ソフトボール部

2018.05.14

第64回全日本総合選手権東京都予選 5月12・13日 市営福生野球場

中大にリベンジ!しかし日体大に敗戦し、結果は3位

 2日間にわたり行われた全日本総合選手権東京都予選(全総予選)。抽選の結果、早大は初戦で中大、2回戦で日体大との対戦が決まった。この2校、先日まで行われていた東京都大学連盟春季リーグ戦(春季リーグ戦)で土をつけられた相手だ。同じ相手に2度も負けられない―。春季リーグ戦の悔しさを晴らすためにも、ここでリベンジを果たし、決勝へと駒を進めたい。

石井の一発!中大にリベンジ果たす(5月12日・対中大)
全日本総合選手権東京都予選
中 大
早 大 ×
投手…○杖子-実重
◇(本塁打)石井、実重

決勝の本塁打を放ち、笑顔でハイタッチをかわす石井

 初戦の相手は中大。試合は初回から動いた。全日本大学選抜のインドネシア遠征から帰国後初の公式戦となった、1番・川上卓也(スポ3=岡山・新見)が死球で出塁すると、すかさず盗塁を決めた。さらに2番・鳥岡健主将(スポ4=岡山・高梁)の打席で暴投があり、3塁へ進塁。いきなり好機を演出した。すると鳥岡が三塁付近へのゴロを放つが、一塁手が野手からの送球を捕逸。その間、川上が本塁へかえりラッキーな形で先制した。

 だが3回、すぐに追い付かれてしまう。この回の先頭打者を四球で出した先発の杖子量哉(スポ4=岡山・新見)は、2番・金澤寿明(3年)に二塁手強襲の同点打を浴び、試合は振り出しに。春季リーグ戦の中大戦では先制こそしたものの、その後追い付かれ、逆転負け。同じ展開になってしまうのではないか、と頭をよぎった。

 しかし、1度負けている相手にそうやすやすと勝ち越し、はたまた勝利を許すわけにはいかない。エース杖子が走者を出しながらも、粘りの投球を披露し、6回までを1失点にまとめた。すると6回の裏、打線がそれに応えた。先頭の石井智尋(スポ2=千葉敬愛)が振り抜いた痛烈な打球は、中堅手の頭上を越え見事勝ち越しの本塁打に。「(打った瞬間)あーいったな、と(笑)」と振り返る石井。まさに会心の当たりといえる一発であった。しかし、これだけでは終わらない。杖子の女房役・実重僚右(人4=高卒認定)にも貴重な追加点となる本塁打が飛び出した。最終回、杖子が3人でピシャリと締め、ゲームセット。中大にリベンジを果たすと同時に、実に約1ヶ月ぶりの公式戦勝利となった。

(記事、写真 石﨑 開)

日体大のカベ厚く、早大は3位(5月13日・対日体大)
全日本総合選手権東京都予選
日体大
早 大
(8回タイブレーク)
投手…●杖子-実重

闘志あふれる投球を披露する杖子

 2回戦の相手は日体大。春季リーグ戦では、前述した全日本大学選抜のインドネシア遠征による影響で、日体大は10人もの主力選手を欠く中での試合であった。早大にとっては有利な条件であったが、結果は敗北。「恥をかいた感じ」(杖子)。この屈辱を晴らすためにも、また昨年から掲げる『打倒・日体大』を達成するためにも、ここで日体大から勝利を1つつかみ取りたい。

 試合は緊迫した投手戦となった。「球速はあまり出ていなかったが、(コースの)上下前後をしっかりと使えた」と振り返る杖子。たびたび走者を背負いながらも、決して本塁を踏ませない。杖子と豊本翔貴(3年)の両投手は互いに一歩も譲らず、スコアボードに『ゼロ』を並べ続けた。そして、気が付けば0―0で7回を終えていた。大会規定により、無死二塁からタイブレークがスタート。杖子が迎える打者は1番・櫻庭祐輔(4年)。「安易にいってしまった」(杖子)。初球を外野に運ばれ、これが勝ち越しの、そして決勝点となる適時三塁打になってしまった。さらに3番打者にも適時打を浴び2失点で攻守交代。タイブレークでの2点は、逆転のチャンスが大いにある点差だ。しかし、豊本の前にきょう1安打と抑えられている早大打線にとって、この2点はあまりにも大きかった。三者凡退に切って取られ敗退。春季リーグ戦のリベンジは果たせなかった。

