フェンシング部

2018.05.10

関東学生リーグ戦 5月8、9日 東京・駒沢オリンピック公園屋内球技場

男女フルーレ団体共に王座への出場を逃す

 新チームになり初の公式の団体戦である関東学生リーグ戦(リーグ戦)。初めの2日間は男女フルーレの試合が行われた。昨年1部リーグに返り咲き、波に乗っている女子フルーレ。日大、日体大に敗れるものの、残り3試合を全て制し、3位に食い込んだ。一方、男子フルーレは、明大に43−45の僅差で敗れ、4位という結果で終わった。

★全員でもぎ取った3位(女子フルーレ)

 女子フルーレ団体は、初戦の日大戦を落とし、続く2試合目は日体大と戦った。日体大は、昨年全日本を制した東晟良が加わり、さらに強さを増している。なかなか1本が取れず、苦しい展開が続いた。早大は相手のペースに飲み込まれ、完敗。1日目を1勝2敗で折り返す。この時点で全日本学生王座決定戦(王座)への道は閉ざされた。「もう王座は厳しかったので、後の2試合を自分たちらしく頑張っていこう」(溝口礼奈、スポ2=千葉・柏陵)と気持ちを切り替えた女子フルーレ。迎えた2日目の初戦は法大。溝口が2点リードし第1セットを終える。しかし、次のセットですぐに逆転を許してしまう。点を取っては、相手に追い付かれのシーソーゲームが繰り広げられた。そして、溝口に27−25の2点リードで最終セットが回ってきた。溝口は攻撃の手を緩めない。そして、突き合いを制したのは溝口だった。

アグレッシブに攻める溝口

 王座への出場は逃したが、各々が自分の役割を果たし、チームが一丸となって3位入賞をつかんだ。溝口は、女子フルーレ団体で「関カレ、インカレは2位以上」を目標に掲げている。次を見据える彼女の目はとても力強かった。秋から始まる関カレ、インカレでの活躍が楽しみである。

★明大との接戦を制せず、4位に終わる(男子フルーレ)

 初戦の拓大に圧勝し、このままの勢いに乗りたい早大。けれども、2試合目の相手は強豪法大。終始苦しい展開が続き、敗北を喫した。続く明大戦。王座への切符を手にするためには、早大としては負けられない試合であった。しかし、松山恭助(スポ4=東京・東亜学園)が4点ビハインドで、第1セットを終えてしまう。そして、そのまま点差が開き、7点差にまで広がった。13−20で迎えた第5セット。エース松山が意地を見せる。果敢に攻め続け、一時は1点差にまで追い付いた。その後も一進一退の攻防が続く。だが接戦を制することはできなかった。苦しい状況で迎えた2日目の相手は日大。第1セットで竹田陸人(社4=神奈川・法政二)が、最初の1本目は取られるものの、3連取し、2点リードで次につないだ。続く松山も、4連取。徐々に早大のペースになっていった。じわじわと点差を広げ、45−34で見事勝利を収めた。最終戦は中大。第5セット、7点ビハインドで松山の番が回ってきた。松山は7点連取し、猛追。だが、チームとして、白星を挙げることはできなかった。

法大戦で奮闘した竹田

 落としてはいけない戦いできちんと勝利できなかったことが、4位という結果につながってしまった。しかし、今年は1年間の留学を終えた竹田が、早大フェンシング部に戻ってきた。新体制となり、彼らの戦いは始まったばかり。これからさらなる成長を遂げる男子フルーレから目が離せない。

(記事 本野日向子、写真 内野楓、本野日向子)

 ※フェンシングの団体戦は3人、または4人の選手が交代で出場し、1試合当たり3分という持ち時間内で争う。あるいは3分以内にどちらかが先に5得点先取すると、そこで次の選手に交替となる。最終的には9試合戦い、45点を先取、または持ち時間が終了した場合は得点が高い方が勝ちとなる。

 ※フルーレ:頭・両足・両腕を除いた胴体部への突きのみが得点となる。 両者がほぼ同時に突いた場合は、どちらの攻撃が有効だったかを主審が判定する。また、先に攻撃をした方が「攻撃権」を持ち、防御側は攻撃を防御してから攻撃しなければならない。

