ソフトボール部

2018.05.21

第64回全日本大学選手権東京都二次予選 5月19日 埼玉・大類ソフトボールパーク

学習院大、帝京大に大勝!さあ、インカレへ!!

全日本大学選手権東京都二次予選
早 大    
学習院大    
(5回コールド) 投手…○杖子-実重 ◇(二塁打)実重、鳥岡 ◇(本塁打)丹野、実重、川上、石井、前多
全日本大学選手権東京都二次予選
帝京大      
早 大       14
(4回コールド) 投手…○杖子、山内-実重 ◇(二塁打)川上 ◇(三塁打)丹野 ◇(本塁打)前多、鳥岡、実重

 初戦、2回戦と2試合勝ち抜けば、全日本大学選手権(インカレ)への出場権を獲得することができる全日本大学選手権東京都二次予選(二次予選)。早大にとっては、格下が相手の2試合であったが、インカレ出場権を懸けた攻防に油断は許されない。

 二次予選初戦の相手は学習院大。リーグ戦2部という格下相手であるだけに、難なく勝利を手にしたいものだ。ところが初回、先発の杖子量哉(スポ4=岡山・新見)がつかまる。先頭打者にいきなり四球を与えると、3番打者に先制となる左中間への適時二塁打を浴びる。さらにこの後、失策が絡みもう1点を許した。しかし早大も黙っていない。直後の2回、2死一塁の場面で7番・実重僚佑(人4=高卒認定)が外野フェンス直撃の適時二塁打を放ち1点を返し、反撃ののろしを上げた。3回は無得点に終わったものの、4回は早大にとってビッグイニングとなった。この回先頭の丹野太郎(スポ3=兵庫・滝川学園)が中堅手の頭上を越える本塁打を放ち同点に追い付くと、その後も一発攻勢を仕掛ける。実重の3点本塁打、さらには川上卓也(スポ3=岡山・新見)と石井智尋(スポ2=千葉敬愛)の2者連続本塁打が飛び出し7得点を奪った。完全に早大が試合の主導権を握った。5回にも前多悠登(人4=東京・小山台)が本塁打を放つなど、2部相手に力の差を見せつけた。また杖子も立ち直り、2回以降学習院大打線を被安打わずか1に抑え5回には3者連続三振の快投を見せた。大会規定により5回コールド。早大は、インカレを懸けた負けられない戦いで白星発進した。

丹野の一発で同点に追い付き、ここから大量得点を奪った

 午後に行われた、勝てばインカレ出場が決まる2回戦。勝負の相手は帝京大。初戦とは異なり、初回から安心した試合運びとなった。1回の守りをゼロに抑えその裏、相手の失策や四球が絡み1死満塁の好機をつくると、前多に満塁本塁打が飛び出し4点を先制。続く2回も丹野の3点適時三塁打、鳥岡健主将(スポ4=岡山・高梁)の2点本塁打、さらにはこの日スターティングメンバーに抜てきされた織部雅之(スポ3=宮崎南)にも適時打が出るなど、打者一巡の猛攻で8点を追加した。3回には実重の2点本塁打でダメ押しに成功。気が付けば大量14得点を奪っていた。投手陣も杖子と山内壮起(スポ2=千葉・成田国際)の完封リレーで帝京大打線を封じ込めた。4回コールドで勝利を収めた早大は、見事インカレへの切符を手にした。

初回に満塁本塁打を放つ前多

 何とか二次予選でインカレへの道を切り開いた早大。春季リーグ戦での出場権獲得を逃し、遠回りをしたが、結果的にインカレへの出場を決められたことは喜ばしい。それでも鳥岡主将は、「『打線対ピッチャー』というかたちを作れるように」と課題を挙げ、兜の緒を締めた。打線のつながり、決定力に精彩を欠き、苦しんだ春。インカレという大舞台で勝ち抜くためには、課題克服は急務である。夏に向けてチーム内の競争は激化する。競争を経てひと回り大きく、そして強くなったワセダが今夏、台風の目となるだろう。

(記事 石﨑開、写真 守屋郁宏)

コメント

鳥岡健主将(スポ4=岡山・高梁)

