軟式庭球部

2018.05.15

5月12・13日 千葉・白子町中里サニーテニスコート

チームでつかんだ完全優勝!王座への切符を手にする

 昨年から出場している選手にルーキーの高倉和毅(社1=東京・早実)が加わり、盤石の態勢で今大会を迎えた男子部。接戦となる場面も見られたが、王者としての貫禄を見せ見事完全優勝を果たした。

 大会一日目、早大は中大、法大に圧倒的な強さを見せつけ勝利を飾ると、第3戦で日体大と対戦。昨年の関東学生秋季リーグ戦(秋リーグ)、対日体大戦では全ペア勝利を収めていたが、今大会は手に汗握る接戦となった。1番の内本隆文(スポ3=大阪・上宮)・田口将(社4=宮城・東北)組がゲームカウント5−1と相手に付け入る隙を与えない強さで幸先良く白星を挙げる。二人の活躍によりチームに勢いがもたらされたと思われたが、2番に登場した船水颯人主将(スポ4=宮城・東北)・上松俊貴(スポ2=岡山理大付)組が自らのミスも響き、3−5でまさかの敗戦。絶対的大黒柱が喫してしまった中でも、下級生が奮闘する。3番のシングルスを任されたルーキー・高倉(社1=東京・早実)。「厳しい状況だったからこそ焦りよりやる気が出た」と振り返ったように、ゲームカウント2−1で迎えた第4ゲームでは白熱したラリー戦を展開する。執念でボールに食らいつき、両者一歩も譲らないラリー戦をものにした。高倉が4−2で相手を下し、勝利に王手をかけると、4番には長尾景陽(社3=岡山理大付)・松本倫旺(スポ3=熊本・済々黌)が登場。日体大ペアが繰り出すカットサーブに苦戦し、浮いた球をボレーやスマッシュで決められてしまう。日体大がサーブのゲームは全て落としてしまい、シーソーゲームを展開。勝負の行方はファイナルまでもつれ込んだ。ファイナルでは相手のサーブにも慣れ始め、松本のボレーと長尾の力強いストロークが冴えわたる。白子独特の強風にも動じない対応力を発揮し、最後は7−2という大差で勝利。「(日体大との接戦を)自信にしたい」と松本は振り返り、最高のかたちで二日目の試合につなげた。

シングルスで活躍した高倉

 2日目初戦の国学院大を0で抑え、迎えた大一番の明大戦。一番の内本・田口組がいい流れを作る。序盤、相手に2ゲームを献上するが「最初に2ゲームをとられたのが、自分からしたら開き直ってテニスができた」と内本。そこからボールが厳しいコースへと決まり始め、相手は手をつけることができない。後手に回った相手に対し、田口も積極的にポーチに出るなどして攻撃の手を緩めず逆転の5−3で勝利し、チームに勢いをもたらした。続いて登場した船水・上松組は大接戦となる。4−2と先に王手をかけるも、「サーブが入らなかったのでファイナルまでいってしまった」(船水)とセカンドサーブを相手後衛に攻められ、その後の2ゲームを落としてしまう。完全に明治に流れを持っていかれたかのように思われたが、ファイナルでは雰囲気に飲み込まれることなく、上松が好機を逃さずボレーを次々と決めていきファイナルカウント8−6と勝ち切って見せた。シングルスのルーキー対決では高倉が北本達己(明大)に敗れたものの、残りダブルス2組は安定したプレーで白星を挙げ明大に勝利。関東学生春季リーグ戦を完全優勝で飾った。

接戦の日体大戦を制した長尾・松本組

 今大会を一位で通過し、全日本大学王座決定戦(王座)の出場権を手にすることができた。王座では今回接戦を強いられた明大に加え、関西の大学や韓国・中華台北などの海外の強豪も集う。連覇している早大にとって向かってくる相手に苦戦する場面もあるかもしれないが、船水主将を筆頭としチーム一丸となって優勝を目指す。

(記事 中澤紅里・栗林桜子 写真 松本一葉)

結果

1位

▽第1戦
◯早大 5-0 中大
◯内本・田口 5-3 丸山・中島
◯船水・上松 5-1 掛川・阿部
◯高倉和毅 4−2 宮崎悠登
◯長尾・松本 5-1 森本・藤井
◯安藤・内田 5-2 林・伊藤

第2戦
◯早大 4-1法大
◯内本・田口 5-3 前川・川嶋
◯船水・上松 5-2 稲葉・田中
●高倉和毅 1−4 下平健三郎
◯長尾・松本 5-0 土佐・渡邉
◯安藤・内田 5-1 近藤・桐谷

