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ワンダーフォーゲル部

2018.05.30

第42回リバーベンチャー選手権大会 5月26、27日 群馬県みなかみ町

国内最大級のレースラフティング大会で中級4位

 群馬県みなかみ町で2日間にわたって行われたリバーベンチャー選手権(リバベン)に、Big Bears’18として参加した早大ワンダーフォーゲル部。利根川上流の激流をボートで下り、タイムを競ってレースラフティングをする今大会で中級4位の成績を収めた。

 最初の種目は短距離を漕ぐスプリント。スタートダッシュで失敗してしまうとゴールにまでタイムが響いてしまうため、どのチームにも緊張感が見られた。35チーム中22位と思うような結果が出せず、上位チームだけが進出するH2Hには出場できなかった。

スラロームで方向転換をするBig Bears‘18

 その後の8つのゲートを通過するスラロームでは、2本中良い方のタイムが採用される。川の流れに乗ってゲートを通過するダウンゲートと、流れに逆らうアップゲートの2種類のゲートがある。アップゲートでは、どれだけ大回りせずに逆流に流されないかがポイントとなり、メンバー4人で息をそろえて漕がなければ前にも進めなくなってしまう。多くのチームがゲートに接触をしたりゲートを全通過できない中、Big Bears‘18は1本目のスプリントでは大きなミスもなく見事に全通過した。「スラロームは得意ではない」と田中良(商4=栃木・足利)が語るように、ここまで順調に漕ぐことができたのは初めてで、1本目終了後は全員の顔から笑顔があふれていた。2本目はスピード重視の作戦に変更したが、後半でミスが連続してしまい、全通過とはならずスラロームでは18位となった。酒井創太郎主将(商4=東京・西)が「経験の少なさからの気持ちの焦りが出てしまった」とミスについて振り返った。総合20位で大会を折り返し、2日目は持久力が試される長距離を漕ぐダウンリバー。前にいたチームを抜くことができず、終わった後は悔しい表情を見せた。

 山を登る活動がメインのワンダーフォーゲル部ではボートの活動が少なく、今大会も直前にメンバーが変更となり選手層は決して厚いとは言えない。しかし、多摩川で練習を重ねてリバベンに向けて準備をしてきた。今後もボート活動に力を入れ、多くの大会に参加して良い成績を収めてほしい。

参加したメンバー4人

(記事、写真 大山遼佳)

酒井創太郎主将(商4=東京・西)

――今大会の率直な感想を教えてください

楽しかったのですが、結果自体はちょっと悔しかったです。

――それぞれの競技を振り返っていかがでしたか

スプリントではラダーを入れることで抵抗をかけてボートを曲げるんですけど、抵抗をかける分、速度が落ちます。それを右に入れたタイミングで反対でも入れてしまってスピードが落ちてロスができてしまいました。スラロームでは1本目はセイフティーにいこうということで、スピードを出し過ぎずにコントロール重視でいきました。結果としてはゲートを全通過できたので、次は攻めようと決めました。アップゲートを抜けて漕ぎ上がるときにちょっと早く回しすぎてしまって3番ゲートまでの距離があまりなくて通れなくなって、その後もゴテゴテになってしまいました。経験の少なさから気持ちの焦りが出てしまいました。

――今回に向けてどのような準備をしてきましたか

ワンダーフォーゲル部は山を登る活動がメインで、夏合宿に向けてボートがやりたいと言っていた部員が違う大会に出ることになってメンバーが直前に代わりました。基本的には多摩川で練習を重ねてきました。

――今後の活動はどう考えていますか

引退はしているのですが、ボートに関しては10月の長野の大会まではやりたいと思っています。何人参加してくれるかは分からないのですが、なるべくいい順位になれればいなと思っています。

田中良(商4=栃木・足利)

――今大会の率直な感想を教えてください

個人的には思い入れのある川だったので参加できて本当に良かったです。

――それぞれの競技を振り返っていかがでしたか

スプリントは基本的に後ろ2人がコントロールするのですが、連携がちょっとうまくいかなかったかなと思います。陸上の100メートル走と同じで、少しでも何かあるとそれで大きな差が生じてしまうので、それが出てしまいました。スラロームは基本的に早大ワンダーフォーゲル部は得意ではなくて、1本目で奇跡に近い漕ぎができて、それに安心してしまいました(笑)。

――今回に向けてどのような準備をしてきましたか

昨年の段階からこの大会を見据えたチーム作りみたいなのをしていたのですが、1、2カ月前にメンバーが変わって笹野が入りました。そこから平日の練習の時間を多めにとって、西早稲田から1本で行ける多摩川駅まで行って練習していました。

――今後の活動はどう考えていますか

私は本気でやるレースがこれで最後と決めているので、あとは後輩の育成に力を入れていきたいと思っています。

笹野陽太(人3=千葉・昭和学院秀英)

――それぞれの競技を振り返っていかがでしたか

僕は他のメンバーとは違って、自転車をやっていてボートの歴が他の部員よりもさらに浅いので、個人の技術としては全然足りていなかったと感じました。スラロームで1本目は自然に全通過できたのですが、2本目は左右のバランスが悪かったことが自分でも分かっていたのですが、その調整ができなかったのが課題です。ダウンリバーは、東京にいる間も多摩川で20分ぐらい漕いだりする練習もしていたので慣れてはいました。前のチームがへばっていたので抜けるかなと思っていたのですが抜けなくて悔しかったです。

――ポジションについて教えてください

当然ながら漕ぐパワーが人によって違くて、前田が右前で僕が左前なんですけど前田が75キロあって僕が65キロしかなくて、出力の差が大きすぎました。そこが今後への課題です。僕が1番下なので、出力を上げつつ操船の細かい所を捉えないといけないなと思います。

――今回に向けてどのような準備をしてきましたか

僕が1番競技歴が浅いので、動画を見せてもらって競技のルールや細かい所を教えてもらって実践していました。まだ完璧にはできていないのですが(笑)。

――今後の活動はどう考えていますか

リバベンはよりレベルの高い川に行くためのステップアップとして出ているので、来年も出て後輩に残せるものは後輩に残して僕も技術を高めていきたいです。

前田大希(文3=滋賀・守山)

――それぞれの競技を振り返っていかがでしたか

やっぱり他チームとの差を感じました。僕らは他の活動をやりながらボートをやっているので時間的な制約もあって、精度の差を感じました。スラロームではゲートを全通過するという目標は達成できたのですが、その中で更にタイムを上げていくことができなかったので、順位を上げるにはスピードもあげる必要があります。正直すごく悔しかったです。左右でパワーの差が大きいというのが1番の課題だったのですが、やっぱり右が一生懸命に漕いじゃうとロスが生まれるのですが、だからと言って漕がないとペースも落ちてしまうので、もどかしさを終始感じるレースとなってしまいました。短距離と長距離とでは漕ぎ方も違く、長い距離を漕ぐと雑さが目立ってしまいます。

――ポジションについて教えてください

パワーを出すのと、操船するのは両立が難しく、出力したほうがいいのか船を動かすのを手伝ったほうがいいのか迷ってしまう場面が多かったです。その指示をするのは艇長ですが、指示をしていても間に合わないので各々で考えて、練習をしていくうちに言わなくても経験で理解できるところがあります。

――今回に向けてどのような準備をしてきましたか

流れがないところで完璧になるように練習しています。本番同様にスプリントの短い距離を全力で漕いだり、スラロームはゲートを通過する練習をしたり、ダウンリバーは長い時間を安定して漕ぎ続けて準備をしてきました。

――今後の活動はどう考えていますか

来年のこの大会では上位クラスに進出したいです。