弓道部

2018.06.26

第30回全国大学選抜大会 6月23日、24日 東京 全日本弓道連盟中央道場、明治神宮武道場至誠館弓道場

男子団体準優勝 大きな自信と共にインカレへ

 今回で第30回目を迎えた全国大学選抜大会(選抜)。全国から精鋭たちが一堂に会し、2日間に渡って全国の頂点を目指す。1日目の予選を突破することができるのは、的中率の高い上位16校だ。女子部は強豪校の実力の前に決勝トーナメント進出は果たせず、その挑戦は予選で幕を閉じた。一方、男子部は予選で全体3位と快調な滑り出しを見せると、2日目の決勝トーナメントでは、勝ち進むごとに的中率を上げ決勝戦に進出。20射19中と実力を発揮したが、相手の法大はそれを上回る全射皆中という驚異的なスコアを叩き出し、明治神宮での日本一にあと一歩届かなかった。

 徐々に雨が強まる中行われた女子部予選。時折強い雨と風が吹き込む難しい試合状況の中で、早大は苦戦した。初矢は3射1中と、苦しい立ち上がり。その後も流れを引き寄せることができず、合計的中数は12射6中という結果で終わった。惜しくも決勝トーナメント進出を逃し、女子部の挑戦は1日目で幕を閉じた。

日本一まであと一歩と迫った男子団体

 先日の全関東学生選手権では、決勝トーナメント3回戦で同中競射の末に敗れた早大。高い集中力を持ってこの大会に臨んだ。大雨の中、1日目に行われた予選を良順位で通過し、臨んだ2日目の決勝トーナメント1回戦。快晴となったこの日の初戦の相手は慶大だった。両校の誇りがぶつかり合う試合は、安定した試合ぶりを見せた早大が快勝。筑波大との2回戦では、わずか1本差で制する。勢いに乗り、迎えた準決勝の相手は桜美林大だった。勝てば決勝進出となる大一番は、高的中率を出し勝ち上がってきた両校の対戦。予想通り、序盤からレベルの高い争いを繰り広げ、桜美林大は20射17中と高的中で終えた。一方、悲願の決勝進出を狙う早大も高い集中力を見せ、これを上回る20射19中。見事に決勝進出を決めた。全国から集まった42校の頂点を懸けて行われた男子団体決勝戦。頂上決戦にふさわしい戦いとなった。早大は初矢を安定感のある大前の牧山千莉(スポ3=千葉)が決めると、チームにいい流れが生まれた。1年生から4年生まで各学年の主力がそろうことしのチームは、20射19中というすばらしい結果で決勝戦を終えた。しかし、相手の法大がそれを上回る全射皆中を叩き出し、早大は頂点まであと一歩のところで終えんを迎えた。

大前を務めた牧山は大会を通して安定感があった

 試合後「大きな自信になった」と語った幸明。全国優勝を目指す選手たちの声には、今大会で得た自信と、あと一歩のところで頂点に届かなかった悔しさが入り混じっていた。夏の全日本学生選手権まで残された時間は1か月半。男女共に見えた課題を修正し、夏の大一番に挑む。

(記事 廣瀨智優、写真 千葉洋介)

結果

▽男子団体戦

牧山、阿部悠里(教2=宮城・仙台一)、志岐伊織(スポ4=群馬・前橋西)、宮川晃弥(スポ1=茨城・清真学園)、幸明千尋(スポ4=東京・城北)

予選

牧山   4中
阿部   3中
志岐   2中
宮川   4中
幸明   4中

20射17中

決勝トーナメント1回戦

○早大17-14慶大

決勝トーナメント2回戦

○早大16-15筑波大

準決勝

○早大19-17桜美林大

決勝

●早大19-20法大

▽女子団体戦

川西舞奈(スポ2=埼玉・春日部女)、渋谷有希乃(文構1=東京・早実)、武藤香帆(文構3=東京・青山)

予選

川西  1中

渋谷  3中

武藤  2中

12射6中

コメント

幸明千尋(スポ4=東京・城北)

——異次元の決勝戦でした。まずは決勝戦を振り返っていかがですか

準決勝がすごく緊張したのですが、そこからすぐに決勝戦に入ることができ、良い雰囲気で臨むことが出来たと思います。また、早大がチャレンジャーとして良い試合が出来て良かったと思います。

