ソフトボール部

2018.04.30

第50回東京都大学連盟春季リーグ戦 4月29日 早大所沢キャンパスグラウンド

今季最終戦を勝利で飾れず、三連敗で終戦

東京都大学連盟春季リーグ戦
日体大
早 大
●杖子-実重
◇(二塁打)丹野

 澄み渡る快晴の下、早大は慣れ親しんだ早大所沢キャンパスグラウンドで東京都大学連盟春季リーグ戦(リーグ戦)の最終戦を迎えた。この日も先週に引き続き、全日本大学選抜のインドネシア遠征に伴い、川上卓也(スポ3=岡山・新見)を欠いての試合だ。一方日体大も、これの影響で10人もの主力が不在であった。試合前に早大のリーグ戦4位が確定していたが、昨年から目標としていた『打倒・日体大』を果たし、有終の美を飾りたいものだ。ところが、同点で迎えた最終回、ここまで6回2失点と粘りの投球を見せていた杖子量哉(スポ4=岡山・新見)が突如として日体大打線につかまった。味方の失策も重なり、この回4失点。そのまま黒星を喫した。試合の勝敗に関わらず順位が確定していた中での試合といえども、今後の全日本総合選手権東京都予選(全総予選)や全日本大学選手権二次予選(二次予選)に向けて不安の残る幕切れとなった。

 今季4試合中、実に3試合で先制に成功している早大。この日もまず流れをつかんだのは早大だった。きょう、今季初めて1番に座ったのは鳥岡健主将(スポ4=岡山・高梁)。4球目をはじき返した打球は鮮やかに中堅手の前へ。続く2番打者もエンタイトル二塁打でつないだ。そして打席に入るのは、先週の国士舘大戦で満塁本塁打を放ち、3番に抜てきされた石井智尋(スポ2=千葉敬愛)。3球目をきっちりと外野へ運び、これが犠飛となった。「先制して、中押し、ダメ押しと試合の主導権を握っていくのがうちの理想」(鳥岡)。文字通り、目指しているソフトボールを体現してくれた。ところが3回、杖子は逆転を許してしまう。先頭の7番打者に左前打を許すと、9番と2番にそれぞれ適時二塁打、適時三塁打を浴び、2点を失った。だが早大は、これで簡単に流れを渡さない。直後の攻撃、この回先頭の丹野太郎(スポ3=兵庫・滝川学園)が二塁手のグラブをはじく安打で出塁すると、続く石井も連打で4番・前多悠登(人4=東京・小山台)に回した。これまでもたくさんの好機の場面で、チームの期待に応えてきた前多。この打席も甘い球を決して逃さず、適時打を放った。流れを絶対渡さない。そんな執念がこもった頼れる4番の同点打に、一塁側の早大ベンチは一気に沸いたのであった。

先制の本塁に滑り込む鳥岡

 同点に追い付いたものの、その後は膠着(こうちゃく)状態に。杖子と日体大・岡部樹滉(2年)の両投手が熱い投手戦を繰り広げた。しかし最終回、息の詰まる投手戦は突如として終わりを告げる。杖子が先頭打者を空振り三振に切って取り、迎えるは5番・関亘(スポ2=千葉敬愛)。高く舞い上がった打球は、フェンスを越えた。かのように見えたが、打球を追った左翼手がフェンスに激突し、打球と共に場外へ。グラウンドが騒然とする中、審判団の協議が行われた。結果、判定はまさかの二塁打。間一髪、勝ち越しを許さず、この回をゼロでしのぎたい早大。次打者を空振り三振に抑え、2死二塁。しかし、連敗中そして今季4位に沈んだ早大には、ここで踏ん張れる力がなかった。続く7番打者へのフルカウントからの6球目。打球は無上にも外野へ抜けていった。二塁走者が本塁へかえり、ついに均衡を破られてしまった。しかし、これだけでは終われなかった。守備の失策も絡み、この回4失点。拮抗(きっこう)した展開から一転、勝利を日体大の手に渡してしまった。

際どい判定で二塁打となり、ここから勝ち越しを許した

 リーグ戦4位。実に18年ぶりにBクラスへ沈み、全日本大学選手権への切符獲得を二次予選に持ち越してしまった。これが早大に突き付けられた現実だ。今季早大が負けた試合はどれも、序盤に点数を取ることができたものの、勝利を確実にする追加点をなかなか奪えていない。そうこう打ちあぐねているうちに相手を流れに乗らせてしまい、終盤で逆転を許す。試合中盤から終盤にかけての打線のつながりが課題となったリーグ戦であった。二次予選は絶対に負けられないが、まずその前にあるのは全総予選。打線のつながりを再び取り戻し、リーグ戦の悔しさを払拭(ふっしょく)したい。

(記事 石﨑 開、写真 望月優樹)

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コメント

鳥岡健主将(スポ4=岡山・高梁)

――試合前にリーグ戦の順位が4位と決まった状態での試合となりましたが、気持ちのつくり方は難しかったですか

今までのリーグ戦の結果が出ちゃったということは、それはもう受け止めるしかないので。とにかく目の前の試合を勝つということを目指して今週ずっとやってきたので、そこはあまり、「4位だから……」ということはなく試合に臨めましたね。

――実際の本日の試合を振り返っていかがですか

向こうもアジア選手権でメンバーがいなかったり、こっちもまあ一人川上(卓也、スポ3=岡山・新見)がいなかったりはしたんですけど。チャンスのつくり方っていうところはリーグを通して(この試合が)一番良かったとは思うんですけど。やっぱり最後、大量得点にしなきゃいけないところでフライ、三振で(流れが)切れたりってところが一つ課題だったと思うので。押し込みきれなかったっていうところが課題だと思います。

――試合の流れの中で、早大はベンチの雰囲気のつくり方がとても上手いチームであるという印象を受けました。特別に意識していることなどはあるのですか

ちょっと最近負けがこんで、雰囲気も課題だったので。やっぱり意識的に、特にベンチの人が守備のときワンプレーワンプレー盛り上げてくれましたし。攻撃に関しては『勝負所』というものは来るものなので、そういうときにベンチの雰囲気も含めてバッと押し込めないと駄目なので。きょうはその雰囲気に関しては良かったかなと思いますし、それがワセダの一つの特色だと思うので、今後も続けていきたいなと思います。

――前回までと打順が大きく変わった中での試合でしたが、その狙いと結果に対する手ごたえを教えてください

考え方をちょっと変えて、ダブルクリーンアップのような感じで上位と下位にそれぞれポイントゲッターを置いたイメージだったんですけど。結局軸として、つなぐということは変わらないので、結果としてチャンスをつくれたという点は良かったのかな、と思うんですけど。そこのあたりは、また川上が帰ってきたり、他の人の調子が上がってくればまた打順に関しては変わってくると思うので。まあ、かたちとしてはそんなに悪くはなかったと思います。

――リーグ戦を通して、先制してから中押し点を奪えずに逆転を喫する場面が多く見受けられました。そこの修正方法などはすでにお考えですか

僕らの目指している攻撃は、1点先制してそれを守りきるという戦い方じゃないので。先制して、中押し、ダメ押し、あわよくば先制から大量得点で試合を決めるところを目指しているので、やっぱり流れを止めないバッティングとか、アウトになるとしても、ランナーを進めてアウトになるとか。ヒットが出るのが一番なんですけど、そういうつなぎ方はもっともっと目指していかなきゃいけないと思います。