軟式庭球部

2018.08.13

全日本学生選手権 8月9、10日 全日本シングルス選手権 10、11日 岡山・備前市総合運動公園テニスコート

個人戦で山本・花園組が3位入賞!

 団体戦はベスト8で終わってしまった全日本大学対抗選手権(インカレ)。悔しさを残しながらも、翌日からは個人戦が行われた。早大からは7組が出場し、小山舞(スポ3=和歌山信愛)・上原由佳女子主将(社4=群馬・高崎健康福祉大高崎)組がベスト8、山本沙奈(社3=和歌山信愛)・花園優帆(スポ3=東京・国本女)組が3位という結果となった。  

攻めるプレーで会場を沸かせた小山

 4回戦まで順当に勝ち上がった帆足・渡邊ペアと村上・長内ペア。帆足・渡邊ペアは大健闘である戦いぶりをするものの5回戦で敗北してしまう。村上・長内ペアもベスト32をかけて島津・片野ペア(東女体大)と対戦した。序盤、2ゲームを連取するものの、相手後衛が対応力を見せ、一方的に攻められる展開に。対応が追い付かずゲームカウント3-3となってしまい、迎えたファイナル。前日でのインタビューで答えていたように準決勝で小山・上原組と対戦するためにはここは勝ち上がらなければならない。4年生最後のインカレ個人戦で維持を見せ、積極的に声を出し粘りのプレーを見せる。村上が強気のストロークでラリーを続け、長内がすかさずスマッシュを決める場面も。しかし、もう一歩のところで追いつくことが出来ず、最後は相手にサービスエースを決められ黒星となった。「最後まで自分のプレーが出来なかったのが心残りです。」と試合を振り返る村上。個人戦1日目は小山・上原組と山本・花園組がベスト32に残る結果となった。2日目、去年ベスト8で終わった小山・上原組は今年こそ優勝を狙う。5回戦、6回戦ともに安定したプレーを見せ難なくベスト8入り。準々決勝では強敵である中村(日)・井田組(日体大)との熱い一戦が繰り広げられた。。小山がミドルを狙ったコースでラリーを繰り広げ、隙を見て上原が冷静にスマッシュを決めるなどのプレーで2人で1点を確実にとっていく。6ゲーム目まで、互いにシーソーゲームでとられとりつつの展開となる。しかし、「1本で決めないといけない所を決めきれなかった」と上原が振り返るように相手に攻め負けてしまい2ゲームとられて敗北。昨年同様ベスト8という結果に終わってしまった。

インカレ個人戦3位という結果を残した山本・花園組

 山本・花園組は「変なところで負けなかった」と花園が話すように、勝てる試合を着実に取っていった。準々決勝では和洋女子大の宮野・濱名組と対戦。激しいボレーショットの打ち合いを制し、ラリーの中で上手くパッシングショットを決めるなどして優位に試合を進めていく。場面によってダブル後衛から雁行陣に変更する臨機応変な動きも見せ、見事ゲームカウント5-2で勝利した。続く準決勝の相手は塚川・地中(神戸松蔭女子学院)組だ。格上を相手に強烈なストロークで攻めるもネットアウトが多くなってしまう。結果、ゲームカウント2-5で敗北を喫しベスト4でインカレを終えた。しかし「粘るだけのテニスはきっと後悔する」(花園)の言葉通り果敢に向かっていく姿勢は、今回こそ負けてしまったもののこの先に行われる大会につながっていくことだろう。一方の山本は「最後まで思い切れなかった」と後悔の念をあらわにした。それぞれ課題を乗り越え、秋にはさらに成長した姿を見せてほしい。

 団体戦ではなかなか自分たちのプレーが出来ず苦しい思いをした山本・花園組がインカレ個人戦初の3位となる。その他の選手も健闘した結果となった。4年生は次の早関戦で引退である。上原主将は「来年に期待できる結果だった」と今回のインカレを振り返った。悔しい部分はあるものの、今後もますます成長しつづけるであろう女子部に大いに期待できる結果でインカレ個人戦は幕を閉じた。

(記事 山浦菜緒 今山和々子 写真 岡部稜)

結果

山本・花園組 3位入賞

小山・上原組 ベスト8

コメント

村上紗莉奈女子主務(社4=愛媛・済美)・長内夏海(社4=北海道・札幌龍谷学園高)

――4回戦の東女体大との試合振り返っていかがですか

長内 途中で相手後衛がやることを変えてきて自分たちがやることをやれるようにロブを使ってきたので崩れちゃったかなと思っています。それで追いつかれて、3ゲームとられちゃいました。もうちょっと早く対処できれば勝てたかもと思います。

村上 途中、打たれたボールを上げちゃってそれを前衛に叩かれちゃったのでそれがよくなかったなと思います。

――今日で公式団体戦最後ですがお互いにペアを振り返っていかがですか

長内 最初全然勝ててなかったんですけど、後半になって形になってきて、1点とれるようになったりとか公式団体戦で勝てるようになってきました。早稲田ってもとから強いペアが多いんですけど、そうじゃなくてちょっとずつちょっとずつ成長して頑張れてたペアかなと思ってます。毎試合毎試合ごとに成長が実感できて(村上と)組めてよかったなと思います。

村上 2年組んだんですけど、もともと私があんまり上手じゃなくて、上の番手じゃなくて下だったのでコツコツやってきたタイプでした。長内と組ませてもらって(最初は)勝ててなかったんですけどだんだんちょっとずつ、今シーズンは成績が残せていたので。準決勝で小山・上原とあたるまで頑張りたいと思っていたんですけど・・・。最後まで自分のプレーが出来なかったのでペアとして心残りです。

