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米式蹴球部

2018.05.28

春季オープン戦 5月27日 早大東伏見グラウンド

東京学芸大に完勝、スターター奪取へ

TEAM 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
早大 BIG BEARS 14 10 31
東京学芸大 SNAILS

 真夏を思い起こさせる強い日差しが照りつける中、期待の新星たちによるスタメン奪取への争いが幕を開けた。序盤、ビッグリターンがパントリターン(PR)で飛び出すと、RB中野玲士(商3=東京・早大学院)がエンドゾーンを駆け抜けTD。幸先良く先制する。その後もコンスタントに得点を重ね、24-3で前半を折り返す。後半、パスが思うように通らずオフェンスが苦戦する中、DB藤崎利応(社2=東京・早実)のインターセプトリターンTDで追加点を奪うなど、ディフェンスの活躍が目立ち、31-3で早大が勝利を収めた。

 第1クオーター(Q)最初のディフェンスシリーズ、PRでキッキングチームにいきなりのビッグプレーが飛び出し、フィールド中央付近からの早大オフェンス。パスとランを織り交ぜ、着実にフレッシュを獲得。最後はRB中野のランでTDを奪い先制する。QBとレシーバーのコミュニケーションうまくいかずインターセプトされる場面もあったが、ディフェンス陣が奮闘。フィールドゴール(FG)に抑え込む。するとまたもやPRでビッグリターン。敵陣30ヤードまで持ち込むと、QB吉村優(基理2=東京・早実)からWR田窪大渡(政経1=東京・早大学院)へのパスが決まり点差を14-3に広げる。早大は攻撃の手を緩めず、RB三浦佑太朗(社4=東京・早大学院)がTDを奪取。その後もパントブロックなどで良いフィールドポジションからのオフェンスが続き、RB片岡遼也(法4=東京・早大学院)がFGを正確に決めて得点を重ねた。

OF陣をけん引したQB吉村

 前半を24-3で折り返し向かえた後半、「ショートパスの精度が低かった」とQB吉村自身が語ったパスの精度に加え、レシーバーのドロップなども見られパスが決まらない。FGも失敗し、微妙な空気が流れるなか、ディフェンスが流れを引き戻す。PRで再三のビッグリターンを決めていたDB藤崎が、「シチュエーション的に狙っていたタイミングだった」と試合展開を読み、インターセプトリターンTD。悪い流れを断ち切ると、DL光本周平(国教1=京都・立命館宇治)のQBサックも飛び出し得点を許さない。ディフェンスは相手オフェンスをFG1本に抑え、その層の厚さを示した。オフェンスは第4Qに入ってもパスがうまく決まらず、点差を広げることはできず。最後は相手QBの投げたロングボールをDB福田晋也(社3=東京・早実)がインターセプトし、ニーダウン。完勝を収めたものの、後半オフェンスが無得点に終わるなど課題も多く見られた試合となった。

インターセプトリターンTDを決めたDB藤崎

 秋シーズンのスタメン奪取へ向けたアピールの場としても重要な意味を持つこの試合。活躍しアピールに成功した選手もいれば、思い通りにプレーできなかった選手もいるはずである。「毎日練習を見ていく中で、取り組みが表に出ている子たちは積極的に使っていきたい」と高岡勝監督(平4人卒=静岡聖光学院)は語る。春シーズン残り2試合あるJV戦の中で日ごろの努力の成果を見せられるか。先日の立命大戦で力負けを喫したBIG BEARSにとって下からの底上げによる、チーム力アップは必須。新たなスター誕生へ、邁進せよ!BIG BEARS!

(記事 涌井統矢 写真 成瀬允、平川茜音)

コメント

高岡勝監督(平4人卒=静岡聖光学院)

――春季オープン戦での下級生の成長面はいかがですか

きょうも2年生の活躍もありましたし、1年生のDL光本(周平、国教1=京都・立命館宇治)なども活躍してきていますので、新しい戦力が出てきているのかなというところはありますし、いままでは出場機会に恵まれなかった上級生にもいいプレーが出てきているので、秋のメンバーの層を厚くするにはきょうはいい試合だったと思います。

――QBの吉村くんの印象はいかがでしょうか

未経験で入ってきてすごく期待している選手なので、いいプレーもあれば悪いプレーもあったのですが、基本的にやってはならないミスはなかったです。たまたまインターセプトをされる場面もありましたが、レシーバーとのコンビネーションやレシーバーの技量を加味すると及第点かなと思います。

