バレーボール部

2018.05.14

春季関東大学リーグ戦 5月13日 神奈川・日体大健志台キャンパス米本記念館

日体大に勝利し、2季連続リーグ戦優勝を決める!

 きょうの相手は日体大。昨年の秋季関東大学リーグ戦(秋季リーグ戦)でも苦戦した強敵だ。しかし、きのうの硬さを感じさせないプレーを見せ、第1、2セットを先取。第3セットは日体大のメンバー交代に対応できず落とすものの、第4セットは競り合う展開でピンチサーバーとしてコートに送り出された宮下諒大(社4=東京・早実)のサービスエースで完全に早大に流れを引き寄せた。セットカウント3-1(25-19、25-19、20-25、25-22)で勝利し、来週行われる最終戦を待たずして2季連続のリーグ戦優勝を決めた。

 第1セットから早大の高い攻撃力が光った。黒鷲旗全日本男女選抜以来スパイクの調子を上げている鵜野幸也(スポ4=東京・早実)が際どいインナーにクロススパイクを打ち込むと、今度は相手のブロックに当ててボールを弾き飛ばし、攻撃の幅広さを日体大相手に見せつける。きのうは何本かブロックポイントを相手に献上してしまった宮浦健人(スポ2=熊本・鎮西)も相手レシーバーの間に叩きつける速いスパイクで活躍を見せた。要所でのブロックポイントもきっちり取り、第1セットは村山豪(スポ2=東京・駿台学園)、第2セットは藤中優斗主将(スポ4=山口・宇部商)と宮浦のサーブで連続得点。特に第2セットの24点目は、小林光輝副将(スポ4=長野・創造学園)がコートの端から端までに渡る非常に長い距離のトスを上げ、藤中がノーブロックの状態でスパイクを相手コートに打ち込み、大いに盛り上がった。第1、2セット共に20点を相手に取らせない強固なバレーでセットを連取し、きのうの悪い流れを払拭した。

際どいコースにスパイクを打つ鵜野

 第3セットは日体大の粘り強さに苦しむセットとなった。サーブで乱され、スパイクを拾われ、切り返される、というまさに早大のやりたいプレーを全て相手にやられてしまう。終盤で2連続のアタックライン踏み越しという痛恨のミスなども影響し、結局5点差をつけられてこのセットを落とすこととなった。迎えた第4セット。第1、2セット同様に早大がリードする展開を続けていくものの、日体大もなかなかボールを落とさない。両チームの選手が走り回ってボールを追いかける姿に、大きな歓声が響いた。このままセットを取るかと思われたものの、試合終盤で連続得点を許してしまう。22-22とついに同点まで追いつかれてしまった。なんとかサイドアウトをもぎ取り、23-22。この場面でサーブを打つのは、春季リーグ戦を通して流れを変えるサーブを何度も打ってきた宮下。メンバー交代する鵜野とハイタッチを交わして、声をかけながらコートに入る。いつものルーティンから、コートの左奥へとフローターサーブを放った。そのボールは相手選手の腕を弾いて、そのままコートの端に落ちた。文句なしのサービスエース。この日1番の大歓声が会場を包み込んだ。選手たちも肩を抱き合って喜びを爆発させた。その興奮冷めやらぬままに25点目も獲得し、勝利。3-1で勝利したことで、筑波大と中大との試合を待たずに優勝を決めた。

宮下のサービスエースに喜ぶ選手たち

 「個の力を高めること」を目標に掲げた早大バレー部の春季リーグ戦も、残りはあと1試合。春季リーグ戦での順位は6月下旬から開催される東日本大学選手権(東日本インカレ)のトーナメント上も非常に重要なものとなってくる。きょうの勝利でついに優勝を決めたものの、選手たちは全日本大学選手権(全日本インカレ)の連覇が目標だと口にし、決してその表情は緩まない。集大成として、来週の筑波大戦に勝利して有終の美を飾りたい。

(記事 松谷果林、写真 杉山睦美、斉藤俊幸)

