卓球部

2018.05.27

春季関東学生リーグ戦 5月26日 港区スポーツセンター

全勝で10年ぶりの春季リーグ戦優勝!

 10年ぶりの栄光を掴み取った。春季関東学生リーグ戦(春季リーグ戦)第7戦、ともに6戦全勝の早大と中大による優勝決定戦が行われた。1番手のエース阿部愛莉(スポ4=大阪・四天王寺)が勝利してチームに勢いをもたらすと、その後の選手たちも接戦を粘り強く戦い抜いて団体戦スコア4-1で見事勝利。昨秋に続いて2季連続のリーグ戦全勝優勝を果たした。また、ルーキーの笹尾明日香(社1=神奈川・横浜隼人)はシングルス7試合、ダブルス2試合に全勝する大車輪の活躍を見せ、最も優勝に貢献した選手に贈られる殊勲賞を、単複合わせて11勝を挙げた阿部は優秀選手賞を受賞した。

 優勝決定戦の大事な1番手、早大は全幅の信頼を寄せるエース阿部を送り込む。ここまでシングルス全勝と好調な相手に対して、阿部は圧巻の強さを発揮する。相手が勢いよく打ち込んでくるパワードライブを冷静にブロックでしのぎミスを誘い、甘いボールがくれば逃さずに回り込んでフォアの強打を叩き込む。ゲーム終盤の競り合った場面でも、百戦錬磨の阿部は冷静な卓球で勝負強さを見せて貫録のストレート勝ち。この試合のポイントとして自ら掲げていたチームに勢いをもたらす試合を体現し、しっかりと大役を果たした。先輩からバトンを受け取った笹尾は同学年のライバルとの対戦で苦戦を強いられるが最後はサーブからの3球目攻撃で強烈なフォアハンドを決め勝利。団体戦スコア2-0として一気にいきたいところだったが、強豪・中大も簡単には諦めない。続くダブルスでここまで全勝だった阿部・徳永美子女子主将(スポ4=福岡・希望が丘)組のプレーは相手にうまく対策され後手に回ってしまい、敗戦。試合の流れが相手に傾き一抹の不安が漂ったが、チームを救ったのは鎌田那美(スポ3=北海道・駒大苫小牧)だった。中大の4番手、森田彩音(3年)に対して鎌田は一度も勝利したことがなかったが、この日のプレーには自信がみなぎっていた。リーグ戦前半戦は納得のいくプレーができず、試合中に首をかしげて落ち込んだ表情が多かった鎌田。しかし、前日の日体大戦での快勝で自信を取り戻すと、森田との試合では早いピッチのラリー戦に必死に食らいつき、自分からコースを変えて攻めていく強気の卓球を見せた。ミスをして追い上げられてもベンチで応援する仲間を見て、大丈夫だと自分に言い聞かせるように頷き、下を向かずに戦った。最後まで強気で攻めきった鎌田は相手エースをゲームスコア3-1で退ける金星を挙げ、早大に貴重な1点をもたらした。これで完全に流れを掴んだ早大は5番手のダブルスでルーキーペアが躍動。見事なストレート勝ちを収め、10年ぶりの春季リーグ戦優勝を掴み取った。

チームを優勝に導く金星を挙げた鎌田

 優勝が決まると、満面の笑みを見せて喜び合う早大の選手たち。主将の徳永を中心としてチームで話し合いを重ね、春季リーグ戦で優勝するためにできることは全てやってきた。出場した選手がそろって感謝の思いを口にしたサポートメンバーの役割も大きかったことだろう。初めてのリーグ戦に臨むルーキーの実力を100パーセント発揮させるために全員で支え合い、最高のパフォーマンスを引き出してくれた。まさにチーム全員で掴み取った優勝だ。個人に焦点を当てると、やはり笹尾の貢献は計り知れないだろう。多彩な攻撃パターンからの強烈なフォアハンドや、新人離れした勝負強さを見せて接戦を確実に勝ち切った。「すべての大会でタイトルを獲得したい」と語るスーパールーキーの今後の活躍から目が離せない。

殊勲賞を受賞した笹尾

 春季リーグ戦の優勝を素直に喜びたいところだが、早大のことしの目標は『グランドスラム』達成であり、あくまでこの優勝は通過点だ。「もっともっと厳しくなる」(徳永)、「他大もかなり私たちのことを研究してくると思う」(阿部)と4年生は今後に向けて警戒を強める。今回の結果に満足することなくさらにレベルアップした姿を見せてくれることを期待したいところだ。

(記事 吉田寛人、写真 今山和々子、森迫雄介、涌井統矢)

結果

▽女子 第7戦

VS 中大 ◯4―1

○阿部愛莉3―0中澤紬

○笹尾明日香3―2梅村優香

●阿部愛莉・徳永美子組2―3秋田佳菜子・森田彩音組

○鎌田那美3―1森田彩音

○岩越帆香・笹尾明日香組3―0山本笙子・梅村優香組

コメント

徳永美子女子主将(スポ4=福岡・希望ヶ丘)

