日本拳法部

2018.07.12

第31回全国学生選抜選手権大会 7月8日 大田区総合体育館

拳士躍進、全国大会で4位入賞

全国の猛者たちが大田区総合体育館に集い、第31回全国大学選抜選手権大会が開幕した。東日本の大学だけでなく西日本の強豪校も参戦するこの試合には応援部を始め、日本拳法部OB・OGも数多く応援に駆け付けいつも以上の盛り上がりを見せた。勝負が代表者戦に委ねられる接戦を制し、準決勝まで勝ち上がった早大の対戦相手は中央大学。昨年の覇者相手に一歩も引かない熱戦を繰り広げるも及ばず3位決定戦へ進むこととなった。3位決定戦では昨年敗れた関西大学との試合となったが雪辱を果たすことはならなかった。

 初戦の相手は大阪経済大学。先鋒の小川友太朗(商4=広島・基町)は終始攻めの姿勢を見せるもなかなか旗の上がらない苦しい試合展開に。しかし残り時間5秒でついに相手の隙をついて一本を奪うことに成功し、大会の初戦を勝利で飾る。次鋒の小坂怜亜(教3=大阪・関西福祉科学大高)は先制の胴突きを奪うも、残り41秒で抑え込まれ勝負は振り出しに戻ってしまう。両者とも勝負を決める一本を奪うべく激しい戦いが繰り広げられるも決めきることができず引き分けとなった。続く中堅、副将と敗れ一勝二敗一分け。次に進むために負けられない大将戦は主将の森裕紀(政4=早稲田渋谷シンガポール)に託された。森は開始30秒で最初の面突きを奪うとその後は相手の猛攻を凌ぎ胴蹴りを決めて二本勝ち。ついに勝敗は代表戦へ。この大事な試合は小川に任された。小川は試合開始20秒で自身の得意な形を作ると、そのまま豪快に相手を投げ抑え込みで一本を奪い勢いに乗る。積極的に攻める中ついに面蹴りが決まり早大は接戦を制し初戦を突破した。

森は主将としてチームを牽引した

 早大は2回戦で流通科学大学、3回戦で同志社大学に勝利したが、準決勝で中央大学に敗れ三位決定戦へ。そして対戦相手は昨年敗れた因縁の相手、西の強豪・関西大学。先鋒の森川晋平(スポ2=奈良・青翔)は序盤に抑え込まれかける冷やりとした場面で見事に相手の抑え込みを返し一本目を奪う。勢いそのままに2本目も抑え込みで奪った森川はチームに1勝目をもたらした。次鋒の小坂はパンチを多く繰り出し果敢に攻めるも中盤に一本を奪われてしまい、後がなくなる。しかし残り46秒で胴突きを決めると応援団からもひときわ大きな歓声が上がった。勝利し早大の3位決定に王手をかけるべく、残り時間を果敢に攻めるも残り18秒という場面で2本目を奪われてしまい2勝目を挙げることはならなかった。中堅は森、そしてこの試合でも安定した強さを見せる。開始15秒で最初の胴突きを決めると直後に面を決め試合開始からわずか20秒で勝負をつけた。その流れに乗って勝つべく副将小川は得意な形に持ち込もうとするも相手選手を崩すことができず、悔しい敗北を喫する。ここまで2勝2敗、ついに迎えた大将戦は田部井達也(スポ3=東京・日大二)が戦う。しかし相手は今大会の注目選手の一人である上垣内一成。田部井は攻めるも力及ばず二本負けを喫し早大は4位で大会を終えた。

相手を投げて抑え込む

全員で勝ち上がった今大会の早大は、昨年の結果を上回る成績を残した。応援に駆け付けた応援部やOB・OGの熱のこもった応援も彼らの躍進につながっていた。前期の団体で戦う大会では悔しさの残る結果となったものもあった中で最後に昨年の成績を上回る好成績を残せたことで得た自信は夏での成長に向けた大きな弾みになるだろう。後期の全日本学生選手権ではより成長し力をつけてくるに違いない。

(記事 柴田侑佳、写真 杉本遼冴)