――インカレ出場権を獲得しました。まずは結果について感想を聞かせてください

今日はまずは勝つことが大事だったので、自分たちがしっかり勝ち切るというところを一番の目標にしてやろうと言っていました。本当に勝てたことは良かったと思います。

――試合内容に関しては課題も残ったように思います。1試合目に関してはいかがですか

初回に先制されてばたばたしてしまいました。それをプレッシャーのかかったトーナメント1回戦の難しさと捉えるのか、自分たちの未熟さと捉えるのかということだと思うんですけど、そこは自分たちの未熟さが出て、ああいう展開にしてしまったということだと思います。その後に盛り返すことはできたんですけど、やっぱり大いに反省しないといけないかなと思います。

――その点で、2試合目の方が思い通りの入りをできたのではないですか

そうですね。でも、初回に点を取って、色んな人も出ながら中押し、ダメ押しということはできたとは思うんですけど、例えば初回の攻撃で4点を取った後に1アウトからフライ、フライで攻撃が切れていたりするので、細かいところをチェックしていくとまだまだかなと思います。

――二次予選を戦ってのインカレ出場になりましたが、回り道をしたからこそ感じたこと、得たものもあったのではないですか

こういう状況になってしまったのは、4年生を中心とした幹部の責任だと思っています。でも、逆に負けたら終わりという緊張感を夏前に味わえたということをプラスに捉えて、回り道かもしれないですけど、「リーグ戦で中央に負けたところから自分たちが変わることができて、最後日本一になれたよね」と思えるようにしっかりやっていければと思います。、

――目標としていた夏が近付いてきています。現状、足りない部分はどこにありますか

やっぱり打線かなと思います。守備は杖子(杖子量哉、スポ4=岡山・新見)がしっかり投げてくれて、野手も少しずつではありますけど上がってきていて、かたちは見えていると思います。あとは打線がどういうふうに機能していくのかということで、まだ『一人一人のバッター対ピッチャーの勝負』という感じに少しなっているので、『打線対ピッチャー』というかたちを作れるように、ということが課題かなと思います。

――今後はまず東日本選手権を目指すことになると思いますが

東日本までまだあと2カ月あるので、とにかくチームのかたちをつくっていくということだと思います。この2カ月はまた競争して、東日本で1回ピークを持っていって、しっかり結果を残せるようにしたいですし、インカレにつながる大会にできるようにやっていきたいと思います。

実重僚右(人4=高卒認定)

――全日本大学選手権(インカレ)への出場が決定しました。これについてお気持ちを聞かせてください

純粋にすごく嬉しいです。あとは嬉しさもあり、ほっとしたというか、そっちの気持ちも強いかなと思います。

――春季リーグ戦(東京都大学連盟春季リーグ戦)は4位ということで、春季リーグ戦でインカレ出場権を獲得することができませんでした。これについて思うところはありましたか

そうですね、目標としていた日体(日体大)、国士(国士舘大)と対戦する前に負けた試合があったということで、そこに悔しさがありましたね。自分たちが冬に目指してきたことが形にならなかったので、悔しさが残るシーズンでした。

――実重選手は先週も本塁打を放つなど、打撃の調子が良いように思われます。ご自身ではどのように思っていますか

リーグ戦(春季リーグ戦)の間はなかなか調子が上がらなくて、前多悠登(人4=東京・小山台)や鳥岡(健主将、スポ4=岡山・高梁)からどういう風に打席に立てば良いか言われていました。また下級生にもアドバイスをもらったりしていたので、その中で教わったことを形にしていこうと思ってやっています。

――適時打を放った学習院大戦の第1打席、打席に入る前にその鳥岡主将からアドバイスをもらっていましたが、どのような言葉だったのでしょうか

「ボールがはっきりしているから、自分が打つボールを迷わず振り抜け」と言われました。

――きょう先発の杖子投手(量哉、スポ4=岡山・新見)は立ち上がり少し不安定でしたが、球を受けていてどのように感じていましたか

そうですね、杖子は調子が悪いというか指をちょっと痛めていたこととかあったので、本人とどれくらいの力で投げていいか分からない状態からのスタートだったと思います。そこは一つしょうがない部分ではあるのかなと思います。

――指を痛めたというのは、練習中のことでしょうか

どうしても杖子は投げ続けているので、疲労はだいぶ溜まっているのかなと思います。

――今後は東日本大学選手権、そして全日本大学選手権と続いていきます。これについての意気込みをお願いします

ここからまたチームでは競争ということになっていきます。次の試合、次の大会に誰が出るのか分からなくなってくると思うので、自分がここでまたチームを引っ張っていけるように頑張りたいと思います。