――優勝した今の気持ちは

今は素直に嬉しいです。秋(秋季リーグ)優勝して、新体制に変わって、色々やってきながら不安もあったので、優勝という結果に終われて良かったです。

――ダブルスでは落としてしまいましたが

勝率がいい相手ではなくて、一回一回対策を練って臨んでいるんですけど、前回効いたことが今回は最初から効かなくて。これからも当たる相手なので練習とか対策を徹底的にやっていかないとと思います。

――チーム全体としてきょうの試合で良かったところはありましたか

きょうというよりは春リーグ全体を通して、(きょねんよりも)人数が減ってしまっているんですけど、サポートの選手がすごくよく頑張ってくれて、応援もよく盛り上がっていけたので、最初から最後までを通してどんどん良いチームになっていけたかなと思います。

――主将という立場でこのリーグ戦苦労したことはありましたか

私たちの代になって、方向性を話し合ったりとか、どうやったら優勝できるかとかみんなで話し合ってきて、追われているけど向かっていくチームを作るっていうのを徹底しました。自分の試合でいえば、主将なんですけど、自分が出た試合は自覚を持ちながら、主将だからと固くはならずに、これまで通り試合をしようと考えています。

――プレッシャーはありましたか

最後のダブルスを落としてシングルスに入るときに、今までだったらすぐ切り替えられていたんですけど、主将というのは気にしないようにしようと思っていても、点を取っていきたいという思いはあって…。最後にすごく実感しました。

――今後の意気込みをお願いします

ことしはきょねん達成できなかったグランドスラムを達成したいという目標をみんなで立てていて、春リーグ優勝できて、まあでもここからスタートだと思っているので、インカレ(全日本大学総合選手権団体の部)、秋ともっともっと厳しくなるんですけど、チームとしてもっとレベルアップして個人戦でも成績を残せるようにしたいなと思っています。

阿部愛莉(スポ4=大阪・四天王寺)

――念願の春季リーグ戦優勝です、今の気持ちはいかがですか。

今は素直に嬉しいですね。

――ポイントに挙げていた前半の試合でしっかり勝ち切ることができました

相手も多分オーダー勝負してきたのかなとおもうんですけど、1番手でしっかり勝って1年生につなげてあげたかったので勝てて良かったです。

――最上級生ということで、プレー面以外でも意識するところはありましたか

去年と比べて、自分のことだけじゃなくてチーム全体のことを見なければいけないので、試合に集中しつつチームメイトの様子にも注意を払いながら戦っていました。

――今回のリーグ戦では1年生の頑張りがとても大きかったと思いますが

2人ともどんな場面で出ても自分の卓球を思い切ってやって相手に向かっていってくれたので、こちらからしても心強くて、1年生の活躍が力になりました。

――今後に向けて意気込みをお願いします

春リーグは優勝できたんですけど、その分他大もかなり私たちのことを研究してくると思うので、今回良かった部分は伸ばして悪かった部分は改善していけるように練習して、チームとしてレベルアップできるように頑張りたいと思います。

笹尾明日香(社1=神奈川・横浜隼人)

――関東春季リーグ戦(春季リーグ戦)優勝おめでとうございます。率直な感想は

4年生にとっては最後の春季リーグ戦で、3年間一度も春季リーグ優勝をしたことがなかったということだったので、どうしても4年生の方々に優勝をプレゼントしてあげたいと思っていたので、とても嬉しいです!先輩方は本当に良い方々なので、本当に嬉しいです。

――ご自身にとっては初めてのリーグ戦を戦い抜いたわけですが、独特な雰囲気を感じたりはしましたか

中高時代の時とは雰囲気含め違って、難しい部分はありましたが、サポートの方々に支えていただいて乗り切れました。

――個人としては全勝して、最終的に個人賞も3つ獲得しました

大学に入る前の目標が、『負けない』ということで、関東学生新人選手権でも勝っていて出だしはいいと思うので、このままの調子で勝ち続けていきたいです。

――これからも負けないために心がけたいことは

今後は相手がどんどん向かってくると思うので、受けて立つのではなく、自分も向かって行く立場を維持してやっていけたらと思います。

――今日のプレーを振り返っていかがですか

昨日はあまり良くなかったですが、試合後ワセダに戻って練習したおかげで、今日は非常に良い状態で試合に臨めたので良かったです。

――最後に今後の意気込みをお願いします

関東学生選手権や関東秋季リーグ戦、全日本学生選手権もありますし、団体としての目標はグランドスラム達成というのを全員で言っているのでそれを達成することと、個人としてはすべての大会でタイトルを獲得したいと思います。