 全総予選は3位という結果に終わった。日体大に再びの敗北を喫したのは悔しいが、収穫もある全総予選であった。まずは春季リーグ戦で敗れた中大にしっかりと勝ったこと。個人でいえば、杖子が強打の日体大打線を7回までほぼ完璧に抑えたことだ。来週には、全日本大学選手権(インカレ)出場を懸けた、インカレ二次予選を控えている早大。負けられない戦いが、また始まろうとしている。

(記事、写真 石﨑 開)

コメント

▼中大戦

石井智尋(スポ2=千葉敬愛)

――きょうは春季リーグ戦(東京都大学連盟春季リーグ戦)で破れた中大が相手でしたが

抽選で(相手が)中央と決まってから、また負けるわけにはいかないと思っていました。またそのためにも自分のベストを尽くしてやろうと思いました。

――なかなか勝ち越せない試合運びとなりましたが、その間どのような気持ちでプレーされていましたか

自分もなかなか打てていなくて。ちょっと焦っていましたね。

――勝ち越し本塁打の感触はいかがでしたか

(打った瞬間)あーいったな、と(笑)。芯を食っていたので感触は良かったです。ほっとしました。

――春季リーグ戦で国士舘大と対戦した時も大事な場面で満塁弾。ことしは勝負強い打撃が光っていますが、これについてはどのようにお考えですか

特に意識していることとかはないのですが、結果的にそういった場面で打てているのは自信にもなりますし、これからにもつながっていくと思うので継続していきたいです。

――次の相手は強敵・日体大。意気込みをお願いします。

春のリーグ戦(東京都大学連盟春季リーグ戦)では負けてしまいましたが、昨年の秋(東京都大学連盟秋季リーグ戦)は勝ちました。そのことに執着するというわけではないんですけれども、その時みたいにコールドで勝てるように頑張りたいです。

▼日体大戦

杖子量哉(スポ4=岡山・新見)

――これまで早大は『打倒・日体大』を掲げてきましたが、そこに関して意識した部分はありましたか

春(東京都大学連盟春季リーグ戦)に日体大と戦った時、相手の日本代表メンバー組がいない中負けたというのは自分の中ですごく引っかかっていて、恥をかいた感じでした。きょう(フルメンバーの日体大に)絶対勝ってやろうという気持ちで挑みました。

――前回とは違い、フルメンバーの日体大打線。マウンドに立ってみて、相手打者の反応はいかがでしたか

やっぱり春に対戦した時とは違いましたね。でも、いいバッターと対戦できるという楽しみがすごい大きかったので、相手がどうこうというよりも、いいバッターがたくさんいると思って投げていました。

――きょうのピッチングの調子はいかがでしたか

球速はあまり出ていなかったんですけれども、自分なりに(コースの)上下前後をしっかり使えたので、7回までゼロに抑えられたのだろうと思います。

――なかなか均衡が破られない白熱した投手戦。投げながら意識していたことなどありますか

僕は打席に入らないので、どうやって守備で流れをつくり、打線にいい流れをあげられるかということだけ考えていました。

――タイブレークにもつれ込みましたが、気持ちはどうセットし直しましたか

タイブレークは無死二塁からのスタートなので、1点か2点は(取られても)しょうがないのかなとは思っていました。けどきょうは(相手投手の調子が良く)あまりヒットが出ていなかったので、点を取られたら嫌だなとも思っていました。結果的に1番打者に初球を打たれたので、安易にいってしまったのかなと思います。

――来週は二次予選(全日本大学選手権二次予選)があります

いやもう絶対負けないですよ!

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