――きょうの試合で特に光った部分は

DB藤崎ですね。リターナーとしても頑張っていましたし、インターセプトリターンTDも決めていました。彼は元々反応の早い選手だったのですが、なかなか試合に出場する機会がなかった中できょうはいいプレーをしていたので、これからも使ってみたいと思わせてくれました。

――さらに下級生が伸びるために必要なポイントは

あとJV戦が2試合あるので、ここでどうアピールをするかということになるのですが、やはり毎日練習を見ていく中で、取り組みが表に出ている子たちは積極的に使っていきたいと思っていますので、自分のやるべきことをやりきるということをしてもらいたいと思います。

RB中野玲士(商3=東京・早大学院)

――きょうの試合を振り返っていかがでしたか

思い切りの良さは出せたかなと思いますが、独走での一発TDを狙っていたので、それを達成できなかったのは悔しいです。まだまだ努力が足りないかなと思いました。

――コンスタントにランプレーでゲインを重ねていました

OLが結構押してくれていたので、自分は空いているところに突っ込んでいくだけでした。オフェンスユニット全体でランプレーをしっかりと出せたかなと思います。

――ご自身のRBとしての持ち味は何でしょうか

スピードは意識してやっています。パワーでは体格の良い先輩方に劣ってしまうので、スピードでは勝てるように努力しています。

――1年生のRBも出場していました

RB菅家(詢平、創理1=東京・早大学院)は僕の高校の後輩で、僕が知っている彼よりはかなりうまくなっていました。走りに勢いがあって、パスプロ(パスプロテクション)もディフェンスにしっかり当たりにいけていたので、大学での試合は初めてだったにも関わらず良いプレーをしていたなと思います。

――今後に向けての意気込みをお願いします

RBのスタメン、1本目を獲りたいので、今のスタメンの2人の座を絶対に奪い取ると言う気持ちでやっていこうと思います。

QB吉村優(基理2=東京・早実)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

前半で2つインターセプトされて後半で挽回する気持ちでいたのですが、ショートパスが決まらない場面もあり、自分としては結構悔しい試合になりました。チームとしては、しっかりと勝つことができたので、よかったかなと思います。

――きょうはどのような点を意識してプレーしましたか

自分は前回の試合で結構プレッシャーなどを気にして、投げきれていない場面がありました。経験が浅いということもあるんですけど、その分怖さは分からないので物怖じせず、力強いボールを投げ込もうと意識してプレーしました。

――あと2試合オープン戦が控えますが、そこへ向けて取り組みたいことは

ショートパスの精度が低かったので、そこを練習のときからしっかりと突き詰めて、いざ試合に出るときに落ち着いて自分のペースで投げ込められるように、していければと思います。

――同じポジションには同じ学年のQB宅和(真人、政経2=東京・早大学院)さんがいます

圧倒的に宅和の方が経験があるので、その経験からくることなどを聞いたり、教えてもらったりとお互いに話すことはすごく助けになっています。同学年のライバルでもあり、色々と教えてくれる大きな存在でもあります。

――残りのオープン戦や夏へ向けて意気込みをお願いします

自分は与えられたところで自分の力を最大限発揮することが1番だと思うので、それをしっかりとやることと、チームが勝つために自分に何ができるのか、それは試合に出ていなくてもできることはあると思うので、自分は何をすべきなのかを考えて行動していこうと考えています。

DB藤崎利応(社2=東京・早実)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

自分のポジションの層が厚い中で、きょうみたいに下級生やディフェンスの末端の選手が出れる機会は少ないので、そのチャンスを生かして、積極的なプレーをしようと思って挑みました。

――リターンを何度もされていましたが、その点はいかがですか

リターナーはいま人が少なくて、とにかくボールを落とさないということを第一に考えていました。味方のブロックがよかったので、うまくリターンできてよかったです。

――インターセプトも決められましたが、振り返っていかがですか

シチュエーション的に狙っていたタイミングだったので、うまくいって嬉しいです。

――DBの選手層が厚い中で、どういう選手になっていきたいですか

自分は身長も小さいですし、スピードも圧倒的にある訳ではないので、アサイメントや、戦術理解度がまだまだ足りないと思います。フィジカルアップもそうですけど、理解度もこれから夏合宿に向けて頑張って、スタメン争いに加わって行きたいです。

――今後の意気込みをお願いします

今年、日本一という目標を掲げている中で、自分はまだスタメン争いに加われていないので、ここからJV戦が何試合か続きますが、そこでもアピールしていきたいです。