第3戦
◯早大 4-1 日体大
◯内本・田口 5-1 溝端・山本
●船水・上松 3-5 川崎・川上
◯高倉和毅 4−2 永井宏典
◯長尾・松本 5-4 橋本・星野
◯安藤・内田 5-2 原口・三木

第4戦
◯早大 5-0 国学院大
◯内本・田口 5-2 濱野・三輪
◯船水・上松 5-2 井上・佐藤
◯高倉和毅 4−1 谷岡凌太朗
◯長尾・松本 5-2 小出・藤木
◯安藤・内田 5-0 新沼・廣富

第5戦
◯早大 4-1 明大
◯内本・田口 5-3 本倉・丸山
◯船水・上松 5-4 中平・米澤
●高倉和毅 2−4 北本達己
◯長尾・松本 5-3 立木・根本
◯安藤・内田 5-1 丸岡・金子

コメント

▽1日目

長尾景陽(社3=岡山理大付)・松本倫旺(スポ3=熊本・済々黌)組

 

――日体大戦はどのような気持ちで臨まれましたか

 

松本僕たちの大将が負けたというので動揺が流れてしまって、ここで5番勝負になってしまうと雰囲気的にも焦りが出てしまうと思ったので、僕たちで勝負を決めてしまおうという思いでいました。

長尾結構前のリーグ戦とかであとの5番勝負とかで、4番目で負けてしまってからあとに託してしまうことが多かったので、何としてでもここで試合を決めようという気持ちで試合に臨みました。

――試合を振り返ってみていかがですか

 

松本相手がダブルフォワードだったんですけど、僕たちがあまりそういうタイプの攻め方をするペアが得意ではなかったので、ちょっと苦手意識があったんですけど、その中でも自分たちができることを話し合ってやれたので、それが勝利につながったと思います。

長尾ダブルフォワードでくるっていうのはわかっていたので、とりあえず強気で攻めていこうと思いました。

――相手のカットサーブに苦戦していた印象がありますが

長尾カットサーブの精度も良くて、それで浮いてしまったボールをボレーで展開されたりして相手が工夫してきたので、相手が一方的にならないように考えてはいましたね。

――それに対してどのような対策を立てていましたか

 

松本どっち側の相手を主に攻めるのかとか、シュート主体にするのかロブ主体にするのかを考えたりしました。対策が細かすぎると共有しきてないので、大雑把に二人で把握できる程度の決定事項を話し合っていました。

――ロブ主体にするのかシュート主体にするのかは、何の状況に合わせて変えていたのですか

 

松本風が強かったので、それに合わせていました。風下からはロブが入りやすくなったり、風上はアウトしやすくなってしまうのでシュート主体にしたりしていました。

――一日目の反省点をどのように二日目に生かしたいですか

 

松本きょうの日体大戦は競ったと思うんですけどまだ二日目に国学院大と明大っていう強豪校がいるので、きょうの接戦を制することができたというのをプラスに考えて自信にしたいです

長尾きょう、攻めの姿勢を貫けたのであすも強気でガンガン攻めていきたいと思います。

高倉和毅(社1=東京・早実)

――六大学リーグに引き続いてのレギュラー入りとなりましたが、緊張はありましたか

リーグってなると、他の大学とかも意気込みっていうか臨み方が違ったので、その中で早大の代表として出るってなるとやっぱりプレッシャーだったりとか、まあ1年生だったんですけど、それでも責任とかプレッシャーはあったので、緊張はありましたね。

――シングルスでの出場は前々から決まっていたのですか

そうですね、ぼくはダブルスが結構苦手で、シングルスではたまに勝つことがあったので。シングルスで入るかもしれないっていうのは颯人さん(船水、スポ4=宮城・東北)から聞いてました。

――オーダーはいつ頃決まったのですか

この間の日曜日とかにいろいろ練習を見て決めたんだと思うんですけど、颯人さんも悩んでました。

――来週行われる全日本シングルス選手権を意識していた部分はありましたか

全日本シングルス近いってこともあったんですけど、あんまり気にする余裕はなかったですね(笑)。やっぱりリーグで頑張ろうっていう気持ちが強かったです。全日本シングルスに目標を置いてるっていうよりかはリーグに向けて調整してたって感じですね。

――きょうの試合を振り返りたいのですが、まず1回戦の中大戦を振り返っていかがですか

ぼくの周りのダブルスの方たちがやっぱり本当に安定していて強かったので、ぼくが負けてもいいっていう状況だったんですけど、でもやっぱり1年だからとかそういうのではなくて、ぼくも勝っていかなきゃいけないんじゃないかなっていう気持ちで。初戦だからっていうのもあったんですけど1年生だからっていう言い訳なしに勝てたのでよかったです。

