米式蹴球部

2018.06.25

新人戦 6月24日 早大東伏見グラウンド

期待の新人戦、日体大に奇跡の大逆転勝利

TEAM 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
早大 BIG BEARS 12 18
日体大 TRIUMPHANT    LION 16

 晴天の中、早大東伏見グラウンドで日体大との新人戦が行われた。前半16点を失う苦しい試合展開ながら、後半次々と点を奪い見事18−16で大逆転勝利を収めた。

 第1クオーター(Q)序盤、ラン主体で切り込むも得点が入らず、互いに攻めあぐねる場面が続いた。しかしその後、早大が自陣でファンブルしたボールを相手にリカバーされピンチを招くと、この窮地から脱せず先制点を献上。続く第2Qも、ランでコンスタントにヤードをゲインする相手に追加点を奪われた。一矢報いたい早大は、OL/DL永山開一(教1=東京・足立学園)のファンブルリカバーからモメンタムを引き寄せると、RB/LB岡田将典(人1=兵庫・滝川)のランとQB/LB下村大(スポ1=愛知・南山)のパスで敵陣に侵入し好機を演出。しかし最後はオフェンスがかみ合わず得点には至らなかった。

脚力が光ったQB/RB菅家

 0−16で迎えた後半。早大はランでリズムをつくり、RB/LB石丸泰地(商1=東京・早大学院)のTDで6−16。続く第4Qの序盤でもランとパスを織り交ぜながらエンドゾーン目前まで迫ったが、このチャンスをものにできなかった。しかし、直後の相手の攻撃でWR/DB三城旭(社学1=兵庫・啓明学院)がインターセプト。勢いそのままに「TDの前に自分のミスがあってオフェンスができなかったので、取り返さなきゃという意識でやった」と、QB/RB菅家詢平(創理1=東京・早大学院)のランでTDを奪うと、その後相手の4thダウンギャンブルをOL/DL光本周平(国教1=京都・立命館宇治)の鋭いタックルで阻止。逆転への望みを繋いだ。そして、早大最後のドライブでオフェンス陣が躍動し、RB/LB吉澤祥(スポ1=東京・成蹊)が逆転のTD。試合終了間際、TE/DB川口絋征(教1=愛知・東海)のインターセプトで相手オフェンスをシャットアウトし、18−16で見事勝利を収めた。

逆転のTDを決めたRB/LB吉澤

 序盤点を奪われながらも、「飛び抜けてすごい選手はあまりいませんが、フットボールをやりにきたという意識がすごく高い」(高岡勝監督、平4人卒=静岡聖光学院)というように後半はフレッシュマンらしい勢いのある攻めのフットボールを見せてくれた。来週の中大戦に向けて、「来週は頭から、ワセダの新人らしいプレーができるようにしたい」(下村)という。今後の活躍が楽しみだ。

(記事 田中香帆 写真 杉本遼冴、篠田雄大、元田蒼、秦絵里香)

コメント

高岡勝監督(平4人卒=静岡聖光学院)

――きょうは逆転勝利を収めました

特に最後にTDを決めた吉澤くんは1浪、未経験、野球部出身ながらガッツあるプレーを見せてくれました。非常に心あらわれる試合でした。

――今年の1年生の印象はいかがですか

今年の1年生は去年やおととしと比べて人数はかなり少ないです。さらに早大学院出身もクリスマスボウルに主力として出ていない代だったので、どうかなと思いましたが他校のフットボール経験者が多く、ワセダでフットボールをやりたい子が入ってくれました。飛び抜けてすごい選手はあまりいませんが、フットボールをやりにきたという意識がすごく高いので、最後までまとまっていいプレーを見せてくれたのかなと思います。

――新人戦を迎えるにあたって上級生のサポート面についてはいかがですか

この新人戦の2週間の期間は、いろいろな意味で上級生が下級生を教えることで1年生がチームの仲間に入ってくる重要な時期なので、そこで上級生が面倒を見ることはチームとして大事に取り組んでいることです。

――次戦へ向けての取り組みなどは

大きなケガ人もいないですし、ケガで出られていない子たちも中大戦には出られるかと思うので、自分たちが練習してきたことがどれだけ通用するかと、実際に試合に出て実力を知って、合宿や秋のシーズンへ少しでも自分たちのできることでワセダの日本一に貢献してもらえればなと思います。

QB/LB下村大(スポ1=愛知・南山)

