軟式庭球部

2018.07.03

東日本学生大学対抗競技大会 7月1日 千葉・白子町中里サニーテニスコート

4連覇達成!インカレ優勝へ弾みをつける

 先週の全日本大学王座決定戦(王座)で優勝し、いいチーム状態で東日本学生競技大会(東インカレ)に臨んだ男子部。二日目は、準決勝と決勝が行われ、前日同様強い風が吹き付ける中レギュラー陣が奮闘。全日本大学対抗選手権(インカレ)でも警戒する相手になる日体大、明大相手に競る場面は見られたものの、勝負強さで見事勝ち切り、4連覇を果たした。

 準決勝は日体大との対戦。1番の長尾景陽(社3=岡山理大付)・松本倫旺(スポ3=熊本・済々黌)組は、相手のミスに付け込んで序盤3−1と一気に突き放す。しかし、ミスを立て直し始め本調子になったダブル前衛である相手に、「どうしようかという迷いが生じてしまった」(松本)と、勢いを止めることができず3−4と逆転を許してしまう。長尾が攻めたコースにボールを打ち込み、4−4と意地を見せてファイナルに持ち込んで望みをつなげるが、ファイナルでは後一本が出なかった。アドバンテージを先に相手に握られるも、松本が冷静に相手のカットサーブを深めに返しジュースに戻す。ここから反撃に出たかったが、相手前衛にその後2連続で得点を決められ敗北。あと一歩の試合だっただけに、悔しさをにじませた。続く、2番、3番と二次戦では大差をつけて勝利し、早大は決勝へ駒を進めた。

安定したストロークでゲームを牽引した安藤

 決勝戦は王座の決勝と同様、早大対明大というカードになった。前戦で悔しさを味わった長尾・松本組は、「どんどん攻めていこう」(長尾)と大幅リードを奪っても攻撃の手を緩めない。5−0と反撃の隙を与えずに勝利し、チームに勢いをもたらした。2番の船水颯人主将(スポ4=宮城・東北)・上松俊貴(スポ2=岡山理大付)組の相手は『打倒ワセダ』を掲げる明大をけん引してきた丸岡俊介主将・金子大祐(明大)組だ。お互い大将ペアである意地がぶつかり合い、一進一退の攻防戦が繰り広げられ、勝負の行方はファイナルに持ち込まれた。ファイナルカウント5−3の場面で相手後衛丸岡の威力あるストロークに苦しめら6−6に。「上松としっかりここは取りきろうと話して気持ち入れ替えれた」(船水)と、船水が絶妙なコースに球を撃ち抜き2連続得点。主将対決を制し、3番へつなげた。安藤優作(社4=岐阜・中京)・内田理久(社2=三重)組は風の影響が強く、風上でのゲームをものにすることができない。風下のゲームを集中して取り、ファイナルに持ち込む。相手前衛の手足の長さを生かした守備に苦しめられるが、「最終的には内田が勝負に行ってくれて、助けられました」(安藤)と内田が積極的にポーチに飛び出して応戦。最後も内田が相手のクロスを割り込んでボレーで撃ち落とし試合終了。明大相手に3−0と全勝で勝利し、東インカレ4連覇を決めた。

チーム一丸となり優勝を決めた

 インカレ決勝で対峙することが予想される明大に勝利できたことは一つの安心材料になったが、明大はインカレで今大会よりもさらに力をつけて早大に向かってくるだろう。7年連続で王者の座を守るため、インカレでは攻めのテニスを貫くことが必要となる。また、1年時から早大の黄金時代を支えてきた、船水、安藤、星野慎平(スポ4=奈良・高田商)が最後のインカレを迎える。「努力してきたものをすべて出し切れるように、もっともっと良い試合が見せれるように、最後にふさわしい試合ができるように頑張りたい」(船水)。有終の美を飾るために、残り一ヶ月スキルアップを図る。

(記事 栗林桜子 写真 河合智史)

