庭球部

2018.05.03

関東学生トーナメント 5月2日 東京・有明テニスの森ほか

インカレ本直者続々決定!シングルスベスト16が出そろう

 関東学生トーナメント(春関)は本戦3日目を迎えた。シングルスにおいて男子は上位29人、女子は上位31人に8月に岐阜で開催される全日本学生選手権(インカレ)本戦出場権が与えられる今大会。4回戦に進出すればインカレ本直を確実なものとすることができるため、きょうはそれぞれ岐阜への切符をかけたし烈な争いが繰り広げられた。男子シングルス3回戦では坂井勇仁主将(スポ4=大阪・清風)が敗退するなど波乱もあったが、同士打ちを制した古田伊蕗副将(スポ4=静岡・浜松市立)、小林雅哉(スポ3=千葉・東京学館浦安)ら6人がベスト16入り。女子シングルスでは大矢希女子主将(スポ4=愛知・名古屋経大高蔵)ら4人が3回戦を突破した。また、男女ダブルス2回戦も行われたが、多くの試合が試合時間の関係で順延に。雨の影響もあり今後はタイトな試合スケジュールが予想されるが、集中力を切らさず、春の王座へ上り詰めてほしい。

★島袋は苦しみながらも天敵を撃破!

島袋は攻め続け接戦をものにした

 ディフェンディングチャンピオンの島袋将(スポ3=三重・四日市工)がシングルス3回戦に登場。1年時の春関、さらには昨年の関東大学リーグでも敗れている前崎直哉(法大4年)との一戦に臨んだ。「プレー的に苦手としているタイプ」(島袋)と語るように、序盤からバックハンドスライスなどで深くラリーをつないでくる相手に先にミスをする場面も目立つ。それでも要所では力強いショットでエースを奪い、ファーストセットは6-4で奪った。しかし、セカンドセットになっても相手はしぶとくプレーを変えず、徐々に相手のペースに飲み込まれてしまう。サーブミスなどもありこのセットを5-7で落とし、ファイナルセットに突入した。すでに試合時間は2時間半を超え、二人の疲労はピークに達していたが、ラリー戦の末3-1で迎えた第5ゲームを奪いリードを広げる。最後は島袋が気力で上回り、6-2と突き放した。「最終的に我慢して勝つことができたのが一番」(島袋)。昨年は1セットも落とさない圧倒的な強さを見せた島袋だが、今年はケガ明けであることもあり苦しみながらのテニスが続いている。それでも、「優勝しないといけないと思っている」(島袋)とあくまで強気な姿勢は崩さない。早大のエース、そして学生テニス界のエースとして走り続ける島袋。苦しんだその先に、連覇の二文字が見えてくるはずだ。

(記事 松澤勇人、写真 斉藤俊幸)

★安上は大接戦を制し、ベスト16入り!

ネットプレーでポイントを奪いガッツポーズを見せる安上

 3時間を超える大熱戦だった。安上昂志(スポ3=福岡・柳川)は慶大の山﨑瑛二(4年)と対戦。相手は安上と同じくネットプレーが得意な選手で、試合は序盤から激しい攻め合いとなった。ファーストセットは安上のペースで試合が進み6-3で奪ったが、セカンドセットは一転、相手に主導権を握られる。3-6でセットを取り返され、勝負の行方はファイナルセットに持ち越された。お互いに疲労の色も見え始めたが安上は、「自分のできるプレーを貫いた」と積極的に前に出てポイントを狙い続ける。しかし、相手の好プレーにも阻まれ、4-5の0-40と相手に3本のマッチポイントを許した。それでも「諦めなかったらチャンスはくる」と信じた安上はこの窮地をしのぎ切り、ブレークに成功。そのまま突入したタイブレークでは勢いに乗った安上のネットプレーがさく裂し、連続ポイント。逆境をはねのけ、フルセットの接戦をものにした。昨年に続きベスト16に名を連ねたが、安上は、「目標はベスト4」とさらに上を見据えている。次戦の相手は坂井主将を下した小見山僚(法大4年)。持ち前の『攻めのテニス』で主将の敵討ちを果たしてほしい。

(記事 松澤勇人、写真 斉藤俊幸)

★女子勢も順当な勝ち上がりを見せる!

