ラクロス部

2018.06.19

プレシーズントーナメント 準決勝 6月17日 千葉・フクダ電子スクエア

遅すぎた反撃 日体大に大敗で決勝進出ならず

1Q 2Q 3Q 4Q
早大
日体大 11
▽得点者
中山2、半場、小泉、柳

 梅雨を感じる曇り空の下、プレシーズントーナメントの準決勝は行われた。早大はこの大会にBチームで臨んでいる。先日の早慶定期戦でAチームが見事勝利をあげ、その流れにあやかりたいBチームであったが、この日の早大はどんよりとした天気のように大きく沈む結果となった。序盤から相手に攻撃の主導権を握られ、手も足も出ないまま前半を0-9で折り返すことに。後半からは積極的なプレーが見られるようになったものの、巻き返しはならず、5-11で無念の準決勝敗退となった。

 第1クオーター(Q)は日体大の猛攻にひたすら耐える苦しい展開であった。1度もボールを取ることがないまま開始2分で先制点を奪われると、流れは一気に相手側に。自陣で繰り広げられる試合にDF陣がうまく対応できないまま、立て続けに得点を許してしまう。途中相手のファールでこちらにチャンスが巡ってくることもあったが、パスの失敗やグラウンドボールを拾えないことなどが響き、生かすことはできなかった。第2Qでも負の連鎖は断ち切ることができず、乱れた早大は何度も隙を突かれる。「相手の勢いに呑まれてしまった」(MF中山巧、スポ3=長崎東)。追加で6点を決められ、なんと1点の反撃をすることもできず、0-9で前半を終えることとなった。

この日2得点を挙げた中山

 負けっぱなしではいられない。ハーフタイムを挟んで迎えた第3Qは、前半とは明らかに雰囲気が異なっていた。早大の選手たちは声を掛け合い、ボールを持ったときも、相手からのプレッシャーに押されるのではなく、敵陣へ切り込んでいく積極的なプレーに変化したのだ。開始2分、MF半場涼介(スポ3=東京・東大和南)が待望の先制点を決めると、そこからは早大が反撃を開始。続けざまに4点を返した。中でも、MF柳飛雄馬(スポ4=東京・都武蔵)の右サイドからのアシストを受け中山が決めたショットは、「あそこに走り込めば必ず出してくれるという信頼関係があった」(中山)と話すように普段の練習の成果が表れているものだった。やっと本調子に戻ってきたものの、「時既に遅し」(MF中西俊太郎、政経4=埼玉・早大本庄)。前半の9失点を埋めることはできず、5-11で試合は終了した。

自陣から攻め上がる青木

 「第1Qで出た反省を、第2Qで早めに修正ができなかったのが一番の敗因」(DF青木秀斗、人3=東京・早実)。9点差がつき吹っ切れてからのプレーでは、相手のDFを崩すことができた。本来早大は準決勝で敗退するようなチームではないのだ。前半から同じようなプレーができていたらと考えると、悔しくてたまらない。他の競技は大抵春に関東学生リーグ戦が行われるが、ラクロスのシーズンは夏である。あと1カ月もすれば、大事な大会が始まってしまうということだ。この日出た課題を修正し、Bリーグでは、調子の良いAチームにも劣らないような、個人でもチームでも成長した姿を見せてほしい。

(記事 今山和々子、写真 石井尚紀、中島和哉、細井万里男)

コメント

DF瀧口優貴(政経4=東京・早大学院)

――きょうのゲームプランを教えてください

普段の練習通りに激しいディフェンスをやると言っていたんですけど、それができなくて負けてしまいました。後半は積極的にいけて、修正できたから点差が縮まったと思うんですけど、前半にそれができなかったのが負けた原因なのかなと思います。

――試合全体を振り返っていいただけますか

第2Qで6点取られてしまったのが(負けた)大きな原因かなと思うので、試合をしていく中で、知らない相手に対して、どう修正していくのかというのが課題です。

――前半の9失点についてはいかがですか

普段練習試合をしている相手は、ランシューが上手いとか、シュートが上手い人はいなかったんですけど、きょう日体大とやってみて、とってもシュートが上手かったので、シュートが上手い相手に対して、もう少しどう飛ぶとか、色々手立てがあったんですけど、それができませんでした。