山本沙奈(社3=和歌山信愛)・花園優帆(スポ3=東京・国本女)組

――試合を終えた感想をお願いします

花園 (対戦の)山が良かったので、(早稲田)大学として負けられないなと思いました。変なところで負けなかったのは良かったと思います。

山本 終わったなあという感じです。

――ベスト4という結果を受けていかがですか

花園 すごい苦しいところから上がったわけではなかったので。強いところに勝てなければやっぱりだめなので、結果はベスト4だったんですけど、全然力不足だなと思いました。

山本 (花園と)同じです。

――きょうはダブル後衛が多かったように思います

花園 基本的に山本の球持ちが良いので展開を作ってもらって、私が最後に決めるイメージです。展開を作ってもらえるので、後ろでも前でもポジションはこだわらずに、前に(球が)いったら前で決めるし、後ろでも来たチャンスで決めようという感じでやっていました。ダブル後衛同士のときは、とにかくミスしないように気をつけました。

山本 とにかくミスしないようにしていました。

――準々決勝を振り返っていただけますか

花園 落としてはいけないゲームを落とした感じはありましたが、取るべきゲームを取れたというか…落としそうなゲームを取れたのは良かったなと。耐えたな、という感じです。

山本 唯一きょうの試合で気負いしなかった試合でした。1試合目と2試合目は、負けちゃいけない!と思ってやったいたのですが、その次の試合は、自分が個人戦の全国大会で過去ベスト8以上になったことがなかったので、そういうところを含めて意外と向かっていけました。いつも日体大とか格上の相手に向かっていけて、負けてはいけない相手には怖気(おじけ)づいてしまうのですが、唯一あの試合は気負いせずに(どちらでもなく)自分のプレーができたと思います。

――準決勝を振り返っていただけますか

花園 相手が強いのはわかっていました。粘るだけの点数ってきっと後悔するなと自分たちの中であって、後悔しないように打っていこうと言っていたので、ボレーのミスとかスマッシュのミスとかあったのですが、思い切ったミスだったので後悔はありません。結果的にミスになってしまったけれど、恐れずにラケットを振っていけたのは良かったと思います。

山本 自分が最後まで思い切れなかったのが、このインカレ全部の試合を通しての敗因だと思うので、個人的にはすごく悔しいです。

小山舞(スポ3=和歌山信愛)・上原由佳女子主将(社4=群馬・高崎健康福祉大高崎)

――ベスト8という結果ですが率直に今の気持ちは

小山 去年もベスト8だったので悔しい気持ちがありました。

上原 同じですね。去年越えられなかった壁が越えられればと思ったんですけど。

――5回戦、6回戦を振り返っていかがでしょうか

小山 実力的にも普通に自分たちのプレーが出来たら負ける相手ではないので、一球一球集中してプレーしました。

上原 どっちも相手けっこう上手な子だったので、相手がどうこうというよりは自分がやりたいこと、二人で1本を目指しました。まずは自分ができることをきちんとやろうと思ってやりました。

――準々決勝の日体大戦について 追いつかれてしまう展開でした

小山 自分的には攻めていったつもりだったんですけどそれ以上に相手が振り切ってきてこっちが攻め劣ってしまったなと思います。

上原 今までの同じペアとやった試合に比べると自分のやるべきことが出来たかなと思うんですけど結局でもそれが決まり切らなかったことが多かったのでもう一歩だったかなと思います。

――やるべきこととは具体的にどのようなことだったのでしょうか

上原 ふられたボールを自分がしっかり追いかけてスマッシュするとか、レシーブ1本にしても1本で決めきるっていうプレーがこっちは少なかったかなと思います。

――主将として早大の個人戦振り返っていかがですか

上原 欲を言えば団体戦出てない子たちがもっと結果を出せるようにサポートできればよかったんですけど、団体戦で悔しい思いをした後輩がしっかり結果を出してくれてよかったなと思います。団体戦で勝てなかった分、個人戦でしっかり勝てたのでは成長かなと思うのでそこはすごく来年に期待できる嬉しい部分であります。

――小山さんはシングルス出られませんが、今年のインカレ振り返って総括をお願いします

小山 このインカレのために技術も体力も合わせてきたつもりなので出し切れたと思います。それでも負けてしまったということは何か足りないということなので来年に生かしたいと思います。

★シングルスでは入賞ならず

強敵相手に健闘した戦いぶりを見せた上原

 女子シングルスには上原由佳女子主将(社4=群馬・高崎健康福祉大高崎)、辰巳穂乃実(基理1=埼玉・早大本庄)の二人が出場した。辰巳は風村佳野(中京大)にゲームカウント2−4で敗れ、一回戦で姿を消した。上原は二回戦、金田彩花(東北福祉大)と対決。力強いサービスが見られ、序盤から相手を圧倒するプレーを披露する。ゲームカウント4-0で上原が勝利を決めた。翌日行われた三回戦は強豪・東女体大の菊地はづきとの対戦に。上原は左右に揺さぶりをかけるも、菊地も粘ってボールを逃さず返す。上原が隙をついたところに得点を奪われ、序盤から菊地が優位に立った展開で進んでいく。上原には前日と同様に積極的なプレーが随所で見られるも自身のペースには持ち込めず、ゲームカウント2−4で黒星を喫した。

 女子からシングルスの入賞者を輩出することはできなかった。今回の敗戦を糧に、秋にはさらにパワーアップした姿を見せてくれるはずだ。

(記事 岡部稜 写真 山浦菜緒)