ラグビー部

2018.05.27

ジュニア春季オープン戦 対慶大B 5月26日 慶大日吉グラウンド

後半に修正を図るが、及ばず敗戦

 早大Bチーム春シーズン2試合目が慶大・日吉グラウンドで行われた。相手は慶大B。「普通の練習試合とは違って、一人一人がワセダの部員としてプライドを持って戦わなければいけない試合」(SO武田誠太郎、社3=島根・石見智翠館)と語るように早大にとって負けてはいけない大事な試合だった。前半はセットプレーのミスや、反則から自陣に釘付けとなる。流れを変えたい早大Bはラインアウトを起点にしてFB水谷彰裕(商4=埼玉・早大本庄)がトライをするも、その後にトライを献上。5-14のビハインドで折り返す。後半はシーソーゲームとなるが、接戦をものに出来ず、26-36で惜敗した。

 早大Bボールのキックオフで試合の火蓋が切られる。序盤はマイボールスクラムをキープできず、自陣深くまで切り込まれ、ミスが許されない我慢の時間となる。劣勢の早大Bであったが、粘り強いディフェンスから慶大Bのミスを誘う。その後、マイボールラインアウトから攻撃を展開すると、水谷が走り抜け左隅にグラウンディング、5-0となった。このトライで流れを引き寄せたい早大Bであったが、慶大Bの猛攻とミスから反撃する機会を失い、連続トライを許してしまう。終始慶大Bペースのまま5-14で前半を折り返す。

俊足を生かし2トライ挙げた水谷

 後半はフロントローを総入れ替え。代わったメンバーが起用に応え、スクラムを安定させる。先制点は早大。テンポよく攻撃するとCTB松本悠汰(スポ3=大阪・天王寺)が抜け出し、WTB佐藤健(商4=東京・早大学院)に繋ぐ。そのまま左大外を走り切り、得点。12-14と詰め寄る。対する慶大もすぐさま反撃を開始。ここから壮絶な点の取り合いとなる。18分には連続攻撃からラックサイドの空いたスペースにこの日ゲームキャプテンのフランカー板垣悠太(基理4=東京・玉川学園)が走りこみ、インゴールをたたき割る。これでリードを奪った早大Bであったが、迎えた29分、一瞬の隙を突かれ、失トライ。この得点が試合の決勝点となってしまった。その後も1トライを加えられ、26-36で敗戦した。

積極的に抜け出すフリン

 「自分たちの強みで慶大と我慢比べして、上回って勝とうというふうに言っていたのでそこで負けたのが敗因」(板垣)と語るように今試合は我慢比べの試合展開だった。接戦を落としてしまったことは残念だが、春シーズンの時期にこのようなタフなゲームを経験出来たのはとても有益なことだろう。次戦の相手は立正大。今試合で出た課題を修正し、勝利を収めて欲しい。

(記事 小田真史、写真 石名遥、羽鳥晃雄)

ジュニア春季オープン戦
早大B スコア 慶大B
前半 後半 得点 前半 後半
21 14 22
26 合計 36
【得点】▽トライ 水谷2、佐藤健、板垣  ▽ゴール 武田誠(3G)
※得点者は早大のみ記載
早大メンバー
背番号 名前 学部学年 出身校
千野 健斗 人4 東京・成蹊
後半0分交代→16小澤
三隅 寛己 法4 東京・早実
後半0分交代→17尾島
黒田 瑛大 社2 埼玉・早大本庄
後半0分交代→18入谷
中野 幸英 文構3 東京・本郷
後半12分交代→19高吉
星谷 俊輔 スポ2 東京・国学院久我山
後半26分交代→21真田
永嶋 一光 スポ2 福岡・修猷館
後半22分交代→20岸野
近田 和 法4 東京・早実
◎板垣 悠太 基理4 東京・玉川学園
矢野 翼 スポ2 愛知・明和
後半0分交代→22増原
10 島本 雄太 創理2 神奈川・桐蔭学園
後半0分交代→23武田誠
11 佐藤 健 商4 東京・早大学院
後半16分交代→24宮内
12 フリン 勝音 スポ4 福岡・筑紫丘
後半22分交代→25吉田
13 松本 悠汰 スポ3 大阪・天王寺
後半12分交代→26田所
14 島田 雄大 商2 東京・早大学院
15 水谷 彰裕 商4 埼玉・早大本庄
リザーブ
16 小澤 祐仁 法4 東京・早大学院
17 尾島 拓樹 商4 東京・早実
18 入谷 怜 スポ4 神奈川・南山学園
19 高吉 将也td>

教2 神奈川・桐蔭学園
20 岸野 楓 教3 岐阜・岐阜聾
21 真田 慶太 社4 東京・早実
22 増原 龍之介 教3 広島・崇徳
23 武田 誠太郎 社3 島根・石見智翠館
24 宮内 隆貢 人2 東京・国学院久我山
25 吉田 重治 スポ4 富山・高岡第一
26 田所 賢汰 社2 東京・早大本庄
※◎はゲームキャプテン、監督は相良南海夫(平4政経卒=東京・早大学院)
コメント

