ア式蹴球部

2018.07.09

第69回早慶定期戦 7月7日 神奈川・等々力陸上競技場

早慶定期戦 監督・出場選手コメント全文

外池大亮監督(平9社卒=東京・早実)

――初めての早慶戦での采配はいかがでしたか

(早慶戦自体も)22年ぶりですかね。ワセダとして足りないところはこのイベントに集約してるなと思っていました。ピッチ内もそうですけど、運営面とか、そういったところでのパワーはすごくついたと思いますし、それが収穫につながったと思っています。ここ何年かで一番(観客数が)入っていると思うので、ケイオーさんもそうですけど、ワセダの応援の総量というところにつながって、本当の多くの人たちに大学サッカーの面白さを伝えられるゲームになったと思います。

――試合にあたって、選手にはどんな言葉をかけましたか

まずひとつ前提として、この七夕は全国的に豪雨で、西日本で被害もあったりする中で、たまたま関東だけ晴れて、こういう環境で試合ができているということをとにかく感謝しつつ、そういう人たちのことを忘れずにやろうと話しました。それで、大学サッカー最大のイベントにおいて、まずはフェアプレーに徹すること。いろんな人たちに見に来てもらっている中で、フェアプレーを見せられなかったら今の学生スポーツはいけないと思うし、それを示すだけでも大学サッカーの素晴らしさを伝えられると思ったので、何よりもそこを意識してやろうと言いました。プラス、自分たちでここまで作りあげて、部員90人が関わってつくったイベントを楽しんでほしい。そして楽しませてほしい。見に来た人たちを楽しませるということが早慶戦の醍醐味で、学生ナンバーワンのイベントといえるものでプレーできる人たちが、一番感じなきゃいけない部分です。なので、目先の勝負と言うよりはフェアプレーで、最後までドライブし続けるところを見せようということだったので、今日はリトリートするという発想はなくやっていました。かつゲームを停滞させない、そういう時間をつくらない。リスクはあるかもしれないけど、そこは前がかりでいこうという話をして、それは慶応がどうやってきたとしても、自分たちは崩さずにいこうという話はしました。

――今日のメンバー選考について

1年生というところを含め、この前のFC東京との(練習)試合で結果を残した杉田を自分たちの変化としたかったんですけど、彼もこの重圧を感じたのか堅かったです。みんなが試行錯誤をしている感じは見えたんですけど、そこは僕の責任で送り出しているので、活路を見出すとしたら代えざるを得ないなと思いました。ただこれは今回5人代えられるということのメリットだと思っていて、まずはチャレンジするという意味で杉田を出して、杉田にも「お前(の起用)がどう出るかはわからない。でもお前が得たチャンスだからどうするかはお前次第で、ダメだったら5分でも10分でも代える」という話をしていました。そこに対して和也もいい準備をしてくれていたので、あれ(交代)で一旦ゲームは落ち着いたとは思いますね。

――特に前半は慶大の圧に苦しめられた印象がありました

これこそ早慶戦だと思います。試合に臨むスピリットという部分では、正直入り方としては負けていたと思います。逆にそれで気付かされた部分は多くて、このゲームは本当にケイオーさんによって素晴らしい試合になったとお世辞でもなく感じるし、ケイオーさんの力でうちが引き出されたパワーもあったと思います。今までだったら切り抜けられていたプレーも引っかかってしまったり、圧力に屈していた部分があったので、このスタイルのままどう打開していこうかという部分でみんな模索していたと思うので、多少は我慢かなと思いましたけどね。

――それでも逆転劇を演じて勝利し、7連覇達成です

後半(得点を)入れられた時にはどうかなと思いましたけどね。うちには交代で切り札があるので、そこでより積極的な動きをすぐにつくれたことが大きかったです。セットプレーもポイントにはしていたんですけど、結果としてゲームを持ち直して、圧力をかけて得たセットプレーから生まれたゴールだし、そこは力がついてきたし、みんな自分たちで打開できる力があるので、前半に苦しかったものがある意味反動になったというか、ケイオーさんのプレッシャーが自分たちを駆り立てたというか、最後の最後までそういう姿勢を見れたので、僕としてもうれしかったです。

――終了後は監督も含め、胴上げの光景がありましたが

重いから胴上げはやめてくれって言ってたんですけどね(笑)。でも今日は主務の秋葉が胴上げされるべき人間だし、それをみんなが分かってあれだけいっぱい胴上げしたというのは、そういうことを感じられる学生たちであり、サッカー人であるということなので、それは本当に重要だなと思います。今のワセダのいいところですし、それをワセダがしていかないといけないと思いますし、歴史に残る早慶戦になったんじゃないですかね。

