馬術部

2018.06.25

第69回関東学生賞典総合競技大会 6月23・24日 山梨県馬術競技場

総合は全員でつかんだ3位!全日本ではさらなる飛躍を

 関東学生競技大会(三大大会)後半の2日間では関東学生賞典総合競技大会(総合)が行われ、早大からは石山晴茄(スポ3=茨城・つくば秀英)、山下大輝(スポ2=宮城・東北)、大沢暁音(スポ1=茨城・真壁)が出場した。総合は馬場馬術競技(馬場)、クロスカントリー競技(クロスカントリー)、障害馬術競技(障害)を2〜3日間かけて同一人馬で挑む複合競技で、総減点によって順位が決まる。早大勢は馬場でやや出遅れたものの、クロスカントリーと障害では盤石の走りを見せ、団体では3位の好成績を残した。また、三大大会通しての三種目総合では4位と、昨年より1つランクアップ。強豪3校のカベを破ることはできなかったが、全日本学生大会(全日本)へ向け一定の手応えをつかんだ大会となった。

 雨が降ったりやんだりする不安定な天候の下、調教審査である馬場が開始された。この馬場で早大勢は苦戦をする。最初に登場した大沢は経路違反もあり53.16パーセントと得点率は伸びず。続く石山は60パーセント近い得点率をたたき出したが、「自分のミスが少し目立ってしまったので、そこを対策すれば全学(全日本学生賞典総合競技大会)ではもう少し良くなるかな」と試合後語ったように、完全に納得できる演技ではなかった。最後に演技をした山下の得点率も52.93パーセントにとどまり、馬場が終わった時点では下位に甘んじた。

馬場で演技する石山とアイシングラー

 しかし、翌日の耐久審査であるクロスカントリーではおのおのが健闘する。「減点を増やさないように走ること」を目標にしていた大沢は、その言葉通りミスのない走行を披露。昨年の全日本ジュニア総合大会全日本総合ジュニアライダー選手権チャンピオンが実力を発揮した。石山は18番障害への入りを失敗し、反抗が1回あったものの規定タイム内にゴール。山下も水濠障害でよろめきかける場面こそあったが、減点0.0で走り切った。そして最後に行われたのは障害。ここで馬場とクロスカントリーを終えた人馬の余力を審査し、最終成績が決定される。馬に疲労が貯まっているのもあり、他大の選手が減点や失権を食らう中、早大勢は全員が安定した走行をし、クリアラウンド。個人では大沢が8位、山下が9位に表彰され、団体では今年の三大大会の三種目で最高順位の3位に輝いた。「クロスカントリーはみんなの力が結果に出た」(石山)。今大会、団体出場した大学で出場人馬が全員失権せずに2日間を終えたのは優勝した日大と早大のみ。表彰台の頂点こそかなわなかったが、出場者全員でつかんだ『3位』は誇れるはずだ。

クロスカントリーで水濠障害をクリアする大沢と稲帥

 4日間にわたる三大大会がこれで終わり、三種目総合で早大は4位となった。強豪3校を打ち破ることはできなかったが、3位の明大にはあとわずかのところまで迫っている。出場人馬全員が力を出し切ればさらに上にもいけるはずだ。一人一人が技術を高め、秋にある全日本では強くなった姿を見せてくれることに期待したい。

(記事、写真 宇根加菜葉)

表彰式後の選手たち

結果

関東学生賞典総合競技大会

▽馬場馬術競技

石山・アイシングラー 得点率59.48 馬場減点40.5

大沢・稲帥 得点率53.16 馬場減点46.8

山下・稲太郎 得点率52.93 馬場減点47.1

▽クロスカントリー競技

大沢・稲帥 タイム4分46秒 総減点0.0

山下・稲太郎 タイム4分50秒 総減点0.0

石山・アイシングラー タイム4分49秒 総減点20.0

▽障害馬術競技

山下・稲太郎 タイム56.98 総減点0

大沢・稲帥 タイム58.71 総減点0

石山・アイシングラー タイム59.33 総減点0

▽個人

8位 大沢・稲帥 合計減点46.8

9位 山下・稲太郎 合計減点47.1

13位 石山・アイシングラー 合計減点60.5

▽団体

優勝 日大

2位 専大

3位 早大

関東学生競技大会3種目総合

優勝 日大

2位 専大

3位 明大

4位 早大

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コメント

石山晴茄(スポ3=茨城・つくば秀英)

