競走部

2018.05.04

第34回静岡国際大会 5月3日 静岡県小笠山総合運動公園エコパスタジアム

関カレに向け視界良好!(静岡国際)

 ゴールデンウィークも後半を迎えたこの日、静岡国際大会が開催された。早大からは六人の選手が出場。男子800メートルに出場した西久保達也(スポ3=埼玉・聖望学園)、飯島陸斗(スポ3=茨城・緑岡)が総合4、6位でレースを終えると、女子400メートル障害では小山佳奈(スポ2=神奈川・市橘)が総合2位でゴール。3週間後の関東学生対校選手権での男子トラック優勝、女子総合5位に向けて、収穫のあるレースとなった。

(記事 平松史帆)

★今後に向け、いい感触を得る

自己記録を更新した西久保

 この日行われた800メートルには早大から三選手が出場した。ケガ明けであまりスピード練習が積めていなかったという谷原知己(スポ4=神奈川・希望ヶ丘)は、1分54秒68の1組7着という結果でレースを終える。また、2組目の飯島陸斗(スポ3=茨城・緑岡)は前半、ペースを抑えてレースを進め、後半に一気に先頭に出ると、そのまま組の先頭でゴールした。タイムは1分48秒74と、自己ベストに迫る好記録。先日の日本体育大学長距離競技会で行われた1500メートルでは自己ベストを出しており、現在非常に調子が良いことが伺える。そして、このレースで自己ベストを出したのが西久保達也(スポ3=埼玉・聖望学園)。序盤は先頭付近で走ったが、中盤に差しかかるころには後ろにいた選手らに抜かれてしまう。それでも、最後の直線で2人をかわすと、組4着の1分48秒26という好タイムでレースを終えた。試合後には、持久力の面などの課題を口にしたが、「仕上がりとしては悪くない」(西久保)と言う。この日の800メートルに出場した学生の中で西久保は1番。関東の学生に絞って見てみると、飯島もその西久保に次ぐ結果だった。このまま好調を維持できるか。今月末に迫った関東学生対校選手権での活躍に大きな期待がかかる。

(記事 金澤麻由 写真 岡部稜)

★好記録を収め、関カレへ弾みをつける

関カレに向け順調な小山

 早大の誇るハードル娘が躍動した。1組目にはルーキーの関本萌香(スポ1=秋田・大館鳳鳴)と村上夏美(スポ1=千葉・成田)が出場。逆足への移行がスムーズに行えた村上は8台目まで先頭付近でレースを進める。9レーンという利を生かし自分のリズムで走れていた関本は、やや後れを取っていたものの残り100メートルで巻き返し、二人はほぼ同時にゴール。わずかに関本が村上に先着した。タイムは共に1分を大きく切り、ルーキーシーズンの前半戦としては好記録をマークした。
 2組目に登場したのは昨年の関東学生対校選手権(関カレ)同種目覇者の小山佳奈(スポ2=神奈川・市橘)。課題としていた「前半から攻めていく走り」を克服するかのごとく、スタートから積極的な走りを見せる。逆足への切り替えがうまくいった小山はそのまま先頭に食らい付く。10台目のハードルを越えた残りの40メートルで競っていた宇都宮絵莉(長谷川体育)に離されるも気力で2着を死守した。記録は58秒37と、昨年の1分1秒25より3秒近く縮め、その成長を観衆に見せつけた。小山は総合でも2位を占め、目標の優勝はならずも全国トップクラスの選手たちと堂々と渡り合った。
 シーズン前半ながらも好記録を叩き出した三人。それでも「まだベストな状態ではない」(小山)と、現状には満足していない様子だ。強力なルーキー二人が加入し、さらに層が厚くなった女子障害ブロック。今月末に行われる関カレでもきょうのような快走を見せてくれるはずだ。

(記事 岡部稜 写真 金澤麻由)

結果

▽男子800メートルタイムレース決勝



谷原知己(スポ4=神奈川・希望ヶ丘) 1分54秒68(1組7着)

飯島陸斗(スポ3=茨城・緑岡)    1分48秒74(2組1着、総合6位)

西久保達也(スポ3=埼玉・聖望学園) 1分48秒26(3組4着、総合4位)


