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準硬式野球部

2018.06.05

6月3日 東京六大学春季リーグ戦表彰式 早大東伏見グラウンド

中村大、永井がベストナインを、吉ヶ江が最優秀審判賞を受賞!秋こそは栄冠を

 5月の最終週。4位という結果で東京六大学春季リーグ戦が幕を閉じた。チームとしては不完全燃焼に終わってしまったのだろうが、個人で見ればいい成績を残した選手が多くいる。3日に行われた東京六大学春季リーグ戦表彰式では、今季それぞれのポジションで熱く燃えた男たちが表彰を受けた。一塁手の部門で、中村大輔(商4=東京・早大学院)が、外野手の部門で永井隆太(スポ4=石川・七尾)がベストナインに選ばれた。また、今回は吉ヶ江輝(スポ2=兵庫・明石)が最優秀審判賞を受賞。今季の試合を陰で支えてきた選手にも光が当てられた。

 一塁手の部門でベストナインに選ばれたのは、中村大。今季は早大の4番を担い、全試合に出場した。関東地区大学選手権(関東大会)前から好調だったというその打撃を活かして、今回共に受賞した3番・永井と多くの得点に貢献。早大に勝利をもたらしてきた。また、光ったのは打撃だけではない。一塁の守備は今季から始めたという中村大だが、シーズンを通して失策はほぼなし。試合中、投手に声を掛けにいく姿も何度も見られた。そんな中村大が今季1番印象に残ったという試合は明大2回戦。熾烈(しれつ)なシーソーゲームが繰り広げられた試合で、7回に4年生の連打で逆転し、そのまま勝利を手にした試合だ。「チームとしても個人としてもいい試合ができた」。今季、4年生からは、投手陣にあまり負荷をかけないように、という話がよく聞かれた。古賀湧也(スポ4=佐賀西)らを除き、ほぼ全てを3年生以下が占める今年の投手陣。その投手陣を助ける打撃、という意味では最高の試合だったのではないだろうか。この試合を挙げたことから、4年生としての責任感も感じられた。

明るい笑顔が印象的な中村大。「春よりももっとチームに貢献できるように」。その活躍に期待大

 「ベストナインを取れるなんて思ってもいませんでした」と語ったのは永井だ。永井は、今季最も印象に残っている打席をしいて挙げるのであれば、立大2回戦での最終打席だという。この試合は投手陣が安定せず、競り負けた試合。8回に3点を入れられ、悪い流れだったが、2点差を追う9回に3番・永井、4番・中村大ら中軸の活躍で1点を追加した。惜しくも勝利には手が届かなかったが、4年生の意地が見えた試合であった。そんな永井は、入部後、2年半以上に渡るケガとの戦いを乗り越えて今季に至っている。「ケガと向き合い続けてきた僕にとっては、全試合にスタメンとして出れたのは良かった」と喜びの気持ちを話してくれた。また、永井が今季いい打撃成績を挙げられた裏には、考えられた打撃練習があったという。調子のいい日は、必要以上にバットを振らず、逆に、バッティングの調子が悪い日は、とにかくバットを振る。このやり方で試合で結果を出してきたのだ。しかし、「今回のリーグは前半と後半で、バッティングの調子が全然違った」と語るなど、初めてシーズンを通して出場したことで、課題も見つかったようだ。「清瀬杯(清瀬杯全日本選抜)は、優勝する」と目標を語る永井。清瀬杯ではさらに強化された永井の打撃が早大を勝利へと導く。

立大2回戦の9回に安打を放ちチャンスメイクをする永井。「この雪辱は秋リーグに果たす」。今季の主役が秋には早大に賜杯をもたらせるか

 中村大や永井のようなレギュラー選手たちが安打を放ち、ベースを駆け回る。その横には、誰がいるだろうか。そう、審判である。審判は、日程や時間を考慮し、希望した選手がその役を担う。その判定一つで試合結果が変わってしまうかもしれないのが審判だ。そんな審判を担ってきた選手たちの中でも、最もいい活動をした人に授与される、最優秀審判賞を今回、吉ヶ江が受賞した。「(春季リーグ戦は)全日(全日本大学選手権)を懸けた大事な大会でもあるので、最後まで集中するよう心掛けました」。吉ヶ江の責任ある働きが、今回このような形で報われたことは早大としても非常に嬉しいことだろう。受賞について、「選手としても、表彰が頂けるよう、練習を積み重ねていきます」と語る吉ヶ江。来季は審判としてだけでなく、『WASEDA』の文字を胸にグラウンドで躍動したい。

「やるからには、取りたいと思っていたので、嬉しかったです」と語る吉ヶ江。いつかは早大の主力に

 個人として表彰された三人。それぞれが喜びの言葉を語ったが、その一方でチームとして結果が出なかったことについても言及していた。「この結果をしっかりと受け止めて、8月の清瀬杯に向けて頑張っていきたい」(永井)。次の大会こそは悲願の優勝を達成し、ワセダの力を示す。

(記事、写真 金澤麻由、表彰写真は部提供)

コメント

中村大輔(商4=東京・早大学院)

――ベストナインを受賞されてのご感想をお願いします

チームとしては(春季リーグ戦)優勝することができなかったのですが、なんとか個人的にはチームに貢献する活躍ができたのでこのような結果になったと思うので、一つチームに貢献できて良かったと思います。

