、31’安部由希子、73’山田彩未、79’、92’田中実夏
(関学大)なし
早大メンバー
ポジション 背番号 名前 学部学年 前所属
GK 木付 優衣 スポ4 ジェフユナイテッド市原・千葉レディース
→70分 21 川端 涼朱 スポ2 東京・十文字
DF 18 八神 友梨弥 スポ4 宮城・常盤木学園
→76分 14 田中 実夏 スポ3 セレッソ大阪堺レディース
DF 24 佐々木 呼子 スポ2 宮城・常盤木学園
→70分 渡部 那月 社4 兵庫・日ノ本学園
DF 23 源関 清花 スポ3 ちふれASエルフェン埼玉
→67分 20 中條 結衣 スポ3 JFAアカデミー福島
DF 19 和田 麗 スポ4 スフィーダ世田谷ユース
→67分 中田 有紀 スポ3 兵庫・日ノ本学園
MF 13 高瀬 はな スポ3 ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU18
→67分 村上 真帆 スポ2 東京・十文字
MF 17 松本 茉奈加 スポ2 東京・十文字
→76分 25 阪本 未周 スポ2 大阪・大商学園
MF 安部 由希子 スポ4 宮城・聖和学園
MF 26 秋山 由奈 スポ3 東京・八王子
→46分 23 小林 菜々子 スポ3 ジェフユナイテッド市原・千葉レディース
MF ◎11 熊谷 汐華 スポ4 東京・十文字
MF 12 山田 彩未 スポ4 ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU18
→76分 38 桝田 花蓮 スポ1 ちふれASエルフェン埼玉マリ
◎=キャプテン
監督:川上嘉郎(昭51商卒=神奈川・横浜緑ケ丘)
コメント

MF熊谷汐華主将(スポ4=東京・十文字)

――ご自身にとって最後の定期戦でしたが、どのような意気込みで臨まれましたか

まずはしっかり勝ちにいくというのと、自分も少しケガをしている時期があったので、ここでしっかり結果を出したいというのがありました。

――今のコンディションは問題ないですか

そうですね。もう大丈夫なので、ここからもっと(調子を)上げていかないといけないんですけど。

――7-0という結果についてはどのように捉えていらっしゃいますか

前半はあまり良い流れではなかったので、もう少し点が取れたと思います。チームとしては無失点を掲げていたので、守れたことは良かったです。

――前半を振り返っていかがですか

サイドからもうちょっと攻められたら良いなとは思ったんですけど、同じような攻撃になってしまうことが多くて。あとは、低い位置でのボールの失い方も良くなかったかなと思います。

――後半はいかがでしたか

シンプルにサイドを使って、ボールの失い方も減りましたし、リスクを考えたプレーが増えました。攻撃でも、サイドを使いながら中で枚数を増やしてということをできたと思います。

――関東大学女子リーグ戦(関カレ)まではどのようなことを調整しますか

チームとしては、チーム力というところで、特に守備ではあるんですけど。そこをもう少し上げていかなければいけないという点と、ゲームの中で修正すべき点を自分たちで修正できる力をつけていきたいと思います。

――関カレに向けて意気込みをお願いします

もう時間があまり無いので、個人としても調子を上げていけないといけないですし、チームとしてももっと精度を高めて練習からこだわってやっていきたいと思います。