セットカウント
早大 25-19
25-19
20-25
25-22

日体大
スタメン
レフト 藤中優斗主将(スポ3=山口・宇部商)
レフト 鵜野幸也(スポ4=東京・早実)
センター 武藤鉄也(スポ3=東京・東亜学園)
センター 村山豪(スポ2=東京・駿台学園)
ライト 宮浦健人(スポ2=熊本・鎮西)
セッター 小林光輝(スポ4=長野・創造学園)
リベロ 堀江友裕(スポ3=和歌山・開智)
コメント

藤中優斗主将(スポ4=山口・宇部商)

――優勝が決まったということですが、いかがですか

正直、きょうの試合勝てば優勝ということを全然意識していなくて。試合が終わってからスタッフやOBに色々と言われて気づいたぐらいなので。優勝ということを本当にみんな知らなくて、自分たちのバレーをやろう、ということだけに集中してやってきました。結果的に優勝できたことは良かったと思います。

――きのうの試合では反省点がたくさんありましたが、きょうの試合は

僕自身のプレーとしては反省しかないですね。

――具体的には

キャッチ、ブロック、サーブ、レセプション、まあ、全部あんまりでしたね(笑)。

――きょうはきのうに比べてつなぎの面でしっかり粘れたのではないでしょうか

前半の入りがいつもよくないのですが、僕らにしては足もよく動いていて、1、2セット目を取れた要因も軟打を落とさずにつないでいけたことが大きかったと思います。3セット目以降、足が止まることもあったので、最初から最後まで軟打などのプレーで油断しないようにしていけたらいいなと思っています。

――きのうは準備が足りなかったというお話がありました

アップからしっかり雰囲気よくできていたと思います。きのうよりは良かったです。

――4セット目最後の宮下選手(諒大、社4=東京・早実)のサービスエースについては

練習してきているのもずっと見てきたので、4年生で同期なので、とても嬉しかったです。エースというかたちで結果が出て、本当に助けられました。僕も頑張らないといけないなと。(宮下のように)あのような場面できっちり点を取れるようになりたいと思いました。

――来週の筑波大戦に向けて

リーグ優勝は決まりましたが、そこにはあまり意識を置かずに。もう1回自分たちのやるべきことを整理して、疲労を抜きながら、という形にはなりますが火曜日から春季リーグ戦を通してやってきたことの集大成として出せるように、最終的に全日本インカレに繋げられるように頑張っていけたらと思います。

小林光輝副将(スポ4=長野・創造学園)

――優勝が決まりました

全然考えてなかったので、びっくりしました(笑)。

――勝利条件次第で優勝を決めることのできる一戦でしたが、意識しませんでしたか

計算などは全然していなくて、多分みんな目の前の一戦を取りにいくという気持ちで戦っていたと思います。

――試合を振り返って

自分たちのミスで相手に流れを与えてしまうところがありました。そういう部分で、自分たちのバレーができなかったかなというのがあります。

――ラリーが続く場面を多く粘り合いとなりましたが、早大のつなぎの部分を振り返って

きのうよりも足が動いていて、しつこくしつこくワセダらしいバレーができていたと思います。ただ2本目の精度がチーム全体として悪く、自分も含めスパイカーに負担をかけてしまったと思います。

――ブロックを振り返って

サーブが前半は効いていたのですが、後半に入ってだんだん効かなくなっていって、サーブで崩せなかったので、サーブとブロックというトータルで考えていけたのかなと思います。

――嫌なミスが続く場面もありました

みんな気持ちが前に出ているので、攻めている証拠だとは思います。ただそれで相手に流れを与えてしまう場面もあるので、無くしていけたらいいです。

――雰囲気も良かったですね

上級生が引っ張っていくという共通認識があって、4年生がしっかり引っ張ってくれていたと思います。

――最終戦に向けて

残り1戦、このリーグ戦で得たものをコートで出していけるように準備していきたいです。

鵜野幸也(スポ4=東京・早実)