結果

優勝

▽準決勝

○早大 3-1 日体大

1次戦

●長尾・松本 4-5 橋本・星野

○船水・上松 5−2 川﨑・山本

○安藤・内田 5-2 原口・川上

2次戦

○船水・上松 5-1 橋本・星野

▽決勝

○早大 3-0 明大

1次戦

○長尾・松本 5-0 中平・根本

○船水・上松 5−4 丸岡・金子

○安藤・内田 5-4 本倉・丸山

コメント

船水颯人主将(スポ4=宮城・東北)

――東インカレを向けるにあったてのチームの状態はいかがですか

全日本大学王座決定戦(王座)が終わってから一週間経ってすぐの大会でした。僕が王座で負けてしまって、相手が圧倒的に有利で勢いもあったのですが他の仲間が勝ってくれて、チームの雰囲気も一層良くなりました。東インカレの前のミーティングでは、王座の時はすごいいい状態だったのでそのまま継続していこうという話はしました。また殲滅(せんめつ)戦で雰囲気も変わるので、緊張感もあったと思うのですが、内容も良い試合が多くて良かったです。

――一番が長尾・松本ペアでした

いつも安定していて、力があるペアです。そのときそのとき強いペアを出すのが一番ベストだと思うので。長尾・松本組が頑張ってくれてとても良かったです。結果的に船水・上松組と安藤・内田組が競りましたが、4年生として最後勝ちきれてよかったです。

――インカレを意識して何か試したことはありますか

明大は毎回毎回やっている相手で、向こうがこちらの手の内を知っている状態です。なので、いつも通りやりながら僕らは今回色々考えて臨みました。日体大戦の時も、川﨑浩希(日体大)には関東学生春季リーグ戦で負けてたので、同じようにいくのかどうかというのを試しました。結果がちゃんとついてきてくれたのでそこはよかったなと思います。

――明大戦ではファイナルまで行きましたが、苦しめられた点はありますか

王座の個人戦でも当たっていたのですが、その時よりも真ん中に立たれたというか、ポジションも大分きついところに立たれていました。どういう意図でやっているのかなとずっと探っていて、最初一本目からアタックで持っていったりしました。途中からやはり守っていなかったなというのがわかって、そこから行き過ぎても僕の要素が消えてしまうので、どこか要所でもっていけたらなと思っていました。ですが、最後僕らの簡単なミスと同期の丸岡俊介(明大)のいいプレーがあってきつかったです。勝ちましたけど、もし負けてたとしても楽しい試合でした。

――その中でも勝ち切れた要因は何でしょう

僕らの簡単なミスばかりだったので、最後ジュースになった時に、上松としっかりここは取りきろうと話して気持ち入れ替えれました。それかなと思います。

――他大学が春よりも力をつけてきているように感じます

他の大学もそうですし、特に明大は日本のなかでも一番力のあるチームです。インカレで優勝を狙ってくると思うのですが、とういうことは早稲田を倒そうとやってくるわけです。今回は内容が良い試合が多かったですけど、少し受けてしまった部分もあったかなと思うので、そういう点を直していきたいです。インカレで勝つことはもちろん大事なのですが、それと同時に内容の良い試合をしたいです。俺と安藤(優作、社4=岐阜・中京)も4年目で引退なので、最後は努力してきたものをすべて出し切れるように、もっともっと良い試合が見せれるように、最後にふさわしい試合ができるように頑張りたいです。

安藤優作(社4=岐阜・中京)

――現在のチームの状態はどうですか

先週の王座でも結構苦しい試合が多かったのですが、全員で勝ち切って優勝できたので、チームの雰囲気はいい状態です。でも、今まで負けずにきているので、気を緩めずにいこうというのは大会に入るたびに言っています。いい緊張感と自信を持ってチーム全体がこの大会に臨めているかなと思います。

――個人的に調整してきたことはありますか

王座では団体でそんなに試合がなくて、殲滅(せんめつ)戦となると確実に3番目までやらなくてはいけなくて、3番がちゃんと締め切らなければならないです。あまり個人的に調節しようとしてきてはないですけど、体調とか暑くなるとしんどくなるので、王座からしっかり休んでベストな体調で臨めるようにはしました。

