野球部

2018.05.22

東京六大学春季リーグ戦 5月21日 神宮球場

ルーキーのサヨナラ適時打で明大から勝ち点奪取!/明大3回戦

明大3回戦
明 大
慶 大 1×
(慶)佐藤、髙橋亮、田中裕、○石井-郡司
◇(三塁打)小原(二塁打)柳町、植田清、内田

 1勝1敗で迎えた明大3回戦。昨秋最優秀防御率に輝いた今季初先発の佐藤宏樹(2年)が4回途中3失点と試合をつくることができなかったが、打線が6、7回と2度追い付く粘りを見せる。そして最終回、途中出場の渡部遼人(1年)がサヨナラ適時打を放ち勝利。勝ち点3同士の天王山を驚異的な勝負強さで制し、賜杯を大きく手繰り寄せた。

 慶大の先発は今季初先発となった佐藤。3回まで明大打線を無安打に抑える上々の立ち上がりを見せる。しかし4回、1死から四球と右前打で一、三塁のピンチを招くと、ここで迎えたのは現在、打点、本塁打共にリーグトップの越智達矢(4年)。3球で追い込んだが、4球目の143キロの直球を右翼線フェアゾーンぎりぎりに運ばれ、これで2人が生還。続く森下智之(4年)にも左翼線適時二塁打を浴び、佐藤はここで降板となった。代わった髙橋亮吾(3年)が後続を断ち、追加点は許さなかった。反撃したい打線は5回、1死から小原和樹(3年)がこの試合、チーム初の長打となるフェンス直撃の中越え三塁打を放ち好機を演出。続く河合大樹主将(4年)も一、二塁間を抜く右前打を放ち、一、三塁と好機を広げる。ここで3番・柳町達(3年)が左越え二塁打を放つったが、一塁から一気に本塁を狙った河合が間一髪タッチアウト。その後、4番・郡司裕也(3年)の左前適時打と内田蓮副将(4年)の遊ゴロの間に2点を返したものの、主導権を握れないまま、中盤を迎えた。

適時打を浴びた佐藤。悔しさの残るマウンドとなった

 6回表、3番手の田中裕貴(4年)が四球で走者を出しながらも無失点で抑えると、その裏、先頭の嶋田翔(2年)が中前打で出塁。その後、犠打で1死二塁とすると、ここで代打・植田清太(4年)が右中間を真っ二つに割る適時二塁打を放ち同点。しかし、7回表この回から登板した石井雄也(3年)が1死から吉田有輝主将(4年)に適時二塁打を浴び、再び勝ち越しを許してしまう。またしても追うかたちとなったが、その裏、打線は四球と連打で無死満塁の絶好機をつくる。1死後、遊ゴロの1点のみに抑えられ、勝ち越しとはならなかったが、粘りを見せ、流れを引き寄せた。8、9回は続投した石井が走者を出しながらも抑え、最後の攻撃につなげた。9回裏、先頭の内田が中越え二塁打でサヨナラの走者が出塁すると、2死後、代走から途中出場したルーキー渡部が値千金の右前サヨナラ適時打を放ち、シーソーゲームに決着をつけた。

殊勲の一打を放った渡部をねぎらう慶大ナイン

 控え選手2人が適時打を放つなど、きょうも選手層の厚さを見せつけた慶大。おとといのサヨナラ勝ちに続き、いいかたちで勝利を収めたことで、チームの勢いはさらに増したに違いない。2週間後に控えるのは宿命の好敵手・早大との一戦。豊富な投手陣、厚みのある打線を武器に、完全優勝へ向け歩みを進める。

(記事 岡田静穂、写真 皆川真仁)

関連記事

好守に阻まれ完封負け。天王山の決着は3回戦へ/明大2回戦

郡司が決めた!驚異の粘り勝ちで優勝に王手/明大1回戦