同級生対決を制した清水(左)

 根岸会場で行われた女子シングルスでは清水映里(スポ2=埼玉・山村学園)と下地奈緒(社2=沖縄尚学)が対戦した。今大会ダブルスを組む同学年の二人。互いに一歩も譲らない攻防が繰り広げられる。第1セットは清水がタイブレークを制し先取。このまま流れを握るかと思われたが、第2セットは下地が意地を見せ、なんとストレートで取り返す。最終セットも二人の鋭いストロークは衰えない。紙一重のラリーが続く中、最後は清水が3時間を超える熱戦を制した。シングルスでは他会場も含め、計4選手が4回戦へと駒を進めた。

 女子ダブルスには昨年のこの大会でベスト4に進出した剣持梓(社2=東京・早実)・森川菜花(社2=山口・野田学園)組が登場。危なげない試合運びでストレート勝利を収めた。シングルスでの熱戦から間もなく登場した清水・下地組、2月の関東学生新進選手権で優勝した藤原早気(社2=大阪・城南学園)・米原さくら(スポ2=埼玉・秀明英光)組も2回戦を突破。疲れも溜まってくる頃ではあるが、頂点へ向けて突き進んでいきたい。

(記事、写真 吉田優)

結果

▽男子シングルス2回戦

●木元風哉3-6、2-6川橋勇太(筑波大)


▽男子シングルス3回戦

●坂井勇仁主将6-7(5)、5-7小見山僚(法大)

〇古田伊蕗副将6-0、6-0佐藤祥次

●齋藤聖真6-4、6-7(4)、2-6中村進之介(慶大)

〇小林雅哉7-6(5)、6-3古賀大貴

〇島袋将6-4、5-7、6-2前崎直哉(法大)

〇髙村佑樹6-4、3-6、6-4鈴木保貴(法大)

〇安上昂志6-3、3-6、7-6(4)山﨑瑛二(慶大)

〇田中優之介6-2、6-4平山浩大(慶大)


▽男子ダブルス2回戦

●町田亮副将・樋口廣太郎3-6、5-7佐々木健吾・成耀韓(慶大)

●佐藤祥次・武藤洸希2-6、2-6加藤彰馬・吉田慎(亜大)

●島袋将・千頭昇平1-6(RET)福田和雅・大石卓和(日大)

〇髙村佑樹・木元風哉6-2、6-3本城和貴・池添克哉(明大)


▽女子シングルス2回戦

〇大矢希女子主将7-6(5)、6-2竹本琴乃(明大)


▽女子シングルス3回戦

〇大矢希女子主将6-3、6-0岩井真優(筑波大)

〇上唯希副将6-3、6-3松本安莉(山学大)

〇辻紘子7-5、3-6、6-3金山晴菜(明大)

●大河真由3-6、6-1、3-6竹内あやか(法大)

●倉持美穂4-6、1-6牛島里咲(筑波大)

〇清水映里7-6(6)、0-6、6-3下地奈緒


▽女子ダブルス2回戦

〇剱持梓・森川菜花6-1、6-3吉田百花・吉田明日香(明大)

〇清水映里・下地奈緒6-2、7-6(2)古川真実・森島優(駒大)

〇藤原早気・米原さくら6-2、6-3野田凪葉・柿澤明里(日大)


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コメント

坂井勇仁主将(スポ4=大阪・清風)

――今大会シングルスにはどのような目標で臨んでいましたか

シングルスは不甲斐ない結果に終わってしまったんですけど、毎年シングルスで結果が残せていないので、ベスト16、8に向けて一戦一戦頑張っていこうと決めていたんですけど、きょうはプレーの波が激しすぎてそれを修正し切れずにずるずる行ってしまいました。そこを相手にうまくつけ込まれてしまったと思います。

――ファーストセットはタイブレークの末落としてしまいましたが、ダメージはありましたか

きのうもファイナルセットまでやっていたので、ファースト落としてセカンド1-4でも巻き返すチャンスはあると思っていました。1-4から追いつけたんですけど、追いついてからきっちりできてなかったですね。あとはもう少し粘り強さを出していきたかったんです。ITFの大会とかでプロ相手に勝てたり結果を出せてきた中でこの結果なので、残念ですね。

