準硬式野球部

2018.04.29

4月28日 東京六大学春季リーグ戦 東京・ネッツ多摩昭島スタジアム

江藤が9回完投。竹本が勝ち越しのホームを踏み、そのまま勝利/東大1回戦

東大1回戦
東大

早大
(早)◯江藤-吉田

 季節を間違えているのではないかというくらい、すっかり暑くなってしまった4月最終週。きょうは、先日慶大相手に6季ぶりの勝利を収めた東大と対戦した。池田訓久監督(昭60教卒=静岡・浜松商)が「ここまで非常にいい試合をしてきている」と話す東大相手に苦戦。選手たちは簡単に勝てる相手ではないだろうと思い臨んだと言うが、その通りなかなか相手投手を打ち崩すことはできなかった。また、この日先発の江藤健太(教3=早稲田佐賀)は「自分のピッチングができなかった」と振り返ったように、ほぼ毎回走者を出す苦しい投球になったが、試合中に自ら修正。9回を自責点無しで投げ切り、勝利投手となった。

  江藤は初回から満塁の危機を背負ったが、後続の打者を抑え、無失点で切り抜ける。その後の2回、3回は三者凡退に抑えたものの、4回に中堅手の失策で走者を出すと、続く打者の四球、犠打の間に三塁まで進塁されてしまう。そして、左翼への犠飛で得点を許してしまった。野手の失策により出してしまった走者であるので自責点にはならないが、早大が先制した直後の回であったので、何とか粘りたい場面であった。しかし、この試合の失点はこの1点だけ。「相手と戦わずに自分と戦っていた」と自らの投球を反省した江藤であったが、慶大相手に二桁得点をするなど、今季好調の東大打線を見事抑えた。課題とされていた3巡目の投球も、失点をすることなく切り抜けることに成功。次は完封勝利に期待したい。

9回完投の江藤。このまま投手陣の柱となれるか

 一方の打線は、きょう13残塁を記録。今季好調の永井隆太(スポ4=石川・七尾) が「簡単に打てるピッチャーではなかった」というように、難しい投手であったのだろうが、打撃がウリの今年の早大としては少し寂しい結果だ。この試合で、出た適時打は永井の先制打一本のみ。池田監督は東大投手の速い牽制などを挙げ、「いろんな意味で東大が研究してきている」と話す。あすも少し厳しい戦いになるかもしれないが、ここは意地を見せたい。

 自身東京六大学春季リーグ戦(春季リーグ戦)初の安打を放つ竹本周平(人2=鳥取・米子東)

 先日桜が咲いたと思っていたのに、早いものでもうすぐ5月。早大準硬式野球部も新入部員を迎える時期となった。きょうは昨年の今頃初めてWASEDAのユニホームに袖を通したであろう、竹本が春季リーグ戦に初出場。「試合に臨むにあたって自信をつけるための練習はしてきた」という昨秋の木村杯新人戦のヒーローは、この半年で大きく成長。監督も期待を寄せている。この日は勝ち越しのホームを踏み、チームの勝利に貢献した。きょうは正三塁手の今駒顕二郎(教4=東京・早大学院)がこのカードを教育実習で離れているため回ってきた出番だが、これを皮切りに出場機会を増やしていきたい。上級生主体の今年のチームであるが、同期で出場している投手の福川千明(スポ2=兵庫・白陵)らとともに、来年、再来年ではなく今の早大の主役に成長していけるか。下級生からも目が離せない。

 

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(記事 金澤麻由、写真 今山和々子 )

コメント

池田訓久監督(昭60教卒=静岡・浜松商)

――きょうの試合を振り返っていかがでしたか

いや、まず一言、勝ててよかったな、という。それに尽きますね。東京大学がここまで非常にいい試合をしているんですよ。法政に3-4、それは負けましたけれども、慶応に一勝しているんですよね。そういうことを考えると、そう簡単にはいかないかな、という思いはあったのですが、やっぱり想像以上にいろんな意味で東大が研究してきている、というのは感じましたね。勝つことができて本当に良かったです。

――昨季からの東大の変化というのは何だとお考えでしょうか

これは想像なのですが、データを色々と取りながら、確認をしながらやっているのではないか、と。特にピッチャーの牽制がすごく速かったり、というのがあったので。きょうは積極的に走っていこうという指示を出したのですが、いきなり森田(達貴、スポ4=埼玉・県浦和)がアウトになってしまいましたし、その後の牽制などを見ていると、非常に今までにないスピード感を感じました。その辺を自分たちが何を補って行かなければならないのか、六大学の中で勝つためには何をしなければいけないのか、というところをしっかり研究しながら、取り組んでる、向かってきているな、というのは感じましたね。

