競走部

2018.06.25

第102回日本選手権 6月22~24日 山口・維新みらいふスタジアム

仲野が連覇!西久保と飯島はダブル表彰台を達成

 山口で開かれた102回目の日本選手権。早大からは13選手が出場した。大会1日目に仲野春花(スポ4=福岡・中村学園女)が女子走高跳で連覇を果たすと、2日目には男子800メートルで飯島陸斗(スポ3=茨城・緑岡)と西久保達也(スポ3=埼玉・聖望学園)がダブル表彰台を達成。男子400メートルの伊東利来也(スポ2=千葉・成田)も3位に輝く。3日目の女子400メートル障害でも小山佳奈(スポ2=神奈川・橘)が3位となり、合計5名が表彰台に登る結果となった。春の大きな大会はここで終了となる。ここから日本学生対校選手権(全カレ)に向けて、暑い夏が始まる。

(記事 平松史帆)

★女王仲野が連覇達成(女子走高跳)

バーを越える仲野

 約4時間にも及ぶ空中戦を制したのは、今年も仲野春花(スポ4=福岡・中村学園女)だった。「すごくほっとしています」(仲野)。その表情は安堵の気持ちであふれていた。

 昨年の同大会で初優勝を果たし、日本のトップに立った仲野。今シーズンも既に1メートル80以上の記録を3回マークする安定感から、今大会も優勝候補として挙げられていた。1メートル70からスタートした仲野は安定しない助走にやや苦しみながらもバーを次々と越えていく。そして1メートル80の2回目。この跳躍が結果を大きく左右した。スムーズな助走から高さのあるジャンプ。クリアランスも決まり、見事に成功を収めた。跳躍後にはガッツポーズ。今回一番の会心の跳躍だった。しかしこの高さを石岡柚季(日女体大)、高橋渚(日大)も3回目で成功。奇しくも先月の関東学生対校選手権(関カレ)で表彰台を占めた3人が残り、次の1メートル82に挑んだ。試技順は高橋、石岡、仲野。この高さを3人ともに2回失敗し運命の3回目。高橋、石岡が失敗し、この時点で試技数差で仲野の連覇が確定した。仲野も3回目を成功することはできなかったが、高さはあり、惜しい跳躍だった。

 踏み切り脚である左膝にテーピングを巻いており、その部分を気にするしぐさを時折見せていた仲野。そんな絶好調ではなかった状態でも持ち前の修正力と勝負強さを発揮し、今年も日本の頂点に立った。早大4年間の集大成となる日本学生対校選手権(全カレ)に向けて、まずは膝の調子を取り戻し、今回は届かなかった自己ベストを目指していきたいところだ。

(記事、写真 岡部稜)

★内之倉、競技人生最後の日本選手権は悔いの残る結果に(女子走幅跳)

自身で最後と決めていた内之倉は涙をのむ結果となった

 「大学で陸上を辞めると決めています」。 内之倉由美(スポ4=鹿児島・甲南)にとって、今回が最後の挑戦となった日本選手権。6メートル台の跳躍で8位以内に入ることを目標としていたが、結果としては12位で最後の日本選手権を締めることになった。

 前半で体力が尽きてしまったという関東学生対校選手権での反省を生かし、今大会までの間スレッド走に取り組んだという内之倉。その成果を発揮したいところであったが、なかなか助走が安定しなかった。1回目の試技はファール。2本目も踏み切りがうまくかみ合わず、5メートル79に終わった。迎えた3本目。5メートル86以上の記録を出さなければ4回目以降の試技に進めない状況であったが、2本目以上の記録を出すことはできなかった。

 試合後の内之倉は悔しさを噛み締めながら、「この悔しさは全カレ(日本学生対校選手権)で絶対に晴らしたい」と強く語った。日本最高峰の舞台での悔いは、学生最高峰の舞台で返す。

(記事 藤岡小雪 写真 平松史帆)

★初の日本最高峰の舞台はほろ苦い結果に(男子走幅跳)