――『新しい挑戦』の1つ目を良いかたちで終えましたが、すぐ来週に2つ目が迫っています

これだけ層も厚くなってきましたし、連戦なので、なんとかみんなにチャンスを、背負ってもらえるような環境をつくっていきたいと思います。この連戦はまさしく新しいチャレンジになってくると思うので、いい準備をして向かっていきたいと思います。

FW岡田優希主将(スポ4=川崎フロンターレU18)

――苦しい試合展開となりましたが、ベンチから見ていていかがでしたか

ケイオーはこれくらいの力は持っていることは僕自身分かっていましたし、チーム全体としても何が起きるか分からないと意識を共有して入ったので、想定内というか慌てる展開ではなかったですけど、ケイオーにも弱点はあったし、逆にケイオーが僕たちをリスペクトというか分析した上でサッカーをやってきたので、本当に良い勝負ができたのかなと思います。

――自身が投入された場合、頭の中でどのような絵を描いていましたか

ケイオーの弱点は、ボランチが片方上がった時のケアができていないからカウンターに弱いということと、バイタルエリアが空くところ、外からの攻撃に対してブロックを固めていたので、中のルートをつくって攻撃していけば外からまたチャンスがつくれるんじゃないかというところで、3つほどイメージしていたので、そういうプレーを見せてやろうと思っていました。

――岡田選手が投入されたことでそういったことは表現できたように見えます

そうですね。そういうシーンがつくれたので、押し込まれるシーンがなくなったと思います。外からの攻撃だと自分たちが広がったまま攻撃しなければいけないからカウンターをくらいやすくなりますけど、中央から攻めたら絞るので、遅攻で守備陣形を整えることもできますし、攻撃しているけど守備にも作用させるのはイメージしていたので、勝ちにいきながらも手堅い試合ができたのかなと思います。

――今年の早慶戦はいかがでしたか

本当に負けると思ったので、連覇を止めたキャプテンになったらどうしようかと(笑)。一瞬頭をよぎりましたけど、時間と状況を見て何回チャンスをつくれるかを考えても、しっかり声掛けあってやるべきことをやればこうなる(勝利できる)かなと思っていました。焦りはしましたが、だからこそ集中できましたね。

――かなりの数の観客が来ました

試合が進むにつれて応援席が盛り上がって、ああいう声援は本当に力になりますし、今年お客さんが増えたというのも、自分たちがサッカーだけじゃなくピッチの外にも表れるワセダの、ア式蹴球部の価値を新たに提示したことも要因かなと思います。ア式蹴球部全体の価値を向上させようと努力したのがよかったのかなと。

――今後の早慶戦の礎になるような試合にはできましたか

そうですね、これまでだったら単発なロングボールとかで、あまりサッカーを知らない人が観たら面白くないサッカーが正直あったと思いますが、今年の早慶戦からただ自分たちがミスをしないとかリスクを負わないとかじゃなくて、自分たちのブランド、ビジョンを持ってサッカーするっていうのをケイオーもやってくれたので、本当に良い試合ができたと思います。

――次はアミノバイタル杯です。今までのリーグ戦とは異なりトーナメント方式となります

そういった意味ではきょうの勝利で次に向けて良いイメージをつかめたんじゃないかと思います。監督も試合終了後に言っていましたが、きょうの勝利を価値あるものにするためには今後の取り組みが本当に大事になってきます。アミノバイタルで負けたりとか、後期失速したら、せっかく早慶戦で得た価値が半減してしまいますし、ここまで努力してきた分、今後の取り組みはより問われると思います。今日はしっかり勝利をみんなでわかちあって喜んで、またアミノバイタルに向けて準備していきます。

MF高岡大翼副将(社4=広島皆実)

――4年生として臨む早慶戦でした

感謝の思いをプレーで表現しようと決めていました。4年目という思いは強かったです。

――ベンチから見ていて、前半のチームのプレーはいかがでしたか

ケイオーの立ち上がりがすごく良くて、自分たちも分析されているなという印象を受けました。ワセダがやられていた部分が多かったですが、自分たちが前期で積み上げてきた勝利というのも自信にあったので、あそこでしっかりと耐えることができたのは収穫でした。後半に絶対いけると思っていたので、危機感はあまりなかったです。

