ソフトボール部

2018.05.14

全日本総合選手権東京都予選 5月13日 東京・シクラメンスポーツ公園

高かった東女体大の壁。3位で大会を終える

全日本総合選手権東京都予選
早 大    
東女体大 1x    
(5回コールド)
投手…●廣瀬、伊藤-手塚、加藤
◇(二塁打)増子 ◇(三塁打) ◇(本塁打)

 「もちろんきょうは2試合とも戦うつもりで準備してきたんですけど、7点とられて、ワセダは1点もとれなくて」。試合後、主将の加藤千陽(スポ4=愛知・星城)は唇を噛みつつ、言葉を紡ぎ出した。全日本総合選手権東京都予選2日目のこの日、早大は東女体大と対峙した。今年度の公式戦対戦成績は1勝1敗、そのいずれの試合も点差は2点以内と、実力が拮抗しているチーム同士の対決だ。1点を争う緊迫した試合になる――誰もがそう思っていた。しかし結果は、0-7での5回コールド負け。まさかの幕切れで、大会成績を3位としての閉幕。リベンジに燃える早大にとって、悔しさの残る一戦となった。

 相手打線は初回から活発だった。立ち上がりの廣瀬夏季(スポ3=北海道・とわの森三愛)は、先頭打者を抑えた後、相手2番打者に先制となるソロ本塁打を浴びてしまう。続く2回は無失点。ここで廣瀬はマウンドを降り、伊藤貴世美(スポ2=千葉経大附)に後を託す。しかし、この日伊藤は精彩を欠いた。3回、先頭打者にいきなり2塁打を許すと、長打や犠飛などを集められ3失点。直後の4回にも、味方の失策など不運もあって2点を失った。

この日の試合は伊藤にとって厳しい展開となった

 なんとか食らいつきたい打線だったが、相手投手の前になかなか好機をつくれない。安打こそ出るものの攻めきれず、得点を奪えないままアウトカウントが増えてゆく。5回表には2死から岡田夏希(社3=神奈川・厚木商)、小野寺詩織(スポ2=千葉経大附)の連打で一、二塁の好機を演出するが、後続が倒れ無得点に終わってしまった。そしてその裏、6点差の展開で、伊藤が引き続きマウンドへ。その回の先頭打者に投じた球が失投となり高めに浮くと、相手打者はそれを見逃さずフルスイング。高く舞い上がった打球はそのまま柵を越え、まさかの本塁打に。この時点で点差が7となったためコールドゲームが成立し、早大は屈辱のサヨナラ負けを喫することとなってしまった。

鋭い当たりが野手の正面を突き、肩を落とす増子

 個々のポテンシャルは十分。しかしそれら『個』の歯車がかみ合わず、チーム全体としての結果は振るわない。そんなもどかしさを誰よりも感じているのは、主将としてチームを引っ張る加藤だろう。「インカレに向けて今の状態じゃいけないなというのを、実感したというか、痛感して。切り替えてというよりも、今日の試合の重さ、結果を受け止めて」(加藤)。次なる大舞台は東日本大学選手権であり、大会まで1か月半ほどの猶予がある。それまでの期間に停滞を打破し、チームとして、打線としてのつながりを得ることはできるか。早大にとっての『勝負』は、もうすでに始まっている。

(記事、写真 望月優樹)

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コメント

加藤千陽(スポ4=愛知・星城)

――本日の試合を振り返っていかがでしたか

そうですね。もちろんきょうは2試合とも戦うつもりで準備してきたんですけど、(1試合目で)7点とられて、ワセダは1点もとれなくて。インカレに向けて今の状態じゃいけないなというのを、実感したというか、痛感して。(今日の試合を)切り替えてというよりも、今日の試合の重さ、結果を受け止めて。まずここから1か月半後の東日本に向けてまた、しっかりと(チームを)つくり直していきたいなというのが今のこの試合を終えての気持ちです。

――相手の東女体大とは実力が拮抗したなかでの試合でしたが、結果は大差での敗北となってしまいました。早大の歯車がかみ合わなかった原因などはどこにあるとお考えですか

まず一番大きな部分では、廣瀬が失点1、伊藤が失点6。伊藤に代わってそのイニングからかなり点数をとられたので。伊藤は抑えられる力を持っているピッチャーなので、自分のキャッチャーとしての実力が伊藤の足を引っ張ったというか……。伊藤の良いところを引き出してあげられなかったというところが大きな課題と、あとは勝つためには点数をとらないと勝つことはできないので。きょうの相手のピッチャーは試合で当たるのは初めてだったんですけど、他大学同士の試合を見てピッチャーの球筋っていうのはある程度共有して(試合に)臨んだつもりではいたんですけど。実際に打席に立った時の見え方だったり、あのピッチャーに対する対策だったりが不足していたので。インカレは見たことがないピッチャーが投げてくるということがあり得るというか、多いと思うので、そのときにいち早く情報を共有したり、早い段階でミートした打球を増やしていけるように。相手のピッチャーを分析するっていうのはもちろんなんですけど、打席に立った時にいかにヒットを打てるかっていう、その部分の力を今後つけていかなければならないな、と感じました。

――次の大きな大会まである程度期間があるような状態となりました。そこに向けてのチームの強化ポイントや目標を教えていただけますか

他大学と比べて一人一人の力っていうのが劣っているとは感じないですし、ワセダの持ち味として、考えるソフトボールだったり集中力だったり。それがチーム全体に浸透して、自分らの力っていうのが発揮できればいい結果につながると思うので。どうすれば自分たちのベストが発揮できるのかっていうことだったり、一人一人の実力を個々で発揮するのではなくて、チーム全体でチームワークやつながりとして発揮できれば今以上の力っていうのが出せると思うので。どうしたら試合で勝てるかっていうのをまず第一で考えて、日ごろの練習から無駄がないように取り組んでいかなければならないなと思うので、それを今後やっていきたいなと思います。