初出場の中村健

 今年2月の入部当初は7メートル50台だった自己ベスト。そこから記録を7メートル75まで伸ばし、中村健士(スポ3=東京・調布北)は初めて日本選手権の大舞台に降り立った。さらなる記録向上のため、関東学生対校選手権(関カレ)後に助走方法を変更したという中村健。だが関カレから今大会まで1カ月も間がなかったということもあり、「今回はまだ練習不足な状態」だった。1回目の試技はファール。2本目で7メートル64をマークし7位に食い込むが、後続の選手が記録を塗り替えていき、入賞圏内から脱落してしまった。3本目で記録を更新したいところであったが、2本目と同じ記録に留まってしまう。結果的に、初の日本選手権で4回目以降の試技に進むことはかなわなかった。

 今回はまだ安定していなかった助走であるが、「この助走自体はこれからも使っていく」と、長期的に見た記録向上のためこれからもこのスタイルを貫いていく予定だ。今後の大会で、練習を積み安定感のある助走を習得した中村健の活躍が見られることを期待したい。

(記事 藤岡小雪 写真 平松史帆)

★西久保、飯島が表彰台へ!(男子800メートル)

必死に前を追う、西久保と飯島

 男子800メートルに出場した西久保達也(スポ3=埼玉・聖望学園)と飯島陸斗(スポ3=茨城・緑岡)が2、3位に輝いた。大会1日目の予選。飯島、西久保は組1着、組2着で決勝進出を決める。また、1組の谷原知己(スポ4=神奈川・希望ヶ丘)は組8着で予選敗退となった。そして、翌日の決勝。レース序盤は集団の中で西久保が前方に、飯島は後方に位置を取り様子を伺う。集団は400メートルを54秒で通過した。西久保はバックストレートに入ると徐々に加速しロングスパートの体勢に。一時は集団から離された飯島もギアを上げ、後方から追い上げる。第4コーナーで3番、4番に上がっていた西久保、飯島はホームストレートで関学大の花村拓人をかわし、2、3番に浮上した。ラストで飯島が西久保に追いつくと、最後は二人が並んでゴール。大会6連覇を果たした川本奨(スズキ浜松AC)に続き、西久保が1分49秒23の2位、飯島が1分49秒32の3位に入った。

 二人の大学入学後の3年間は対照的だった。西久保は1年目から関カレで優勝しており、3年間通して競走部の中心選手として結果を残してきた。対して、飯島は1年目こそ対校戦に出場したが、2年目ではケガに苦しみもどかしい時期が続いていた。2年の冬に復調し今季は好調だったが、満を持して出場した先日の関カレでは目標にしていた表彰台には届かず。飯島は関カレ終了後のインタビューで涙を流し、「悔しい」とその思いを語っていた。そして、関カレから1カ月後の日本選手権。それぞれの思いを胸に戦った二人はゴール後に握手を交わしお互いの健闘をたたえた。状況は違えども共に練習し切磋琢磨(せっさたくま)しあっていた二人。日本一の表彰台に登った二つの『エンジのW』は輝いていた。それでも、「早大記録を更新したい」(飯島)、「試合の中で勝つことができたが、タイムを今季は出したいと思っていたのでまだまだ」(西久保)と二人は更に上を向いている。早大卒業まであと1年半。3年生の800メートルコンビはどこまで強くなるのか。これからも刺激しあい成長してゆくことだろう。

(記事 平松史帆 写真 藤岡小雪)

★伊東、日本選手権の大舞台で見事3位入賞!(男子400メートル)

ゴールに飛び込む伊東

 男子400メートルには、今季好調の伊東利来也(スポ2=千葉・成田)が早大から出走。伊東は初出場の日本選手権で大躍進を果たし、見事銅メダルを獲得した。

 予選、決勝共に後半での追い上げが光った。予選ではラスト100メートルで伸びのある走りを見せ、着順で決勝を決める。迎えた翌日の決勝には、「前半200メートルはできるだけ力を使わずに走る」という、予選の走りを生かしたレースプランで挑んだ。そのプラン通り前半は抑え気味で入り、ホームストレートに入った時点での順位は6位。ここから伊東が迫真のラストスパートを見せた。数段ギアを加速させ、ラスト数十メートルで3人をかわす。日本トップクラスの実力者が集う中、見事3着でフィニッシュした。また4位の田村朋也(住友電工)との差はわずか0秒01であり、ゴール付近での競り合いにおける強さを証明するかたちとなった。