――優勝が決まりましたね

勝ったことで優勝できたのはとても嬉しいです。まだもう1戦残っているので、きょうできなかった部分を次で頑張らなきゃなという気持ちもあります。

――きのうからスパイクの調子がいいとおっしゃっていましたが、きょうはいかがでしたか

きょうもセッターの道井(淳平、日体大)が大きいことは分かっていて、自分にそれを当てて来ているという感じはしましたが、物怖じせずにできたかなと思います。

――リーグ戦を通してサーブレシーブ成功率を徐々に上げられていました

個人的にはまだまだ課題が残る部分が多いです。自分が狙われることも分かっているので、Bパスなりもう少しミスに繋がらないようなサーブレシーブができたらなと思っています。

――きょうのチームの雰囲気は

きのうも1セット取られて、体力的にも厳しい状況ではありましたが、ピンチサーバーで入った宮下など、全員で勝てたことに意味があると感じています。

――宮下選手がサーブで得点をあげたときはどのようなお気持ちでしたか

自分のサーブで交代して入ったので、頑張ってくれと思っていました。あんまり良い言い方ではないですが、まさかサービスエースになるとは思っていなかったので(笑)、さすがだなと思いました。

――来週の筑波大戦に向けての意気込みをお願いします

向こうも優勝を意識してやってきたチームだと思います。東日本(東日本大学選手権)や秋リーグ(秋季関東大学リーグ戦)に向けても強敵になるので、春リーグ(春季関東大学リーグ戦)ではしっかり勝ち切っていきたいです。

宮下諒大(社4=東京・早実)

――優勝が決まりました

優勝が決まったのは嬉しいのですが、まだ1試合残っているので、ここで何かが変わるわけではないです。僕らが目指しているのは全勝優勝なので、優勝しているという安心感は一切抱かずに、残り1戦いつも通り戦いたいです。

――優勝を決めることのできる一戦ということで、優勝を意識する場面はなかったですか

チームとして勝てば優勝という話はしないようにしていましたが、それぞれ知ってはいました。きょう3-1以上で勝てば優勝というのは知ってはいましたが、目の前の一戦を取りに行くというだけで、そんなに意識することもなかったのかなと思います。

――23-22という場面でピンチサーブに入りましたが、どのような考えや意気込みがありましたか

いつ呼ばれても入れるように準備はしていて、今週はずっと相手のデータを見ながらどこに打とうかなというのを考えながら練習していました。平日も豪ちゃん(村山、スポ2=東京・駿台学園)とかと一緒にコースを突く練習をしていて、きょうのあの場面ではちょうど前に最後にサーブを打った選手がいたので、そこを狙ってやろうと意気込んでいきました。

――うまく狙い通りにいきましたね

そうですね、狙い通りうまくいきました。あそこまできれいに弾いてくれるとは思っていませんでしたが。

――サービスエースが決まった瞬間はいかがでしたか

めちゃくちゃ嬉しかったです。いつもピンチサーバーで入る時は、先生(松井泰二監督、平3人卒=千葉・八千代)からも起爆剤になるようにと言われていて、雰囲気を変えるというのが一番の目的ではあるのですが、自分がコートに入ったことによってああいう風に得点に絡めたら一気に流れを持って来ることができるので、自分の役割を果たせたことが嬉しかったです。

――試合全体を振り返っては

1セット目、2セット目は自分たちのミーティング通りの試合ができたのですが、3セット目に相手がメンバーを変えてきて、賢優(仲本、日体大)に対応できずに向こうに流れをつくられてしまいました。相手が誰が出て来ても自分たちのやるべきことは変わらないと思うので、対応力をもっと磨いていきたいと思います。

――逆に4セット目を取り切れた勝因などはありますか

3セット目が終わってから、ベンチでは3セット目のメンバーに対する対応を立てていました。3セット目できなかったことが4セット目対応できていたということが良かったのかなと思います。あとは入りもとても良かったので、そこでの貯金が生きたと思います。

――ラインの踏み越しなど嫌なミスが続く場面もありましたがそこでの雰囲気などはいかがでしたか

どちらかというと、自滅というか細かいミスの目立った試合ではあったと思います。ですが、そこで雰囲気を落としてしまっていたら意味がないので、試合の中では切り替えようという風になっていました。来週に向けて細かいミスの部分は詰めていくべきところだと思います。

