ラグビー部

2018.06.24

ジュニア春季オープン戦 対日大B 6月23日 早大上井草グラウンド

雨中の最終戦。ハンドリングに苦しみながらも勝利を飾る

 あいにくの雨の中、春季リーグ最終戦となる日大Bとの試合が行われた。前半は互いに一歩も譲らず19ー14と拮抗する。後半に入ると雨の影響も相まってハンドリングミスが目立ち両チームとも決定力を欠くが、後半27分に早大Bがトライを奪い、膠着(こうちゃく)状態から脱出。試合後半で2トライを決め29ー14で勝利をおさめた。

 前半は日大Bのキックオフで始まった。開始すぐにファーストスクラムで相手から反則を取り、優位な展開に持ち込む。敵陣ゴール前のラインアウトを経てWTB安部勇佑(スポ2=東京・国学院久我山)が転がったボールを拾い、敵のディフェンス陣にタックルされながらもトライ。先制点を挙げる。さらに数分後、再び好機が巡ってくる。同じく敵陣ゴール前のラインアウトからモールで押し込み、追加点を挙げる。このまま早大Bのペースかと思われたが、15分、自陣のゴール前のラインアウトモールでペナルティーを犯すと、認定トライを献上してしまう。22分、敵陣ゴール前接点から鋭いアングルで切り込んだCTB中西亮太朗(商1=東京・早実)が相手ディフェンスの隙をつきそのままグラウンディング。しかし、その後すぐペナルティーから、ゴール前ラインアウトを許すと、ディフェンスが粘り切れずゴールをこじ開けられる。前半を通し、早大Bがボールを支配する時間が多かったものの、日大Bも譲らず19ー14で前半を終えた。

持ち前の体の強さを生かしたプレーが目立った安部

 後半、雨の影響もあってか両チームともにハンドリングミスが目立つようになってくる。なんとかして点差を縮めたい日大Bがトライを狙いにくるものの、早大Bが意地のディフェンスを見せトライを許さない。その後も、自陣でプレーされる時間が長く続いたが早大Bの粘りのディフェンスと相手の決定力不足で試合は膠着(こうちゃく)状態となる。そんな中、均衡を破ったのは早大B。相手ボールスクラムのターンオーバーから敵陣に進入しミスを誘うと、敵陣ゴール前のラインアウトからモールを組み、フランカー原朋輝(スポ1=神奈川・桐蔭)がトライを奪う。相手のプレッシャーの中コンバージョンキックは決まらなかったが、確実にゲームの流れを引き寄せた早大Bは、33分CTB吉田重治(スポ4=富山・高岡第一)が連続攻撃からインゴール右隅にトライを決め、さらに差を広げる。そのままノーサイドとなり、後半日大Bに1トライも許さず29-14で勝利した。

攻守で度々存在感を見せた原

 「我慢ができていて、点を奪われなかったというのは結果としてよかった」と吉田が振り返るように、後半相手に点を奪われなかったのは収穫と言えるだろう。しかし、ハンドリングミスやノックオンが目立った中で雨の試合への適応力が問われる。これから格上の相手に勝つためにも夏を通し、課題を修正しなければならない。成長を遂げた選手たちを秋に見るのが楽しみだ。

(記事 新藤綾佳、写真 元田蒼、山本小晴)

ジュニア春季オープン戦
早大B スコア 日大B
前半 後半 得点 前半 後半
19 10 14
29 合計 14
【得点】▽トライ 安部、中西、原、吉田  ▽ゴール 吉田(2G)
※得点者は早大のみ記載
早大メンバー
背番号 名前 学部学年 出身校
井上 大二郎 スポ4 愛知・千種
後半0分交代→16小澤
鷲野 孝成 基理4 神奈川・桐蔭学園
後半2分交代→17三隅
土田 彬洋 スポ2 茨城・茗溪学園
後半0分交代→18小林
中山 匠 教3 東京・成城学園
後半36分交代→19中野
星谷 俊輔 スポ2 東京・国学院久我山
原 朋輝 スポ1 神奈川・桐蔭学園
柴田 徹 社3 神奈川・桐蔭学園
後半36分交代→20板垣
沖野 玄 商3 北海道・函館ラサール
河村 謙尚 社1 大阪・常翔学園
後半36分交代→21矢野
10 加藤 皓己 創理3 北海道・函館ラサール
後半0分交代→22堀尾
11 島田 雄大 商2 東京・早大学院
12 中西 亮太朗 商1 東京・早実
13 吉田 重治 スポ2 富山・高岡第一
後半35分交代→23松本
14 安部 勇佑 スポ2 東京・国学院久我山
15 遠山 拓 教1 東京・国学院久我山
リザーブ
16 小澤 祐仁 法4 東京・早大学院
17 三隅 寛己 法4 東京・早実
18 小林 賢太 スポ1 東福岡
19 中野 幸英 文構3 東京・本郷
20 板垣 悠太 基理4 東京・玉川学園
21 矢野 翼 スポ2 愛知・明和
22 堀尾 健太 スポ1 茨城・茗溪学園
23 松本 悠汰 スポ3 大阪・天王寺
※◎はゲームキャプテン、監督は相良南海夫(平4政経卒=東京・早大学院)
コメント

SO加藤皓己(創理3=北海道・函館ラサール)

――チーム全体としてはきょうの試合はどのように挑みましたか

自分たちのディフェンスから流れを作ろうということを言っていたんですけど、ディフェンスとかアタックで終盤でペナルティーが多くて、リズムを作れず後手に回ってしまってたので、そこは反省点でした。