 今大会では後半に余力を残す作戦で、3位入賞を果たした伊東。試合後は「前半もスピードを出していけるような走りをできれば」と、次戦に向けさらなる野望を語った。前半のスピードを上げた状態で現在のラストスパートを見せることができれば、45秒台も決して遠い夢ではないだろう。早大在学時に五輪出場を果たした加藤修也(平30スポ卒=現・セゾン情報システムズ)と同様に、早大から世界へと羽ばたく選手となるか。これからの伊東のさらなる成長に、刮目(かつもく)せよ。

(記事 藤岡小雪 写真 平松史帆)

★小山が3位表彰台へ。村上も決勝進出(女子400メートル障害)

ホームストレートで前との差を縮める小山

 女子400メートル障害には、小山佳奈(スポ2=神奈川・橘)、関本萌香(スポ1=秋田・大館鳳鳴)、村上夏美(スポ1=千葉・成田)の3名が出場した。予選1組目に出場した小山は1着で決勝を決める。決勝進出を目標にしていた村上と関本は、ともに3組目に出場となった。両者ともに序盤から積極的なレースを見せる。関本は中盤に入ってもスピードが大幅に落ちることなく、2番手で最終ハードルへ差しかかった。しかし、「気づいたときには逆足が出なかった」と最終ハードルで失速し、60秒21の4着で決勝へ進出することはできなかった。一方の村上は中盤で遅れたもののホームストレートで巻き返し、59秒88の2着で決勝へと進んだ。

 そして、大会最終日の決勝。「3位入賞を目標にしていた」と目標を上方修正した村上だったが、周囲の選手に先行され焦りが出てしまう。60秒28の7位に終わり、決勝に残った喜びよりも「悔しい方が強い」と振り返った。一方、優勝しアジア大会の代表をねらう小山は後半に勝負をかけるレースプランで挑んだ。序盤は力を抑えてレースを進め、最終コーナー辺りから徐々に前をかわしていき3位に浮上する。しかし、更に追い上げを見せるも及ばず、57秒94の3位でゴールした。優勝することができずに悔しさをあらわにした小山だが、高校3年生から出場している日本選手権の舞台で、高校3年では6位、大学1年では4位、今回は3位と徐々にステップアップしてきている。次にねらうのは来年のユニバーシアードの代表。成長著しい小山から目が離せない。

(記事 平松史帆 写真 藤岡小雪)

結果

1日目

▽男子400メートル予選

伊東利来也(スポ2=千葉・成田) 46秒80(2組2着)Q

▽男子800メートル予選

飯島陸斗(スポ3=茨城・緑岡) 1分49秒16(1組1着)Q

谷原知己(スポ4=神奈川・希望ヶ丘) 1分55秒84(1組8着)

西久保達也(スポ3=埼玉・聖望学園) 1分49秒92(2組2着)Q

▽女子走高跳決勝

仲野春花(スポ4=福岡・中村学園女) 1メートル80(1位)

▽女子走幅跳決勝

内之倉由美(スポ4=鹿児島・甲南) 5メートル79(12位)

2日目

▽女子400メートル障害予選

小山佳奈(スポ2=神奈川・橘)   58秒86(1組1着)Q

村上夏美(スポ1=千葉・成田)   59分88秒(3組2着)Q

関本萌香(スポ1=秋田・大館鳳鳴) 60秒21(3組4着)

▽男子110メートル障害予選

森戸信陽(スポ1=千葉・市船橋) 14秒22(+1.1)(2組4着)

野本周成(スポ4=愛媛・八幡浜) 14秒33(+1.4)(4組7着)

古谷拓夢(スポ4=神奈川・相洋) DNS

▽男子800メートル決勝

西久保 1分49秒23(2位)