――後半からピッチに投入されたときはどのようなプレーを意識しましたか

自分は試合を締める役割を求められてベンチに入っているので、自分ができることを精一杯やるということを意識しました。2-1で勝っている状況で、みんなの足が止まり始める残り時間で、自分が試合を締める役割をできました。

――入学されてから早慶戦は全て勝利となりました

ワセダがこのように勝てているのも、もちろん悔しい思いを持った部員もいると思うんですけど、そういった選手が試合の日に運営であったりいろいろな立場で全力を尽くしている姿があるからこそで、全員の力がこういった結果につながっていると思うので、ワセダで良かったなと心から思います。

――前期のリーグ戦は首位で折り返しましたが、後期に向けて意気込みをお願いします

1位なので自分たちが一番注目されていると思いますし、監督も変わっていろいろなことに挑戦している部分で、今はいい結果が出ていますが、後期で勝たないと意味がないので、自分たちも変化して成長し続けて、最後に笑って終えられれば一番いいと思うので、絶対に優勝したいです!

GK小島亨介(スポ4=名古屋グランパスU18)

――試合を終えて、率直な感想をお聞かせください

うれしいという言葉に尽きます。早慶戦は最後なので、やりきったという感じはしました。

――最初はキャプテンマークを巻いていましたがいつもと何か違うことはありましたか

かたちとしては巻いていましたが、今年のチームは大桃(DF大桃海斗、スポ3=新潟・帝京長岡)だったり武田(FW武田太一、スポ3=ガンバ大阪ユース)が声を出してくれているので、『キャプテンマークを巻いているからこういうプレーをする』というのはありません。自分のプレーに集中しています。

――声が聞こえない中での試合はいかがでしたか

声は全く聞こえないので、試合が切れたタイミングで味方同士で近付いてコミュニケーションをとったり、ハーフタイムに意見を詰め込みあったりして時間の使い方を工夫しました。コミュニケーションはとりづらかったので、連携も多少難しいところがあったと思うのですが、その中でも全員が集中してプレーをすることができました。

――試合全体を振り返っていかがでしたか

お互い最初は緊迫した試合で序盤にどちらのチームもチャンスがあり、それを慶大のGKも止めて、自分も1対1を止めました。GKがシュートを止めることによって最後まで締まった試合ができたので、個人的には良かったです。

――1対1を止めた時にガッツポーズが出ていました

歓声がすごく聞こえたので、思わずガッツポーズしてしまいました(笑)。相手がトラップして蹴るまでの間にできるだけ前に寄せて、シュートを打つ瞬間は止まって反応しました。自分が得意としているプレーだったので、結果として止められて良かったです。

――ボールが見えない中でFKも止めました

あれもボールが見えたのはギリギリ2メートルぐらい前で、その直前に人に当たってコースも変わりました。最後まで我慢して、見えた瞬間に反応しようと自分で考えていました。頭の中で予測していたからこそ、見えない中でもしっかり反応をしてボールを取り切ることができました。

――守備全体を振り返っていかがでしたか

相手はカウンターを狙っていて、リスク管理は常に意識するようにしていたので隙のない守備をやれたと思います。

――アミノバイタル杯での意気込みをお願いします

自分たちが目指すのは日本で1番になることなので、まずはアミノで全国への切符を手に入れたいです。

DF小笠原学(スポ4=青森山田)

――最後の早慶戦にはどのような意気込みで臨まれましたか

自分は、今までの3年間はスタンドの方で仕事をしていたので、やっぱりピッチに立つ選手たちはまぶしくて、出られない悔しさもありました。早慶戦が終わった日は寝られないくらい泣くというのを毎年やってきて、今年こそは絶対に出たいという強い思いがあったし、ピッチに立ったらこれを後輩につなげたいという思いがすごく湧いてきました。

――早慶戦に向けてはどのような準備をしましたか

特別な準備をしたわけではなくて、リーグ戦のように1週間前からしっかり相手を分析してコンディションを整えて、チームとしてやるべきことをやりました。

――早慶戦に懸ける思いはどのようなものですか

個人的な話になると、自分は慶大のキャプテンの松木駿之介(4年)と高校時代に一緒のチームメイトでした。松木は1年生の頃から試合に出ていて、一緒に早慶戦に出ようと言ってお互い大学に進んだ中で、今回この舞台に出られました。自分でチャンスをつかみとれて、しかも松木とマッチアップできたので嬉しい気持ちでいっぱいです。