NO・8板垣悠太ゲームキャプテン(基理4=東京・玉川学園)

――10点差での惜敗となりました

きょうの試合のテーマとして自分たちの強みで慶大と我慢比べして、上回って勝とうというふうに言っていたのでそこで負けたのが敗因だと思います。

――具体的にはどのような部分でしょうか

チームのスローガンである『Moving』で走り勝つというところだったり、1対1で負けないところです。

――1対1や運動量について個人としてはいかがでしたか

僕個人としては、1対1で前に出られたり、チームを下げてしまうシーンもあって、ゲームキャプテンとして自分が先頭に立って前に出続けないといけないと思うので、そこは課題として次につなげたいと思います。

――セットプレーで主導権を取れませんでした

新しいスクラムの組み方にチャレンジしていて、それが自分たちの形に合わない中でも途中で修正できずに、優位に立てなかったのは反省点かなと思います。

――後半にはトライを挙げましたね

あのトライは慶大が順目、順目に回ってくるのは分かっていたので、逆目の近場のスペースはずっと狙っていたスペースだったので、いい感じで入れたかなと思います。

――BチームのディフェンスはAチームと違い、ステイのディフェンスをしているのでしょうか

AチームもBチームもやることは変わらなくて、前に出ようとなっていたんですが出られなかったので、『Moving』の運動量の部分だったりでセットを早くして、前に出られるようにしないといけないなと思います。

――今後の試合ではどのような部分を強化していきたいですか

僕の強みとしてボール持って前に出ることが強みなので、そこをもっと伸ばして今はBチームですけどAチームで出られるようにアピールしていきたいと思います。

FB水谷彰裕(商4=埼玉・早大本庄)

――今回の試合でポイントとしていたところはどこですか

春シーズンは1週間ごとにチームとして課題を持ってやっていて。きょうはその1対1の部分で向こうに合わせないで我慢し続けるところと、1対1でひとりひとりが勝つというところを意識していきました。

――春シーズン、チームとして意識している前に出るディフェンスの部分は今回どうでしたか

前に出るディフェンスは、Aチームから下のチームまで結構引き続きできていて成果が出ていました。そこにプラスして、1対1のところを意識しました。

――そのポイントも含め、きょうの試合を振り返っていかがですか

前半のディフェンスの部分だったり、バックスリー中心にコミュニケーションを取れていた部分はあるんですけど、勝てなかったという結果がすべてだと思います。

――今回見つかった課題は

自分たちがいいプレーができていて流れに乗れているときに取りきれていない部分と、簡単にいうと精度の問題になってしまうんですけど、いいときのプレーを80分できないといけなくて。そこが原因で結果的には負けているので、精度の部分ですかね。

――きょうはトライを決めました

前半だったら板垣が抜けたところだったり、後半だと健が抜けたところだったり。バックスリーで求められていたことはトライを取り切ることだと思うので、トライを取れたという結果はいいんですけど、個人的にはミスも多かったので、なんとも言えないです。

――今後に向けて一言お願いします

きょうは負けてしまいましたけど、Bチームで勝つのが目標ではないので。4年生が多いというのもありますし、4年全体で勝てるように、チームとしても結果にこだわってやっていけたらなと思います。

SO武田誠太郎(社3=島根・石見智翠館)

――後半からの出場となりましたが、何を意識して臨みましたか

前半あまりエリアを取れていなかったので、後半しっかりエリアマネージメントの部分を意識して臨みました。

――キックをどのような意図で使いましたか

後半は向かい風でした。奥に蹴り込んでキック合戦になったらこっちが不利な状況になるので途中からハイボールのキックに切り替えてアタックしていました。

――試合を振り返って

最初の方はワセダのペースでアタック出来ていたのですが、結局相手にトライを取られてしまったシーンは自分達のミスからが原因でした。自分達のやらなければいけないこというのをやり続けることが出来ていればきょうの試合は勝てたと思います。

――良かった点としては何がありますか

最後トライは取れませんでしたが、長いフェーズを継続することが出来たこと。ディフェンスで簡単に抜かれてしまう部分はあったのですが、しっかりと粘り強く守れている時もあったので良かったと思います。

――悪かった点は何でしょうか

相手のディフェンスがしっかりと上がってくるのに対して自分達がまともに受けてしまった部分があったので、プレーをしている最中に自分達で修正していけなかったことが悪かった部分だと思います。

――次戦に向けて一言お願いします

やはり早慶、早明戦というのは普通の練習試合とは違って、一人一人がワセダの部員としてプライドを持って戦わなければいけない試合になってくると思うので、きょう出来なった部分を自分達のこだわりとして出さなければいけないということと、個人的には自分のミスで相手の流れを持っていかれてしまうようなものがあったので、もっと精度の部分にこだわってやっていきたいと思います。