弓道部

2018.04.30

法大定期戦 4月29日 神奈川・法大弓道場

強豪相手に完敗も、実りある試合に

 新体制の幕明けから早1か月、日々練習を重ねている早大。5月半ばまでは各校との定期戦が多い中、この日は法大との試合に臨んだ。法大は昨年度王座(全日本学生王座決定戦)を過去最高的中で制しただけに、まさに歴代最強の実力校であるといえる。ことしも多くの戦力が残る法大に、意地をみせたい早大であったが、力及ばず126-147。王者の強さを痛感することとなった。

崩れることなく的中を重ねた壱ノ立

 「自分たちの実力が現状足りてない部分がある」(渡邊顕士主将、社4=東京・日体荏原)。その言葉通り、1立目から法大のレベルの高さを見せつけられた。法大先攻で始まったこの試合。壱ノ立では14-12と僅かなリードを許していただけであったが、法大の弐ノ立はいきなり16射16中をマーク。対して早大は11中と大きく出遅れてしまう。しかしその後は立て直し、安定して的中を重ねた早大であったが、少しの隙も与えず皆中を連発する法大に、的中差は開くばかり。最後までその差を詰めることはできず、大差で敗れることとなった。

 今回の試合で20射18中以上の的中を出したのは、皆中の宮川晃弥(スポ1=茨城・清真学園)ほか2人に対して、法大は倍の6人。したがって、今後の試合で勝ち切るには個々の更なる技術の向上が不可欠である。特に主力である3、4年生が一貫して高的中を維持できるかがカギになるだろう。

3立目で16射15中の高的中を出した弐ノ立

 この1か月で日大、法大と一部校との2試合を終えた早大。どちらも勝利することはできずに終わったが、強豪相手と戦うことで学ぶことは多かっただろう。昨年度の試合では、なかなか練習通りに弓を引けず、実力を発揮できずに終わってしまうと振り返ることが多かった中で、今季は本番でも本来の力を発揮できるようになりつつある。確実に成長を遂げていると言えるだろう。負けたとはいえ、まだシーズンは明けたばかりだ。悔しさを糧に、2週間後に控える慶大との戦いに期待したい。

(記事・写真 秦絵里香)

結果

初立

大前  牧山千莉(スポ3=千葉) 20射18中

弐的  阿部悠理(教2=宮城・仙台一) 20射16中

落前  竹沢剛(社4=北海道・札幌第一)  8射 4中

渡邊顕士(社4=東京・日体荏原) 12射 8中

落    幸明千尋(スポ4=東京・城北) 20射18中

弐ノ立

大前  宮川晃弥(スポ1=茨城・清真学園) 20射皆中

弐的 西原剛志(スポ3=東京・城北) 16射10中

小澤竜介(教3=静岡・韮山)  4射 2中

落前 黄楊翔平(法3=神奈川・山手学院) 20射15中

落  志岐伊織(スポ4=群馬・前橋西) 20射15中

●早大126-147法大

コメント

渡邊顕士主将(社4=東京・日体荏原)

――きょうの試合を振り返っていかがですか

 自分たちの実力が現状足りてない部分があると思うので、力不足がこのような結果になったと思います。ですが、練習と試合の差がそんなに大きく開いていないので現状伸ばせる余地はあると思います。

――主将になっていかがですか

 主将になったことは事実としてあるのですが、自分の中では各学年のトップとしてやってきたことを引き続けて行っていて、それがただ主将という役職なだけですので、やることは変わらずいい雰囲気で進められていければいいなと思っています。

――今回の選手選考について教えてください

 本日はこの試合だけでなく、2軍戦が開かれているので、そちらの方でも力を分けてはいるのですが、きょう来ている10人の中でもベストな的中が出せるように采配をするようにしていました。

――1年生の宮川晃弥(スポ1=茨城・清真学園)選手を大前にするのは大胆な采配であるように感じましたが

 早大の伝統として、勢いのある1年生を大前として置いて、場慣れであったり、早大の空気に慣れるように采配をしているので、大胆というよりは従来からやっていることを続けている感じです。

――先週の中大戦では、早大での試合で137中を出されていましたが、会場が違うことで違和感などはあるのでしょうか

 そういうことは特にはないので、ただ選手一人一人の波が出てしまったなという感じです。

――チームや個人としての課題はありますか

 やはり射術の面で言うと、伸び合いと強い離れが早大の課題だと思っていますので、射術全体としてはそこまで差はないと思うのですが、伸び合いと離れの部分が他学との大きな差だと思うので、そこを課題として改善していきたいと思っています。個人としてもそこが課題であると思っています。

――今後の目標について教えてください

 今シーズンから真摯(しんし)というものを掲げていまして、自分たちの実力をしっかりと見定めて、地に足をつけた状態で目標に向かっていくこと、を意識しているので、まずは浮足立たずに着実に一歩一歩進んでいきたいと思います。