――きょうのご自身のプレーについてはいかがでしたか

攻撃では、自分とサイドハーフの良い関係で抜け出すシーンが2つくらいあったんですけど、それをシュートとか点につなげられなかったのでそこはもうちょっと突き詰めていかなければいけないと思います。

――トーナメントに向けての意気込みをお願いします

トーナメントになってくると、今までのリーグ戦では好調を維持していましたが、またトーナメントとなると別の試合になると思います。きょうの早慶戦も、相手が自分たちのことを研究していました。トーナメントは自分たちに挑んでくるチームがほとんどだと思うので、受け身にならないで挑戦していければと思います。

DF冨田康平(スポ4=埼玉・市浦和)

――本日の試合を振り返っていかがですか

自分たちは現状として関東リーグ1部の首位で、相手は関東リーグ2部の9位という状況で、周りから見れば自分たちの方が勝てるのは当たり前と思われる中で試合に入るということで、自分たちのメンタル的には難しい状況になると思っていました。案の定後半に先制されて、相手のペースになった時間もあったんですけど、チーム一丸となって数少ないチャンスでしっかり決め切って逆転して勝利をつかめたことは大きいと思います。

――最後の早慶戦となりましたがどのような意気込みで挑まれましたか

去年の早慶戦が自分にとって初めてのスタメン出場で、そこから後期ずっとスタメンをとれたということもあって思い入れの強い試合ではありました。今年もスタメンで出たかったんですけど、コンディションとかいろいろな問題があってスタメンではなくて。自分の中では悔いが残ることではあったんですけど、その置かれた状況の中でどれだけ全力を出してチームのために献身的にプレーできるかが4年生として問われていると思ったので、自分が出る限られた時間でパフォーマンスを高められるか意識していました。

――前半はケイオーのカウンターに苦しむ場面が見られましたベンチから見ていていかがでしたか

ベンチから見ていても内容的にはケイオーの方がいいかなという印象が強くて、結構カウンターを決められていました。普段自分たちが狙っているプレースタイルをうまくやられて、自分たちにとって苦しい状況がありました。相手も自分たちのことをしっかり分析して対策してきたということだと思いますし、それに対して前半のうちから修正できるかが今後の課題かなと思います。

――ハーフタイムではどのようなことを話し合われましたか

今日の試合のテーマである相手をリスペクトする、フェアプレーをするという中で、自分たちらしさを出そうということを再確認して、自分たちがやろうとしているカウンターをリスクを侵しながらでもやろうと話しました。

――後半からの途中出場となりましたが、ご自身のプレーを振り返っていかがですか

自分は結構がつがつやるタイプだと思うので、限られた時間で落ち着いてやろうと意識していたんですけど、気持ちが先行しすぎて前に前に行っちゃうプレーが目立っていたので、全体を通してもっとできたのかなと思います。守備でももっとボールを取り切れた部分もありますし、相馬(MF相馬勇紀、スポ4=三菱養和SCユース)が少し疲れていたので、自分がサポートして高い位置で(ボールを)取って攻撃参加すればよかったかなと思うので、まだまだ悔いの残る課題が多い試合でした。

――劣勢の中でも勝ち切ることができたのは大きいと思いますがいかがですか

本当にチームはいい状況だったと思うんですけど、早慶戦で勝つか負けるかで次なるアミノバイタルカップへの流れが変わってくると思うので、苦しい状況でしっかり勝ち切ったことは大きな経験になったかなと思います。

――最後の早慶戦を終えられた今の率直なお気持ちはいかがですか

昨日のうちにメンバーとスタメンが発表されて、自分の名前がスタメンになくて、本当に悔しい思いがありました。背番号も14に変わったということで、自分の中では悔しさが先行していたんですけど、そうなったことで結果は変わらないし、その中で自分がどれだけやるかということを意識していたので、いろいろな意味で悔いは残りますけど、結果的にチームとして勝ったこと、苦しい状況で前に進めたというのは本当に大きかったと思います。これで7連覇という結果も残せて次に伸ばせたので、いい1日になったのかなと思います。

――最後に今後の目標をお願いします

自分の中で京都(サンガFC)が内定しているということもあるので、まずはどれだけ大学で通用するか、より活躍できるかが大事だと思うんですけど、その後のことも考えて次のステージに進むために何が必要なのか、自分に何が足りないのかもう一度見つめ直してさらに成長できるように頑張ります。

MF相馬勇紀(スポ4=三菱養和SCユース)