――第3Qで流れが変わりましたが、ハーフタイム中にDF陣で何か話しましたか

もう9点差なので、引いて守っていてもどうせ負けてしまうということで、やっぱりボールがラインアウトしたときにダブルでいくとか、あとはしっかり攻めるライドをするというのに方向転換をして、これが功を奏して点差が縮まったなと思うので、前半終わったあとは、そういう話をしていました。

――夏までに直したい課題点はありますか

やっぱり普段の練習しているテンションでやっていると、こういう特徴のある相手に負けてしまうので、普段の練習から細かいところを、例えばホットを入り切るだとか、どう守りきるのかっていうのをもう少しプラン立てて、ビジョンを持っていきたいと思います。個人のレベルでも、チームのレベルでも、あと一歩深くやらないといけなのかなと思ったので、それをやっていきたいです。

――夏のシーズンに向けて意気込みをお願いします

今回負けてしまったんですけど、切り替えの部分とか、修正の部分とかがチームで一番大きい課題だったので、それを直せば今後Bリーグでどんな相手でも対応できるし、攻め続けるディフェンスを第1Qから第4Qまでできるように、体力とか連動するところを鍛えていきたいと思います。応援よろしくお願いします。

AT小泉悠靖(政経4=米国・ビバリーヒルズ)

――きょうはどのような意気込みで試合に臨まれましたか

やっぱり準決勝だから相手を圧倒しなきゃいけないし、決勝に向けて圧勝しないといい試合をやっても結局つなげられないので、点差をつけて勝とうと思っていました。

――試合全体を振り返ってどのような試合でしたか

やっぱり前半はすごい流れが悪かったかなと思います。相手のペースに持っていかれて、オフェンスのペースを全然自分で持ってこれなかったです。オフェンス時間が短いというのはすごく致命的でした。実質俺たちは後半戦から始まったという気持ちで、なんとか追い付こうというようなオフェンスだったのではないかと思います。やっぱり自分で流れをつくっていかないと、相手のペースにどうにか追い付こう追い付こうという感じになっちゃうので。今日はそういう相手に追い付こうとするようなペースなってしまったのではないかと思います。

――前半を0-9で折り返した時に、ハーフタイムで話し合っているような風景がありましたが、そこで意識したことはありますか

相手のペースに流されない、もっと気持ちを上げていこう、ということです。よく言っていたのは、無駄に考えすぎない、ということ。点取ったらこうしよう、取れなかったらこうしようというよりは、今自分が一人一人何をやらなきゃいけないのか、それだけを考えてそれを全うしようと。前半ではそれができませんでした。

――後半で小泉選手が得点を決めましたが、振り返っていかがですか

もっと点を取らなきゃいけないところで、シュート精度が悪かったので。半場(MF半場涼介、スポ3=東京・東大和南)が点を取ったあともう一点取って、流れは持ってこれたのかなと思ったんですけど、たかが1点だなって。もっと点取らなきゃいけないなと思いました。

――最後に今後に向けての目標をお願いします

やっぱり今チームが結構、自信なくしているのかな。それをやっぱ立て直すためには、一人一人がもっと役割を果たしていって、自分がもっと発信していかなきゃいけないのかな。もっと点を取らなきゃいけないなとはすごく思いました。自分主体で色々もっと動かしていかなきゃいけないなと思います。

MF中西俊太郎(政経4=埼玉・早大本庄)

――準決勝ということできょうの試合をどのような思いで臨まれましたか

Aチームがいい感じで早慶戦(早慶定期戦)に勝っていたので、チーム全体で流れに乗っていくためにも、Bチームもプレ(プレシーズントーナメント)で絶対に負けられないと思っていたんですけど、結果が伴いませんでした。

――試合は5-11という悔しい結果に終わってしまいました

第1、2Qでこっちが乗らないうちに、日体大の方から攻められて、いい感じでまとめられてしまったというのが全てで、第3Qは取り戻したんですけど、時既に遅しという感じで、Bリーグでは第1Qからチーム全体として上げていかなければいけないと思いました。

――日体大ペースで試合が進む中でFOとして意識されたことはありますか

 相手のポゼッション時間が長かったので、どうしてもこっちがフェイスオフというニュートラルな部分からATにつなげて点を取るという、普段できていたことをきょうは決定力がなくて、あまり効果的なフェイスオフができなかったかなと思います。

――その中で後半は立て直しました

逆にいい意味で開き直ることができたというか、フェイスオフももっと気楽にできて、オフェンスにつなげられたというところからいいペースができたのかなというのは第3Qでは思うんですけど、ちょっと足りなかったです。