――明大戦は一進一退でしたね

何回もやっている相手で、力があるペアというのはわかっていました。相手もそうでしたけど、風上でのゲームで僕もミスが多くなってしまって、取れないなと感じました。仕方ないので風下でちゃんとゲームキープしたらファイナルには行けるかなと思って、4−3負けの次のゲームは集中して入って、ファイナルにして、ファイナルの風上に来た時にどう点を取ろうかなというのは迷ったのですが、相手後衛が結構抜いてくる後衛なんですけど、最終的には内田(理久、社2=三重)が勝負に行ってくれたり、センターを止めたりということをしてくれたので助けられました。風上から試合を作るという部分がまだダメだなと感じたのでそこは反省ですね。

――終盤、安藤さん自身のプレーも冴えていたように感じましたが

風上にいて、いつもだったらミスしないように持っていくテニスをするんですけど、相手前衛の守備範囲がなんせ広いので、振り切れてないと全部押さえられちゃうというのはわかっていて、ラケットを振っていこうかなと決めて入ったのですが、それが下手くそでした。ラケットの面にちゃんと当たらなくて、やはり力んでもよくないなと思って、多少力抜いていつも通りやろうかなと最後の方はやってたのでそれが良かったのかなと思います。

――次の団体戦はついにインカレです、意気込みをお願いします

正直、この大会まではあまり練習を積んでこれませんでした。でもあと一ヶ月はテニスに集中できる一ヶ月になるので、インカレはもっと厳しい戦いになると思うので、できることすべてやって、スキルアップして絶対に負けないように自信と力をつけて臨みたいと思います。

長尾景陽(社3=岡山理大付)・松本倫旺(スポ3=熊本・済々黌)組

――今大会への意気込みについて

松本 今回の大会は他とは違って殲滅(せんめつ)戦という形なんですけど、殲滅(せんめつ)戦でもし誰かが負けてしまうと、誰かがもう一試合多くやることになってしまう。それだとやはり、9ゲームで体力的にきつい試合が続くので、そうならないようにチームのために一試合一試合勝っていこうと思いました。

長尾 内本(隆文、スポ3=大阪・上宮)が体調を崩して、僕が出る形になったので、試合に出るかまず分かっていなかったです。けれど、出るからには応援してくれるチームメイトのためにも全力で頑張ろうと思いました。

――今回出るにあたって主将から声はかけられましたか

松本 出るメンバー、順番も決まっていたので特にはないです。出るなら一番しかないなと言われました。

――日体大戦、途中までリードしていましたが、追い付かれて敗戦してしてしまいました。その原因は何ですか

松本 最初の方は相手のミスに助けられていたこともありました。そのあとに相手のボールが入り始めて、逆にこっちでどうしようかという迷いが生じ、ファイナルでも競ってしまった試合になったかなと思います。

――そのファイナルもどちらが勝ってもおかしくないという状況でした

松本 チャンスが途中にありましたが、決めきれなかったです。ツメの甘さが出てしまいました。

――しかし、決勝の明大戦は5−0と圧勝しましたが、日体大戦からの切り替えはペアで話し合ったりしましたか

松本 日体大戦では、相手がダブル前衛で、それがやりづらい部分がありました。その後の明大戦は相手が雁行陣の形できたので、やりやすかったという部分がありました。

長尾 相手が明大ということで、自分たちが一番に出るので、後の二ペアにもつなげられるように、勢いをつけられるようにと思いました。だいたいリードしてくると、競ったり、そこから追い付かれたりするケースが多いので、どんどん攻めていこうと。その結果が5—0につながったかなと思います。

――明日から始まる個人戦への意気込みはいかがですか

松本 キャプテンがいないなか、キャプテンが勝ったからワセダが強いではなく、僕たち他のペアがしっかり結果を残して、ワセダ全体が強いというアピールができる結果を残したいと思います。

長尾 去年、ベスト8だったのでそれを上回る成績残したいと思います。

――インカレへの意気込みをお願いします

松本  インカレは東インカレよりも本当に誰が出るかわからないので、常に出る準備はしていきたいと思います。

長尾  インカレも出るか決まっていないので、そういうこともチーム内で競争しながら高めあっていければいいかなと思います。

――昨年のインカレ個人戦は二位でしたが、今年は優勝をねらっていきますか

松本  できれば(笑)。優勝しかないですけど、去年の結果は越えたいなと思います。