――2-1と逆転勝利に終わりましたが、感想はいかがでしょうか

勝てたことはよかったですが、点を取りたかったです。

―前半苦戦した要因はどこにあると思いますか

(自分が)狙われていたのもあって、思うように体が動かなかったです。難しい展開でした。ただ、蓮川(MF蓮川雄大、スポ4=FC東京U18)という大切な同期がいて、彼はできるなら、もし痛くてもやりたいだろうと思うし、あいつはやりたくてもできない思いがあったので、絶対やってやろうと思ってやりました。

――その後後半に先制点を許してしまいました

いつもどおり「笑ってやろう」と後輩に声はかけましたね。一応4年生として試合に出ているので、そこは先輩として引っ張らないといけない部分かなと思いました。

――その後相馬選手のCKから2得点生まれました。2アシストという結果についてはどのように考えていますか

早慶戦4年間出て5アシストって、自分らしいかなと思うところもあるんですけど、まだまだ変わらないといけないというのがこの4年間でわかりました。点が取れないのが自分の弱さだし、前半のシュートもあそこで弾かれてしまうのが自分の甘さだし。そこで点に絡めないのが自分の足りない部分でもあるし、逆に伸びしろだと思うので。そこは成長するしかないので、もっと上を向いてやりたいですね。

――高校時代憧れていた早慶戦を4年間戦ってどのように感じましたか

やっぱり早慶戦は特別な思いで。でも、今回の早慶戦は蓮川だったり、応援してくれる子だったり、自分が大切な人のために戦いたいと思って戦った早慶戦だったので、悔しさが残っているというか、もやもやした感じが残っていますね。でも、逆にこれがまだ自分に足りないところだと思いましたね。

――今後もまたアミノバイタルカップなど試合が残っていますが、そこへ向けて一言お願いします

自分がどうしたいという思いを出してもあれなので、チームのために自分の長所をどれだけ出せるかというのが大切なので、そこはしっかりやりながらも、早慶戦で得られたものを力に変えてやっていきたいと思います。

FW直江健太郎(商4=東京・早実)

――早慶戦で勝利しました。今のお気持ちをお聞かせください

素直にうれしいという気持ちが一番です。

――どんな想いで最後の早慶戦に臨みましたか

これまで3年間、裏方の仕事をするなかで、試合に出たくても出られない選手と一緒に仕事をしてきました。自分自身ももちろん悔しかったですし、そういう人たちの顔を見て、いつか自分が試合に出たらその人たちの思いも持って戦いたいという気持ちを持っていました。今回、もちろんチームが勝つことを念頭に置きながらも、自分のためだけではなくて今まで下級生の時から一緒に仕事をしてきた仲間や、この早慶戦の舞台を作り上げてくれた同期や下級生に対して、感謝の気持ちを持ってプレーすることは常に意識していました。

――出場まで、ベンチからどのように試合を眺めていましたか

リーグ戦の立ち位置だったり外からの見方であったり、ワセダが勝つだろうと周りは思っていたと思うので、その中で立ち上がりは少しみんな苦しんでいたのかなというのはありました。自分はそこを見て、自分がもし出たらということを考えながらベンチで応援していました。

――交代の時に何か伝えられていましたか

まずは自分が相手のボール保持者に対してプレッシャーをかけて、相手に自由を与えないということ。それから気持ちが先行しすぎずに、あくまで冷静さを保ちながら、しっかり判断をしてプレーしてほしいということは強く言われました。

――来週からのトーナメント戦に向けて意気込みを

まず自分たちの目標として掲げているタイトル奪還ということ。前期リーグは1位で折り返したけれど、別にタイトルを取った訳ではないので。今シーズン初めてのタイトルになるので、まずはアミノバイタルにおいては優勝を目指して頑張っていきたいと思います。また、短期間での集中開催なので、今日ベンチにいた自分を含めて、トップの選手だけではなくそれを支えるトップサブの選手がどれだけ力を発揮できるかということは重要だと思います。誰が出ても「これがワセダだよね」と周りに言ってもらえるようなプレーができるように、また1週間準備していきたいと思います。

DF大桃海斗(スポ3=新潟・帝京長岡)

――7連覇ですが今のお気持ちはいかがですか

勝利という結果には満足ですが、今年、昨年ともに1失点という結果を重く受け止めています。内容と失点が悔やまれる試合でした。

――試合を振り返っていかがですか

7連覇のプレッシャーもありましたし、ケイオーは2部のため(今年は)自分たちと一度も対戦しておらず、ケイオーがどう戦ってくるのか分からないという試合でした。自分たちは今、関東1部で1位という立場ですが、ケイオーに攻め込まれるという時間帯が長く続き、それが失点につながったと思います。でも、それをうまく逆転できたのは良かったと思います。