――見事な逆転勝ちでした。今の気分はいかがですか

前半は、僕のミスも多くあって、オフェンスがあまり出ていなかったです。未経験者も多いので、ディフェンスも思いっきり動けていなかったなと思います。後半からはアジャストしていって、いい動きが出てきたので、それはよかったと思います。

――緊張はなかったですか

そんなになかったですね。

――ゲームキャプテンとして意識された点は

未経験者も多い中で、フレッシュマンらしく元気よくやりたかったです。最初の方はそういう点が少なくて、チーム力が弱かったと感じていました。自分が出た時には、そうした点を、声をかけるなどして意識していました。

――LBとして出た場面もありましたが

LBではあまりいいプレーがなくて、思いっきり動くことができなかったです。次の中大戦までには、アジャストしていきたいです。

――今日のチームの一番の収穫は何でしょうか

初めての試合ということで、ゲームの雰囲気やチームワークなど、ゲームでしかわからないことがわかったと思います。そういう点は自信を持ちたいと思います。

――今後に向けて課題はどのような点ですか

一人一人が覇気を出して、元気のいいプレー、フレッシュマンらしいプレーをしていったほうがいいのかなと感じています。

――来週の中大戦に向けて、意気込みをお願いします

今日は、前半が良くないゲーム展開でした。来週は頭から、ワセダの新人らしいプレーができるようにしたいです。

QB/RB菅家詢平(創理1=東京・早大学院)

――今日の試合を振り返っていかがですか

高校からアメフトをやっていたのですが、大学でポジションをQBに変えてみての初めての試合だったので、思い切ってプレーしました。

――第4QのTDを振り返ってみていかがですか

TDの前に自分のミスがあってオフェンスができなかったので、取り返さなきゃという意識でやって、結果点につながったのでよかったです。

――スクランブルシーンも目立ちましたがいかがでしたか

パスが全然上手じゃないので代わりにRBをやっていて、少し走るのに自信があったので狙える場面があったら積極的にランを狙いました。

――今後への意気込みをお願いします

ポジションがまだQBかRBか決まってないのですが、どちらのポジションになっても、与えられた役目を果たせるように全力で取り組んでいきたいです

RB/LB吉澤祥(スポ1=東京・成蹊)

――きょうの試合を振り返ってみていかがですか

大学から始めた初心者なので、みんなと楽しく怖がらずにやれたらいいなと思っていたんですけど、楽しくできてよかったです。

――TDを振り返ってみていかがですか

すごい気持ちよかったです。またTDできたらいいなと思います。

――アメフトをやってみて雰囲気などどうでしたか

楽しいのももちろんですし、練習のときとかに覚えることがいっぱいあってオフェンスとディフェンスもやらなきゃいけなかったので大変だったんですけど、試合が始まってみると積極的に行けたし楽しむことができたのでよかったです。みんなで回りに声を掛け合ってチーム一丸となってやることができたのでとてもやりやすい雰囲気だったと思います。

――次の試合に向けて

次の試合もTDできたらいいなとは思うんですけど、初心者でできることが少ないのでそれを一個ずつやれたらいいなと思います。

RB/LB石丸泰地(商1=東京・早大学院)

――試合を振り返っていかがですか

前半は嫌な雰囲気でしたが、後半はオフェンスで空気をつくれたのが良かったです。

――TDを振り返っていかがですか

早大学院で3年間アメフトをやってきましたが大学で久々にタッチダウンできて、戻ってきたなという感じでした。

――プレー中に意識されたことは

高校では個人技が重視されることが多いですが、大学ではチームプレーが大切になってくるので一度決めた穴に突っ込むといったことを意識しました。

――来週の試合への意気込みをお願いします

今週は皆が頑張ってくれたので、来週も自分がTDを決めてチームの勝利に貢献したいです。

WR/DB三城旭(社1=兵庫・啓明学院)

――きょうの試合を振り返って

フレッシュなメンツが後半に出て、未経験者が活躍できたので良かったと思います。

――反省点はありましたか

前半でオフェンス、ディフェンス共に圧倒されていたので、後半はそれを立て直せたのが良かったので、今度はそれを試合開始から意識するようにしたいです。

――逆転勝利しましたが、インターセプトでその流れを引き込むことができましたね

ランが続いていた状況だったので、パスが来るかなと思っていました。常に張っていたので、あの場面でキャッチできて良かったです。

――次戦への意気込みをお願いします

次戦はトップ8でもライバル校である中大との試合なので、新人戦でしっかり勝ち切って秋シーズンで中大に脅威を与えたいと思います。