飯島  1分49秒32(3位)

▽男子400メートル決勝

伊東 46秒57(3位)

▽男子走幅跳決勝

中村健士(スポ3=東京・調布北) 7メートル64(10位)

3日目

▽女子400メートル障害決勝

小山  57秒94(3位)

村上  60秒28(7位)

コメント

内之倉由美(スポ4=鹿児島・甲南)

――今大会の目標は

(大学で)陸上を辞めると決めていて、今回が最後の日本選手権になるので、入賞して終わりたかったんですけど…。しっかり6メートル跳べれば入賞できると思っていたので、そこを目指していました。

――きょうは踏み切りもあまりうまくいっていないように見受けられましたが、調子はあまり良くなかったのでしょうか

関カレ(関東学生対校選手権)の反省が前半で力を使い切ってしまっていた点だったので、前半の出力を高めて楽に助走を走れるようにスレッド走を取り組みました。でもその出方にばらつきが出てしまって、それが結果的に助走の不安定さにつながってしまったのだと思います。

――今回特にうまくいかなかったと思う点は

やはり助走の不安定さですかね。

――今回は悔しい結果に終わってしまいましたが、これからどう切り替えていきたいですか

終わってしまったことはしょうがないので、この悔しさは全カレ(日本学生対校選手権)で晴らしたいと思います。最後の全カレになるので、絶対に一番を取りたいです。

仲野春花(スポ4=福岡・中村学園女) ※囲み取材より抜粋

――連覇の感想は

絶好調ではなかったんですけど、なんとか優勝というかたちで終えることができて、すごくほっとしています。

――きょうは一回失敗して、二回目に成功するという跳躍がありましたが

そうですね、助走が安定しなくて。きょうは厳しい戦いになるかなと思ったんですけど、しっかり気持ちで跳んだという感じになったんですけど。

――今回の目標はどこに置いていましたか

自己ベストを出したいというふうに考えていたんですけど、まず順位が取れたというのがよかったと思います。

――試技を重ねていく中で修正したり、気をつけたりしたことはありましたか

僅差の勝負になると思ったので、一本一本集中して、バツ(無効試技)を少なくというふうに意識して跳びました。

――左膝を気にする様子が見られたのですが、調子はいかがでしたか

ケガではないんですけど、ちょっと違和感があって気になるのがずっと続いていて。最近の試合ではずっと気にしてしまっているので、しっかり今後の大会では合わせていきたいと思います。

――きょう一番よかった跳躍がどの試技でしたか

(1メートル)80の2回目ですね。

――上位3名が関東学生対校選手権(関カレ)と同じでした

そうですね、2人とも自己ベストで勢いがあったので、これは(1メートル)82をもしかしたら跳ぶかもしれないなというふうに考えていました。今後の試合でお互い高め合えたらなというように思います。

――試合が終わったばかりですが、次の目標があれば

しっかりと国内の主要な大会で負けないことを意識したいです。あと、大学最後の年なのでしっかり結果を出して恩返ししたいと思います。

飯島陸斗(スポ3=茨城・緑岡)

――3位に入りましたが、今のお気持ちは

すごくうれしいです。

――おめでとうございます。目標としても3位以内ということでよろしかったでしょうか

そうですね、3位以内を狙って走りました。

――予選は1着で通過しましたが、予選から調子は良かったのでしょうか

関カレ(関東学生対校選手権)で悔しい思いをして、そこから800メートルに特化した練習をしてきました。そのおかげで速いペースでも余力を持って走れましたし、調子は上がってきていて関カレよりはいい走りができたと思っています。

――関カレではご自身としてあまり納得がいかない結果に終わってしまいましたが、そこからここまでどう切り替えてやってきたのでしょうか

本当に悔しかったので、生活面でも自分に厳しく1カ月間やってきました。そしてきょう結果を出すことができて、本当にうれしいです。

――決勝に臨むにあたって、レースプランなどは何か考えていましたか

表彰台を狙った走りということで、余裕を持って4、5番手で残り100メートルを迎えて、最後は自分のスパートで前の選手を捉えようと思っていました。ラストに重点を置いて走りました。