――我慢の時間帯が長かったですが、何を意識してプレーしましたか

普段とは違って、応援の声で自分たちの声が通らないので、目を合わせる、一人一人の顔を見るといった細かいことを意識しました。

――来週のトーナメント戦に向けて意気込みをお願いします

トーナメントは連戦なのでそこに向けていい準備をして臨みたいと思います。

MF金田拓海(社3=ヴィッセル神戸U18)

――早慶戦へ向けて、チームとしてどのような意気込みで準備をされていましたか

試合外のことでは、多くの人がこの舞台を作ってくださっているということに感謝して臨もうと思っていました。その中で、試合に関しては、ワセダは1部の1位で、ケイオーは2部の9位ということで、正直言い方は悪いかもしれないですけど、誰が見ても早稲田が勝つだろうというふうに思っていたかもしれません。その中でもケイオーをリスペクトして、相手が勢いに乗ってきた時に、その勢いに負けないようにというところは徹底していました。

――本日の試合全体を振り返っていかがですか

前半はケイオーの勢いも強くて、自分たちは4-1-4-1というフォーメーションでやってたんですけど、鍬先の脇のスペースを使われてカウンターというのがあったので、後半は4-2-3-1気味にして、そこのスペースを自分が埋めて、2枚でそこをカバーしようということを話し合ってやっていました。先に失点して厳しい展開になりましたけど、その中でもみんなが全然悪い雰囲気にならずに点を取れたことが勝利につながったのかなと思います。

――自身のプレーを振り返っていかがですか

自分としては、前半は高い位置でプレーしていたにも関わらず、決定的な仕事であったり、そこでためを作ったりというのができていなかったので、自分としては不甲斐ない試合だったんですけど、チームとして勝てたことはよかったです。それだけだと思います。

――後半に、中盤での攻撃がかみ合っていなかったように見えたのですが、その点に関してはいかがですか

後半は自分が割と後ろ目にポジションをとっていたので、自分のところに相手のボランチとFWの間の位置でいつもボールを受けることができているんですけど、今日は受けられる機会が少なくて、そこで前を向けていたらもっとチャンスになっていたのかなと思います。

――これから始まるトーナメント戦に向けて

厳しい戦いになると思いますし、日程的にも2日に1回試合があると思うんですけど、総力戦になると思うので、誰が出ても同じサッカーができるように練習していくということもそうですし、自分としてはゴール、アシストで貢献したいなと思っています。

MF栗島健太(社3=千葉・流通経大柏)

――今のお気持ちを聞かせてください

率直にすごくうれしいです。

――初めての早慶戦ということでしたが、どのような気持ちで試合に臨まれましたか

1、2年と、裏方で早慶戦を見て、憧れの舞台だったので、自分がそのピッチに立って何ができるのか、色んなことを考えていました。

――前後半、試合を振り返っていかがでしたか

ケイオーがすごくエネルギーを出してきて、競り合いも強いしセカンドボールも相手の方が取っていて、ケイオーの勢いがいつも以上にあったと思います。でも、自分たちもそれに負けていたら勝てないので、しっかりエネルギーを出して、前から行っていました。

――ご自身が試合中、特に意識されたことを教えてください

試合前に監督から、「楽しめ」、「楽しませる」とチームとして言われていたので、純粋に自分が楽しんで試合をしようと意識していました。

――楽しむことができましたか

すごく楽しむことができました。

――来週からのトーナメントへの意気込みをお願いします

トーナメントという事で、リーグ戦とは違い引き分けではダメで、絶対に勝たなくてはいけないので、連戦にもなりますけど、一つ一つ勝っていきたいです。

MF藤沢和也(商3=東京・早実)

――きょうの試合の感想を教えて下さい

最初に失点した中でも、しっかり全員の力を合わせて勝ち切って7連覇できたので、うれしく思います。

――早慶戦は初出場でしたが、どのような思いで臨みましたか

観客がたくさんいたので楽しもうということと、しっかり自分の良さを出して勝ちたいなということを考えていました。

――早慶戦に向けて、どのように準備してきましたか

リーグ戦同様ケイオーという相手をリスペクトして、しっかり分析することをチームで協力してやって試合に臨みました。

――ご自身のプレーを振り返っていかがですか

途中出場で流れを変えたかったのですけれど、先に失点してしまったので…。でも、チームとして勝ち切れたのは良かったと思います。

――途中交代での出場でしたが、ピッチに入る際監督からはどのような指示がありましたか

入る時は楽しんで来いと言われました。試合前には早めに出る可能性もあるので準備しておけと言われていて、関東リーグでもサブで出ていたりしたので自信を持ってやっていけと言われました。