――3種目全てに出場されましたが、どれに1番力を入れましたか

どの種目も全日本学生(全日本学生競技大会)に進める可能性や入賞できる可能性もあったので、なるべく全部で最高の演技ができるようにと思って力を入れて準備はしてきました。

――アイシングラーとの相性はいかがでしたか

今回で試合に出たのが2回目だったので、それにしては悪くはないかなという感じはします。野外(クロスカントリー競技)は自分の作戦ミスで順位が落ちてしまったので。あとはまだまだいい方かなというふうには思います。

――昨日の馬場馬術競技(馬場)を振り返っていかがですか

もうちょっと時間をかけていけばもう少し良くなるかなというのと、自分のミスが少し目立ってしまったので、そこを対策すれば全学ではもう少し良くなるかなと思います。

――きょうのクロスカントリーでは1回反抗がありました

あれは完全に自分の作戦ミスで、違う作戦でいっていれば100パーセント(反抗なしで)通っていたので、本当に悔しいミスになってしまったなというふうに思っています。

――経路のミスでしょうか

あそこは私普通にくの字を描いて18番(障害)に入ったんですけど、そうではなくて一瞬巻いてから入っていたら100パーセント飛んでいたので、そこは馬とのことをちゃんと理解していなかったなというのがあると思います。

――障害馬術競技(障害)では1つも障害を落としませんでした

アイシングラーが本当に天才で、全然(障害を)落とす気配もなかったのでそこは信用していい馬だなっていうふうに感じました。

――早大全体を団体として3種目を振り返っていかがですか

障害はもうちょっと自分たちの力を付けていけば、後輩が頑張ってくれたのでもっと上にいけるなっていうふうに手応えは感じていて、馬場も今回1人しか全日本にはいけなかったんですけど、全体的には自分たちがちゃんと実力を出せていれば全員全学にいけたんじゃないかなって思います。クロスカントリーはみんなの力が結果に出たと思います。

――個人としての今後の目標をお願いします

個人としては全日本学生には障害と総合でしか出れないので、その2つは今よりももっともっと改善点が見つかったのでそこを直していって入賞できるように目指して(いきたいです)。馬場はまだ早慶戦(全慶応義塾対全早稲田定期戦)と早学戦(全学習院対全早稲田定期戦)が残っているので、そっちの方で点数を取れるように頑張っていきたいと思います。

大沢暁音(スポ1=茨城・真壁)

――関東学生賞典総合競技大会(総合)での目標は何でしたか

総合はまだ1回しか回ったことはなかったので、無事に2日間を終えられるようにと考えていました。

――稲帥との相性はいかがでしたか

今まで乗ったことないタイプ(の馬)なので、まだ全部つかめてないところもあるんですけど、だんだん分かってきたかなという感じですね。

――昨日の馬場馬術競技(馬場)を振り返っていかがでしたか

昨日の馬場は自分的にはそんなに良くはなかったんですけど、やることはできたんじゃないかなと思います。

――きょうのクロスカントリー競技(クロスカントリー)は減点なしで走行しました

クロスカントリーでは減点を増やさないように走ることを目標に走りました。

――障害馬術競技でも障害を落とさないように意識しましたか

はい、もう減点を馬場以降に増やさないようにっていつも考えて走っているので。

――高校時代に全日本ジュニア総合大会全日本総合ジュニアライダー選手権で優勝されていますが、今後全日本ヤング総合大会全日本総合ヤンフライダー選手権に出場したいというのはありますか

あります。出ていきたいなって思っています。

――今後の目標をお願いします

もっと馬といいコンビになれるように日々練習を頑張っていきたいと思います。