※掲載が遅くなり大変申し訳ございません

結果

▽男子の部

4位入賞 

1回戦 対大阪経済大学 3勝2敗1分

〇先鋒 小川友太朗

△次鋒 小坂怜亜

●中堅 森川晋平

●副将 田部井達也

〇大将 森裕紀

〇代表戦 小川友太朗

2回戦 対流通科学大学 3勝2敗1分

 〇先鋒 森川晋平

 〇次鋒 小坂怜亜

 ●中堅 森裕紀

 ●副将 毛利公名士(商2=東京・つばさ総合)

〇副将 小川友太朗

〇代表戦 小川友太朗

3回戦 対同志社大学 3勝2敗

〇先鋒 森裕紀

〇次鋒 森川晋平

●中堅 毛利公名士

〇副将 小坂怜亜

●大将 小川友太朗

準決勝 対中央大学 2勝3敗

〇先鋒 森裕紀

〇次鋒 森川晋平

●中堅 毛利公名士

〇副将 小坂怜亜

●大将 小川友太朗

3位決定戦 対関西大学 2勝3敗

〇先鋒 森川晋平

●次鋒 小坂怜亜

〇中堅 森裕紀

●副将 小川友太朗

●大将 田部井達也

▽女子の部

東日本女子学生チーム 優勝

大石和奈(基理2=広島女学院)

森裕紀(政4=早稲田渋谷シンガポール)

――今大会を振り返ってみていかがですか

去年はベスト8だったので結果だけ見ればそれよりもいい結果だったので良かったと思います。

――チームの調子はどうでしたか

チームの調子は良かったと思います。特に全員で繋いでなんとか勝てた試合が多かったのですが、それがワセダの戦い方なのかなと思いました。

――接戦が多かった大会となりましたが4位という結果はどのように受け止めていますか

あまり厳しいことは言いたくないのですが、戦いやすいグループであったこと、あたりが良かったということを忘れてはいけないなと思います。それでも一回戦目から厳しい戦いとはなりましたがその中で4位になれたというのもまた事実なのでそれは誇っていきたいと思います。

――関西大学とは去年もこの大会で対戦していました。今年対戦してみての手ごたえはいかがでしたか

差が縮まったようで縮まっていないような気がしています。今年はきっとオーダー順がうまく噛み合えば自分たちが勝っていたと思うので、次に対戦するときにはオーダーに頼ることなく勝てるようにより実力をつけていきたいと思います。

――これで前期の団体で戦う大会が終了しましたが後期に向けての抱負をお願いします

目標は変わらず全国優勝。そのために足りない部分がよく分かった大会だったので、その部分を埋めていこうと思います。

小川友太朗(商4=広島・基町)

――きょうの試合を振り返ってどうでしたか

最初の方は自分の代表戦という形が予想されていて自分はその試合に出るという意識でいて、最初は勝つことができたんですけど準決勝と3位決定戦では2つとも2勝で自分のところに回ってきて5試合しかなく3勝すれば勝ちが決まるというところで勝ちきれなかったというのは非常に悔しいです。

―大事な場面で決めることができませんでしたが、今後どのようにしていきたいですか

自分の攻め方が一辺倒というのが課題としてあると思うので体力を含めそこら辺を夏の間にしっかりと練習して技術的に色々と出来る幅の広い選手になろうと思っています。

――前回おっしゃっていた上位校との差は埋まってきていると思いますか

全国でも4位という結果で、中央大学にも前回は1対6だったのが今回は2対3という惜しくも最後の3勝目で苦戦して負けるという試合だったので差は縮まってきていると言いたいところですが、きょうは5人制で7人制では駒を増やして戦わなければいけないのでそこの層の厚さでは他の大学の方があるなと感じています。例えば明治大学はきょう副将がいない中でも優勝していけるようなチームなので、そこの差は感じています。

――夏を含め今後の目標はなんですか

目標は12月にある7人制の全国大会で優勝する事なのでそれに向けて夏の間はチーム全体の底上げをしっかりと意識してやっていきたいと思います。