バレーボール部

2018.05.13

春季関東大学リーグ戦 5月12日 神奈川・日体大健志台キャンパス米本記念館

内容に不安を残す辛勝

 黒鷲旗から10日経ち、春季関東大学リーグ戦(春季リーグ戦)が再開した。早大はきょう、日大と対戦した。序盤から日大の思い切ったスパイクで多くのブロックアウトを取られ、さらに早大の攻撃もなかなか決まらずもどかしい場面が連続した。小林光輝副将(スポ4=長野・創造学園)が積極的に声を出してコートを盛り上げ、それに選手たちも応え始める。相手のミスにも助けられながら、セットカウント3-1(25-21、24-26、25-17、25-20)で勝利した。

 第1セットから藤中優斗主将(スポ4=山口・宇部商)や鵜野幸也(スポ4=東京・早実)ら4年生の攻撃で連続得点を重ねていく早大。サーブで相手を乱しながら徐々に点差を広げていく。しかし、日大もサーブレシーブがしっかり返ると、思い切った攻撃を仕掛けてくる。特にサイド陣の軟打と強打の使い分けに苦しんだ。途中ブロックなどで3連続失点を許すも、前半の貯金でなんとか逃げ切って1セットを先取した。第2セットは武藤鉄也(スポ3=東京・東亜学園)に変わって上條レイモンド(千葉・習志野)がスタメンとして出場。高い位置からのスパイク、そしてコースの読めないサーブで積極的に得点に絡む。しかし、ここまで好調の宮浦健人(スポ2=熊本・鎮西)のスパイクがブロックに捕まったところから、早大の歯車が狂い出す。決まったかと思われるスパイクを相手に多く拾われ、そこからブロックアウトで簡単に点を落とす場面が増え始めた。ブロックに当たって軌道の変わったボールを拾えない鵜野は、床を叩いて悔しがった。いらだちや焦りが見られながらも、ぎりぎり2点差で相手に食らいつき、23-24としたところで小林のブロックが相手のスパイクを仕留めて24-24としたものの、最後は宮浦のスパイクが再度ブロックにかかり、24-26。春季リーグ戦で実に8試合ぶりにセットを落とすこととなった。

小林のジャンプサーブで相手の陣形を何度も崩した

 このままでは終わらない。第3セットはサーブのローテーションを変え、上條のサーブでスタート。序盤から連続得点で点差をつけていく。ローテーションを変えたことも影響してか、前半で多かったブロックアウトでの失点が徐々に減っていく。クイック中心に得点を重ね、小林の連続ブロックで流れを手繰り寄せる。タイムアウト中のコミュニケーションもだんだんと増え、前半の雰囲気の悪さも改善された。セット終盤は宮浦のサーブから5連続得点し、25-17の大差で第3セットを奪取。第4セットは第3セット同様に早大ペース。相手も疲れからかミスが増え、甘いボールを見逃さない集中力を通した早大に軍配が上がった。序盤でストレートとクロスに強いスパイクを決めていた鵜野の軟打が効果的に決まり、最後は中野博貴(教4=東京・早実)が力強いスパイクで25点目を決め、勝利をものにした。

宮浦に向けてトスを上げる北川

 久しぶりの春季リーグ戦で、初戦のような硬さが見られる試合となった。簡単に得点を決められてしまい、ブロックとレシーブの関係がうまくいかずにいらだちを見せる場面も多かった。しかし、それを打開しようとする4年生の声がよく響いた。サーブレシーブを乱された北川諒(教1=東京・早実)に肩を叩いてベンチで声をかける堀江友裕(スポ3=和歌山・開智)や、タイムアウト中にブロックについての的確な指示を上條に与える武藤の姿も頼もしい。ついに春季リーグ戦も残り2試合。きょう失った1セットが早大に必要なものだったと振り返れるよう、内容としても納得のいく早大バレーを残りの試合でも発揮してほしい。

(記事、写真 松谷果林)​​​​​​​​​​​

 

セットカウント
早大 25-21
24-26
25-17
25-20 ​
日大
スタメン
レフト 藤中優斗(スポ4=山口・宇部商)
レフト 鵜野幸也(スポ4=東京・早実)
センター 武藤鉄也(スポ3=東京・東亜学園)
センター 村山豪(スポ2=東京・駿台学園)
ライト 宮浦健人(スポ2=熊本・鎮西)
セッター 小林光輝(スポ4=長野・創造学園)
リベロ 北川諒(教1=東京・早実)
コメント

藤中優斗主将(スポ4=山口・宇部商)