▽女子400メートル障害タイムレース決勝



関本萌香(スポ1=秋田・大館鳳鳴) 59秒26(1組4着、総合8位)

村上夏美(スポ1=千葉・成田)   59秒30(1組5着)

小山佳奈(スポ2=神奈川・市橘)  58秒37(2組2着、総合2位)

コメント

谷原知己(スポ4=神奈川・希望ヶ丘)

――試合を振り返っていかがでしょうか

 良くなかったですが、これくらいの実力だというのが、確認できてよかったです。

――自分の中で良くなかったという原因はありますか

 ケガ明けということで回復の度合いなど、自分がどれくらい走れているというのか、確認する試合だったので。純粋に走っている中で純粋に痛い部分であったり、久々の大きな舞台でのレースだったので、そういったところでの精神のコントロールの仕方というのが、レース中のアクシデントが起きたところの冷静に維持できるかというところが確認して、できなかったところというのが分かったのでよかったと思います。

――ケガをされていたということでしたが、あまり冬季練習が積めていなかったという感じでしょうか

 冬季明けの2月からケガをしたので、冬季練習は積めたんですけど、2月からのスピードに移行する練習ができませんでした。

――次は関カレ(関東学生対校選手権)でしょうか

 関東インカレでは昨年同様、決勝に残ってチームに貢献できるように頑張ります。

飯島陸斗(スポ3=茨城・緑岡)

――試合を振り返っていかがでしょうか

 今シーズンで記録を狙った800メートルの試合が初めてだったので、タイム的にも自己ベストに近いタイムで走れたのでよかったと思います。

――右足にテーピングをされていますが、ケガでしょうか

 先週の日体(日本体育大学長距離記録会)のあとから右足が痛くて、1週間ほど練習を抑えたんですけど、この週に近づくにつれて、痛みがなくなってきたので、きょうは問題なく走れました。

――この前も、1500メートルで自己ベストでしたが、関カレ(関東学生対校選手権)では2種目ということでしょうか

 はい、2種目で狙っていきたいと思います。

――現在、調子がいいように感じられますが、その要因というのはありますか

 大学に入ってきて、今一番練習が継続して積めていると思うので、ヒザは痛めてしまいましたが、しっかり治して練習が継続できるようにしていきたいと思います。

西久保達也(スポ3=埼玉・聖望学園)

――レースを振り返っていかがでしたか

きょうはベストを狙っていた試合でした。ベスト自体は先程見た限りは出ていたのですが、ただやっぱり、47(秒台)に乗せたかったというか。それで自信をつけたかったというのがあるので。80点くらいですかね、レース的には。

――先程、課題の面で持久力を挙げていらっしゃいましたが

やっぱり、2周目、最後の直線のところで結構身体がキツくなってしまったので、そこのところをもっと楽に走るためには、やはり少し長めのスプリントだったり持久力だったりというのが必要になるのかな、と思います。でもあと、水戸(水戸招待陸上)にも出るので、そこを修正して臨みたいと思います。まぁ、関東インカレ(関東学生対校選手権)まで2、3週間あるので、その間にどういう風にアプローチしていくか。やはり、ちょっと追い込んだアプローチというのが必要かな、と感じました。

――今シーズン初の大きな試合でしたが、いかがでしたか

こういった大きな大会というのは初めてだったので、以前に比べると少し緊張というか少し浮ついてしまったな、という感じはしますが、やはり昨年に比べれば全然タイムとしても良いですし、仕上がりとしては悪くはないと思います。これからどんどんこういった試合が増えてくると思うのですが、その中で戦う感触というのはつかめたかな、と思います。

――このレースまで練習はきちんと積めましたか

六大学対校(東京六大学対校)があってから、そこからはずっと基本的な練習をする期間として自分の中で決めていました。その中で一応思ったような練習が割とできていて、消化状況としては悪くないと思います。あとはやはり、今回のレースを通して感じられた試合の感じを通して、次はどこが駄目だったのかというのを今後の練習で詰めていければな、と思います。

――シーズンの目標を教えてください

今年は関カレ優勝、全カレ(全日本学生対校選手権)優勝というのが、タイトルとしてはそこを目指していて。タイム的には、6秒(46秒台)を出せたらな、と思っているので。まずはその前に7秒(47秒台)をしっかりと出していくというのが大事だと思うので、そうやっていきたいと思います。