――来週は全勝優勝がかかる試合となります

最終戦が筑波大ということでとても強いチームなので、自分たちの中で優勝したチームだからということで、受けに回るのではなく最後まで受けに回ることなくチャレンジャーとして臨んで3-0で勝てたらいいなと思います。

堀江友裕(スポ3=和歌山・開智)

――優勝が決まりました。今の気持ちはいかがですか

優勝は決まったんですけど自分のプレーではまだまだ反省点があると思います。

――勝てば優勝という試合でしたが試合前のチームの雰囲気はいかがでしたか

チームとしての目標はリーグの優勝ということではなくて12月のインカレで優勝するということがあるので、そこを考えて全勝優勝してやろうという気持ちでした。

――試合全体を振り返ってみていかがですか

先々週の中大戦は3セット目にリードされても逆転することができたんですけど今回はそういう雰囲気すら無くて試合を通して劣勢の時はあまり良くなかったかなと思います。

――ご自身のディグを振り返っていかがですか

あまり強いボールというのは来なかったんですけどフェイントボールとかは逃さずいい感じで拾うことができました。

――最終戦に向けた意気込みをお願いします

僕の記憶では春のリーグ戦では最終戦で負けていることが多いので優勝は決まってるんですけど最終戦でも勝って4年生にも良い気分で春を終わらせてあげたいと思います。

宮浦健人(スポ2=熊本・鎮西)

――きょうの試合を振り返って

苦しい展開もありましたが、最終的に勝ち切れたことは良かったと思います。

――きのうときょうでスパイクに違いは

特に変えているわけではなく、いつも通りのプレーをしようという気持ちでやりました。

――きょうはどのような意気込みで試合に臨まれましたか

きのうは受けている部分が多かったので、きょうはとにかく攻める気持ちで。いつも通りワセダのバレーをしようということで、自分たちの持っているものを全て出すつもりでやりました。

――セットを落とした後の切り替えについては

セットを取られても落ち込むわけではなくて、みんな次に行こうという感じで切り替えていけたと思います。

――きょうの試合でのスパイクのコースについては

ブロックを見てコースを決めていますが、苦しい時は軟打を入れるなどのプレーもまあまあできたと思います、ですが、競った場面で力んでしまってブロックにかかることもあったので、そこは修正しないといけないと感じました。

――来週は筑波大戦です

優勝はしましたが、まだたくさん課題はありますし、来週勝たないと内容の面で大きく変わってくると思います。来週の1試合に自分が持っているものすべてを出し切れるようやっていきたいと思います。

村山豪(スポ2=東京・駿台学園)

――優勝が決まった今の気持ちを教えてください

優勝は優勝なんですけど自分たちの目標は全勝優勝で、それが出来てから本当に優勝したという実感が湧くと思うので今はあまりその実感というものは無いですね。

――ではあまりチームとして意識することはありませんでしたか

そうですね、あんまりみんなわかってなくて試合が終わったあとにわかったような感じだったので。とりあえず全勝優勝が目標だったので特に意識することはなくて、ただ日体大を倒そうということを考えてやっていました。

――試合全体を振り返っていかがですか

チームとしては1、2セット目は上手く戦えていたと思うんですけど3セット目からは相手も対応してきてそこでこっちがやられてしまったという部分があったんですけど、4セット目はしっかり最後とって勝ち切れたというのは大きいと思います。

――ご自身のプレーを振り返っていかがですか

きょうは大事なところで決められなかったりミスをしてしまったのでチームに迷惑をかけてしまいました。来週の最終戦はもっとチームに貢献できるようなプレーをしたいと思います。

――残りの1試合に向けての意気込みをお願いします

春リーグという形としてはこのチームでできる最後の試合なので4年生とも春リーグは最後なので勝つというのも大切なんですけど楽しむっていうことも大事だと思います。また自分たちのバレーをして最後いい形で締めくくりたいと思います。