――今季の結果が良かった要因は

やはり、今まで三年間、リーグ戦を(シーズンを)フルででた経験がなかったのですが、今回は、ファーストというポジションで、フルで怪我なく出場できたことが、1番良かったのかな、と思います。

――春季を通して、守備の面ではいかがでしたか

今季からファーストということで、慣れないポジションだったのですが、自分なりには、失策は一つだけだったのだと思うので、守れたと思います。

――春季を通して、バッティングはいかがでしたか

関東前(関東大会前)から自分の中では結構調子良く振れていたと思うので、結果としてリーグ戦(春季リーグ戦)を通して、(いい)調子を維持できたのは、良かったのかな、と思います。

――1番良かった試合と打席を教えてください

メイジ戦の2回戦が自分の中では印象に残っていて、それが自分の中では4年生の連打で点を取ったので、あそこの二塁打を打った打席が印象に残っています。チームとしても個人としても印象に残っていますし、いい試合ができたと思います。

――今後に向けて一言お願いします

チームとしては清瀬杯と秋(秋季リーグ戦)に向けてしっかりと練習をして、優勝を目指していく、ということと、個人としては、春よりももっとチームに貢献できるように、打点だとかそういった所にこだわってこれからは練習していけたらな、と思います。

永井隆太(スポ4=石川・七尾)

――ベストナイン受賞されたことのご感想

率直な感想として、ベストナインを取れるなんて思ってもいませんでした。準硬式野球部に入部してから、2年6ヶ月の間、ケガに苦しみ、もがき続けてきました。それでも諦めずに必ずレギュラーになってチームに貢献するという強い思いがあったので、実って本当に良かったです。今回、初めてのリーグ戦ということで緊張もしていましたが、1打席1打席、悔いのないバッティングを心掛けていました。これまでやってきたことが、無駄ではなかったのだと本当に思います。今回ベストナインを取れたことを自信にして、これからもバッティングでチームに貢献していきたいです。

――今季(春季リーグ戦)を振り返って

とにかく、ケガと向き合い続けてきた僕にとっては、全試合にスタメンとして出れたのは良かったです。約2ヶ月のリーグ期間で常に好調を維持するのは、非常に困難なことだと思いました。今後は好調を維持するためにはどうすればいいかを課題として練習に取り組んでいきます。自分なりのルーティンを決めるであったり、まだまだできることはあると思うので。個人の反省は挙げればきりがないので、次にチームの反省を挙げたいと思います。エースの不在や、リーグ(春季リーグ戦)後半での打線の不調、土のグラウンドでの守備、などなどあると思いますが、1番は関東大会で勝ててたやり方で、勝てなくなったことです。その原因は何なのか、しっかりとチーム内で話し合い、再スタートという気持ちでチーム全体が一つになっていく必要があると思います。結果は4位でしたが、この結果をしっかりと受け止めて、8月の清瀬杯に向けて頑張っていきたいと思います。

――好調の要因は

一つ自分の中で心がけていることは、バッティング練習をしていて調子のいい日は、必要以上にバットを振らないことです。逆に、バッティングの調子が悪い日は、とにかくバットを振ります。このやり方が全選手に効果的とは全く思ってませんが、僕自身高校からこのやり方でやってきて、合っているなという気はしています。それでも今回のリーグ(春季リーグ戦)は前半と後半で、バッティングの調子が全然違ったので、まだまだ改善すべきことはあるなと思います。特にメンタル面を強化し、どんな打席でも常に冷静になり、甘い球をいかに見逃さないかが大切だと改めて感じました。

――今季1番良かった試合は

立教大学との第2戦です。試合には一点差で負けてしまったのですが、この試合5打数4安打でした。ヒットで塁にでた際も盗塁を決め、チャンスを作ることが出来ましたし、逆にチャンスで回ってきた際もヒットを打ち、次のバッターにつなぐことが出来たので、そういったことから1番チームに貢献出来た試合かなと思います。

――1番良かった打席は

かなり難しい質問ですね(笑)。正直な事を話すと、この打席が一番というのはありません。ですが、強いて挙げるなら、立教大学との第2戦の第5打席です。2点ビハインドの9回表の攻撃で、自分が先頭打者だったんですが、打席に入る前に、僕の後ろを打つ中村(中村大)と「俺らで一点取ろう」と話してて、本当にその通りになったのは良かったです。

――夏以降に向けてひとことお願いします

今リーグ(春季リーグ戦)は4位という不甲斐ない結果に終わってしまいましたが、僕たちには清瀬杯で優勝するという目標があります。まずは、清瀬杯に向けて、個々のレベルアップと、もう一度基礎に立ち返るなどして、気持ちを切り替えて、練習に臨みたいと思います。この春リーグは、本当に悔しい思いをしました。この雪辱は秋リーグに果たすとして、まずは清瀬杯、優勝目指して頑張ります!

吉ヶ江輝(スポ2=兵庫・明石)

――最優秀審判賞を受賞されてのご感想をお願いします

やるからには、取りたいと思っていたので、うれしかったです。

――審判として出場する選手の決め方を教えてください

日時や時間を考慮して、希望者が行う感じです。

――毎試合気をつけていたことは

全日(全日本大学選手権)を懸けた大事な大会(春季リーグ戦)でもあるので、最後まで集中するよう心掛けました。

――今後への抱負を教えてください

選手としても、表彰が頂けるよう、練習を積み重ねていきます。