――実際その通りいくことができましたよね

そうですね。

――次の試合の予定は

ホクレン(ホクレン・ディスタンスチャレンジ)で1500メートルの記録を狙いたいと思っていて、その後トワイライト(トワイライト・ゲームス)にも出場する予定です。

――そちらに向けて意気込みをお願いします

1500メートルはまだ日本選手権の標準も切っていないので、まずはしっかりとそこを狙っていきたいです。そして欲を言えば、早大記録を更新できればと思っています。

中村健士(スポ3=東京・調布北)

――今のお気持ちは

悔しいですね。自己ベスト自体そこまで高いわけではありませんが、それでも全然実力を出し切れずに終わってしまいました。

――順位や記録などの目標はどのように定めていましたか

7メートル85は絶対に跳ぼうと思っていました。順位も5位以内を目標にしていたんですけど、全く届かなくて駄目でした。

――初めての日本選手権になりましたが、緊張はされましたか

初めて(試合)前日に寝られませんでした。でも「スタンドを見て圧倒されるよ」と言われていたんですけど、そういうのはあまり感じられなくて。いけるかなと思っていたんですけど、やっぱり少し緊張していたのかもしれません。

――きょうの跳躍の具体的な反省点を挙げるとすれば

今までセットスタートという止まった状態からスタートするという助走でやっていたんですけど、今回から歩いてから走り出す助走に変えて。助走を変えたばかりでまだ安定していなかったというのは、反省点として挙げられると思います。あともう1つは踏み切りです。あの助走でも踏み切りさえできていれば…と感じました。踏み切りも低くて弱かったので、そこも反省点だと思います。

――なぜ助走の方法を変更しようと思ったのでしょうか

磯先生(繁雄監督、昭58教卒=栃木・大田原)に提案されました。実際にやってみたら自分でも合わせやすかったので、これにしようと思いました。この助走自体はこれからも使っていくと思うんですけど、ただ今回はまだ練習不足な状態だったと思います。

――今後の意気込みをお願いします

7月に行われるオールスターナイト(実業団・学生対抗大会)、トワイライト(トワイライト・ゲームス)の2大会に招待をいただいているので、そこで上位を狙えるように頑張ります。

西久保達也(スポ3=埼玉・聖望学園)

――今の気持ちは

 表彰台には乗りましたが、すごい悔しいです。

――狙っていたところは

 優勝も狙っていて。今回のレース展開ではいけたような気がします。

――きのうの予選を振り返っていただいてよろしいですか

 きのうのレースに関しては自分の中で納得がいかないレースでした。ところどころ、慌てる部分だったり、うまくスピードに乗れない部分もあったので、そういったところが納得がいかない部分ではあったんですが、切り替えて決勝に臨めたと思います。

――決勝でのレースプランは考えていらっしゃいましたか

 ロングスパートと言いますか、ラストを上げていくというのを。少し長めに緩やかに上げていって、最後に落ちないようにということを心掛けていたんですが、自分の中ではできていたと思うんですが、川本さん(奨、スズキ浜松AC)のラストの大きな切り替えにそのやり方では対応しきれなかったというのが課題として残りました。そこは要改善です。

――このシーズン全体を振り返っていかがですか

 試合の中で勝つことができたんですが、タイムを今季は出したいと思っていたのでまだまだというか。関カレ(関東学生対校選手権)でも言ったんですが、(1分)47秒、46秒台を目指してやっているので、試合で勝てる分、自分で流れを作って自分のレースに持ち込めるような力をつけていければと思います。

――次のレースは決まっていますか

 記録会だと、ホクレン(ホクレン・ディスタンスチャレンジ)に招待でいけるかなと。その後は、トワイライトゲームスに出る予定です。ホクレンに関しては記録会なので、毎年ホクレンは相性が良くてベストを出しているので、今回はそこでベストを出せるように調整していきたいと思います。

伊東利来也(スポ2=千葉・成田)