――得点に直接絡めなかったことについてはどのように受け止めていますか

何度か太一(FW武田太一、スポ3=ガンバ大阪ユース)からのパスなど、自分のところでチャンスがあったので、それを決めきれなかったのは悔しいのですが、太一がしっかり点を取ってチームとして勝てたというのは良かったと思います。

――次戦のアミノバイタルカップに向けて意気込みを聞かせてください

7月シリーズというかたちで、東洋大とやってきょうの早慶戦をやってアミノバイタルカップをやってというように試合が続いていく中で、東洋大と今回の2回は勝ててきたけれど、アミノバイタルはまた全然違う形になると思うので、一試合一試合チーム一丸となって勝ちたいなと思います。

FW武田太一(スポ3=ガンバ大阪ユース)

――序盤から苦しい試合展開となりましたが、振り返っていかがですか

自分たちは4-1-4-1で戦うと決めていて、アンカーのクワ(MF鍬先祐弥、スポ2=東福岡)の周りでセカンドボールを拾われたりはしましたが、後半もこのままで行こうと話はしていました。途中4-2-3-1に変えたり戦術変更もありましたけど、1点を取られながらも勝ててよかったです。

――相手のカウンターはかなり鋭かったですが前線から見ていかがでしたか

カウンターで何度かピンチになりそうな場面はありましたが、後ろに安定感がありました。自分は前線から守備はしますが、カウンターは後ろに任せて自分は次の点を狙うことを意識していました。

――慶大は中央を固めてきてやりづらさはあったと思います

そうですね、戦術的に相手が中央を締めて自分たちのクロスに対応する場面が多かったですけど、それでも自分たちのサッカーをぶれないようにしていけばDFの間で(パスを)受けられたりチャンスメイクできるかなと思ったので、気にするところではなかったです。

――CKから珠玉の2得点。両方とも相馬選手からのボールでした

相馬様々……の一言ですかね(笑)。あの人がいたからこそ自分が点取れたって感じですね(笑)。

――先日、得点を取ってMVPを受賞したいとおっしゃっていましたが、見事有言実行となりました

そうですね。でもこの有言実行は仲間のおかげですし、ピンチを防いでくれるコジくん(小島)や、声かけてくれるセンターバック、クロスをあげてくれる相馬くんとか、周りの仲間いてこその得点だと思います。

――改めて、自身初の早慶戦という舞台はいかがでしたか

人の多さに驚きました。それが大きな声援となって自分の力になったのは確かです。

――今後はアミノバイタル杯が控えています。これまで戦ってきたリーグ戦とは違い一発勝負となりますが

それでも自分たちのやることは変わらないし、謙虚にひたむきに頑張っていきたいです。

DF工藤泰平(スポ2=神奈川・日大藤沢)

――試合を終えて、率直な感想を教えてください

うれしい気持ちと、ほっとした気持ちで半分半分です。一度は先制されて危ない雰囲気もあったのですが、声を切らさずにチームに働きかけ続けて良かったです。

――初めての早慶戦はいかがてしたか

こんなに大勢の観客の中でサッカーをしたことがなかったです。今も片付けをしてくれている部員もいますが、早慶戦は学生が中心となって作り上げています。裏方をやってくれているメンバーのことを考えれば自然とパワーがみなぎってきて、気づいたら叫んでいたり体が動いたりしていました。結果もついてきたので良かったです。

――7連覇のプレッシャーはありましたか

プレッシャーは正直あったのですが、いい意味でエネルギーに変えることができました。11人の中の1人として選ばれてピッチに立っているので、そこでうじうじしていても出れない人に申し訳ないし、過信ではないですが、自分が選ばれたことに誇りを持ってプレーしようと思っていました。

――試合を振り返っていかがですか

ピッチではあまり声が聞こえなくて、大桃くんにも昨日から言われていました。分析に力を入れていて、(慶大は)9番(FWピーダーセン世穏)に当ててボールをつないでくることが分かっていました。体格も良く、身体能力が高くて苦戦して何本かやられてしまい、失点も自分が競ったのを押し込まれました。潰しきれなかったのは今後の課題になりました。