——全国大会の決勝戦の舞台で皆中を出されました。ご気分はいかがですか

本当に楽しかったなと。その一言に尽きます。本当に大きな自信になります。これからインカレでも頑張っていきたいです。

——試合を重ねて行くごとに早稲田の的中も上がって行きました。チームの出来をどう評価しますか

決勝トーナメントでは僕が一回崩れてしまっても、前の四人が支えてくれて、予選では自分がチームを引っ張っていくことが出来て、チーム五人が支え合って試合に臨めていました。このチームはインカレでもいい結果が出せると信じています。

——本日も落として臨まれました。ご自身の今日の出来は何点でしょうか

100点をあげたいと思います。

——インカレに向けて抱負は

今大会、決勝戦に進めたのに準優勝で終わってしまったということは、まだまだ強くなれるところがあるということだと思います。先ほど渡邊主将からもあったように日本一が見えてきた試合であったのでそこを詰めていってインカレでは優勝したいと思います。

牧山千莉(スポ3=千葉)

——決勝戦、他の試合とは全く違う雰囲気もありました。振り返っていかがですか

決勝は自分たちのやることをやろうってことだけ考えたので。結果として負けてしまったんですけど、自分たちのやるべきことは出来たのかなって思ったので満足です。

——明治神宮での試合、しかも決勝戦まで戦いました。相手は法政大学ということでレベルの高い試合も期待されたと思います。試合前、どのような心境でしたか

法大ということで一部で戦わなければいけない相手ですし、日本一を目指す上で倒さなければならない相手なので。ここでしっかり勝って繋げていきたいという強い気持ちを持って臨みました。

——迎えた決勝戦、皆中を出されました。全国大会の、しかも明治神宮の決勝戦で出された皆中の味を教えて下さい

特に考えずに普段通りにやっていたので、そんなに決勝で皆中を出したことにそんなに意味は感じていないです。

——大会を通してチームに勢いを与える射か続いていました。牧山選手のチームへの貢献度も大きかったのではないですか

初矢を当てるという大前の仕事を果たすことが出来たのは自分としても頑張ったなと思いますが、個人的な射の内容としてはあまり満足いくものではなかったので、そこはこれから頑張っていこうと思います。

——どの点で満足いかなかったのでしょうか

普段やってきたことが、緊張して縮こまっちゃったかなって部分はあるので。そこをもうちょっと大きく引きたかったなと思います。特に1、2回戦のところで。

——チームとしてきょうの結果は自信に繋がるのではないでしょうか

日本一を目指している中で、今回の大会で日本一が手に届く範囲っていうことが部員全員わかったと思うので。これから次に向けて頑張っていきたいと思います。

——インカレに向けて抱負は

インカレも数年予選落ちっていう結果が続いているので、まずはしっかりと予選を通過して、全関選抜でよかった勢いをこのまま続ければいいなと思います。

宮川晃弥(スポ1=茨城・清真学園)

——決勝戦、お疲れ様でした。決勝の舞台、雰囲気はいかがでしたか

自分たちが練習で出しているスコアを練習通りに出せたということは自分たちの成果だと思います。自分たちがやり切ったうえで負けてしまったので、これは仕方がないことだと思っています。もっとさらに上に行けるようにもう一度練習から頑張ろうと思いました。

——チームに安定をもたらす、掛け替えのない存在として早大に貢献されていると思います。現時点でご自身の早大弓道部への貢献度をどのように評価していますか

まだ僕自身一年生なので、正直迷惑かけられない思いがあります。練習から四年生の先輩方には、一年生でも弓道をしやすいような環境を作っていただいていて、三年生・二年生の先輩方には様々なご指導を頂いているので、そういった先輩方に感謝しながら弓を引かなくてはいけないなと思います。また、結果を出してそれに答えていければとも思っています。今のところ自分自身それをこなすことができているのかなと思います。

——インカレへの意気込みは

残り一本で日本一だったということなので、この一本はあとは気持ちの面の差だと思っているので、夏まで皆で心を一つにして、一致団結して臨みたいと思います。

——目標は

日本一です。