――ダブルスはどんな目標で臨んでいますか

まずはインカレをしっかり決めて、そこからは周りも強くなってくるので、一戦一戦戦ってしっかり実力を出し切れば結果はついてくると思っています。

――明日以降への意気込みをお願いします

リードした場面からですけど、相手もうまい選手なので、気を引き締めて出だしから全開でしっかりいきたいと思います。

島袋将(スポ3=三重・四日市工)

――今までに2回敗戦経験のある相手との試合でしたがご自身の出来はいかがでしたか

長い試合になるだろうなと試合前から思ってはいたのですがまさかの3時間超えるとは思っていませんでした。試合自体は良くは無かったのですが最終的に我慢して勝つことが出来たというのが一番ですね。

――苦手にしている相手との試合でしたが何か意識はされていましたか

それはありますね。プレータイプ的に苦手にしているタイプなので。でもそれをネガティブに捉えることなく、そういうプレースタイルの相手に対して如何にして自分のテニスをすれば勝てるのかということを考えながらプレーできたので、これからも色々なタイプの選手がいるので対応できるようにしていければと思います。その中で勝てたのは収穫です。

――試合全体を振り返ってみていかがですか

序盤から思い通りのテニスは出来ていなかったので、いつもよりもペースを落としてプレーしたのですが、向こうもすごくいいプレーをしてきてセットオールという形で最終的には向こうの体力や集中力が切れたところがあったのでそこに助けられたという面もありました。また、最後ファイナルセットの3-1から4-1になんとか取りきれたという所が試合全体で一番大きかったと思います。

――思い通りのテニスが出来なかったというのはケガからの復帰戦ということもあったのでしょうか

第一シードということでみんなが立ち向かってくる中で、それを跳ね返すようなエネルギーというのが必要で、あまりそういうのは試合前に感じることは無いのですが試合中でやはり感じる部分はあるので、今大会は普段よりそういった緊張感などは大きいです。

――怪我の方の状態はいかがですか

もう問題ないですね。

――今大会の目標を教えて下さい

それは優勝ですね。自分にプレッシャーかける訳ではないのですが、しないといけないと思っているので1試合1試合相手をちゃんと全力で叩いて勝っていけたらと思います。

――次の試合に向けての意気込みをお願いします

次の試合は早慶対決ということになるのですが、いつもと変わらずに自分のテニスをしっかりして我慢するときはしっかりとできる試合にしたいです。そのためにきょうしっかり休んで万全の状態で臨みたいと思います。

安上昂志(スポ3=福岡・柳川)

――3時間超えの大接戦を制しました。勝利の瞬間はどんな気持ちでしたか

いやーとにかくめっちゃうれしかったですね。

――ファイナルセットは疲れも見えましたが、どんなことを意識していましたか

ファイナルセットは結構流れが悪くて、相手がすごく積極的にきていたんですけど、自分自身でやることをしっかり決めて、自分ができるプレーは前に出てポイント取るってことなんで、それを貫いてできるだけネットに出ようと思ってプレーしていました。でもリターンゲームでは後ろでプレーしてしまって相手に先に前に出られたりした場面もあったので、そこでリターンゲームでも積極的に出れてればよかったかなとは思います。

――ファイナルセットのタイブレークでは流れをつかむことができましたね

ファイナル5-6の相手サーブで、そこでいいプレーができてタイブレークに入れたので、流れというか自分の気持ちも乗っていて、相手が少し退いている部分もあったので、そこでどんどん前に出てプレッシャーをかけられたのがよかったかなと思います。最初にリードできたので、後半そのまま差をつけられたと思います。

――今大会シングルスでの目標は

ベスト4です。

――次戦への意気込みをお願いします

坂井さんとやると思ってたんですけど、負けてしまったので、相手は坂井さんを倒したほどに強い選手だと思うので、チャレンジャー精神でいきたいと思います。きょうも4-5の0-40から逆転できましたし、諦めなかったらチャンスはくると思うので、最後までファイトできればいいなと思います。

――ダブルスはスーパータイブレークが明日へ持ち越しとなりましたが、そちらの意気込みもお願いします

セカンドセットで流れをつかめたので、明日はで出出しから声出して、スーパータイブレークは得意ですし、周りのみんなもそう思ってるはずなので、その期待に応えられるように頑張ります。ダブルスはシードは高いですけど、チャレンジャーの気持ちを忘れず、頑張りたいと思います。