――大事なところでなかなか一本が出ずに、13残塁という結果でしたが、いかがでしたか

これはもう、大いなる反省材料ですね。やっぱり、相手が嫌がるような野球、例えばランナーがいる時に、フライを上げたら捕られて終わりなので、それは守っている方にとっては一番ありがたい。ですけど、そこでゴロになったりだとか、強い打球がいくことによって、エラーが生まれるかもしれない。そういう相手方嫌がるような野球をできなかったという点で、その13残塁というのはその残塁数よりも中身ですよね、そこが非常に反省すべき点であったと感じますね。

――7回裏の高木寛人(基理4=東京・早実)の打席でのあの判定は何だったのでしょうか

あれはインターフェアですね。打撃妨害です。ミットにあたったので。あればラッキーでしたね。

――きょう今駒選手がベンチ外でしたが

きょうは教育実習の関係で、前々から出られないことは決まっていました。それで竹本にしっかりと準備しておけ、と。今週一週間は準備していたはずです。彼は(昨年秋の)新人戦(木村杯新人戦)でも活躍していて、期待はしていました。初めての公式戦、リーグ戦というところでは、良くやってくれた方だと思います。

永井隆太(スポ4=石川・七尾)

――きょうの試合を振り返っていかがでしたか

特別相手が東大だからと意識しているわけではなくて、本当にいつも通り僕たちの野球をやるとい中で、試合が始まったのですが、予想以上に緊迫した投手戦になって、展開的にはそこまで楽ではなかったんですけど、少ないチャンスをものにするっていうのと、あとすごくピッチャーが頑張っていたので、野手陣は打つ方で頑張ろうということで、試合をつくっていきました。

――ご自身の先制適時打を振り返っていかがでしたか

そこまで簡単に打てるピッチャーではなくて、チャンスが自分のところで回ってきたので、つなげるバッティングを意識して、その結果完ぺきな当たりではなかったんですけど、内野手の間を抜けることができてと思います。

――きょうの13残塁については

結構あと1歩というところで内野フライを上げてしまったりだとか、三振だったりだとか、厳しい状況かなと思うのですが、それはそこまで気にせずに、明日から切り替えてやっていけばいいのかなとチームではなっています。

――東大の二人目の投手は投げ方にクセがありましたが

正直打ちづらいなと思いました。僕は足を上げるバッターなんですけど、足を上げるタイミングが取りにくくて。僕の中では苦手意識が少し芽生えました。

――この先のリーグ戦どう戦っていきたいですか

明日も厳しい戦いになると思うのですが、一戦一勝で、チーム全員で総力戦で頑張っていこうと思います。

江藤健太(教3=早稲田佐賀)

――きょうの試合を振り返っていかがでしたか

初回から塁にランナーを出していて、ボールもなかなかストライクが入っていなくて、自分のピッチングがちゃんとできていなかったかな、と思います。その中で、試合中に修正して、結果的に勝つことができて良かったと思います。

――完投されましたが、いかがでしたか

完投は意識していなかったのですが、とにかく1回1回をしっかりと投げ切ろうという思いで投げて、その結果、完投という結果になったのだと思います。

――途中、満塁のピンチもありましたが

ランナーを出しすぎていて覚えてないです。全体的にランナーを常にだしていて、言い方は悪いのですが、相手と戦わずに自分と戦っていたので、それは少し反省ですね。

――先週から先発をされていますが、長い回を投げることについてはいかがですか

そうですね、元々高校では先発をやっていたので、戸惑いみたいなのはなかったのですが、春の関東大会(関東地区大学選手権)までは中継ぎと言われていたので(少し驚きました)。でも、それは関係ないですね。先発を任せてもらっているという責任を感じながら投げています。

――来週以降に向けて意気込みをお願いします

次の慶応戦までにきょうの反省を、空き週もあるのでしっかりと潰していって、慶応戦では自分のベストピッチングができるようにしたいです。

竹本周平(人2=鳥取・米子東)

――きょうの試合を振り返っていかがでしたか

意外と接戦だったので、初めてのスタメンだったんですけど、チームに貢献できるように心がけました。

――リーグ戦初出場でした。スタメンはいつ決まりましたか

きのうの夜に決まりました。

――スタメンでの出場を聞いたときはどうでしたか

優勝争いがかかっているので、チームに貢献できるようにと思いました。

――初安打はいかがでしたか

追い込まれていたので、しっかり粘って出塁できるようにしました。自分のバッティングではなかったんですけど、成果になってよかったです。

――7回裏で登板した相手の投手は独特なフォームでしたが

あれはベンチでタイミングが遅れないようにしっかり自分のタイミングで打つっていう指示があったので、特に惑わされることはなかったです。

――昨秋の新人戦では活躍されてましたが、あれから成長したことはありますか

試合に臨むにあたって自信をつけるための練習はたくさんしてきました。

――この先のリーグ戦に向けての意気込みをお願いします

先輩と一緒に全日(インカレ)に出場したいので、もう全勝するしかないのであしたも気を引き締めて、相手がどうだろうと自分たちの野球をしていきたいと思います。