結果

▽女子フルーレ
早大[遠藤里菜(スポ2=群馬・高崎商大付)、仙葉楓佳(社2=秋田・聖霊女短大付)、千葉朱夏(スポ2=岩手・一関第一)、登尾早奈(スポ2=愛媛・三島)、溝口礼菜(スポ2=千葉・柏陵)高原真央(人1=福井・武生)] 1部3位
 1試合目:●38−45日大
 2試合目:●37−45日体大
 3試合目:○45−33日女体大
 4試合目:○44−39専大
 5試合目:○37−34法大

▽男子フルーレ
早大[小野真英主将(スポ4=埼玉栄)、竹田陸人(社4=神奈川・法政二)、松山恭助(スポ4=東京・東亜学園)、中埜匡貴(創理3=東京・早大学院)、 奥武大輔(スポ2=大分豊府)] 1部4位
 1試合目:○45−24拓大
 2試合目:●39−45法大
 3試合目:●43−45明大
 4試合目:○45−34日大
 5試合目:●37−45中大

コメント

竹田陸人(社4=神奈川・法政二)

――久々の早大の試合はいかがでしたか

3月の下旬に日本に帰ってきて、その時の早立戦から試合に出ているので、早大の試合としては2回目ですね。僕が留学に行く前は、恭助におんぶに抱っこ、4年生の先輩に結構頼ってという感じでした。しかし、イタリアから帰ってきて、僕が最上級生になり、リーグ戦の初めは松山がいないので、僕が引っ張っていかないといけないなと思っていました。最初は戸惑うこともあったのですが、なんとか松山が帰ってくるまではできたかと思います。

――2日間を振り返っていかがでしたか

最初の拓大戦は勝たなければいけないと思っていて、勝てて良かったです。法大戦は、1回目2回目に結構取られて、3回目は少し取れたのですが、レベルの差が結構あると感じました。明大戦は、絶対勝たなければいけない大学ということで僕らは戦ってきました。そこで負けてしまったのは僕の責任だと感じています。というのも、最後は40点まで取ることが僕の役目なのですが、40点に乗せて、松山にバトンを渡せなかった。最終セットの1つ前の試合に出て40点に乗せて次につなぐ。その仕事が僕は全くできていない状況だったので、それが今は僕の課題ですね。日大戦は、チームの3人の歯車がうまく噛み合っていけました。中大戦、明大戦は完全に僕の責任なのでチームに申し訳ないなと。申し訳ないといっているだけでもダメなので、課題をどんどん潰して行こうかと思います。

――具体的にどのような課題が見つかりましたか

まず、フットワークですね。他の人と比べて僕はフットワークがないので。

――良かった点はありましたか

早回りの中埜(匡貴、創理3=東京・早大学院)のおかげ、今回の日大戦に勝てたこと。中埜の成長が見られたことがすごい良かったと思います。その中で、僕の成長が見られなかったことは、自分の中でとても残念なことだと。頑張っていかないなと思います。

溝口礼奈(スポ2=千葉・柏陵)

――2日間を振り返っていかがでしたか

去年とメンバーが変わらなかったのですが、その中で、誰が何の役割をするのかを明確に試合前に決めておいたことがよかったと思います。自分は最後回りでチームの中心となる柱みたいな感じ。中回りや早回りの子がつなげてくれたのを最後自分が守るのが、役割だと思ってやりました。

――今大会の目標は

王座を意識するというのはもちろんありました。しかし、1日目で2回負けてしまい、もう王座は厳しかったので、後の2試合を自分たちらしく頑張っていこう。目標というか、とにかく目の前の試合を頑張ろうという気持ちでやりました。

――課題点は見つかりましたか

あと数秒、10秒とかでも、私とか中回りの登尾早奈(スポ2=愛媛・三島)は、強気なので取りに行ってやられる部分が多かったです。取りに行くだけではなく守って、次の人につなげるということも大事なことだと学べたので良かったです。

――今年の目標は

関カレ(関東学生選手権)、インカレ(全日本学生選手権)優勝です。2位は絶対で、優勝目指して頑張ります。