ア式蹴球部

2018.07.15

第24回関東女子リーグ戦 7月15日 早大東伏見サッカー場

後期4連勝、優勝はすぐそこだ!

  関東女子リーグ戦(関東リーグ)後期第4節がホーム・東伏見で行われた。関東リーグも佳境を迎え、今節も含めて残り4試合。勝ち点27と優勝も視野に入っている中で、浦和レッズレディースユースと対戦した。試合開始早々に先制し、ア式蹴球部女子(ア女)のペースで試合を運ぶ。後半に追加点を挙げるが、62分に失点してしまう。その後はシュートの打ち合いが続くが互いに得点には至らず、2-1で勝ち点3を獲得した。

 試合開始直後、いきなりチャンスが訪れる。4分、DF中田有紀(スポ3=兵庫・日ノ本学園)がDF渡部那月(社4=兵庫・日ノ本学園)にスルーパス。最後はフリーになった渡部が落ち着いてゴール左隅に流し込んだ。「(早い時間に)先制点を取れたのはチームとしてよかった」と渡部が振り返るように、先制点によって気持ちに余裕ができたア女。気温34度の猛暑にも負けず、前半は試合を優位に進める。30分にはMF熊谷汐華主将(スポ4=東京・十文字)の負傷交代というアクシデントもあったが、決して攻撃の手を緩めない。45分には、DF佐々木呼子(スポ2=宮城・常盤木学園)が右サイドで抜け出してフリーに。相手GKにキャッチされ得点には結びつかなかったが下級生の積極的なプレーでチームを勢いづけた。

ファインセーブを何本も見せた鈴木

  後半は攻め込まれる時間帯も増え、シュートの打ち合いになる。追加点で勝利を決定づけたいア女は、56分にCKを獲得。こぼれ球に何回も足を出すが、相手に阻まれる。それでも最後はMF並木千夏(スポ1=静岡・藤枝順心)が右隅に押し込み、待望の2点目を決めた。ここで、相手が反撃に出る。62分、ゴール前でフリーになっていた選手に得点を決められ、失点してしまった。さらに、86分には相手にPKを献上。「昔やっていた相手なので、コースも大体分かっていた」(GK鈴木佐和子、スポ2=浦和レッズレディースユース)。完全にコースを読み左に飛んだ鈴木。この気迫もあってかボールが左に逸れ、失点は免れた。試合終了までたたみかけるように攻めてシュートを打つものの、いずれもGK正面。相手の反撃を1点に抑え、2-1で試合終了となった。

2点目を決めた並木。ここ数試合はスタメンで出場している

 「暑い中だったがみんなで走り切れた」(渡部)。足元の技術が相手を下し、後期4連勝を飾ったア女。積み上げた勝ち点も30となり、関東リーグ10連覇も視野に入ってきた。また得点ランキングでも1位をFW河野朱里(スポ4=静岡・藤枝順心)が独走中。MF村上真帆(スポ2=東京・十文字)、MF山田仁衣奈(スポ3=大阪・大商学園)も7位にランクインしている。ア女で上位を独占できるか、得点ランキングにも注目したいところだ。来週は難敵・神奈川大との対戦が控える。目指すは完封勝利。しっかり勝ち切って関東リーグ優勝を決めたい。

(記事 下長根沙羅、写真 守屋郁宏)

スターティングイレブン

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第24回関東女子リーグ戦
早大 1-0
1-1
浦和レッズレディースユース
【得点】
(早大)4’渡部那月、57’並木千夏
(浦和レッズレディースユース)62’一法師央佳
早大メンバー
ポジション 背番号 名前 学部学年 前所属
GK 16 鈴木 佐和子 スポ2 浦和レッズレディースユース
DF 24 佐々木 呼子 スポ2 宮城・常盤木学園
DF 三浦 紗津紀 スポ4 浦和レッズレディースユース
DF 23 源関 清花 スポ3 ちふれASエルフェン埼玉
DF 中田 有紀 スポ3 兵庫・日ノ本学園
MF 安部 由希子 スポ4 宮城・聖和学園
→62分 12 山田 彩未 スポ4 ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU18
DF 渡部 那月 社4 兵庫・日ノ本学園
MF 37 並木千夏 スポ1 静岡・藤枝順心
→76分 25 阪本 未周 スポ2 大阪・大商学園
MF 村上 真帆 スポ2 東京・十文字
MF ◎11 熊谷 汐華 スポ4 東京・十文字
→30分 柳澤 紗希 スポ4 浦和レッズレディースユース
FW 10 河野 朱里 スポ4 静岡・藤枝順心
◎=キャプテン
監督:川上嘉郎(昭51商卒=神奈川・横浜緑ケ丘)
コメント