――最後にこれからのシーズンに向けて意気込みをお願いします

まずは目の前の試合を全力でやるということに変わりはないので、今度あるBリーグを勝って、今Bチームでやっているメンバーが全員Aチームに上がってリーグ戦(関東学生リーグ戦)に出るくらいの気持ちで、また一から全部やり直したいと思います。

MF中山巧(スポ3=長崎東)

――きょうの試合はどのような意気込みで臨まれましたか

絶対に勝って決勝進出を決めるために、この1、2週間積み重ねてきたので、とりあえずなんとしてでも勝とうという気持ちが全員の思いだったと思います。

――きょうの試合全体を振り返っていかかですか

やっぱり第1、2Q、前半が全てだったと個人的に思っています。ディフェンス全体の問題もそうだが、オフェンス陣が攻撃時間を長くしてあげて、チーム全体を助けてあげることができなかったのが今日の試合の全てだと思います。

――前半攻撃が滞っていたが、その原因はどう分析していますか

単純に相手の勢いにのまれてしまったのが、チーム全体として一番大きな要因の一つだと感じています。その中で個人として、やっぱりもっとチームを助けられるような動きができたら良かったのかなと思っています。それがチームとして、個人としての課題だと感じています。

――後半2得点挙げられましたが、得点シーンをそれぞれ振り返っていかがですか

1点目は、やはり相手が一枚少ない状況だったので、ここで点を取って、少しでも反撃ののろしをあげるじゃないですけど、少しでも点を重ねていって、1点ずつ追い付く、追い掛けていくしかないなと思っていました。そこで(点が)取れたのは、すごい自分としても、あまり普段打たないシュートだったので、成長の一つとして、これからポジティブに捉えていきたいと思っています。2点目は、一回下にすぐはたいて、もう一回中に切り込んでいく、走り込んでいってリターンをもらって決めたというかたちだったのですけど、飛雄馬さん(MF柳飛雄馬、スポ4=東京・都武蔵)と今シーズンずっとやってきて、あそこは見てくれるなと分かっていたので、あそこに走りこめば必ず(パスを)出してくれるという信頼関係があったので、あとは走り込んで、ボールをもらって決め切るだけでした。

――最後にこれからの夏のシーズンに向けて一言お願いします

これからAチームに食い込んで、試合に出れるように頑張っていきたいと思います。

DF青木秀斗(人3=東京・城北)

――今大会はどのようなお気持ちで臨まれましたか

対戦相手の日体大が2、3年生中心のチームということで、自分も3年生なので絶対に負けられないなと思っていて、今年のチームで勝つことは大前提なんですけど、来年を見据えても絶対に負けられないなという気持ちで臨みました。

――敗戦となりましたが、きょうの試合を振り返っていかがでしたか

本当に入りが悪くて、第1、2Qで点差をつけられて、第1Qで出た反省を第2Qで早めに修正ができなかったのが一番の敗因だと思います。

――第1Qで出た反省というのはどのようなものだったのでしょうか

ディフェンスの話でいうと、上から強く掛けてくる選手が多い中で、ホットをしっかりとつくれずに、飛び切れずに上からやられてしまったというパターンで失点をしてしまったので、そこを修正できませんでした。

――後半は比較的に早大ペースで試合を進めていました

まずはディフェンス時間が少なかったのはいいことかなと思います。ライドでしっかり相手のミスを誘えたりだとか、点もしっかりと前の選手が決めてくれましたし、切り替えも良かったと思うので、第1、2Qからこれをできていればもっといい結果になっていたのかなと感じます。

――今回のチームでは主力選手として出場されていました

もっと詰めなければいけない部分とかも多いくて、周りの声掛けとか、個人もそうですけどチームとして修正するという能力が足りなかったのかなと思います。その中でも例えば切り替えとかライドの声掛けでは次につながる部分があったと思うので、伸ばすべきところは伸ばして、次にいきたいと思います。

――これからの夏のシーズンに向けてきょうの試合をどのように生かしていきたいですか

個人でいうと、自分は今AチームとBチームの入れ替えの位置にいるので、まずはAチームに固定されて、チームの主力になれるように頑張っていくのと、Aチームはリーグ戦(関東学生リーグ戦)、BチームはBリーグが始まっていく中で、落とせない試合が続いて、結果が全てになってくると思うので、がむしゃらに負けない強いワセダを今年こそ見せつけていきたいと思います。