――きょうは雨でしたがどのようなゲームメークを考えていましたか

自陣でずっとプレーしているとしんどくなってくるので、自分のキックで敵陣に入って相手にプレッシャーをかけて、すぐボールを取って得点につなげるという試合にしたかったです。

――雨の中、後半でハンドリングミスが多い印象を受けましたが、いかがでしたか

ハンドリングミスが起きるということでパス数を減らして自分のキックでエリアをとりたかったんですけど、そのキックにつなげるプレーの中でミスが起きてしまったので、そこは確実なプレーでキックにつなげた方がよかったかなっていうのが自分の反省点です。

――アタックの場面で攻撃が続かない場面もありましたが、どう考えていましたか

こんなコンディションの中でうまくいくとは思ってなかったですけど、そこもやっぱ自分のキックをうまく使って敵陣に入るっていうプレー選択が出来ていればもっとよかったかなと思います。

――後半の中盤以降2トライ決めましたが、後半開始してから攻撃で苦しんでいたときとどう変わりましたか

ペナルティーがどんどん増えてきて自分たちが苦しくなってしまったのかなと思います。

―― 前半、後半を通してのディフェンスについて聞かせてください

ディフェンス自体はタックルでも負けてなかったですし、外を余られてトライというのもなかったのでそこはよかったと思います。

――後半は相手を0トライにおさえましたがいかがですか

それはタックルだとか自分たちがやろうと言っているゴール前ディフェンス、そのプライドだったりとかしっかりできていたので、そこはよかった点かなと思います。

――夏に向けての個人の課題を教えてください

個人としてはゲームメークの部分だったりとかゲームの理解だったりとか、あとは自分はまだパスとかキックとかがまだ下手なのでそういうスキル的なところをしっかりと夏に向けて伸ばしていきたいと思います。

――チーム全体としての課題は

チームとしては、明大とか帝京大とかもっと上のチームがいるので自分たちのスタンダードなレベルをしっかりと基礎から上げていければいいかなと思います。

プロップ小林賢太(スポ1=東福岡)

――スクラムを組んでみて感触はどうでしたか

Aでやった時と同じことを意識してやれるべきことをやったら結構押せるシーンも自分の中でありました。そこでしっかり自分でも出来るのだなって確認は出来ました。

――前半モールで2トライを取られましたが、後半はどういう風に修正していきましたか

後半は全員がどういう向きで押すとかディフェンスの意思確認とかし合えたので、そういう面ではいいディフェンスが出来たと思います。

――ゴール前でのディフェンスの出来はどうでしたか

前半も後半も我慢というのが出来ました。自分たちのディフェンスのスタンダードを下げることなく、我慢し続けてしっかりゴールラインのプライドを持って守り切って、ターンオーバーまでいくというのが絶対やらなければいけないことでした。ゴール前近場でトライ取られなかったので、そこはよかったかなと思います。

――これからに向けて一言お願いします

今日初めてAの試合に出させてもらいましたが、そこで満足せず自分の課題とかも見つかったので、修正して夏合宿に取り組んでいけたらなと思います。

フランカー原朋輝(スポ1=神奈川・桐蔭学園)

――初のBチームでの出場でした

最終戦ということもあって、今まで練習してきたことを全て出そうと思っていたので、その意識はありました。前半はちょっと緊張気味で、あまり自分のプレーっていうのができなくて。でも後半は低いタックルだったりとか、ブレイクダウンのところでのターンオーバーっていう自分の強みを出せました。

――新人早明から1週間ですが、この1週間意識したところは

明大戦では、相手の一人一人が強い個々に下げられてしまったところがあったので、ゲインラインの攻防で勝つっていうところです。あと、アタックでは継続ができていなかったので、ボールを長い時間持つっていうところ。ディフェンスではターンオーバーっていうのを意識してやっていました。

――後半は自陣でのプレーが続きました

結構中盤のペナルティーとかで相手に敵陣に入られてというのがこの試合ずっと続いていて。でもそこで、自陣に入られても我慢強くディフェンスできたっていうのは今週やってきたことが出たかなと思います。

――ワセダで迎える初めての夏ですね

今回Bチームに入れたので、もっと上のチームでやるっていうのを目標にして夏合宿でレベルアップできたらなと思います。まずはもう少し体を大きくするっていうのと、あとはまだチームのアタックとかディフェンスで合っていない部分があるので、そこを合わせるっていうのを意識していけたらなと思います。

CTB吉田重治(スポ4=富山・高岡第一)

――雨が強い中での試合でしたが、影響はありましたか

今日は、BKが思い切ってボールを回せないという場面がありました。今後の練習で自信をつけて、直していきたいです。修正しなければいけないと思います。

――試合前のゲームプランはどのようなものでしたか

アタックだと継続で、ディフェンスはボールを奪い取るというところを課題にしていました。中盤では、規律の面で、ペナルティーをしないということをずっと言っていましたが、きょうはこちらがミスをしてペナルティーをして、相手に陣地を取られたという場面が多かったです。それは今後も意識しなければいけない点だと感じました。

――後半はゴール前ディフェンスが堅く、無失点に抑えました

それは収穫だと思います。我慢ができていて、点を奪われなかったというのは結果としてはよかったと思います。ただ、そこまで運ばれる過程はもっと直さなければいけないと感じています。

――ご自身のプレーでは、ゲインが多く見られました

僕自身は、雨でハンドリングが悪くて、自信を持ってBKを動かすことが出来ませんでした。また、ディフェンスに自信を持っていたのですが、それを発揮できる場面が少なかったので、そこは残念でした。

――今後に向けて課題をお願いします

規律の部分、アタックの継続の部分と、BKがもっと自信を持ってボールをもらうというのもあります。きょうの試合で満足している人はいないと思うので、向上心を持って夏や秋につなげていければいいと思います。