――きょうの試合はいかがでしたか

1番は、自分たちのバレーができなかったということです。

――第1、2セットのことでしょうか

いや、全セットですね。

――どのような点がよくなかったのでしょうか

レセプションアタックからしっかりファーストブレイクを取る、というということはもちろん(あまりできていなかった)ですし、簡単なボールで相手に点数を多く取られてしまう場面が多かったです。

――日大の攻撃への対応については

始めからブロックに当たる、当てて出されることやフェイントが多いことは分かっていたつもりでしたが、結局最初から最後まで対応出来なかったです。ブロックで弾かれてしまったり、フェイントボールを落としてしまったり。やっぱり試合の中で対応していかないと、こうやってずるずる点数を取られて苦しい展開になってしまうんだということを、今日改めて感じさせられました。

――鵜野選手(幸也、スポ4=東京・早実)からは、春季リーグ戦のリズムが少し崩れたというお話がありましたが、チームの雰囲気は

練習から雰囲気自体悪くはなかったと思います。きょう、このような結果で勝ちはしましたが、内容では全く納得のいくものではなかったので、平日練習では気持ちの問題で少し緩みがあったのかなと。まだあすもあるので、しっかり切り替えたいです。

――きょうのご自身のプレーは

全然良くなかったです。

――具体的にはどのようなところが

サーブ、ブロック、サーブレシーブ、スパイク、全部ですね。

――トスが合わなかったのでしょうか

トスは全然問題ないです。僕が入るのが早かったり、助走のタイミングをミスしてしまったりと、自分で調整して打ち込まないと、と思っています。

――あすに向けて

きょうもそうですが、相手ももちろんですが自分たちのやるべきことを明確にしていきたいです。しっかり準備していくことが1番重要だと思います。相手のコースなどを頭の中に入れるのは当たり前として、雰囲気をしっかり作ってやっていきたいです。

小林光輝副将(スポ4=長野・創造学園)

――きょうの試合を振り返っていただけますか

相手の攻撃に対して対策しきれなかったことで混戦になってしまったと思います。黒鷲旗で企業とやっていて、レシーブに対して待つボールが大学生とは違うっていうギャップとか。

――ブロックアウトについての対応は

(早大の)ブロックが揃ったら、あさっての方向に向かっていくスパイクなので、それに対してレシーブで対応、待つというのがうまくできたかなと思います。

――3、4セット目のブロックがとても良かったです

気持ちは入っていたと思います。みんな疲れていますけど、自分がプレーや声などで引っ張っていければと思って頑張って跳びました(笑)。

――後輩をフォローする場面ではどのような声をかけたのでしょうか

ただ、思い切ってやれ、そのほかのことは上級生がやるからということを。特に1年生は思い切ってやってもらって、楽しんでもらえればいいなと思っていました。

――きょうの課題は

ディフェンスがうまくできなかったので、あすはしっかりデータを入れながら相手にしっかり対応できるようにしていきたいと思います。

――あすに向けて

簡単に勝てる試合にはならないと思いますが、自分たちがやってきたことを全部ぶつけるだけなので、1球1球頑張りたいと思います。

鵜野幸也(スポ4=東京・早実)

――きょうの試合を振り返って

黒鷲旗あ終わって、春リーグ(春季リーグ戦)が再開したということですが、個人的にはちょっと大会のルーティンというか、毎週末に試合をやっていたという感じから少し崩れてしまったので、少し入りが不安でした。それが結局試合の内容にも出てしまって、途中競った形になってしまいました。後半、チームがまとまってからは自分たちのサーブの場面からブレイクがとれるようになってきて、あすに繋がる部分かなと思いました。

――1、2セットは攻撃がうまくいかずに悔しがる場面もありましたが、それの対応については

打ち方的にも、とにかく思いっきりブロックに当ててどうにかする、またはリバウンド取ってというかたちが多かったので、ブロックを早く出すとか、後ろで拾うなどの対応できたと思います。

――ご自身のスパイクの調子は

クロス方向のスパイクが得意なんですが、黒鷲旗で2段トスが上がってきてもストレート方向に打って決めることができたので、それが自信につながってきょうもクロスとストレートの両方を幅広く使い分けることができました。

――セットを落とした後の切り替えは

最後はこっちが取れそうな流れだったので、そこはそんなに気にならなかったです。次のセットに向けて繋がる感じで取られたので、そこはまだ良かったかなと。

――あすの日体大戦に向けて

相手も自分らと同じような粘りのあるチームだと思うので、そこで粘り負けしないように1本1本確実に取って勝ちに繋げていきたいと思います。