――3位に入りました。今のお気持ちは

今回は決勝に残るということが目標だったので、予想以上にいい順位でゴールできて素直にうれしいです。

――今大会での調子は

調整がうまくいっていて、良かったと思います。

――予選では後半に伸びのある走りを見せ、着順で決勝進出を決めましたが、好調だなとご自身でも実感していましたか

はい。予選で自分の走りができたので、その走りを決勝でもしたいと思って臨みました。

――決勝を迎えるにあたってレースプランなどは考えていましたか

ラストに余力を残すことを意識して、前半200メートルはできるだけ力を使わずに走るというのを決勝では気を付けました。

――実際後半で一気に追い上げて3位に入るというかたちになりましたが、計画通りいったということでしょうか

そうですね、うまくいったので良かったです。

――今回特に自分の走りでうまくいった点を1つ挙げるとすれば

予選も決勝も自分のペースを守って走れたというのが、うまくいった点だと思います。

――次の試合予定は

次は7月の実業団・学生対抗大会になると思います。

――意気込みをお願いします

ひとまずしっかり体を休めて、7月は今とは違ったレースをしたいと思っています。

――具体的にはどのようなレースをしたいと思っていますか

現時点では他の選手に比べると前半のスピードが見劣りしている部分はあると思うので、前半も他の選手と同じぐらいのスピードを出していけるような走りをできればと思っています。

小山佳奈(スポ2=神奈川・橘)

――レースを振り返っていかがでしたか

 今回はタイムは出ないと思っていたので、優勝を狙っていました。前半抑えて、ラストの後半勝負だと思ったんですが、9台目降りた時に、まだ余力があって行けると思ったんですが、最後に前との差を縮められたとは思いますが、もう少し前半から徐々に上げていかないとラストだけでは勝負できないんだなと思いました。

――最後に追い込みましたが

 最初に離された分、後半、前の二人が上がっていたのでそれに付いていくレースができれば、もっと上にいけたと思います。日本選手権は3回目なんですが、まだ成長と言っていたらキリがないかもしれないんですが、今年は今年でいつもと違うレース展開をやってみたので、日本選手権を重ねるたびにいい経験ができているなと感じています。

――春シーズン全体を振り返っていかがですか

 去年の春シーズンではタイムが出なかったので、冬から練習を早め早めにしていて、春先にタイムが出ていたので、それがここまでつながっていると思うので、良い練習が段階良く踏めているなと去年を振り返ると今年感じています。

――タイムは狙っていなかったとおっしゃっていましたが、57秒台というのはいかがでしょうか

 監督(礒繁雄監督、昭58教卒=栃木・大田原)と話して、決勝ではタイムは厳しいから順位を狙ってということで、私も順位を意識してレースをしていたんですが、タイムはそれにくっついてくればいいなと思いました。

――昨日の予選はいかがでしたか

 調子は良かったんですが、風の影響と対応力のなさで昨日は乱れたかなと思います。

――今回の課題はありますか

 戦力負けをしたので、今後は戦略どころではないと思うので、これから前半しっかりと向かい風でも出せる力というのと、走力とハードリングと基礎的なことを一からやり直して、残りの試合をやって来年のユニバーシアードに向けて今度は頑張っていこうと思います。

――次の大きな大会は全カレ(日本学生対校選手権)になりますが

 そこでは優勝したいと思います。

関本萌香(スポ1=秋田・大館鳳鳴) ※囲み取材より抜粋

――今大会の目標はありましたか

 着順で決勝に行くのが目標でした。

――途中まで良かったように思いますが

 自分でもあっという間に後半まできて流れるようなハードリングできたんですが、ラストが課題です。アジアジュニア(アジアジュニア選手権)での失敗を修正しきれなかっところがダメだったと思います。

――春全体として、ご自身ではどのように捉えていますか

 春、初戦から調子よくきていて、その勢いを無くさないようにと思っていたんですが、アジアジュニアで下がってから、今回もダメだったので悔しさが大きいです。世界ジュニア(U20世界選手権)に選んでいただいたので、課題を克服できるように頑張ります。きょうの最後で失敗しなければ、ベストが出たかなと思うのでそこまで仕上がっているのは、きょうは手ごたえが掴めたと思いました。あとはラスト粘るだけですね。

