ソフトボール部

2018.07.08

東日本大学選手権 7月7日 東京・町田市民球場

順当にコールド勝ち!いざ一年越しの雪辱を

東日本大学選手権
筑波大    
早 大 X    
(5回コールド)
投手…〇廣瀬、伊藤、増田-河野、手塚
◇(二塁打)川崎、丹野 ◇(三塁打)増子 ◇(本塁打)なし

 全日本大学選手権(インカレ)への重要な試金石となる、東日本大学選手権(東日本)が開幕した。例年8月に行われる本大会だが、今年度は一足早く7月上旬の開催となった。早大の初戦の相手は筑波大。春季リーグ戦、全日本選手権二次予選で悔しい結果に終わった早大にとって負けられない一戦となったこの試合だったが、好守で格の違いを見せつけ流れを渡さず。順当に5回コールドで勝利を収め、次戦へ駒を進めることとなった。

 先発のマウンドに上がったのは、抜群の安定感を誇る廣瀬夏季(スポ3=北海道・とわの森三愛)。初回を三者凡退に打ち取ると、2回、3回は走者を背負いながらも落ち着いた投球を見せ、無失点で先発の役割を果たす。一方の打線は、相手先発投手のライズボールとチェンジアップのコンビネーションに苦しみ、2回まで得点を奪えない。「ポイントが後ろ過ぎて打ち上げてしまうことが多かった」(河野友里、スポ3=東京・鷗友学園)と話すように序盤は想定外の苦戦を強いられたが、3回には右翼手と二塁手の間にポトリと落ちるラッキーな適時打で先制に成功した。

先発として登板した廣瀬はこの日きっちりとも試合をつくる

 3回にもう1点を追加し、スコアを2-0として迎えた4回。ここから早大は、もはや盤石となった継投に入る。伊藤貴世美(スポ2=千葉経大付)が廣瀬からマウンドを引き継ぎ、四球を出すもこの回を無失点に。するとその裏、代わった相手2番手投手を打線が捉える。先頭の河野が出塁後すかさず盗塁を決めると、8番小野寺詩織(スポ2=千葉経大付)、9番綱島香依(国教4=東京・日出)の連打で追加点を奪取。さらにその後犠飛などで得点を重ねると、代打丹野ちさき(人2=岩手・一関第一)が左中間を破る痛烈な適時二塁打を放ち、コールド規定の7点目を奪うことに成功した。5回一死からは女子GEM3(U19)日本代表にも選出された絶対的抑えの増田侑希(スポ1=香川・高松南)がマウンドへ。うなりを上げる直球で打者を圧倒し、最後の打者を三ゴロに打ち取って試合終了。見事な完勝を演出した。

生還した走者を迎え入れる選手たち。チームの雰囲気はとても明るい

 「コールドで勝たなくてはいけないような試合だった」。この日マスクを被った河野は、試合後、この日に向けて準備してきた意気込みを語ってくれた。自分たちにプレッシャーをかけながらもそれを有言実行する姿は自信にあふれており、本大会に懸けるワセダの思いを感じさせる。投打に手応えを得て、次に臨むのは富士大との一戦だ。昨年度の東日本、インカレでともに早大の前に立ちはだかった強敵であり、激戦となることは必至だろう。しかしもちろん、選手たちは前を向く。「(試合に)出ることができたら、全身全霊をかけて頑張っていきたい」(廣瀬)。この言葉が有言実行され、努力が成果をもたらす時――。一年越しの雪辱は、果たされるに違いない。

(記事 望月優樹、写真 石﨑開)

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コメント

廣瀬夏季(スポ3=北海道・とわの森三愛)

――全日本大学選手権二次予選(全総予選)では、東女体大にコールド負けを喫しました。そこから投手陣全体として、どのようなところを課題に挙げて取り組んできましたか

全総予選では個々の課題があまり明らかになっていませんでした。そこでコールド負けという結果を受けて、それぞれの個人を見直して、今回の東日本(東日本大学選手権)に挑んでいます。具体的には今日投げた3人共、動くボールというものを意識しました。どう打ち取ればいいのかというのには、動くボールが重要になってくるということを再認識できたので、この大会ではそこを重点に置いていると思います。

――今日の試合も、動くボールを積極的に使っていこうと意識されたのですか

そうですね。

――今日の投球やご自身の調子は振り返ってみていかがでしたか

調子としては、悪くないといった感じでした。試合に向けての調整の仕方っていうのも、まずまずのところかなと今日投げてみて思いました。

――あすの富士大戦に向けての意気込みをお願いします

明日試合に出られるかはまだ分かりませんが、出ることができたら自分の全身全霊をかけて頑張っていきたいと思います。

河野友里(スポ3=東京・鷗友学園)

――捕手として公式戦に出場されるのは、今年度では本日が初めてでした。試合を振り返ってみていかがでしたか。

おとといくらいから伝えられていたので、筑波を分析していて。実力的にはコールドで勝たなくてはいけないような試合だったので、しっかりと試合をつくれるように。廣瀬が先発っていうことも伝えられていたので、こういう風に試合をつくっていこうというのを考えながら、試合に臨みました。

――登録上は外野手ということでしたが、本日は捕手での出場となりました。そこに向けての練習などはいつ頃から準備されていたのですか

元々高校3年生の時にキャッチャーをやっていて、それまではずっと外野手をやっていたんですけど、チームの関係で3年生からキャッチャーをやることになって。そこから
ワセダに来て、キャッチャーというとやはりレベルが高い中でやらなければいけないというのもあって、そこ(捕手というポジション)で勝負するのは厳しいかなと自分では思っていたんですけど。去年の4月くらいにキャッチャー、ピッチャーの人数という意味もそうですし、自分は考えたり分析したりすることが好きなので、こういうことを生かしていくのであればキャッチャーというポジションで勝負していくのも良いのかなと思いました。

――タイプが異なる投手をリードしていく上で心掛けたことは何でしたか

今日は基本的にストライクをまとめることが第一だったと思うので、どの球が一番ストライクがとれるかということを考えていました。普段はその人のいい球を活かすというか、特徴を活かしながらバッターのタイプを見極めてというかたちでリードしています。

――筑波大が対戦相手であるということを踏まえた上でのリードだったということでしょうか

はい、そうですね。

――打撃面でのお話になります。相手投手が球威で押してくるタイプではなかった一方、打線はミートできずに打ちあぐねる展開が続きました。どのようなことが原因だったのでしょうか

ストレートが来なくて、ライズとチェンジアップしか来なかったんですけど。その2つが同じような軌道で来ていたので、ポイントが後ろ過ぎて打ち上げてしまうことが多くて、ボールの見極めが悪かったなという印象です。

――いいかたちでの勝利となりました。次戦は昨年、東日本大学選手権と全日本大学選手権で敗戦を喫した富士大となりますが、そこに向けての意気込みをお願いします。

やっぱり次はピッチャーをどう打ち崩すかということが問題になってくると思うので。そこ(富士大の投手)は前回の東日本でもたくさん見ているので、その中でどれだけ集中して一つ一つ全員が一丸となってプレーできるかだと思います。しっかりミートして、良い打席、良い『打線』としてつながっていけるように頑張ります。