GK鈴木佐和子(スポ2=浦和レッズレディースユース)

――最近先発出場が続いています。プレーする上で意識していることはありますか

出場機会があるならチャレンジしようかなという気持ちで試合に臨んでいます。

――きょうは古巣との対戦でした。どのような戦術で臨みましたか

一緒に戦った仲間もいるので、やってくることも分かっていました。そこであまり考えずにア女のプレーをやろうと思いました。

――相手がやってくることは具体的に何ですか

足元がみんな上手いし、ボールをつないできます。細かい連携とかもあると予想していたので、きょうは暑いですしどれだけ集中力を持って戦えるかということでした。

――試合全体を振り返っていかがですか

もう少しやりたいことをやりたかったです。暑い中で試合というのも増えてくるので、暑い中でもやれることを増やしたいという感じです。

――前半を振り返っていかがですか

早い時間に先制点が取れたのである程度楽な試合運びができました。後半入りにもっといこうということだったので点が取れたら良かったんですけど取れなくて。我慢する時間帯が長くなっちゃって、その中での失点だったので気持ちを切り替えないとなということでした。

――きょうは攻め込まれる場面も多かったと思います。ご自身のプレーを振り返っていかがですか

PKとか失点のシーンは、未然に防ぐことができたと思います。そこでもっと後ろからできることをしなければと思ったし、DFと連携してもっと楽な試合運びをしなきゃいけないと思います。

――PKはコースを読んでいましたね

そうですね(笑)。大体もうこっち(左)に飛ぼうと決めていました。昔やっていた相手なので、キッカーが左利きということも分かっていたし。コースも大体分かっていました。でも外してくれたので良かったです(笑)。

――来週は神奈川大とです。意気込みをお願いします

2試合とも勝ってはいますが苦しい試合で失点もしているので、無失点で点差をつけて勝ちたいなと思います。

DF渡部那月(社4=兵庫・日ノ本学園)

――きょうは先週以上に厳しい気象条件の中での試合でした

暑すぎましたね(笑)。でも最初の立ち上がりに、(試合が始まって)ちょっとしてから先制点を取れたのは、チームとしてよかったなと思います。

――渡部選手がその先制点を挙げられました

立ち上がりだったので、相手もあまり整っていない状況でした。しっかり決められるところで決め切れたことがよかったと思います。

――試合を通して、相手のカウンターを受けるシーンが結構多かったように思います

特にボールの失いどころが悪い時とか、守備の陣形がちょっと崩れてカウンターを受けやすくなっていました。自分たちが攻撃をしている時でも、中盤のところでリスクを考えないといけないなと思います。

――試合終盤は押し込まれました。どういうことを考えてプレーしていましたか

最後は『なんとか失点だけは』という感じで、暑い中でしたけどみんなで走り切れたかなと思います。けど、もっとシンプルに裏であったり、スペースにボールを入れられたら良かったんじゃないかなと思います。

――好機はつくっていましたが、なかなか点差を広げられませんでした。やはり攻撃の最後の部分での精度は課題になってきますか

そうですね。決めきれていれば後半ももうちょっとスムーズに、自分たちのペースで試合運びができたかなと思いますし、今日は引き分けとか負けでもおかしくない内容であったとは思います。

――優勝まで王手ということになりました。次戦に向けて一言お願いします

次は神奈川大戦で、相手も前期とは違った感じでチーム力を上げてきていると思うので、大学の相手ですし、しっかりと勝ち切って優勝を決められたらなと思います。