バレーボール部

2018.05.15

春季関東大学リーグ戦 5月13日 神奈川・青学大相模原キャンパス

遠い遠い1勝 悔しさにじむ国士舘大戦

 春季関東大学リーグ戦(春季リーグ戦)も残り3戦と大詰めを迎えた。未だ勝ち星に恵まれない早大が対するは、昨年の春季リーグ戦で共に1部リーグ昇格を果たした国士舘大だ。何とか1勝が欲しい早大は、森佳央理(スポ4=群馬・高崎女)を中心とした攻撃、斎藤友里(社1=千葉・敬愛学園)のブロックなどで得点を奪うも要所でのミスが重なり、セットカウント0−3(17−25、23−25、20−25)で連日のストレート負け。1部での勝利はまたも遠かった。

 この試合も序盤に崩れる。レセプションが乱れ、なかなか自分たちの攻撃の形を作ることができない。1回でサイドアウトを取ることができず、徐々に点差が離れていく。「3年生の力を借りたい」そう馬場泰光監督(平8人卒=京都・洛南)が述べるように、反撃に移りたい早大は飯田友美(商3=長野・諏訪清陵)を投入する。馬場監督の期待通り、飯田の安定したレシーブが好循環をもたらし、3連続得点を奪う。しかし、いい流れを自分たちで切ってしまうのが今の早大が抱える大きな課題である。この場面でサーブミスが出てしまい、再び国士舘大に連続失点を喫し、このセットを落とす。

成長著しい斎藤友里

 「流れは悪くない」馬場監督の声を背に選手は第2セットへ臨む。その言葉通り、点差をつけられることが多かった立ち上がりだが、このセットはリードを奪う。森がコートを縦横無尽に駆け巡りディフェンスを崩すと、富澤結花(スポ3=東京・文京学院大女)が痛烈なスパイクを打ち込む。ダブルエースが躍動する理想的な展開で試合は進む。失点時には一発で決められてしまうことが多かった早大だが、中盤にはディグが上がり始めるなど、持ち前の「粘り」も発揮し、国士舘大を凌駕する勢いを見せる。しかし、あと数点が遠い。拮抗(きっこう)した展開で迎えた20点以降のプレーで精彩を欠く。手中にあったセット奪取を自ら手放す。第3セットでも早大は一切引けを取らない。斎藤のブロックでこのセット開始の号砲を鳴らすと、その後も上がったボールを必死につなぐ。連続得点を奪われた後に連続得点を奪い返すなど勝ちへの執念がプレーに表れる。だが、このセットでもあと一歩のところでミスが生まれ、好機を生かせないまま試合終了を迎えた。

安定感を増している植松知里

 決して実力で劣っているわけではない。ここという時の集中力、取りきる力が生まれれば、どの相手でも勝機はある。個々のプレーの精度も試合を経るごとに高まっており、植松知里(文構2=香川・高松第一)のトスワーク、斎藤のネット際でのプレーなど今後の成長を一層楽しみにさせるプレーも目立つ。成長止まない早大女子バレーボール部。勝利だけを求め、春季リーグ戦最終週へ邁進(まいしん)する。

(記事、写真 遠藤伶  )

セットカウント
早大 17-25
23-25
20-25

国士舘大
スタメン
レフト 森佳央理(スポ4=群馬・高崎女)
レフト 富澤結花(スポ3=東京・文京学院大女)
センター 吉内文(スポ2=山口)
センター 斎藤友里(スポ1=千葉・敬愛学園)
ライト 井上裕利恵(スポ2=岡山・就実)
セッター 植松知里(文構2=香川・高松第一)
リベロ 河治えみり(社2=北海道・旭川実業)
コメント

馬場泰光監督(平8人卒=京都・洛南)

――きょうの試合の振り返っていただけますか

言葉が見つからないんですけど、ここ一番っていう時の取りきる力が足りないなっていうのを感じました。

――2、3セット目など試合がない期間練習してきたつなぎがよく上がって、相手のミスを誘えていたと思います

つながってはいるんですけど、それを最後の3本目を打ち切るっていうところまでいけてませんし、そこはまだまだできていないですね。

――飯田選手や利根川選手といったこれまで出場機会があまりなかった選手の起用も見られました

4年生と3年生とこの1週間の中で話しをしてきて、どういう選手起用が望ましいのかであったりと色々コミュニケーションを取ってきました。その中で3年生の力を借りたいという話しも出ましたので、今回起用し、いい働きをしてくれたと思います。

――斎藤選手のブロックが決まるなど、守備は徐々に理想の形へとなってきていると思いますが

そこは個人プレーの部分なので、きょう発揮できたことはすごく嬉しい結果です。しかし、チームとして20点以降にネットタッチだったり、サーブミスであったりと25点取りきるっていう点では課題が残りましたので、個人のいいところは良しとして、チーム力の向上につながるような個人の力の発揮を課題として最終週戦いたいと思います。

――次の試合への意気込みをお願いします

やることは変わらないので、相手の対策どうこうっていうよりかは、自分たちのできること、それをシンプルに考えてやりましょうということをきのう、きょうと言ってきていますので、それを来週も継続かなと思っています。

斎藤友里(社1=千葉・敬愛学園)

――きょうの試合を振り返っていただけますか

きょうの時点で残り3戦でなかなか勝ちにつながらない試合が続いていて、きょうこそはという想いで臨みましたが、いい流れの時に自分たちのミスでその流れを切ってしまった試合でした。

――強みである粘りが出ている時と出ていない時で良し悪しがはっきりした試合だったと思います

自分たちの強みとしている粘りのバレーができている時は、1部の相手に対してもいいバレーができていると思うんですけど、自分たちの理想としていることができなくなってしまうと、流れが悪くなってしまっています。

――ブロックが決まるなど、試合を経るごとに動きがよくなっている印象がありますが

きょうはここまでの試合の中で1番自分の頑張ろうと思っているブロックがいい形で決まりました。そこに関してはブロックが決まるとチームの雰囲気もよくなるので、チームに貢献できたかなと思います。

――今のチームの課題はどのあたりだと思いますか

いい流れの時に自分たちがミスをしてしまう、そのミスの内容もしょうがないミスじゃなくって、自分たちから出してはいけないミスなので、そこを改善していければまた違った流れになるんじゃないかと思います。

――来週に向けての意気込みをお願いします

もう入れ替え戦は決まってしまっていると思うんですけど、その中でしっかり2勝をもぎ取って、入れ替え戦でも勝ち1部に残るんだという意思をもってやりたいと思います。