小山佳奈(スポ2=神奈川・市橘)

――きょうの目標記録はありましたか

それはユニバ(ユニバーシアード競技大会)の標準の57秒20です。それと優勝を目標にしていました。

――前半から先頭の方でレースを進めていましたが、それに関してはいかがですか

今回の課題として前半から攻めていくというのがあったので、その面に関しては結構うまくはまったのかなと思います。前半はまったというのも足の切り替えがうまくいったので。それで前半速く見えたというのもあるかもしれません。

――きょうの試合を振り返って

昨年の前半シーズンは全然(記録が)出なかったので、ここに合わせるように調節して。レースに関しては、きょう先生から言われた課題と、きょう走って自分で考えてみたら結構合致するところがあったので、そこに関してはよかったかなと思います。

――それはどのようなところでしょうか

切り替えの部分なんですけど、逆足にするときに、もも上げのような意識を出してみろと言われて。それが出せたので。切り替えがうまくいきました。

――まだベストな状態ではないのでしょうか

はい。ベストな状態ではないです。

――ではどのあたりが

まだ体重も全然落ちていませんし、体もまだ夏の状態にはなっていないので、速い動きなども出来ないんですけど、でも昨シーズンと比べたら体の動きは速められているかなというふうには思います。

――今シーズンの目標は

とりあえず大阪(木南記念)が次にあるので、そこで優勝と、57秒20の来年のユニバの標準も切りたいので、全体の大きな目標としては56秒台を出すことなんですけど、まずはユニバの記録を頭に入れて今シーズンやっていきたいと思います。

――木南記念の次は関カレ(関東学生対校選手権)だと思いますが、関カレでの目標はありますか

得点を稼ぐという点で、400、ヨンパー(400メートル障害)で優勝するのが目標なのと、マイル(4✕400メートルリレー)も優勝して早稲田記録を出すことが目標なので、まずはヨンパーでは必ず優勝して、それにタイムが付いてくればいいかなと思っています。

関本萌香(スポ1=秋田・大館鳳鳴)・村上夏美(スポ1=千葉・成田)

――レースを振り返っていかがですか

村上 始めは16歩で2台目にいくつもりでしたが、15歩で3台目も入ったので初めてやった16歩の逆足飛びが、スムーズに入れて。4台目のところで逆足を入れたのが良かったのかなと思います。そのまま、前半はスピードが出たのでよかったんですけど、後半は少し垂れてしまって。切り替えるところがうまくできなかったかなと思います。

関本 きょうが初戦だったのでレースの感覚を思い出すのと、初戦でも大きい大会に出させていただいているので、しっかりと自分の走りができたらと思って挑んだんですが、自分は外側で誰も見ずに走っていたので本当に自分のリズムだけで前半は刻めました。16歩に切り替えるときも思っていたよりもうまくできて、いつもは前半で力を使ってしまうんですが、少し余裕を残してできました。途中で内側のレーンの人たちに抜かされて残り100メートルは前の人たちが見えていたので最後のところは自分の歩数とかではなく、「追いつけ」と思っていて必死でした。ラストだけは自分の思っていたようにはいけなかったんですが、それでも最後は落ちなかったのでそれが一番良かったです。タイムも初戦にも関わらず、昨年のシーズンベストよりも良かったのできょうは満足しています。

――お二人とも満足されていますか

村上 シーズンの始めとしては、いいかなとは思います。

関本 細かいことを考えると課題はありますが、タイムも良かったので。

村上 今日で日本選手権の標準記録も切ったので。

――村上さんはエンジのユニフォームというのは初めてでした

村上 着れて良かったです。

――緊張しましたか

村上 緊張しました。

関本 大きい舞台で400メートルハードルを走ることが久々だったので、感覚を若干忘れてしまっていて。すごく緊張しました。

――次の大会は関カレ(関東学生対校選手権)でしょうか。そちらの目標はありますか

村上 今回のレースは直前にレース展開を決めたので、そこの点を改善していって、関東インカレへの練習をしていきたいと思います。

関本 これが初戦ということでこれからレースを積んでいくとどんどんと改善していけると思うので、細かいロスを無くしていく練習と、後半走れるように体力作りを中心に練習していきたいと思います。