――初めての早慶戦はいかがでしたか

総じて楽しかったです。でもこれは勝ったからであって、この半年間の努力が報われたと思います。もしあのまま0-1で負けていればここまで楽しめませんでした。裏で仕事をしてくれている人たちがいる中でプレーをするのはプレッシャーもありましたが、最後は自然と力を出せました。

――以前言っていましたが、チャンスはものにできましたか

東洋大から今日までの1週間は際どかったです。少しずつスギ(DF杉山耕二、スポ2=三菱養和SCユース)のコンディションが良くなっている中で昨日の早慶戦のメンバー発表でスギは5番、自分は12番として呼ばれました。信頼などはまだスギが大きいのかなと思ったのですが、その悔しさをバネにして、プラスに捉えました。背番号は関係ないですし、スギがベンチで見ている中でやってやろう、と誰にも負けない気持ちでプレーをしていました。

――アミノバイタル杯での意気込みをお願いします

アミノバイタル杯では関東1部でないチームとも試合をするので、気を抜かずに頑張りたいです。連戦で怪我人が出たりもするので、ワセダの特徴でもある選手層の厚さが発揮されるのかなと思います。自分が試合に出て、どんな状況でもチームのために働きたいです。

MF鍬先祐弥(スポ2=東福岡)

――初の早慶戦ということでどのような意気込みで挑まれましたか

初だったんですけど、変に気負うことなくいつも通り自分のプレーに徹して、チームの勝利に貢献することだけを考えていました。

――本日の試合を振り返っていかがですか

予想以上にケイオーの勢いがあって、正直自分のところも狙われていて、ここ最近で一番難しい試合だったなと率直に思います。

――前半はケイオーのカウンターに苦しむ場面が見られました振り返っていかがですか

やっぱり相手は高さがあるので、そこをシンプルに使ってきて、競り負けたところでセカンドボールのケイオーの2列目からの飛び出しが早かったです。そこは前半で修正できるところもありましたし、できなかったということは課題かなと思います。

――前半で修正できなかったという話がありましたがハーフタイムではどのようなことを話し合われましたか

スペースを埋めるために4—1—4—1だったんですけど、金田くん(MF金田拓海、社3=ヴィッセル神戸U18)を少し下げて対処しようと話しました。でも1失点目も競り合いからだったので、修正できなかったのかなと思います。

――失点後から意識したことはありますか

自分は1失点しても全く焦りはなくて、これまで苦しい場面はたくさんあったので、絶対逆転できると信じていました。とにかく自分は守備でボールを取ってつないでリズムをつくるということを意識していました。そこを徹底しました。

――劣勢の中でも勝ち切ることができたのは大きいと思いますがいかがですか

リーグ戦でも東京国際大戦で0-2から2点追い付いたりして、劣勢になってもこのチームはそれを跳ね返す力を持っているので、自分はチームプレーに徹するだけでした。

――今後に向けて

自分は今守備で大きな役割を担っていると思うんですけど、もっと攻撃でも存在感を出して、ワセダの攻撃は鍬先から始まると言われるくらい自分がゲームをコントロールして、攻守の要になれるように頑張っていきたいと思います。

FW杉田将宏(スポ1=名古屋グランパスU18)

――初めての早慶戦でしたがどのような意気込みで臨まれましたか

1年生が自分だけで、チームを代表して出ているという中で責任感を持ちながらやろうと思っていました。

――早慶戦には今までどのようなイメージを持っていましたか

実際に見たことは無かったですが、盛り上がりがすごいと聞いていました。その中でやるということで緊張もありましたけど、楽しみの方が強かったです。

――試合前には外池監督に何か言葉をかけられましたか

「好きにやれ」という風には言われました。1年生なので背負うことはないよという感じでした。

――実際に早慶戦を戦ってみていかがでしたか

少し緊張しましたし、チームのプラスになるようなことが何もできなかったので、来年は借りを返したいなと思います。

――ご自身のプレーを振り返っていかがでしたか

もう少しドリブルの回数を増やせば勢いに乗れたかなと思います。それがちょっと後悔です。

――早い時間帯での交代となりました。この悔しさをどのようにつなげていきたいですか

まだこれで終わりじゃないし、ここからが始まりだと思っているので、これを糧にレベルアップしてチームの中心選手になりたいと思います。

――アミノバイタルカップへの意気込みをお願いします

試合が積み重なっていくので総力戦になると思います。その中で結果を出して、スタメンの座を取れるようにしたいと思います。

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