――2試合目の法大戦は敗れてしまいましたが、自分のペースをつかむのは難しかったですか

そうですね、シングルスってなると自分がうまくいかないってときに助けてくれるペアがいないので、やはり自分でどうにかするしかないってなったときに相手にいいようにやられてしまうと負けてしまうのかなって。やっぱり大学の人はみんなスペックが高いのでそこについていけるように頑張らなきゃな、というのを感じました。

――第3試合は熱戦となりました

そうですね(笑)。2回戦が、やっぱりいつもは颯人さんが安定して勝ってたので、勝つことが当たり前って思われてた中でああいうことになってしまったんですけど、ぼくも逆にスイッチが入ったというか、厳しい状況になったからこそ焦りっていうかやる気の方がでてきて、頑張ろうって思えたときに勝ててよかったです。

――声援はいかがでしたか

キャプテンの方々が負けた後ってなって、みんなもやばいんじゃないかってなって、そこで1年のぼくだったんでそれで応援してくれたっていうのもあると思いますし、本当に心強かったです。

――長い試合となりましたが体力的にはいかがでしたか

3試合しかなかったって思えばそれだけだし、それでも団体としてのプレッシャーとかの中での厳しさとかはあったんですけど、疲れとかはあんまり気にはなってなかったです。

――あすも出場されますか

決定かどうかはまだ全然(決まってません)。まだオーダーもわからないので。出場できたら頑張ろうと思います。

――あす出場するとしたら、きょうを終えて改善したいところなどはありますか

結構ミスらないように、ミスらないようにってプレーしちゃう癖とかあって。そういうときに勝ち切れるようにしたいです。

――最後に、話は変わるのですが来週の全日本シングルスに向けて。昨年はベスト8に輝きましたが、今年の目標をお願いします

きょねんは高校3年ってことで本当に年上しかいなかったので、向かっていくことが常にできていた状態だったんですけど、やっぱり結果が残って、今年どうなるのかっていうのを周りに見られると、また難しいところはあると思うので。もちろん結果は残したいんですけど、頑張れる程度に頑張りたいです。

▽2日目

船水颯人主将(スポ4=宮城・東北)

――今大会でのチームの意識はどうでしたか

やはり1、2試合目とかはチームとして本気になれてないところはありました。昨日3戦目で僕が負けてしまったのですが、チームが危機感を感じてくれたのかわからないですけど、そこからしっかりとしてくれました。それが最終戦だったので、危ない試合も多かったですけど、無事勝っていい形で1日目を終えることができてよかったです。

――その敗戦してしまった中大戦を振り返っていただきたいです

ちょっと後手に回ってしまったというか、相手のプレーもよかったですね。なんとか跳ね返そうと思ったんですけど序盤リードされてスタートしたので、取り返しがつかなくなっていました。でもリーグ戦なので、団体戦でやってるわけだから他のみんなが頑張ってくれました。

――明大戦では4−2と王手をかけるもファイナルへと持ち込まれました

何回も何回もやっている相手なので、同じことをやっていては勝てない相手なのはわかっていました。最初のゲームの組み立てとかもいつもと違う感じにしたので。後半になってマッチでサーブ入ってたら勝ってたかも知れないですけど僕のサーブが入らなかったのでファイナルまでいってしまいました。最後上松が頑張ってくれて助かりました。

――王座の出場が決まりましたが、チームとして改善していくことはありますか

明大もそうですけど、関西の方の大学も強くなってきています。僕が一番そうですけど、一度守りに入ると、相手応援の勢いなどもあって攻めに転じるのが難しい展開になることが多いです。チームはもちろんですけど、まずは僕が先陣を切って後手に回らず先手先手のプレーをして、チームに流れを作りたいです。

――個人の話になりますが、来週に全日本シングルス選手権が控えています

地元ですし、勝ち上がれれば兄と準決勝で当たるので、地元のみなさんもそこを一番楽しみにしていると思います。地元の皆さんに少しでもいいプレーが見せられたらなと思います。

内本隆文(スポ3=大阪・上宮)

――今大会に臨むにあたっての意気込みを教えてください

3年生で上級生になって、インカレに向けての自覚が強くなってきました。インカレでどうしたら勝てるかを意識しながらこの大会に臨みました。

――明治戦を振り返っていただきたいです

最初に2ゲームをとられたのが、自分からしたら開き直ってテニスできたのでよかたです。

――いつもあたってる相手ですが何か意識したことはありますか

あまり気にしないように意識しながらやりました。

――次は全日本大学王座決定戦、きょうの反省で活かすことはありますか

先ずは出れるように頑張りたいです。あとは体育館になるとゆるい展開になるのでボールを深く狙ったりとかそういった細かい部分をきっちりしていかないと勝てないので、そういった細かい部分を練習していきたいです。