――最後に歩数が合わなかったのは迷いがあったんでしょうか

 10台目は17歩で越えられればいつもいいタイムが出るので、そのつもりでいったんですが、9台目が遠くて。10台目が届かなくて、気づいたときには逆足が出なくて。

――連戦の疲れとかはありますか

 少しは。こんなに大会があるのは初めてで、高校のときとは違って、高校の時より大会のレベルも高いので、全然違います。というのも調整の部分で難しかったりします。どんどん慣れていって、次また同じ失敗をしないように頑張ります。

半澤黎斗(スポ1=福島・学法石川) ※囲み取材より抜粋

――最後は思ったより上げることができなかったという印象ですか

 800から、自分のスパートできる位置まで移動して、ラスト一周で勝負ということをイメージしていて、800までいい位置にいたんですがその後の追い上げに驚いてそこで固まってしまったと思います。気持ちの面でやられてしまいました。

――逆に後ろで力をためている印象でしたが

 先頭が入れ替わっていて、ごちゃごちゃしていたので集団で力を使うよりかは力をためて走って800過ぎから狙うのがいいかなと思ったんですが、作戦ミスです。

――初めての日本選手権でしたが

 周りのメンバーも豪華ですし、いつもとは違う緊張感がありました。その中で力を出せないとまだまだかなと思いました。

――春シーズンを振り返っていかがですか

 高校時代とは違って、なかなかうまくいかないなと言うのが正直な感想で。課題がしっかりと見つかったので、来年に勝負できるようにしたいと思います。

――課題というのは思い当たるところはありますか

 走力の部分はもちろんありますが、レースの運び方と言いますか、今までは(集団の)後ろについてラストスパートをかければ勝てるというレースばかりだったんですが、それだけでは勝てないという。レースの中で自分の中で考えてやるというのが、これからの課題だと思います。

――これから、夏合宿が入ってくると思いますが、そこに向けての意気込みをお願いします

 夏合宿で距離を踏んで、しっかりと駅伝にも対応できるようにチームの戦力になれるようにしたいと思います。

村上夏美(スポ1=千葉・成田)

――今大会の目標は

目標は決勝で走ることだったんですけど、決勝に行くことが決まったので、それからは3位入賞を目標にしていました。でもやっぱり思うようにはいかなくて、風の影響もあって前半で思うような走りができませんでした。その影響で後半がうまく合わせられなくて、そこが今回の改善点だと思います。

――予選はラストで追い上げて2着に入りましたが、予選の時点で手応えはありましたか

結構後半の追い上げができたレースだったんですけど、記録としては全然上の順位にはいけないなと感じたレースでした。まだ大学1年目ということで、チャレンジャー精神で決勝に挑もうと思いました。

――決勝に臨むにあたって、レースプランは考えていましたか

向かい風が強かったので歩数を変えようと思ったんですけど、結局はそのままいけると思って前半15(歩)15(歩)でいきました。そこは良かったんですけど、コーナーに入った時にちょっと疲労を感じて。内側のレーンの人が来ているなというのが分かって、焦ってしまいました。そのときに後半の10台目で足が合わなかったのが悔しかったです。

――日本選手権7位という結果に関しては、うれしさと悔しさどちらの方が大きいですか

半分半分ですかね。まず決勝に残れたのはうれしいんですけど、残ったからには上の順位を狙っていたので、少し悔しい方が強いです。

――静岡国際大会からここまでを振り返って

だんだん記録が上がってきてきて、結構いい結果が出ているなと思っていました。でも今回の決勝は1分かかってしまったので、きょうは記録が出なかったのが特に悔しいです。

――次の試合予定は

南部記念(南部忠平記念大会)に出ようと考えています。

――そこに向けて意気込みをお願いします

世界ジュニア(U20世界選手権)の代表に選ばれなかったので、世界ジュニアに出られない分、しっかりとそこでいい結果を出したいと思います。